アークリンデ



フルネーム アークリンデ
種族 キャスト
性別 女性
身長 174
所属 アークス
来歴 軍事連合(自警組織)
所属Ship Ship3 ソーン
クラスレベル Hu35 Ra40 Gu44 Fo31
IDネーム Kn.Wind
Last Update 2013-01-24 02:44:27 (Thu)


備考・その他


【概略】

本名アークリンデ、女性型キャストのアークスである。
軍事連合、いわゆるオラクル船団を守護する自警団組織に所属していた経歴があり、アークスとしての活動はそう長くは無い。※1
ただし軍事連合所属時代においても、実働部隊として行動・船団内で発生する事件へ対処してきたため、実戦経験としては他のアークスにも
引けを取らないレベルではあり、アークス所属後も十分な活動報告がなされている。※2
外見特徴から、ヒューマンで言う20台前後と見て取れるが、実際はそれよりも長い年月を過ごしている。
軍事連合を離れた後、アークスへと所属・活動を開始する。
また、同じ組織に所属していた女性キャスト、マグナ・マーテルを妹として慕っており、現在アークス内で同居している。

【性格・特徴】

穏やかかつ明るい性格の持ち主である。
戦闘時においても、基本的にはこの性格に基づいた言動となるが、軍事連合での経験からか多少冷静さを纏った口調へと変化する。
可愛いものや、可愛らしい人物(特に同じキャストの女性)に対して強い好意を持つ傾向にあるが、その趣味が他人と比べて乖離していることが
しばしばあるという。
カラーリングは軍事連合所属の時から変わっておらず、深緑系統(正確には千歳緑(せんざいみどり)というカラーである)をベースとし、
浅黒いスキンカラーとクリーム・イエローのヘッドパーツ、若竹色の発光ラインを有する。
このカラーリングについて、彼女自身かなり気に入っているようである。
自身のファッションについても関心が強く、各種身体パーツの新製品が発表されれば必ずチェックし、場合によっては試着の上、
購入・自身の体とのチューニングまで頻繁に行っている。※3
コンプレックスは、基礎設計の関係により、ヒューマンの標準体型と比較して四肢が太くならざるを得ない、という点である。
これは身なりに気を使う彼女にとって、無視できない悩みの種のようだ。
特に、種族をこえて人気のある服装は、身に着けるとほぼ確実にその四肢の造詣があらわとなってしまうため、可愛いのに着れない、似合わない、
という事が往々にしてあり、ショックを隠さない。
とはいえ、彼女はこの設計構成が戦闘行為へ与える影響・恩恵も十分理解しているし、キャストのパーツの見栄えという点ではしっかりと
したものになるため、構造を変更する気は無いようだ。

【アークスでの戦闘】

主に使用する武器は、アサルトライフルやランチャー、ツインマシンガンといった銃器が多い。
これも軍事連合に所属していた際、射撃による援護や牽制、局地砲火等の任についていた経験に基づくものである。
ただそれだけでなく、「銃を使用した戦闘」を好んでいる、という向きもあるようだ。
前述したように、彼女は外見・ファッションへのこだわりが強く、装備する武器においてもその一環と捉えているようで、
長年手にしてきた馴染み深い銃器に、そのファッション性を見出すようになったためであると思われる。※4
自身のカラーリング、またその体の設計概念に似合うよう、もっぱらミリタリー色の強い武器や、アークス支給の基礎銃器などを
好んで使用しているようである。
また銃器による戦闘法自体についても他のアークスと異とすることが多くあり、その内容は戦闘効率という観点からは外れた戦い方であることが多い。
これは、軍事連合出身者としても特異な傾向である。

【プライベート】

アークス居住区にあるアークリンデ達の部屋には、「Knights of the Wind」という小さなバーが併設されている。
これは彼女達がアークス所属として活動を始めた同時期に開かれたものであり、以来切り盛りをしてきている。
もちろん、アークスとしての任務が本業であるため、ほぼ趣味の範疇で営業している状態であり、お世辞にも繁盛しているとは言いがたい。
メニューのラインアップとしては、一通りの酒類・飲料のほか、簡単な食事や甘味類を提供している。
また、アークスの任に着いた際、各惑星で食材となりそうなものを採集し、これを用いたオリジナルメニューを気ままに気まぐれに出している。
ただしその出来に関しては、ものによって賛否両論あるようだ。
この店も彼女達の支えのひとつとなっているようで、客のいない店内でくつろぐ時間、たまにやってくる数少ない客とのふれあい等、
一つ一つの時間を大切にしている。
店名の由来は、アークリンデが心から敬愛してやまない、今や伝説となったバンドグループ、「Crush40」の名曲のひとつから拝借している。※5
開店の準備を進める中、店名をどうするかという話になった際、彼女のつよい推薦により決定されたのであった。
彼女は、その曲のもつ勇ましさ、優しさに惚れこんでおり、そして何より自分の目指すものをその曲に見出したように感じとっていた。
「風のように自由に、そして、騎士のように強く高潔に」、そうありたいと願う彼女にとって、この店に「風の騎士」を冠すること、
そしてこの店を守り続けるということは、その願いの実現を目指し貫き通すことに他ならないのかもしれない。

【繋がり】

[R.Terminus]
アークリンデが彼女、R.Terminus(以下ターミナス)と出会ったのは、アークスでの求人募集企画でのことである。
当時、用意されたナベリウスでの研修用プログラムにて、偶然にも同一パーティとして編成・模擬任務をこなす事となった。
プログラム自体は問題なく修了となったのだが、その後の会話にて意気投合し、瞬く間に友人関係となる。
現在、ターミナスは正式なアークスではないものの、彼女の所属するアシモフ社はオラクルの子会社という関係らしく、アンドロイドの戦闘データ収集等の
業務を行っている模様。
アークリンデも、時折彼女の相棒としてその業務の手伝いなどに馳せ参じたり、または反対に、アークスの任務に同行してもらうことがあるようだ。
今ではターミナスの妹達であるR.TrantorやR.Soraliaとも親しくなり、所属の枠を超えて、仕事にプライベートにと交流は深い。
正確な情報ではないが、アークリンデはターミナス達と任務に赴く際は、彼女達の非常用のバックアップメモリを携帯しているとか…。


マグナ・マーテル



フルネーム Magna Mater/W
種族 キャスト
性別 女性
身長 183
所属 アークス
来歴 軍事連合(自警組織)
所属Ship Ship3 ソーン
クラスレベル Hu38 Fi35
IDネーム Kn.Wind
Last Update 2013-01-24 02:44:27 (Thu)


備考・その他


【概略】

名を「マグナ・マーテル」、通称マギー、マーテルなど。
もともと彼女もアークリンデと同じ組織に所属していた経歴があり、同時期に組織を脱退・アークスへの所属となる。
開発の時系列上で言えば、マグナはアークリンデの同型機・後期開発型にあたるのだが、その基礎性能においては大きな世代格差がある。
「Material Serise」の1体として開発された彼女は、当時の最新技術を結集・さらに個体ごとに特化した機能を与えられたオーダーメイド機であった。
しかし彼女の持つその特化機能が、処理能力に大きな負荷をかけており、実質のパフォーマンスとしてはアークリンデとほぼ同等、もしくはやや劣るレベルである。
また、マグナ・マーテルという名前は元来からの彼女の正式な名称ではなく、組織を離れた際、アークリンデが彼女に与えたもので、組織内部では開発コード「M/W-74」、
または「ヴォルフラム」というコールサインで呼ばれていた。
「Mater」は、シリーズ名であった「Material」から取っており、Magnaは、「偉大な」という意味を持った古の言語を用いている。※6
アークス所属後は、アークリンデと正式に姉妹となり同居を開始。
今では、アクティブながらも少し緩い姉のアークリンデを、影ながらに支えるしっかりとした妹のマグナ、といった姿が定着してきている。

【性格・特徴】

あまり感情を外にあらわさない。
ただし感情が無いというわけではなく、感情表現に慣れておらず、人間的な人付き合いに関しても不得手であることが影響している。
人見知りの激しいところはあるが、基本的に親しい間柄であれば人並みの喜怒哀楽を示す、そんな性格である。
全身を白一色で包んだ、深雪を思い起こさせるような風貌をしており、これが性格とあいまってよりいっそうクールな印象を与える。
ヘッドパーツは前髪の長いショートヘア、アイディスプレイ付きのサイバーグラスを装備しているため、目元はほぼ隠れた状態である。
戦闘時のパーツ構成も、自らの戦闘スタイルに合わせた無駄の無いものを好んで身につけている。
しかし、意外なことに彼女のパーツ・服装・アクセサリーのレパートリーはかなり幅広いものが用意されている。
といっても、それは本人の意向によるものではなく、姉のアークリンデによって用意されたものが大部分を占めている。
彼女の項目でも述べたように、アークリンデはファッションにおける熱意が強く、その範囲は自分自身にとどまらず、妹のマグナにまで及ぶようになっていた。
あるときはバニー風に、あるときはナースに、あるときはサンタクロースに…あたらしい服装が出るたびに、こうしてマグナは着せ替え人形状態にされているのである。
マグナ本人はこの容姿変更(単なるコスプレであるが)に前向きではないのだが、姉のその勢いに押され、いつもしぶしぶながら付き合っている。
感情表現の苦手な彼女であるが、こういった長い付き合いのもと、アークリンデに対しては実に様々な表情を見せる。
しかしアークリンデ曰く、こんなに感情豊かになったのは本当に最近とのことで、「それこそ前居た所では、まるで機械みたいな子だった」と、からかい混じりに話す。
「マギーのことは昔も今もずっと変わらずに好きだけど、今みたいに私のことを「しっかりして!」ってしかってくれる方が、私は嬉しいな~」
そう笑いながら話すアークリンデに対し、呆れたような、それでいて気恥ずかしいような、ほころんだ表情をマグナは見せる。
なお最近ではダーツが趣味のようで、暇なときに、バーに設置されているダーツを一人で延々勤しんでいる姿も目撃されている。

【アークスでの戦闘】

格闘戦・近接戦闘を軸とした戦闘スタイルをとる。
アークス規模が10年前のレベルまで回復し、特定のクラスが解禁となってからはファイターとしての活動が多い。※7
特にナックルによる"単"対"単"の戦闘に重点を置いており、またアークリンデとの連携攻撃を念頭とした戦闘スタイルが目立つ。
マグナが敵性体への直接的な攻撃、牽制、注意のひきつけを行いつつ、隙を突いてアークリンデが弱点へ集中砲火、場合によっては弱点付加等の支援行動を行い、殲滅する。
多数相手となると苦しい場面もあるが、姉妹ならではともいうべきその連携行動は、これまでにも無視できない戦果を少なからず挙げている。
マグナ個人の戦闘力だけで言えば、単体に対し絶大な威力を発揮するナックルの使い手なだけあり、その攻撃は一極集中・一点突破の火力としては抜群である。
が、反面防御力(装甲・防御手段)については若干もろい面があり、攻撃と防御・回避にメリハリをつけた戦闘を心がけなければ、重大な損傷を負いかねない。
したがって弱点を補うためには、アークリンデに限らず複数のアークスとの連携行動をとることがほぼ必須といって良い。
しかし先述したように、マグナは極度の人見知りでもあるため、アークリンデとの連携行動にのみ特化した戦闘スタイルとなりがちである。※

【プライベート】

バー「Knights of the Wind」ではウェイトレス担当であるが、もちろん彼女の本意ではない。
人見知りを治すための措置と称され、アークリンデにより一任されたというのが大まかな経緯である。
働き始めた最初こそ、全く不慣れなサービス業と元来の人見知りにより、相当ぎこちない仕事ぶりが目立ち、失敗も両手では数え切れない。
しかし日が経つにつれて仕事の内容には徐々に慣れていき、また少ないながらも店に常連がついて人々との触れ合いが増えてきたことで、次第にではあるが崩れた表情を
見せることも増えていった。
今では失敗することもほとんど無くなり、この仕事も悪くは無いな、と思うようにもなったマグナ。
が、どうしても辞退したいことがひとつだけあった。
コスプレ接客である。
当然ながら、アークリンデの発案・プロデュースであり、そのレパートリーは徐々に増えつつある。
マグナ本人はもとより、客以上にこのサービスに熱心なのがアークリンデであることに間違いは無い。
常連客の中にも楽しみにする人がおり、また姉のめい一杯の笑顔を前に、もうこれ以上は・・・とは言い出せないマグナなのであった。


補足説明

  キャラクター本人とは直接関係の無い項目です。PSO2の世界観を独自に解釈したものの他、作者が参考にしたり引用した事柄などを掲載しています。

+ ...
※1
オラクル船団には、アークスという惑星調査組織が存在しているが、これは言わば巨大なひとつの外務組織と考えて差し支えない。
ダーカーのアークスシップ襲撃により、緊急招集され鎮圧作戦を展開する事もあるが、これはアークスとしての本分からは外れた行為とも言える。
とはいえ、このような船団内部への深刻な被害が想定される場合における、アークスのその圧倒的戦力は、すでに事態収拾への重要なマターとして認知されている。
ただし、実際はオラクル内部を警護・防衛する組織は多数存在しており、ダーカー襲撃に限らず、船団内にて発生する災害、事件等の対処はこれらの組織が
主任務を担っている。
こういった組織がアークスと異なるのは、その活動が船団内部の問題に限り行われる事、またその活動目的により大小多数の組織が存在している事であり、
これら組織を総称したものが、いわゆる「軍事連合」である。
アークリンデの所属していたという自警団組織も、これら軍事連合のうちのひとつであり、何らかの目的のもと活動していたのである。

※2
軍事連合とアークスの戦闘行為において最も異なる点は、使用する武器である。
アークスで用いているフォトン兵器は、通常の火器と比較すると威力面では劣るものの、フォトンへの干渉能力を有する者が扱うことでそのポテンシャルを発揮、
通常兵器では成し得ない多種多様な要求を実現可能である。
また使用者の精神を介し、フォトン操作によって使用する性質上、その武器構造は同目的の通常兵器よりも簡略化・軽量化が可能であり、携行等の扱いやすさは群を抜いている。
使用上の事故も極めて少なく、安全性にも特化している(要は要求されるフォトンへの干渉能力を満たさない限り、武器の十分なパフォーマンスを得るどころか、
使用さえ出来ないためである)。
精神を介した武器運用、武器の扱いやすさ、安全性、これらの特性が、種族・性別に関係なくアークスの構成員として多種多様な人材が集う大きな理由のひとつである。
そしてその人材としての最低限にして最重要な項目こそが、フォトンへの干渉能力なのである。
これに対し、軍事連合の用いる武器はフォトンを介在しない、いわゆる従来の火器や兵装である。
正確なノウハウ、十分な身体能力を有していれば、その能力はほぼ個人によらず一定であること、何よりその一撃の威力こそが、これら軍事連合の武器には要求される。
オラクル船団での事件や事故・そしてダーカーの襲撃など、言わば市民の生命に直結した局面において、事態への迅速なる対処・敵対勢力の排除は最優先事項であり、
個々人の能力に左右されうるフォトン兵器の使用は、アークスに比べ格段に少ない。
以上のような事情から、これら軍事連合での戦闘ノウハウがアークスでの任務に100%恩恵を与える、かというとそうではないのが実情である。
アークリンデが、アークスでの任務を所属当初から支障なくこなせるというのも、かつての戦闘で培った武器のノウハウ・経験・勘はもちろんのこと、
本来持ち合わせていたアークスとしての資質、つまりフォトン干渉能力が大いに働いている事は紛うことなき事実である。

※3
キャストはこのように体の各パーツを変更する事で、比較的フレキシブルに外見を変える事が可能である。
ただしそれは外見に限った場合であって、生活環境やスタイル、アークスであれば戦闘行為・衝撃に対する耐久度など、それぞれの体躯・設計思想にあうようパーツ細部の最適化を伴うことが多い。
これは容易いことではないが、にもかかわらず彼女はそれを頻繁に、しかも自ら行っているわけであるから、そのこだわり具合を如実にあらわしていると言えよう。

※4
アークスには他にも、銃を使用した戦闘に対して、執着を持った女性型キャストの存在が確認されている。
ただしその趣旨は、銃を用いた戦闘行為自体、そして敵性体の殲滅にあるらしく、その行動原理に一致傾向は見られない。

※5
元となった曲の正しい曲名は「Knight of the Wind」である。

※6
命名したアークリンデ本人も知らないことであるが、実はマグナ・マーテルとはローマ神話にて「大いなる母」という意味を冠する大地母神のことを指す。
ギリシャ神話では「キュベレー」とも呼ばれる。

※7
10年前のあの出来事により、当時のアークスの絶対数は劇的に減少・壊滅さえ危ぶまれる事態となっていた。
この緊急事態に対し、生き残ったアークスの上層部は残存するアークスのそれ以上の人的・物的損失を防ぎ、組織としての立て直しを図るべく、様々な制約や規則を設けていった。
そのひとつが、一部既存クラスの凍結である。
その主目的は、役割が分散して統制が困難になっていたクラス構成を大きく3系統に集約することで、組織構造や命令系統の簡略化・小隊レベルでの作戦行動の高効率化、
生存確率の向上等を達成することである。
3系統のクラスは、近接格闘戦による攻撃型防御部隊、射撃攻撃による援護・牽制部隊、法撃による遠距離支援部隊あるいは衛生部隊であるべきとされ、これらの適合クラスとされたのがいわゆる、
ハンター、レンジャー、フォースなのである。
ここに凍結されたクラスの一部例(特に上記攻撃特性と類する代表的な例)として、ファイター、ガンナー、テクターを上げる。
まずファイターについては、単対単戦闘時の単位時間当たりの総合攻撃力・手数という点においてはハンターよりも優れ、その機動力も大きなアドバンテージとなった。
しかし、一つ一つの攻撃威力自体は小さく、場合によってはエネミーに対して有効なダメージを与えられないこともあったという。
またエネミー単体との戦闘を前提とした造りの軽量武器が大部分を占めていたため、武器による受け流し・ガード等が不可能で、乱戦時における不意打ちなどによって
致命的なダメージを負う事も少なくなかった。
次にガンナーであるが、主に双機関銃の銃撃による近距離戦闘を主軸とし、ファイターと同じく手数に優れ、回避性能も優秀であった。
フォトンアーツや固有スキルは癖があるものの、使用者がその特性を理解し適切なタイミングで放つことにより、絶大な攻撃力を発揮しうるため、部隊のダメージソースにも十分になり得た。
これらガンナーの特性は、しかし逆にそれ自体が弱点と言えるであろうことは間違いない。
先述したように癖の強いその戦闘スタイルは、エネミー・味方との位置関係、自分を含めた周囲の状況、有効な攻撃手段を常に把握することを求められた。
これを怠った場合、あるいは疲労による集中力の途切れなどの一瞬の隙を突かれ、命を散らすアークスも少なくなかった。
(ある報告によれば、双機関銃の一部の戦術・技術が開発された後、それらの利便性に頼りすぎるがゆえに己の技術練磨を怠るようなアークスが続出した時期があった。
これと時期を同じくして、アークス死亡者のガンナー占有率が上昇したのは、おそらく偶然ではない)
最後にテクターについて、これらは前述の2つのクラスに比すれば、攻撃特性は高くなく、防御面・支援面において優れたクラスであった。
主にシフタやデバンドといった補助系テクニック、レスタ、アンティ等の回復テクニックに秀で、必要最低限の護身用武器も携行出来たことから前線のハンター・ファイターなどと
共同戦線を張ることが多かったという。
ただし、前線での戦闘が主とならざるを得ないため当然その危険度は高く、フォースに比べ打たれ強いといってもその消耗は無視できないものがあった。
またハンター・レンジャーとの協力を考慮した際の火力不足は否めず、一点に大火力を集中できるフォースの潜在能力が魅力的であることも大きく影響した。
攻撃面、生存性といった特性・そして当時のアークスの指針・・・これらの整合性上、法撃を担うクラスは、フォースへとその座を譲らざるをえなかったのである。
以上をまとめると、凍結されたクラスの多くは、危険度が高くかつ個人個人の熟練度が大きく影響されるものであったことが伺える。
当項目の最初に述べたように、アークスの生存率の向上・体制再建という観点からすれば、結果的に上記の処置はそれに大きく貢献したといえると思われる。
アークスも盛況を取り戻した近年、上記3つのクラスは解禁の運びとなったが、解禁当時一部のクラスはその能力を制限されていた時期があった。
この処置は上記のようなクラス特有の危険性を考慮し、アークスへの慎重な運用を促す意図があったとも言われているが、その真意は不明である。
結果この処置は、特に新世代のアークスにとってはすこぶる評判が悪く、多大な非難を浴びた上層部はやむなくその能力制限を解除した。
その影響が、今後のアークスの運用にどのように関わってくるか・・・それは過去、そして今のアークスの姿から想像するしかない。










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最終更新:2013年01月24日 02:44