ニコ




「燃えろ正義の発動機!」

フルネーム IMEOS-04:02-000025 『Freesia』:ver.2.1c
種族 Cast
性別 Female
全高/本体重量(非武装) 162cm/53kg(義体状態)~257kg(パーツ状態)
開発元 ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー:第三研究開発局
所属 那智探偵事務所(Nachi Consulting Detective)
製造年月日 A.P.0233/07/07
所属Ship 第3番艦 -「ソーン」
クラス Fighter/Hunter
Last Update 2014-09-21 03:58:21 (Sun)

更新履歴
  • 13/08/14:プロフィール用画像を変更、一部レイアウトを変更。
  • 13/11/15:プロフィール更新。
  • 14/09/21:画像を更新。近況を更新。躯体概要に項目を追加。


Twitter: NICO_imeos04

他PCを含む関連人物を順次追加予定




概略

那智探偵事務所にて探偵助手を務める、元気印の女性キャスト。深紅に彩られたアイカメラとボブカット、ころころ変わる表情の持ち主。




経歴・背景

正式名称はIMEOS-04(Innovative Multiple Emotion Operating System)。個体識別番号02-000025。『Freesia』ver.2.0。
キャストに、より感情豊かで、ヒトに近い人格を形成するプログラムである「IMEOS」を実践導入したシリーズの一体。
『NICO』は彼女の固有名詞ではなく、シリーズを通してつけられた開発コードである。本来の識別呼称は『フリージア』であるが、ある理由から彼女はニコという名前を名乗り続けている。
もともとは、開発元であるローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー社からアークスへと派遣されていたが、一つの事件をきっかけにローゼンバーグ社を離脱。現在は、アークスに来て出会ったユキヒトの探偵事務所に、正式に雇われて働いている。




性格

いつも元気一杯で、どんな相手に対しても明るく朗らかに接する。人見知りもほぼ無いに等しく、大抵の相手とは初対面でも会話に窮しない。
比較的小柄な外見に見合わず大艦巨砲主義な面があり、普段使用するパーツも、装甲の分厚いもの・厳ついものを優先して選ぶ傾向がある。そのため、ともすれば小柄の男性キャスト並にゴツい姿になっている事も多い。
普段の生活において、およそキャストとは思えないボケっぷりを晒す事も多々あるが、これは「周囲の知識を貪欲に吸収し、自ら学び、成長していく」というOSの特性上、あらかじめ備わっている知識が他のキャストに比べて少ない事により生じた結果であり、殆どの場合本人はいたって真面目。さらに、一つの事に熱中してしまうあまり周りが見えなくなってしまう事もしばしば。機械工作に熱中してエネルギー補給を忘れると、その月、那智探偵事務所の電気代は赤字必至である。
スキンも製造当初は色白であったが、褐色に近い色に換装されている。これに関しては本人いわく、作戦行動中に多少汚れても問題ないように……との事だが、実際は趣味である機械いじりを行う際に、オイルや火花が飛んでも目立たないようにしたいというのが本音らしい。




戦闘スタイル

どんな事にも積極的に興味を示すOSの性質が影響したためか、キャストの身でありながら本人も重度のメカオタクであり、その躯体は自らの欲望の赴くままに、カスタマイズとチューンナップが繰り返されている。その結果、少々過剰出力気味になっており、パワーの代わりに息切れも早い。
戦闘においても、その有り余る主機出力をもって近接戦闘用の武装を振り回し、積極的に前衛をこなして敵を制圧するスタイルを最も得意としている。……が、外部装甲に物を言わせて敵に突進する様は、見る者を不安にさせる。主用装備はナックル。




その他

趣味はパーツのメンテ・改造を含めた機械工作とショッピング。ショッピングといっても入り浸るのはもっぱら工具店や資材店で、長い時はエネルギー補給も忘れて一日中工具を眺め回しているその姿は、洒落っ気の欠片も無い。
趣味が高じて得た各種機械知識の量はかなりのもので、オリジナルのマシナリーを開発運用出来るほどの技術的腕前も持ち合わせている。が、それ以上に好奇心や(あくまで本人だけの)浪漫に振り回され易く、キャノン砲を修理していたらいつの間にか電子レンジになっていたり、逆に、気がついたら電子レンジからビームが出るようになっていたりする。事務所の備品を勝手に改造する事もあるため、那智探偵事務所の家電には、勝手に触れないよう一部張り紙が成されている。

シップ内の居住区郊外に、大き目のガレージを一つ借りており、そこに簡易空調と簡易シャワーを取りつけ、普段はそこで生活の全てを行っている。
当然、本来日常生活の為に用意される空間ではないため、一般人からすれば快適からはほど遠い。しかし、鉄とオイルの臭いが充満するそのガレージで、壁や床を覆い尽くす程の愛用工具と、自前のマシナリーに囲まれて眠っている時の彼女は、他のどんな場所で何をしている時よりも幸せな顔をしているという。




近況

同じ事務所に勤めるトランターのフレーム修理・改修を請け負うと共に、自分用の追加装置を製作。材料を集める途中、謎の人物による襲撃を受けるが…?





関連人物・企業


IMEOS-03 イクシア(Cast/Female)
ニコと同じ開発局で開発された同型のキャシールであり、ニコがユキヒトへ捜索を依頼した人物。
複雑な事情から、とある地下組織に身を隠していたが、様々な事件を通して無事ニコと再会。ニコにとって姉であり、育ての母であり、親友でもある


アイカ・ゴールドラッシュ(Human/Female)
ニコ御用達の工具店『ゴールドラッシュ』の看板娘。26歳。
彼女もまた筋金入りのメカニックであり、初めて店に訪れたニコとその手の話で意気投合する。
現在ニコに搭載されている主機は、アイカとニコが既存の主機を改造して作ったもの。
親子揃って、とある特徴的な口調で話すが、詳細は不明。


ジェイムズ・ゴールドラッシュ(Human/Male)
工具店『ゴールドラッシュ』の店主にしてアイカの父。57歳。
その恵まれた体躯と筋肉で見る者に威圧感を与える巨漢だが、根は気さくで人情に厚い。
また超の付く親馬鹿で、26になるアイカを未だに溺愛しており、つれない態度を取られると過呼吸に陥る。



ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー
ニコ・イクシア両名の開発元である企業。キャッチフレーズは『ヒトと機械の絆をクリエイトする』。
その業務内容は幅広く、家庭用から軍事用のマシナリー、工業用ロボット、そしてキャストの開発製造を行っている。
近頃は特にキャストの開発に特に力を入れているらしく、OSの自社開発までやってのける。
代表取締役のニコライ・ローゼンバーグの名前から取られた『NICO』と呼ばれるシリーズが、最近の主流。
自社開発したOSを搭載したその躯体は、『不自然なほどに』人間らしいと評判である。




関連人物(他PC)

+ 順次追加予定
ユキヒト
フルネームはユキヒト・ナチ(那智 由季仁)。那智探偵事務所の所長であり、ニコの雇用主。
冷静な判断力と推理力を併せ持ち、彼の関わった案件は高い解決率を誇る。更に、他に類を見ない特殊な戦闘術を自在に駆使し、戦闘力も極めて高い。
個人プレーの多いアークスにおいて、ニコが派遣されてからの5年で最も深く関わった人物であり、彼の助手として働く傍ら、幾つもの事件を解決に導いてきたその姿を見て、ニコは厚い信頼を寄せている。当初誰に頼るつもりもなかったイクシア捜索を相談した件などは、その最たる例と言えるだろう。また、そんな経緯もあってか、ニコは彼に対して特別な感情を抱いていた。
自らと、親友の命を救ってくれた事をきっかけに、ニコはユキヒトに自らの思いの丈を告白したが、自分が特異な身の上である事を十分理解していた彼はただ、悲しそうな顔で微笑むだけであった。
せめてもの信頼の証として、ニコは自らの管理者権限の全てをユキヒトに譲渡。受け取ったユキヒトは、正式にニコのマスターとなった。

バンシィ
漆黒のシェルを身に纏う超高性能キャスト。
ユキヒトの誘いに驚くほどあっさり首を縦に振ったニコに呆れ、その危なっかしさに放っておけなくなって那智探偵事務所に入所した経緯の持ち主。アークス管理局直属の研究機関で製造された特注のキャストであり、そのスペックに裏打ちされた非常に高い戦闘能力を持つ。
オーバースペックとも言える基本性能、生産性を度外視して特注で製造された経歴など、何もかもが正反対であるニコにとって羨望の的。また、ニコがアークスを訪れてからキャスト仲間として仲良くなった一人目の人物であり、普段から姉のように慕っている。
現在は事務所メンバーの一時解散を了解し、己の力と可能性のあり方を求め、単独で行動中。

アエル
夫であるアスターを探し歩く流浪のキャストであったが、より情報を得やすい環境を求め、那智探偵事務所に入所した。
常に冷静沈着であり、事務所の面々の中でも貴重な常識人枠であるが、その内には熱い意思の炎が常に静かに燃えている。その実、尋ね人であるアスターの事となると、形振り構わない事も少なくない。
ある事件をきっかけに、自分がもともとはキャストではなく、更には生まれた世界すらニコ達とは異なる事を明かした。多くは口にしないが、壮絶な過去の持ち主である事が会話の節から窺える。
その後、アスターと再会を果たした彼女は、現在娘と共に3人で事務所を離れて暮らしている。その瞳は、かつて過去に勝ち得なかったもう一つの「未来」を見つめているようだ。

レヴィ
かつて、ディアーチェ・リヴィエントの戦略OS内部に存在したAIプログラムの女性。
オルテラント事件の際、ディアーチェが誘拐されたのを機に、素体に自らを宿して表舞台に立つ事となる。結果として、ユキヒト、ニコを含む複数名のアークスの活躍により事件は収束。現在は、ユキヒトの手によって素体に完全に定着する事に成功し、探偵事務所員の一人として活動している。
普段はクールで頼もしい立ち振る舞いが目立つが、ニコに料理を教えたりする女性らしい一面もしっかり併せ持つ。
現在は那智探偵事務所に籍をおいたまま、ユキヒトが深く関わろうとしない案件を中心に活動を続けている。

アークリンデ
アークス達の溜まり場と化しているバーに現れたキャストの女性。その柔らかい物腰もあって、キャスト仲間としてパーツ談義で盛り上がる内にニコとすぐ打ち解けて親しくなった。
しかし、ある日を境に突如失踪、彼女の妹にあたるマグナ、ソラリア、協力者のアイトと共に、ニコはその行方を捜していた。
その後、彼女があるパーツの設計図を入手するために奔走していた事を4人は知らされる。バーガンディというキャストを救う為にどうしても必要だというそのパーツの製作に、ニコは協力を約束。龍神機竜らの協力を経て、見事旧式パーツの復元に成功した。
女性としての優しさと、多少の事に屈しない芯の強さを兼ね備えた人物。








ニコの躯体概要

+ 長ったらしいので興味ある方のみどうぞ

※武装状態

全高 170cm(センサー含む)
本体総重量 289kg(武装状態)
搭載OS IMEOS-04
躯体型式番号 02-000025 ver.2.1c
開発元 ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー:第三研究開発局
最終装甲シェル パーツアッセンブリにより変更可
センサー類/電子系統 ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー社製
主駆動系 ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー社製
主機/フォトンリアクター 改造品



頭部

  • 主演算装置
人間の脳にあたる演算装置。記憶装置と共に頭部の第二内部装甲内に格納されており、側頭部のペンシルレーダーと直結している。
人工人格はソフトウェアの担当であるため、演算装置自体は最悪破損しても交換可能だが、常に記憶装置と連動して駆動しているため、
どちらか片方だけを破損する事は極めて稀。



  • イヤータイプアンテナ/ペンシルレーダー
頭部に二つ一組で存在し、一見すると耳のように見えるパーツ。通信系統の要であり、高度により少しでも良好な受信状態を確保しようという古典じみた考えのもと、
頭部という最も高い場所に設けられている。ペンシルレーダーを内包しており、感度を全開にすれば広域の全周囲レーダーとして機能するが、エネルギー消費が激しいためEトライアルの発生時に限られる。
また、コアモジュールと直結していながら交換可能な数少ないパーツであり、外部の目に触れるというファッション要素もあって様々な形状のものが発売されている。



  • アイカメラ
深紅を基調に彩られたメインカメラ。視覚情報を演算装置へ伝送、分析を行う。戦闘に特化したキャストは暗視装置や高倍率の望遠機能を搭載する場合も多いが、ニコは量産型の一体であり、更にもともとは戦闘が主目的ではないため、生産性の都合上そういった機能は一切搭載されていない。例外として、演算装置に負荷をかける事で周囲の風景を多少なりスローモーにして捕らえる事が出来るが、駆動系の反応速度が追いつかないためほぼ意味が無い。



  • 鼻、口
ニコにとっての呼吸とは、躯体中枢に存在する主機のヒートシンクに強制換気を行うものであり、生身の人間のように直接的なガス交換能は有していない。
食事が可能かどうかもキャストによって異なるが、ニコは有機物からでもエネルギーを抽出可能な個体であり、食事が可能。非常に高効率のエネルギー交換機能を有しているため、ありとあらゆる素材からほぼ100%に近いエネルギー抽出率を誇る。僅かに残った成分は躯体内部のフィルターにより除去され、メンテナンス時にフィルターごと交換を行う。また、舌部のセンサーによりpHや化学物質を検知できるため、味も理解できる。しかし、まだ製造されて間もなく、「美味い」や「不味い」といったデータの蓄積に乏しいため、基本的にバカ舌。





胴体部

  • 主機
正式名称 IRON・HEART-01
型式 BEL2-I3NTJ3
外部から取り込んだエネルギーを元に、全身の稼働電力を供給する心臓部。単なるジェネレータではなく、冷却用の不凍液とフォトンを含有したバイタルフォームを全身に循環させるポンプ機能も兼ね備えている。この二つは別々の輸液管で全身へ運ばれ、ガス交換こそされないものの、躯体の温度調節、各パーツへのフォトン供給と、人間でいう血液に近い働きをする。
現在ニコに搭載されているものは、アークシェル社製「BELLATRIX-A2」をアイカの協力を経て改造したもの。販売名のリネームは特に必要無いが、二人の趣味でアイアンハートという名前が付けられている。直列に接続されたフォトンリアクターによるフォトン増幅率は極めて高く、瞬間的であれば躯体重量の数倍の重さのものを持ち上げるに十分な出力を捻出する事も可能である。しかし、これはあくまで理論上の数値であり、実際はマニピュレータやアクチュエータの強度の問題でそこまでの出力を発揮する事は出来ない。更に、一定の出力を長時間安定して維持する事を苦手とするため、狙撃等の隠密行動には全く向かず、またエネルギー効率も悪い。瞬間的爆発力には優れるが、燃費の割に恩恵を得にくい主機であるといえる。
型式のハイフン前は開発名称、ハイフン後ろのI3はリアクター出力機構様式、NTは燃料種別、J3はジェネレータタイプを表す。



  • 胸部装甲
他の最終外部装甲とは異なり、GS-111(ジーエスワンイレブン)という多積層高分子素材で構成されている。平常状態では指で押すと沈む程弾力性に富むが、素材自体がダイタランシー特性を持ち合わせており、一定以上の衝撃に対してはチタンや強化セラミックを遥かに凌ぐ超剛性を発揮する。そのため、非常に優秀な耐弾・耐衝撃装甲として機能するが、GS-111自体が高価であるため、主機を含む重要機能が集中する胸部に使用が限定されている。



  • フォトン吸入ベント
本体の体幹背面に設けられたフォトン吸入口。大気中から吸入されたフォトンは、フィルターを通した後主機のリアクターで増幅され、バイタルフォームに混ぜ込まれて全身のパーツへ送り出される。一部を除いた内部装置はベントから吸入されたフォトンによってコーティングされ、躯体の防御力を大きく向上させているため、吸入ベント損傷による戦闘力の大幅低下を考慮し、背面に設けられている。フォトンそのものは躯体稼働の絶対条件ではないため、仮に損傷したとしても動く事は可能。





腕部

  • 主腕/マニピュレータ
精度よりも、機械的強度と剛性に優れた簡易的な内部構造のメインアーム。
強靭なシリンダーを持ちながら耐衝撃性が高く、ナックルの実戦運用にも耐える。
マニピュレータも強度を優先した作りになっているため細かい作業には向かず、非戦闘時や、趣味である機械工作を行う際には別のマニピュレータに換装する事が多い。
シリンダーは油圧で駆動し、フォトン吸入ベントが正常に動作していれば作動油チューブがフォトンコーティングされ、外気温や衝撃による影響を軽減する。





脚部

  • 主脚
下肢全体の重心をやや高めに取り、重心移動を容易にする事で機動力を高める内部構造になっているが、肝心のニコ本人が分厚く重い最終外部装甲を好むため、全く生かされていない。
大腿部には人工筋肉が用いられ、姿勢保持、特に腰を落とす等の低姿勢を取った際の動きをサポートしている。



  • 脚部ダンパー
躯体を支える大型ショックアブソーバー。脚部という高負荷部位にあって躯体重量のほぼ全てを支え、かつある程度の高所から飛び降りても問題無いよう、非常に強力なオイルダンパーが搭載されている。減衰力はAIによって管理され、任務内容によって逐一変更可能。
作動油は必要があればメンテナンス時に交換されるが、緊急時等、長期に渡り交換出来ない場合を想定して、ダンパー本体も含め使用期限にはかなりのマージンが取られている。





追加装置

  • 追加装甲『ドレッドノート』
アスター襲撃事件後、仲間の再襲撃に備えてニコが独自に開発した外部接続式の巨大な追加装甲。
アークスシップの外部装甲に使用されているものと同じ装甲資材を、マルムシュタイン社の伝手を利用して入手、メインの装甲板に用いている。更にその上から耐熱蒸散塗膜を4重に重ねて塗装、コーティングがなされており、非常に高い耐熱防御性を実現している。
しかし、あくまで間に合わせの盾であり、形状が細かく計算されておらず、他のパーツに対して一部干渉を起こすため、その重量と合わせて躯体の機動性を著しく阻害する。更に輻射熱の影響をキャンセル出来ないため、これだけでは火炎に対する完全な防御効果は望めない。
それでも、アスター襲撃事件の際に何も出来なかった自分に酷く憤りを感じ、ユキヒトとの再会までの間後悔に苛まれ続けたニコは、もう何もせずに待っている事など出来なかった。藁にもすがるような思いで完成させた、彼女のささやかな抵抗の証である。
その後の使用により、現在は耐熱蒸散塗膜は失われている。

ドレッドノートとは『恐れを知らぬ者』の意。



  • ディフレクター『バタリングラム』
躯体の内部装置にコーティングされたフォトン流を強制的に偏向・増幅する装置。武装状態でのみ背中に接続され、取り外し可。
小型のフォトンリアクターを有しており、躯体維持に直結しない第二の心臓と言っても良い。年々激化していくダーカーとの戦闘に伴い、頑丈さを増す敵の装甲を貫くためにニコ自身の手によって開発された。外装は市販のコアユニットを流用している。
通常時は主機出力によってアイドル状態に保たれており、任意のタイミングで稼働状態に即時移行可能。稼働後は本人の意志と関係なく躯体のフォトン操作に干渉し、防壁に使われていたフォトンを全て攻撃に転用する。
この状態は、本人の趣味でマックスビートモードと名付けられている。曰く、特に深い意味はない。

バタリング・ラムとは、『破城槌』の意。





その他

  • マックスビートモード
防御目的で躯体内部にコーティングされているフォトン出力を偏向し、フォトンアーツを始めとする攻撃行動に全てを割くモード。同時に、主機が状況に関わらず全力稼働を行い、あらゆる戦闘行動をサポートする。オーバーヒート前に強制的に通常モードに戻るため、外気温等の環境にも左右されるが、平均しておよそ60秒の間、膨大な戦闘出力を得る事が出来る。
ただし、一時的とはいえ防御用のフォトンコートを完全解除してしまうため、その間頼りに出来るのは物理装甲のみ。従って、普段では問題にならないような敵の攻撃でも大打撃を受ける可能性がある他、雷属性の法撃が重要区画に直撃すると、一撃で戦闘不能に陥る。

要はFiスキルのリミットブレイクである



  • 人工筋肉
人工筋肉はキャストに、より緻密でなめらかな動きを可能にし、同時に衝撃吸収剤としてもある程度役に立つ代物だが、戦闘を行うキャストにあまり多用するとメンテナンス性を損なってしまう。そのため、ローゼンバーグ・ヘビー・インダストリー社から『アークスへと派遣される躯体』は、人工筋肉の使用は頭部、腹部、大腿部に限られる。膂力を生み出すというよりは、表情の発現や姿勢保持の意味合いが強く、いずれも高い靱性を誇る。
逆に、同社で開発されながらもアークスへと派遣されない躯体は人工筋肉を多用した義体を主にしており、こちらが開発の主流ではないかという噂がある。



  • 義体
ローゼンバーグ社製の人工身体。ニコにも1体与えられており、同社と直接的な関わりが無くなった今でも希に用いることがある。その出来は緻密で、首から頭部にかけてのパーティングラインを見なければヒューマンと見分けが付かない。人工筋繊維・スキンが惜しみなく用いられ、手触りも生体と変わりないほか、モデルによっては発汗などの身体機能まで再現しているものがある。
なお、ニコは普段パーツ状態でいる事の方が圧倒的に多い。

























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最終更新:2014年09月21日 03:58