「早紀SS11」(2008/09/27 (土) 12:12:20) の最新版変更点
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**豆1
「ねぇ、お豆さん食べたくなぁい?」
と、唐突に先輩に迫られたのは三学期も始まってそろそろ一ヶ月経とうとしてる日のことだ。
ブラウスのボタンが外れて、軽くはだけた服の合間から白磁のような肌が除いている。
上目遣いで見上げているその瞳は妖艶な光を灯している。
「えっと、え~……」
「ねぇ、食べたいの? 食べたくないの?」
何を言うんだこの人は。
俺だって性的な意味で朴念仁では無いし、某軍人の言葉を借りるなら木の股から生まれてきたわけでもない。
それなりにお年頃の青年だ。
「あの、それはどういう意味で……」
「あら、女の子にそんなこと言わせるつもり?」
心なしか、赤みをさした先輩の頬が魅力を引き立てる。
「男の子ならはっきりするのよ」
「その、た、たべ……たいです、」
「はい、よく言えました。放課後に体育館の裏に来てね」
その日の授業は、頭に入らなかったのは言うまでも無いだろう。
放課後、俺は体育館裏へと急いでいた。
握って手が汗ばむ。頭の中は血流が一部に集中しないようにするので精一杯だ。
「ん、ちょっと遅かったね」
「掃除当番がありまして」
「そう。まあいいわ。本題に入りましょう」
ゴクリ、と喉が鳴った。音を聞かれたらどうしよう、とどうでもいい事が頭の中を巡る。
「はい、お豆。」
と、大豆を数粒渡された。
??
「せ、先輩?」
「なあに?」
「えっと、豆?」
「お豆さんだよ。」
「あー……」
「だって、ほら今日は2月の3日じゃない。」
「えーっと、節……分?」
「うん。歳の数だけお豆さんをたべるんだよー」
「先輩、俺をからかったんですか?」
「ん~、何の話かなー? あははは」
う……
「うおおおおおおおおお!!!」
**豆2
「先輩! 先輩の豆を食べさせてください!」
「えええ!? ちょ、稔くん! 公衆の面前で……」
「先輩、何恥ずかしがってるんですか? 俺達の仲じゃないですかぁ」
「そ、そんな……。」
今日は節分なのだが、先輩は気づいて無いようだ。あわてる先輩が可愛い。
「ちょっと、あの、こっちに来て!!」
先輩が俺の手を掴んで引っ張っていく。
───今は授業で使ってない理科室の中へつれてこられた。
「み、稔くん! 本気なの?」
「ええ、本気ですよ。先輩の豆を食べさせてください。」
「っ……!」
先輩の頬が赤く染まる。心なしか、震えてるようにも見える。
ちょっとやりすぎたかも。
「ほら、何にも恥ずかしい事なんて無いですよ。だって今日は節分じゃないですか」
「えっ? あ……」
「歳の数だけ食べるのが風習ですからね。どうせなら先輩からもらったのを食べたいなーと。」
「……あ、ははははは」
「あはははは えーっと、すいません」
「いいのよー、でもちょっとだけお仕置きしなきゃねー」
「あ、あははははは」
「うふふふふ」
笑顔で先輩が近づいてくる。目は笑ってない。 アッー!!!!
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**豆1
「ねぇ、お豆さん食べたくなぁい?」
と、唐突に先輩に迫られたのは三学期も始まってそろそろ一ヶ月経とうとしてる日のことだ。
ブラウスのボタンが外れて、軽くはだけた服の合間から白磁のような肌が除いている。
上目遣いで見上げているその瞳は妖艶な光を灯している。
「えっと、え~……」
「ねぇ、食べたいの? 食べたくないの?」
何を言うんだこの人は。
俺だって性的な意味で朴念仁では無いし、某軍人の言葉を借りるなら木の股から生まれてきたわけでもない。
それなりにお年頃の青年だ。
「あの、それはどういう意味で……」
「あら、女の子にそんなこと言わせるつもり?」
心なしか、赤みをさした先輩の頬が魅力を引き立てる。
「男の子ならはっきりするのよ」
「その、た、たべ……たいです、」
「はい、よく言えました。放課後に体育館の裏に来てね」
その日の授業は、頭に入らなかったのは言うまでも無いだろう。
放課後、俺は体育館裏へと急いでいた。
握って手が汗ばむ。頭の中は血流が一部に集中しないようにするので精一杯だ。
「ん、ちょっと遅かったね」
「掃除当番がありまして」
「そう。まあいいわ。本題に入りましょう」
ゴクリ、と喉が鳴った。音を聞かれたらどうしよう、とどうでもいい事が頭の中を巡る。
「はい、お豆。」
と、大豆を数粒渡された。
??
「せ、先輩?」
「なあに?」
「えっと、豆?」
「お豆さんだよ。」
「あー……」
「だって、ほら今日は2月の3日じゃない。」
「えーっと、節……分?」
「うん。歳の数だけお豆さんをたべるんだよー」
「先輩、俺をからかったんですか?」
「ん~、何の話かなー? あははは」
う……
「うおおおおおおおおお!!!」
**豆2
「先輩! 先輩の豆を食べさせてください!」
「えええ!? ちょ、稔くん! 公衆の面前で……」
「先輩、何恥ずかしがってるんですか? 俺達の仲じゃないですかぁ」
「そ、そんな……。」
今日は節分なのだが、先輩は気づいて無いようだ。あわてる先輩が可愛い。
「ちょっと、あの、こっちに来て!!」
先輩が俺の手を掴んで引っ張っていく。
───今は授業で使ってない理科室の中へつれてこられた。
「み、稔くん! 本気なの?」
「ええ、本気ですよ。先輩の豆を食べさせてください。」
「っ……!」
先輩の頬が赤く染まる。心なしか、震えてるようにも見える。
ちょっとやりすぎたかも。
「ほら、何にも恥ずかしい事なんて無いですよ。だって今日は節分じゃないですか」
「えっ? あ……」
「歳の数だけ食べるのが風習ですからね。どうせなら先輩からもらったのを食べたいなーと。」
「……あ、ははははは」
「あはははは えーっと、すいません」
「いいのよー、でもちょっとだけお仕置きしなきゃねー」
「あ、あははははは」
「うふふふふ」
笑顔で先輩が近づいてくる。目は笑ってない。 アッー!!!!
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