鷺月 文未奈


#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここにアップした画像のファイル名かURLを入力して下さい)

フルネーム 鷺月 文未奈(ロゲツ フミナ)
種族 ヒューマン
性別
身長 161
所属 地球からの来訪者
誕生日 A.G.1998/10/27
所属Ship Ship3:ソーン
クラスレベル Hr/75
IDネーム 天乃神威
Last Update 2017-08-05 20:43:14 (Sat)

Prologue


帳も降りた頃。
この埋もれそうなほどに高く積み上げられ、並べられた本も眠りにつく。
照らす明かりを消そうとして。私は1人の人影を見た。
閉館時間もすぐそこなのに、奥へと向かっていく後ろ姿に、私は不審を抱く。
呼び戻そうと後をつけたところで、その選択を後悔した。

少女とも成人女性ともとれる何かが、人を蹴り伏せていた。
青く、羽とドレスを靡かせて、瞬く間に圧倒していく。ヒトにしては歩き方も、姿も、歪なそれを容赦なく。
      • 人間、いや、ヒトと認識していたものは、青く霧散した。
目の前で繰り広げられたことに脳がショートを起こす。
だが、現実は私を待ってはくれなかった。

深海の女神のような出で立ちの人形は口を開いた。
『あーあ。見られちゃった。・・・でも、こんな出会いも有り。そう思わない?』
『は・・・はぁ。』

普通に喋る。・・・どうやら人間に準ずる何か・・・それも日本語を喋るらしい。

『・・・ま、それもそうね。目の前でこんなことになったら、パニックになるのも無理はないか』
『一体・・・何が、起きてたのでしょうか』
『秘密。貴女がこれから見て、体験して・・・確かめる』
『・・・えっ』

私の知らない何かが動いてるのだと、気づいたときには遅かった。
突如、青い光が彼女の後ろに広がる。海のようで、空のような・・・そんな景色を垣間見た。
刹那、彼女は私を後ろから光へと近づける。

『あっ・・・ちょ、ちょっとまって、ください』
『何かしら』
『私は、これから何を』
『何もわからないままのほうが、それはそれで、楽しいわよ?・・・でも、どうしようかなぁ』

不安が渦巻く。一つ分かるのは、此処ではない何処かに往ってしまうこと。

『じゃあ、一つだけ、教えてあげようかしら』

―これは、あなたの英雄譚よ。

そんなことを流し込まれて、光に飲み込まれた。


































― ADVERTISEMENT. ―
最終更新:2017年08月05日 20:43