キョン「今日はどういった料理を」
長門「>>704」
キョン「ほぉ」

703 名前: 舞妓(福島県) [sage] 投稿日: 2007/04/23(月) 23:31:37.85 ID:piSzxwYu0
みくる

704 名前: アリス(千葉県) [sage] 投稿日: 2007/04/23(月) 23:31:40.24 ID:RFyf7r8w0
まつたけごはん

705 名前: 高校生(樺太) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:31:40.70 ID:rJpWf8Vt0
ニコラス刑事

706 名前: 調理師見習い(樺太) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:32:26.07 ID:CnpwZPKwO
愚問

707 名前: 運び屋(樺太) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:33:31.70 ID:SRcNyXfTO
やっとまともな料理を…

708 名前: 外来種(アラバマ州) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:33:58.24 ID:geHsPY6T0
谷口「長門、おれのまつたけを」

キョン「何か普通の料理だな」
長門「今までが異常だった」
キョン「それもそうだな。作り方は分かるか?」
長門「大体は」
キョン「そうか、なら材料を買いに行くか」
長門「わかった」

キョン「ってことでハルヒ、今日は早退するぞ」
ハルヒ「そっそう・・・」


ハルヒ「・・・・・・。」

谷口「なんだなんだお前ら!俺様を差し置いてデートかよ」
キョン「よお谷口、どこから沸いて出たんだお前は・・・。そんなんじゃねえよ」
長門「・・・そう」
キョン「何か言ったか長門」
長門「別に」

谷口「なら何なんだ。買出しか?」
キョン「まぁ、そんなもんだ・・・そうだ谷口、お前長門の手料理食べたくないか?」
長門「!」
谷口「何?長門の手料理だと?」
キョン「あぁ、今からマツタケご飯を作るからな。お前も食うか?」

714 名前: 入院中(長野県) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:47:33.86 ID:ejjcskt00
谷口「だが、断る
    俺の最も好きなことの一つはノロケをいう奴にノォーッ!と言ってやることだ!」

キョン「そうか。まぁ、来世まで後悔しないようにな」
谷口「ちょ、冗談だって!食いたいに決まってんだろ」
キョン「どうせだしお前も買出し付き合えよ。ちょうど荷物持ちが欲しかったところなんだ」
谷口「荷物持ちは置いといて、別に行ってやってもいいぞ」

長門「・・・」


ハルヒ「アホの谷口まで・・・何してんのかしら」

723 名前: 40歳無職(樺太) 投稿日: 2007/04/23(月) 23:57:37.61 ID:uKyZ7eBOO
キョン空気嫁


~スーパー~

谷口「ようやく着いたな。ちょっとトイレに行ってくるわ」
キョン「俺達は米選びに行っとくから」
谷口「おう」


キョン「さて長門」
長門「・・・」
キョン「さっきから何か怒ってないか?」
長門「・・・別に」
キョン「そうか・・・米買いに行こうか」
長門「・・・」


谷口「WAWAWA忘れもの~♪」


~男子トイレ~

谷口「ふぅ・・・やべ、窓開けっ放しだった・・・」
*「あんた!ちょっとこっち来なさい!」
谷口「ぬおお!?」

ガチャ!バタン!

ハルヒ「何であんたがキョン達とここにいるのよ!」
谷口「涼宮!?お前、ここは男子トイレなんだが」
ハルヒ「そんなことはどうでもいいのよ!質問に答えなさい!」


キョン「さて、どのくらい米を買うんだ?」
長門「2合もあれば充分」
キョン「そうか・・・別に買う必要もないかな」
長門「私の家に来れば問題ない」
キョン「そうするか」

キョン「他に必要なものは?」
長門「松茸」
キョン「マツタケご飯だもんな」

キョン「んー、マツタケ・・・高いな」
長門「これでいい」
キョン「やれやれ、財布の気温がまた下がるな・・・」


谷口「実はかくかくしかじかでして」
ハルヒ「何よそれ。ただ有希の作った料理を食べたいだけなの」
谷口「こんな機会はもうないだろうからな」
ハルヒ「別にいいけど特別料金を払って貰うわよ。5万」
谷口「ちょちょちょ!高すぎるだろ!」
ハルヒ「有希の手料理なのよ?そのくらい当たり前よ。でも」
谷口「でも?」

ハルヒ「今からあたしが言うことを良く聞きなさい!あの2人が必要以上に接近しないようにして欲しいのよ」
谷口「はあ?・・・ははーん」
ハルヒ「何よ?」
谷口「いやー、涼宮にも可愛いところがあるもんだtひでぶ!」
ハルヒ「ばばば、バカ言ってんじゃないわよ!あたしは団長として団員同士の不純異性行為を防止する義務があるのよ!」
谷口「なら自分でやればいいじゃねえか」
ハルヒ「うううるさい!さっさと行け!」

谷口「ちっ、相変わらず乱暴な女だ・・・」
谷口「性格以外は完璧だから逆にタチが悪いぜ」
谷口「黙っとけば上玉なのによお」
谷口「待てよ・・・こんな回りくどいことを涼宮がするか?」
谷口「これは俺との関わりを持ちたいって言う遠回しの・・・」
谷口「フラグktkr」


キョン「何を谷口は七面相してんだ?」
長門「ユニーク」


ハルヒ「何やってんのよ、あのバカ」

キョン「それで、他に買うものはあるか?」
長門「特にはない」
キョン「そうか、ならレジ行くか」

キョン「結構人が並んでるな・・・この時間帯は人が多いんだな」
キョン「長門、悪いが並んでおいてくれるか?トイレに行きたいんだ」
長門「わかった」
キョン「悪いな。行ってくる」


ハルヒ「あっ、キョンがこっちに・・・」

キョン「あれ、ハルヒじゃねえか」
ハルヒ「ああ、あれ・・・あれよキョン、奇遇ね」
キョン「どうでもいいがそこは男子トイレで女子トイレはあっちだ」
ハルヒ「うるさいわね、わかってるわよ」
キョン「それで、お前は何をしてるんだ。買い物か?」
ハルヒ「スーパーに来て買い物をしない奴の方が珍しいわよ」
キョン「そうか?」
ハルヒ「あんたは有希と買出しだっけ」
キョン「あぁ。今から長門の家に行くんだが、お前も来るか?」
ハルヒ「別に構わないけど」

ハルヒ「ねぇ、キョン。有希の家によく行くの?」
キョン「別に。たまにお茶飲みに行ったりするだけだ」
ハルヒ「そっそう・・・」

ハルヒ「・・・・・・。」

谷口「いやー!モテる男は辛いな!マジで!っと」
長門「・・・」
谷口「あれ、キョンは?」
長門「トイレ」
谷口「そ、そうか」
店員「お会計8715円になります」

谷口「・・・」
長門「・・・」
店員「・・・」
客「・・・」

谷口「え、あの・・・」
長門「・・・」


谷口「・・・1万からで」

キョン「おう、会計終わったのか」
ハルヒ「あれ、谷口もいたんだ」
谷口「え、何言って」
ハルヒ「・・・」
谷口「お、おう!たまたま帰りにあってな、ついでに同行してんだよ」
ハルヒ「ふーん」

谷口「あぁ、ところでキョン。会計のことなんだが」
キョン「・・・」
ハルヒ「・・・」
長門「・・・」

谷口「・・・やっぱいいわ」

752 名前: 中小企業診断士(静岡県) 投稿日: 2007/04/24(火) 01:12:14.11 ID:EKqk5Fn30
谷口wwwwいい奴だなwww

キョン「あぁ、長門。ハルヒもお前ん家に行くけどいいか?」
ハルヒ「人数増えちゃうけどいいわよね有希?」
長門「・・・構わない」
ハルヒ「そう。ならさっさと行きましょ」
長門「・・・」

谷口「明日の昼飯、どうすっかな・・・」

755 名前: 美容部員(大阪府) [sage] 投稿日: 2007/04/24(火) 01:15:26.49 ID:ATaJM8BB0
谷口かわいそすww

756 名前: 経営学科卒(北海道) 投稿日: 2007/04/24(火) 01:17:23.86 ID:RHVn5oxQ0
この空気いいwww


~長門宅~

ハルヒ「お邪魔しまーす」
キョン「邪魔するぞ、長門」
谷口「すげーマンションだな」
谷口「って、あれ。空き家・・・じゃねえか。でも何もねえな」
谷口「カーテンすらない部屋ってwww」
長門「・・・」

谷口「・・・ほ、ほら、シンプル イズ ベストって奴だ!いい部屋だよな!WAWAWA忘れ物~・・・」

長門「・・・・・・・・・」

谷口「・・・」
谷口「すまん・・・」
谷口「ごゆっくり!」

ダダッ ガチャ バタン

キョン「あれ、谷口は?」
長門「さあ」

ハルヒ「あれ、谷口は?」
キョン「わからん。急用でも出来たんじゃないか?」

キョン「それよりだ、ハルヒ。人の家なんだから台所を使うにしてもせめて断ってからにしろよ」
ハルヒ「何よ、有希の家なんだしいいじゃない。いいわよね有希」
長門「別に」
ハルヒ「ほら、有希もああ言ってるわよ」
キョン「長門は口下手というか、そんな気があるだろうが」
キョン「第一、俺は勝手に使う前に一言断りをいれろって言ってるだけだろ」
ハルヒ「な、何よ!すぐにそうやって団長に逆らって!」
キョン「この場面で団長云々は関係ないだろう。それにだな」
ハルヒ「うるさいうるさいうるさい!キョンはすぐそうやって有希の味方するんだから!」
キョン「おいおい・・・変な誤解を招く言い草をするなよ」
ハルヒ「事実じゃない!いつもいつも有希の方ばっかり見てるくせに!」

ハルヒ「・・・あたしのことだって、ちゃんと・・・」
キョン「ハ、ハルヒ?」
長門「・・・」

長門「帰って」
キョン「え?」
長門「2人とも今日はもう帰って」

キョン「長門?」
ハルヒ「ゆ、有希?」

長門「・・・帰って」

長門「・・・」
キョン「・・・わかった。今日のところは帰るわ。邪魔したな」
ハルヒ「また明日、学校でね」
長門「また明日」

ガチャ バタン

長門「・・・」

761 名前: 経営学科卒(北海道) 投稿日: 2007/04/24(火) 01:44:25.88 ID:RHVn5oxQ0
またクッキング関係ない方向へwww

長門に追い出されるようにして俺達は帰路に着いた。
何か癇に障ることでも言ってしまったか?だが、今はそれよりも気になることがある。
ハルヒの言葉が頭に付いて離れなかった。

ハルヒ「どうしたんだろ、有希・・・」
キョン「・・・なぁ、ハルヒ」
ハルヒ「何よ」
キョン「さっき何か言い掛けてただろ。あたしのことだって、どうのこうのって」
ハルヒ「・・・うん」
キョン「何て言いたかったんだ?」

そう言うと、ハルヒは何かを考える風に立ち止まった。俺も足を止める。
そうして暫く時間だけが過ぎたが、ハルヒは決心したように俺の方を向いて

ハルヒ「あんたさ、有希のこと好きなの?」
と少し赤い顔で言ってきた。

キョン「・・・どうしたハルヒ、熱でもあるのか。顔が赤いぞ」
ハルヒ「な、何よ!白ばくれないで答えなさいよ!」
ハルヒは赤かった顔をますます染めながらも、負けじと睨んできた。
こういうときでも持ち前の負けず嫌いが無駄に働いていると見える。
だが待てよ。唐突に何なんだ。長門のことを俺が好きかって?
キョン「当たり前のことを聞くなよ。もちろん好きに決まってるだろ」
ハルヒ「えっ・・・」
先刻の怒り顔から一転して、今度は戸惑いの表情をしてくる。
おいおい、勘違いしてくれるなよ。オーバーに捉えすぎだ。
キョン「一応言っておくが、好きは好きでもLoveじゃなくてLikeだからな」
ハルヒ「そ、そう・・・」
ハルヒはそれだけ呟いて、だが微妙に安堵しているようだ。
それにしても何故こんなことを聞くんだよ。俺が長門のことを好きだとしたら何なんだ。
ハルヒ「別に!あんたを見てたらそうなのかなって・・・そう思ったから気になっただけよ!」
そうかい。まぁ、当分の間はそういう対象は見当たりそうにないね。
そもそも恋愛感情なんて幼い頃の従姉に抱いたくらいのもんだ。
今となっては軽くトラウマになってしまっているがな。
ハルヒ「ガキねー。大体そういうのは憧れを恋と勘違いしてるだけよ」
知ったような口を聞き流しながらチラリとハルヒの顔を確かめてみると、いつものハルヒに戻っていた。
顔は相変わらず少しだけ赤かったが。

谷口「WAWAWA忘れ物~・・・はぁ」
懸命に今日のことを忘れようと『忘れ物フォーエバー』(作詞作曲俺)を歌うんだが、そう簡単に上手くはいかねえな。
今頃キョン達はマツタケご飯でも食ってるんだろうな。糞、俺が下手なこと言わなけりゃ!
お湯に浸かりながら俺は今日何度目かの溜息をついた。
長門の手料理が食える、ついでに涼宮もいたが、そんな千載一遇のチャンスを逃してしまった俺のアホ。
おまけにマツタケ代は俺のサイフから飛び出したことを考えると、さらに憂鬱が深まるぜ。

WAWAWA忘れ物~君の瞳に忘れ物~♪

そのとき携帯が俺に電話がきたことを知らせてきた。
慌てて湯船から飛び出して携帯を手に取る。知らない番号だった。
谷口「ちっ、キョンかと思ったんだが」
てっきりキョンが俺に救いの手を差し伸べてくれるものと思っていたんだが、違うらしい。薄情者め。
そんな憤慨は電話に出た瞬間、どっかに吹っ飛んでいったけどな。
「長門有希」

谷口「ぬぅお!?な、長門さんですか?」
長門「そう」
谷口「えーと、どういったご用件でしょうか。ってか、何で俺の携帯の番号知ってんだよ」
突然の出来事に混乱しながらも、俺は至極当然な質問を口にした。
長門「私の家に来て」
あっさりスルーされました。まぁ、なんとなく読めてたけどな・・・ん?
谷口「は?」
長門「今すぐ」
それだけ言って電話は切られた。時間が止まった俺を残して。

これは・・・フラグか?・・・いやいや、そんなに上手くいくとは思えん。
長門宅へのエレベーターに乗りながら、冷気が頬を叩いて俺を連れ戻してくれた。
これはあれだろ。マツタケご飯が出来たから来いってことなんだろ。
大方キョンに言われて電話したって所か。涼宮が全部食ったりしてないといいがな。
そんなことを考えながら俺は長門宅の玄関前に着いた。チャイムを鳴らして反応を待つ。
すぐに長門が顔を出した。
谷口「よぉ、言われた通り来たけど」
長門「入って」
それだけ言って、長門は部屋に入っていった。俺も後に続くことにする。
谷口「あれ、キョンと涼宮はどうしたんだ?」
玄関には靴が1つしかなかった。多分、長門のものだろう。
長門「帰った」
液体ヘリウムみたいな目が俺を見つめて言った。
こいつは聞いた話によると独り暮らしらしい。物騒なもんだ。
ということは今、俺を除けば長門以外誰もいないということになるな。二人っきりってことか・・・。
・・・二人っきり?
谷口「えええええええええ!?」
つい素っ頓狂な声を上げてしまった俺を誰が笑えようか。そこ、笑うな。

長門「このマツタケはあなたが買ったもの。あなたにはこれを食べる権利がある」

~ここまで書いてスレ落ちしてた★~

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最終更新:2007年04月29日 20:01