「この本は社会学者がキリスト教徒にとって都合の悪い事を鋭く書いている!キリスト教について大いに学べた!^^」
といったレビューをしている方々から、一度も以下二点について具体的な話を聞いた事がありません。
「何が参考になって、キリスト教の何をこの本で理解出来たのか」
「どこがキリスト教にとって都合悪いのか」(「都合が悪い」から批判しているわけではないのですが…)
そもそもこの「ふしぎなキリスト教」、誤りもそうなんですが、支離滅裂で質疑応答になっていない部分も多々あって滅茶苦茶なんです。この辺については「ふしぎなふしぎなキリスト教」で、非信者である金田一輝さんから、詳しい指摘があります。ぜひお買い求めください。
といったレビューをしている方々から、一度も以下二点について具体的な話を聞いた事がありません。
「何が参考になって、キリスト教の何をこの本で理解出来たのか」
「どこがキリスト教にとって都合悪いのか」(「都合が悪い」から批判しているわけではないのですが…)
そもそもこの「ふしぎなキリスト教」、誤りもそうなんですが、支離滅裂で質疑応答になっていない部分も多々あって滅茶苦茶なんです。この辺については「ふしぎなふしぎなキリスト教」で、非信者である金田一輝さんから、詳しい指摘があります。ぜひお買い求めください。
あとは「信者だから感情的に反発しているんだろう」とか…いや、信者じゃない人も批判していますし(↓)、橋爪大三郎氏はルーテル教会の信者なんですが…(モノ書いているルター派の信者の割にはルター派についてすらも碌に知らないのも驚きでして…)
「学者が書いた新書だって、少しくらい間違っててもいいじゃない(笑)」と仰る方に、以下の言葉を贈りたい。
気のきいた発言をすることも大切だが、間違った愚かな発言をしないこともそれに劣らず大切なのである。 |
AERA Mook 12『社会学がわかる。』(朝日新聞社,2001)P11 橋爪大三郎 |
学者で「少しくらい間違っててもいいじゃない(笑)」と仰る方に伺いたいのですが、そんな言い分は理系では絶対に認められないでしょう(大体【100箇所】を「少しくらい」と言って良いのかどうか)。理系の本で100箇所間違いがある本が出たら、その人の学者生命はどうなるか、どれだけ批判されるかを想像してみませんか。実際、「誤り」とはまたちょっと違う性質が含まれてはいるものの、STAP細胞問題は大変な騒ぎになっていますよね…まだ理系は自浄作用があるのかなと。いやそもそも、そんなに間違いがある事が判明したら、別の本を買った方が経済的では?
それと、「要旨・大枠では面白いんだから」という感想もありますよね…
- 「ふしぎなキリスト教」は要旨・大枠からして滅茶苦茶です…(当ウィキ管理人によるブログ文章)
それとよく見かける感想→「専門外でよく知らないのだけど、批判者はどうでもいい細かい間違いばかり指摘しているね」←「よく知らない」のに「どうでもいい細かい間違い」とよくお解りになるなあと感心します。これも理系では(少なくとも)学界では許されない、文系でしか許されない態度・感想でしょう。…いや、文系であっても、法学なら許されないと思いますが。通説・多数説・有力説を無視して、条文引用レベルで間違いだらけの本を「入門書」として売ったら、出版社も学者も一巻の終わりになります。
ページ一覧
- 間違いだらけの「ふしぎなキリスト教」 (2012年7月18日現在、130個以上の誤りが指摘済み、さらに誤りが見付けられることも有り得る)
- 歴史篇(上記ページが容量オーバーになったため分割されたもの、以下同様)
- 聖書篇(総合・旧約)
- 聖書篇(新約その1) ・ (新約その2)
- 神学篇
- 他宗教篇(仏教・神道・イスラーム)(間違いだらけの惨状は他宗教の記述でも同様。これで比較が可能なのでしょうか?)
- 疑問符が山ほどつく「ふしぎなキリスト教」
- 「ふしぎなキリスト教」以外の良い入門書(あるんです!)紹介 (誠実な著者による良書からこそ学びましょう^^)
協力団体
- ふしぎなキリスト教問題を考えるツイッター市民連合・ジャーラム出版
- ジャーラム出版・慧文社さんから本が出ました。(ふしふしキリとは?・入手方法)この「ふしぎなふしぎなキリスト教」は、本wikiの内容をただ移した本ではありません。p43からp164までは本wikiを元にしていますが、それ以外(全約三百頁強)は書き下ろされたものです。なぜ「ふしぎなキリスト教」が批判するに値する本なのか、きちんと論じている本です。(批判批判者は「本の内容は殆どウィキからの転載」というレビューを平然とネットに書いていますが、何のためにそんなデマを飛ばすのでしょうね)
当ウィキ管理者のツイッターアカウントとブログ
…「攻撃者は素性を明らかにしていない」と「攻撃」している人が居ますが、職場・立場・姓(名についてもギリシャ文字ですが)に至るまで、管理者は全てツイッターのプロフィールにおいて明らかにしていますので、誤解無いようにして頂きたく存じます。出鱈目だらけの新書1冊読む暇があれば、トップページくらい全部目を通しましょう。
- suzutuki1980
- 間違いだらけの『ふしぎなキリスト教』とそれを評価する傾向につき(ブログ)
- 当ウィキは「誰でも編集出来る」ものではなく、上記管理者によって承認された僅かな人員(現時点で管理者の他には2名)のみで作成されてきております。編集に参加されるには管理者による承認が必要です。
外部リンク
- 誤りと誤解と偏見に満ちている本, 2011/7/13
- 牛久教会の牧師 かねごん日記 : キリスト教の本
- 映画瓦版の読書日誌: ふしぎなキリスト教
- 『ふしぎなキリスト教』に対する批判まとめインデックス - Togetter
- 「ふしぎなキリスト教」への【非信者による】批判 - Togetter
- 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判まとめ(検索結果) - Togetter
- 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判100- Togetter 最新
- 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判1 - Togetter(2以降と別のまとめ製作者によるもの)
- 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判2 - Togetter(2以降のまとめの始まり)
- 「ゆかいな仏教」への批判 - Togetter