参拾萬仮想大学

ゼータ関数

最終更新:

300000

- view
管理者のみ編集可
★ このページの記述は,すべて「解決! フェルマーの最終定理」を根拠としています。(今のところは)
★ このページは,まだ書き途中です。


1次のゼータ


リーマンのゼータ関数

+ ...
\zeta(s)=\sum_{n=1}^{\infty}n^{-s}=\prod_{p}\frac{1}{1-p^{-s}} (pは全ての素数をわたる)

ディレクレのL関数

+ ...
ある自然数Nに対して次の3条件を満たす対応\chiを考える。(この対応をディレクレ指標という。)
  1. a\equiv b \pmod{N} \Longrightarrow \chi(a)=\chi(b)
  2. \chi(ab) = \chi(a)\cdot\chi(b)
  3. aNが互いに素でない \Longleftrightarrow \chi(a)=0
このとき,次の関数L(\chi,s)ディレクレのL関数という。
L(\chi,s)=\sum_{n=1}^{\infty}\chi(n)\cdot n^{-s}=\prod_{p}\frac{1}{1-\chi(p)\cdot p^{-s}} (pNの約数とならない全ての素数をわたる)
  • これは「リーマンのゼータ関数」の拡張である。(ディレクレのL関数において,ディレクレ指標を「すべてのaに対し\chi(a)=1」とすれば,「リーマンのゼータ関数」となる。)

具体例:方程式x^2=3のゼータ関数

+ ...
\alpha_p=\left(\frac{3}{p}\right) (ただし \left(\frac{a}{p}\right) は平方剰余記号またはルジャンドル記号,Wikipedia 参照)とするとき,
F(s)=\prod_{p}\frac{1}{1-\alpha_p\cdot p^{-s}} (pは2,3以外のすべての素数をわたる)
  • これは,ディレクレのL関数において,ディレクレ指標を次のようにしたものである。
    • a\equiv 1または11\pmod{12} のとき \chi(a)=1
    • a\equiv 5または7\pmod{12} のとき \chi(a)=-1
    • それ以外のとき \chi(a)=0

2次のゼータ


上半平面上の保型形式 f(z)=\sum_{n=0}^{\infty}a_n e^{2\pi inz} のゼータ関数

+ ...
保型形式fの重みをkとするとき,
L(f,s)=\sum_{n=1}^{\infty}a_{n}\cdot n^{-s}=\prod_{p}\frac{1}{1-a_p\cdot p^{-s}+p^{k-1-2s}}  (pはすべての素数をわたる)
  • 上半平面上の保型形式 f(z)=\sum_{n=0}^{\infty}a_n e^{2\pi inz} のゼータ関数は,多くの場合に存在するが,必ず存在するわけではない。

楕円曲線 y^2=ax^3+bx^2+cx+dabcd\in\mathbb{Z})のゼータ関数

+ ...
0\leq x<p0\leq y<p である整数の組(x,y)のうち,
y^2\equiv ax^3+bx^2+cx+d \pmod{p} を満たすものの個数をN_pとする。
a_p=p-N_pとするとき,
F(s)=\prod_{p}\frac{1}{1-a_p\cdot p^{-s}+p^{1-2s}}  (pは悪い素数を除くすべての素数をわたる)

具体例:ラマヌジャンのゼータ関数

+ ...
等式 x\prod_{n=1}^{\infty}(1-x^{n})^{24}=\sum_{n=1}^{\infty}\tau(n)\cdot x^{n} で定義される対応\tauを考える。(\tau(n)は整数である。)
このとき,
F(s)=\sum_{n=1}^{\infty}\tau(n)\cdot n^{-s}=\prod_{p}\frac{1}{1-\tau(p)\cdot p^{-s}+p^{11-2s}}  (pは全ての素数をわたる)


誤りを見つけたらコメントとして記入してください。

コメント:
  • コメントは,こんな風に書き込まれます。 (2007-12-30 16:25:45)









★ 以下は広告です ★

記事メニュー
目安箱バナー