ヒロインがヤンデレのギャルゲみんなで作ろうぜ!

黒川さん

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
< 【back】 【next】 >

黒川さん



 俺の隣の席には黒川さんがいる。
 めがねでおさげ髪。
 わがクラスの学級委員長だ。
「な、なんですか藤宮くん」
「え?」
「私のことを見てらしたような…」
「あ、いや…」
 おっといかんな。うっかり凝視していたようだ。
「ちょっと向こうを見てただけだよ」
「そ、そうですよね、藤宮くんが私なんか見るわけないですよね…」
「そこまで言わなくても」
「いいんです…私なんて見る価値のない人間ですから…」
「いや…」
「いえ、私が人間として扱われるのも厚かましいですね…はは…」
 病的なまでに自分が嫌いらしい。


黒川さん



「委員長ってスポーツできるらしいね」
「え?」
 体育後、着替えも終わり、ほんのり上気した委員長に聞いてみた。
「友達から聞いたんだ。委員長って運動神経良いって」
「そんなことないですよ…」
「いやいや、女の子の中じゃかなり目立ってるって聞くよ」
「そんなことないです。私より運動神経の良い人はいますし」
「へえ。例えば?」
「C組の小金沢さんとか…」
「へえ、委員長より凄い女の子っているんだー?」
「…え、ええ?」
「ああ、おれの友達で伊万里って奴がいるんだけど、こいつも結構凄いんだよ」
「…へ、へえ」
「動きがもうパワフルだし、あいつは間違いなく原始人の血を引いてるね」
「ま、まあ私たちはみんな原始人の血を引いていると思いますが…」
「しっかし小金沢ってのが委員長より凄いのかあ」
「…」
「あれ?」



< 【back】 【next】 >

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー