Theme:『MISS X DAY』/a flood of circle
アークス入隊以前から長らく続いていた悪夢の影響から、珍しくバーで取り乱す姿を見せた。
そのまま凍土へ向かい、数人に見守られつつ『忘れ物を届けた』後は、銘を刻んだ『守り刀』の朧を手にすることはなくなり、代わりに同じ朧だが、無銘の業物を手にする姿が見られていた。
以降、少しふっ切れたような表情も見せつつも、時折回収した古ぼけた端末を弄んでいたが、とある緊急任務へ向かった際にパラレルエリアの旧市街地址(後に64番艦アリーヤであることが判明)へ赴くことになってしまった。そこで壊れていたはずの端末の電源が入る、謎の事態に遭う。
気味悪がりながらも充電も済ませ、いつでも中を見られる状態になったとはいえ、それ以上操作する気にもなれないのか、日頃はトランサーの奥底に放り込まれている。
Theme:『MOTTO』/back number
ショートだった髪を伸ばし、巻いて下ろして華を添え。
傍らに寄り添い、誰にも譲らぬ自分の居場所でのんびりとグラスを傾け。
時折カウンターに立っては、気まぐれに他にお節介を焼いてみたり。
悪夢の残滓も振り捨てて楽しげに、『今、ここに在ること』に笑んで見せ。
元々の足癖の悪さを存分に生かしつつも、周囲の支援に飛び回る日々。
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Theme:『MISS X DAY』/a flood of circle
悪夢からは解放されたものの、古ぼけた端末を捨てられないまま過ごしていたある日、サポートパートナー・霞の反応消失の連絡が入る。数日後発見の知らせを受け、訝しみながらナベリウスの指定座標へ向かうも、そこは壊世地区と呼ばれる区域だった。
単独で向っていたルルーディアが手当たり次第に打ったSOSがバーの仲間に届き、急遽捜索が行われる。
捜索は壊世地区の広範囲にわたり、ようやく確定した座標に駆け付けた面々の耳には、聞き慣れない男の独白が届く。
それは、数年前、任務中に消息を絶ち、死の淵に立った男の最期の言葉だった。
独白が終わり、集まった一同の前。気を失っていたルルーディアはそれを断つように、手にした晶花クリスブリューテを一閃させる。迷彩が解け、無名の朧が現れると同時に、半分に断たれた端末と片目を断たれたサポートパートナーが残された。
ようやく過去のことを、少しずつではあるものの笑みと共に語れるようになったルルーディア。
喪われるだけではない日々を、彼女は笑って歩き出す。