原文
→黒川百合
(黒背景)
稔「委員長…好きだ。俺と…付き合って欲しい」
俯いたままの黒川に、俺は玉砕を覚悟した。
百合「…します」
稔「え?」
百合「お、お願いします!わ、私でよろしければ…その…」
稔「ほ、ほんとに!?」
百合「え、ええ…でも、委員長という呼称だけは改めていただいきたいんですが…」
稔「あ、ああもちろん!黒川…いや、ゆ、百合…」
百合「は、はい、藤…稔君」
――数ヵ月後
あ、あれ?俺なんで椅子に縛り付けられてるんだ?
百合!百合!どこにいるんだ!?助けてくれ!
百合「ここにいますよ。あなたはいくら言っても下等な人々と話す事を止めませんね。だから私の物にする事にします。大丈夫、ずっと一緒ですから」
百合は大きな裁ち鋏を俺目掛けて振り下ろした。
(黒背景)
稔「委員長…好きだ。俺と…付き合って欲しい」
俯いたままの黒川に、俺は玉砕を覚悟した。
百合「…します」
稔「え?」
百合「お、お願いします!わ、私でよろしければ…その…」
稔「ほ、ほんとに!?」
百合「え、ええ…でも、委員長という呼称だけは改めていただいきたいんですが…」
稔「あ、ああもちろん!黒川…いや、ゆ、百合…」
百合「は、はい、藤…稔君」
――数ヵ月後
あ、あれ?俺なんで椅子に縛り付けられてるんだ?
百合!百合!どこにいるんだ!?助けてくれ!
百合「ここにいますよ。あなたはいくら言っても下等な人々と話す事を止めませんね。だから私の物にする事にします。大丈夫、ずっと一緒ですから」
百合は大きな裁ち鋏を俺目掛けて振り下ろした。
稔「うわあ!」
いつの間にか少し眠ってしまったらしい。全く馬鹿馬鹿しい妄想をしてしまったもんだ。
委員長に対して失礼すぎるぞ。まったく。
俺は姿勢を正し、改めて寝る事にした。
稔「でも…なんだか妙にリアルな夢だったな…」
いつの間にか少し眠ってしまったらしい。全く馬鹿馬鹿しい妄想をしてしまったもんだ。
委員長に対して失礼すぎるぞ。まったく。
俺は姿勢を正し、改めて寝る事にした。
稔「でも…なんだか妙にリアルな夢だったな…」
百合支援SS 1/1
気がつくと稔はイスに腰掛けている。
目の前にはテーブル、その上にはおいしそうなビーフシチューがあり、目の前にはいつもと変わらぬ笑顔を浮かべた百合がいた。
目の前にはテーブル、その上にはおいしそうなビーフシチューがあり、目の前にはいつもと変わらぬ笑顔を浮かべた百合がいた。
「どうかしました、藤宮君? お口に合いませんか?」
ニコニコしていた百合の表情が少し不安な表情に変わっていた。
「ううん、とってもおいしい… 見違えるほどだよ」
前に食べたときには別の意味で涙を流すほどの料理だったけど、今はまともに食べられるものになっていた。
むしろ白水と一緒にあれだけ練習したんだ。それで不味けりゃ俺も白水も凹む。
ところでここはどこだっけ?キョロキョロと周りを見渡すがどこだったか思い出せない…
「どこだっていいじゃないですか。今日は私のお料理を楽しんでいく約束でしたよね?」
確かにいわれてみればそんな約束をしたような気がする。
ニコニコしていた百合の表情が少し不安な表情に変わっていた。
「ううん、とってもおいしい… 見違えるほどだよ」
前に食べたときには別の意味で涙を流すほどの料理だったけど、今はまともに食べられるものになっていた。
むしろ白水と一緒にあれだけ練習したんだ。それで不味けりゃ俺も白水も凹む。
ところでここはどこだっけ?キョロキョロと周りを見渡すがどこだったか思い出せない…
「どこだっていいじゃないですか。今日は私のお料理を楽しんでいく約束でしたよね?」
確かにいわれてみればそんな約束をしたような気がする。
「藤宮君、デザートはいかがですか?」
「うっ?うん、いただきます」
不意に委員長に話しかけられ反射的に返事をするがなにか記憶とかみ合わない。
妙な感覚のせいだろうか?なんだか頭が痛いような気がする。
そんなことを考えているうちに委員長が近づいてきた。手にはデザートの入った器とスプーンを持っている。
委員長が俺の目の前でスプーンでデザートをすくい取って俺の口元へ運ぶ。
「はい、あーん」
『あー…、んっ』
俺は口を大きく開けてそれをほお張った。プルプルとしてゼリーのようだがチョコレートの香りがする。
おいしいけどどこかおかしいことに俺は気がついた。いや、気がついてしまったのだ
甘い香りの中に何か感じてはいけない香りがあった。鉄の臭い…
「うっ?うん、いただきます」
不意に委員長に話しかけられ反射的に返事をするがなにか記憶とかみ合わない。
妙な感覚のせいだろうか?なんだか頭が痛いような気がする。
そんなことを考えているうちに委員長が近づいてきた。手にはデザートの入った器とスプーンを持っている。
委員長が俺の目の前でスプーンでデザートをすくい取って俺の口元へ運ぶ。
「はい、あーん」
『あー…、んっ』
俺は口を大きく開けてそれをほお張った。プルプルとしてゼリーのようだがチョコレートの香りがする。
おいしいけどどこかおかしいことに俺は気がついた。いや、気がついてしまったのだ
甘い香りの中に何か感じてはいけない香りがあった。鉄の臭い…
『委員長、これなんて名前のデザート?』
そう聞こうとした時、委員長は俺の視界から消えて、首筋から温かいものがゆっくりと流れ出る感覚があった。
首筋を伝う血液が舐め取られる感覚が不意に襲ってきた。
眼球だけをその方向へ向けると、委員長が俺の血を舐めている様子が見て取れ、その表情はまさにうっとりという感じで狂気じみていた。
そう聞こうとした時、委員長は俺の視界から消えて、首筋から温かいものがゆっくりと流れ出る感覚があった。
首筋を伝う血液が舐め取られる感覚が不意に襲ってきた。
眼球だけをその方向へ向けると、委員長が俺の血を舐めている様子が見て取れ、その表情はまさにうっとりという感じで狂気じみていた。
「というところで目が覚めて俺の夢はおしまい。毒男感想は?」
「きめぇwwwwwwwwwwwww」
「きめぇwwwwwwwwwwwww」