登録日:2018/7/8 (曜日) ??:??:??
更新日:2018/07/08 Sun 04:37:42






強大な魔力を秘め、今日ではゾアクロイドとして恐れられるオリュフィオス。
だが彼らは悲劇的な過去を背負った種族である事は実はあまり知られていない。
レオフィ喪失は謎が多いが70万年程前に失われたことだけは確かであり
その原因に関してもいまだに議論がされており結論は出ていない。
母星レオフィは現存している数少ない記録によれば自然豊かな環境の惑星であり、
この星を発祥とするオリュフィオスは好戦的な性格である一方で無駄な殺戮を好まず、
日常では平穏な生活を望み、母星がもたらす恵みへの感謝を忘れない自然を愛する誇り高い戦士種族でもあった。


しかし彼らの豊かな生活は唐突に幕を閉じた。
何故ならレオフィは不運にも100万年前に遊星が激突したことで崩壊してしまったからである。
この一件は後世にはレオフィの悲劇という名称で記載されており、
史上最悪の宇宙災害による事故として処理されている。


だが真実は違う。
何故なら彼らの母星レオフィは事故ではなく"故意に破壊"されたからである。
レオフィ喪失事件は奇しくもヴァーツが関与した**危機から間もない年代に発生しているのだが
これにはフォヴレイロンが一枚噛んでいるとされている。


この背景には**危機後にキュルティロン銀河系に逃げ延びた落ち武者達を
手引きした工作員の中に野心を持ちヴァーツに寝返ったオリュフィオスの過激派によって
形成された派閥が存在、彼らの手引きした工作員や過激派による大暴れによって
実際に統治宙域が壊滅的な被害を受けている為そうした脅威に関して敏感になっていた情勢が関係している。


関与が疑われているフォヴレイロンは当時は現在のような楽天的な一面こそなかったものの、
ミゼアン銀河系でいうヴォルマグスのような覇権的な種族や乱暴狼藉を働くような種族に対して
批判的で尚且つ理想論で銀河を統治できると思っていた嫌いがあり、
好戦的な性格故に以前から問題を起こしていたオリュフィオスをゾアクロイド指定するかそれが
できないのであれば粛清するべきだと過激な意見をぶち上げては
彼らを支える種族に窘められていたという批判される今の彼らからは想像できない正反対な一面があった。
フォヴレイロンが属していた当時の勢力にはセリュエジアスも加盟しており、
先輩種族としてフォヴレイロンの独断での粛清という暴挙を止めようとしたというが
当のセリュエジアスもかつて同族の異端児が作り出したリリュトによって銀河系の混乱を招いており、
自らもそのような失敗をしていると助言したつもりだったが理想主義であったフォヴレイロンはこれに反発、
内紛こそ起きなかったものの同じ勢力内で冷戦に等しい状態となるなど両者の間には確執が生じてしまった。
そしてこの確執こそが独断でのレオフィ粛清という暴挙へ繋がったと言われているのだ。


とはいえこの時点ではまだゾアクロイド指定すらされていない種族を一方的に
悪だと決めつけて粛清するのはいくら監視者といえども許されない行為であり、
これが事実であればオリュフィオスは今日においては好戦的なゾアクロイド種族という評価の一方で
神々に粛清された悲劇の種族と言っても過言ではなくなるが
それはフォヴレイロンはおろかフォルヴレインにとっても都合が悪い事態であり、
上で述べた通り事故として処理しているのだ。
独断でレオフィを粛清したフォヴレイロンは当時の盟主であるティルヴァシェールによって制裁を加えられ、
長きに渡って政治への介入を禁じられたがそれで納得するほどオリュフィオスは生温くはなかった。


後世になってわかった事だが恐ろしい事にフォヴレイロンは
レオフィを粛清した後難民となったオリュフィオスにも追撃を加えるつもりだったのである。


また、一説には66万年に発生したキュルティロン銀河大戦の際にキュルティロンテクトラクタが
武装蜂起したオリュフィオスの集団に襲撃されたのはこの事件の報復という説があり、
彼らの好戦的な性格を利用し何としてもゾアクロイド指定しようというフォヴレイロンの上層部の
暗躍もささやかれているらしい。



感想
過去史を掘り下げてみようと考えたネタ。
元々はオリュフィオスの故郷レオフィは失われた惑星で悲劇性を
示唆するという設定から思いついたものだがその失われた原因が
事故と思わせておいて実際は神々による粛清ではどうかと思いついた経歴がある。
オリュフィオスの複数ある元ネタの一つである旧約聖書の巨人ネフィリムが
バベルの塔を建てたり人間や動物を食らい尽くした為に神の怒りを買って
洪水で絶滅させられたという逸話からレオフィを失った要因を
神々の独断の粛清という黒歴史と結び付けて考えたという事だ。