2ターン目後手
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_1_ | _2_ | _3_ | _4_ | _5_ | |
A | (壁) | ||||
B | 姦,庭石 | 最強 | |||
C | (壁) |
姦崎姦:B4移動
参戦者二名
名前 | 性 | 攻 | 防 | 体 | 精 | FS | 特殊能力 | 発 | 成 | 備考 |
姦崎姦 | 男 | 12 | 4 | 4 | 2 | 8 | 絶対性戯 | 100 | 100 | |
最強の存在 | 無 | 1 | 1 | 6 | 5 | 18 | 蓬莱の歓待 | 102 | 100 | 能力休み |
庭石 | 無 | 0 | 18 | 2 | 0 | 0 | - | - | - |
†††
希望崎学園の地下でレッサー触手とくんずほぐれつの戦いを演じていたとき。
彼女がロングソードで的確にレッサー触手のみを切りつけて事なきを得たあのとき。
彼女がロングソードで的確にレッサー触手のみを切りつけて事なきを得たあのとき。
「そういえば夢追さんってよく……その……触手を……見分けられますよね」
「私は奇跡を願う思いを星の光みたいに見ることが出来るんですよ。
姦崎君の心はすごく透き通ってきらきらしてますから、よく分かります」
姦崎君の心はすごく透き通ってきらきらしてますから、よく分かります」
きらきらした眼差しを向けられて、思わず腕を三つ編みにするくらい照れた。
――――――
「元気がないみたいですけど……大丈夫?」
めずらしく彼女が落ち込んでいたとき。
身振りで現在耳が聴こえなくなっていることを伝えられたあのとき。
身振りで現在耳が聴こえなくなっていることを伝えられたあのとき。
――元気をだして!
元気付けようと、人文字ならぬ触手文字で言葉を伝えたらとても喜ばれた。
……『薔薇』という字を練習することになったっけ。
……『薔薇』という字を練習することになったっけ。
――――――
「うーん、この辺は地面がゴツゴツしていて寝心地が悪そうですねー……」
「うーん……あ、そうだ!僕に任せて!」
一緒に遠出したとき。
山中でビバークすることになったあのとき。
山中でビバークすることになったあのとき。
「しゅるしゅるっと……はい!ハンモック代わりに使って!」
「え……でも悪くないですか?大丈夫?それじゃあ……遠慮せず」
いいところを見せようと見栄をはって。
……彼女の柔らかい背中の感触とか体温とか、それはもう一晩中。
……彼女の柔らかい背中の感触とか体温とか、それはもう一晩中。
「すーすー」
「……ね、眠れる訳がない」
触手が暴発しなくたって、やっぱり健全な男子だし。
†††
――こんな岩なんて、
――これまでの困難に比べたらどうってことない。
――これまでの幸せがあればへこたれることなんてない。
――これまでの困難に比べたらどうってことない。
――これまでの幸せがあればへこたれることなんてない。
姦は岩の隙間を縫うように、するすると前へ進んだ。
全身が筋肉のようなものであり、人ひとりを軽々と持ち上げられる力持ちの触手。
その上、手先は薄皮一枚の凹凸も感じ分けられる繊細にして精緻、鋭敏な一級品。
そんな姦にとって、ロッククライミングなど平地を歩むが如しであった。
全身が筋肉のようなものであり、人ひとりを軽々と持ち上げられる力持ちの触手。
その上、手先は薄皮一枚の凹凸も感じ分けられる繊細にして精緻、鋭敏な一級品。
そんな姦にとって、ロッククライミングなど平地を歩むが如しであった。
障壁をものともせず、隆起した地面を登りきった。
姦は巨岩の頂上に立ち、見おろす。
そして打ち倒すべき存在、全次元最強の雰囲気を纏った社を、改めて見すえた。
姦は巨岩の頂上に立ち、見おろす。
そして打ち倒すべき存在、全次元最強の雰囲気を纏った社を、改めて見すえた。
――決着をつけましょう、社さん!
その心に決意の炎を灯して。