「あら、何か御用かしらぁ?」
来歴
新光暦214年5月6日生まれの28歳。現在は既にロストナンバーになっている64番艦『アリーヤ』出身。
237年12月28日に発生した襲撃の混乱で行方不明になったと思われていたが実際は瓦礫に埋もれ死亡。
その後惑星リリーパ採掘場に隠されていた研究施設《ラーズグリーズ》にて20年以上に渡り続けられていた研究、リバイバルプロジェクトの被験体として、遺伝子情報から肉体を再形成・一部欠落や混濁があったものの生前の記憶を引き継いで蘇生。
尚成功体第2号とはなっていた物のこの時点で嗅覚・味覚に障害が発生しており、何を食べても味や匂いがわからない為、最低限の栄養を補給できるレーションバーが主食になっていた。
240年7月、制御装置の紛失・破損により体を構成していたフォトンが枯渇し、崩壊寸前まで行った所で元研究部第3課所長により保護。
弟により再度作成されたカチューシャ型の制御装置を身に付け、一命を取り留めた。
その際に記憶の混濁や各種障害が解消され、抜け落ちていた弟や妹との思い出を取り戻し、再び共に暮らすこととなった。
近況
現在はアークスとして活動する傍ら家族と共に喫茶店『クロハネ』を経営。ホール担当だが時々キッチンにも立っている様子。
こちらもアークスは半引退状態であり、主に請け負う仕事は妹と共に市街地の警邏と緊急時の出撃のみ。
尚、紆余曲折の末に天乃神威とは恋仲となっている。
両家族公認であり、見ていると胸焼けがする状況を作り出す他、彼をからかって遊んだりしている模様。
性格・外見等
年上らしく落ち着きがあるものの若干適当。またいたずら好きな面も持ち合わせている。
後頭部で束ねたダークブラウンの髪とカチューシャ型の制御装置、右耳のピアスが大きな特徴。瞳は青紫で掛けている丸眼鏡は度の入ってない伊達。
女性にしては高い身長と母親譲りの恵まれた体型の持ち主であり、露出多めの服を好む。
下の二人を特に大事にしており、自分を後回しにしてこちらの事ばかり優先してくる弟が心配な今日この頃。
元ディーラーであり、カードゲームでは無類の強さを誇る。ただしボードゲームの類は苦手。
本人曰く、「見抜けない方が悪い」
因みに外見に反して下戸でありアルコールの類は一切飲めず、3%程度のモノでも潰れてしまう程に弱い。
「痛み、我慢するのも慣れたものねぇ・・・・・・」
◎プロトサーキット
+
|
... |
元々はフォトン適性が皆無であり、再形成された際に全身にインプラントされたプロトタイプ・フォトンサーキットにより平均を上回る適性を得ている。
余り前線に出たがらないのは、フォトンを行使する度にサーキットが体を蝕み苦痛が走る為。
また、継続して使用を続けると発熱症状を引き起こす、意図せずに漏れ出して周囲に影響を及ぼすなど暴走の危険を常に孕んでいる。
その為重度になると意識を失う事で強制停止を掛ける安全装置がサーキットそのものに組み込まれている。
|
◎制御装置
+
|
... |
頭部に常に装着しているカチューシャ型制御装置。フォトンサーキットの制御が主な役割。
現在のものは二代目で、初代は負荷に耐え切れず自壊。再製作はアズが担当した。
材質はナベリウス、アムドゥスキア、リリーパ、ウォパル各惑星で採取できる鉱石を溶かし再結合させた複合鉱石。
|
|