響「サムライドライブ」
執筆開始日時
2012/09/06
概要
雨が、埃にまみれた袴を濡らしてる
路銀を使い果たしてしまった自分は小川の側にうずくまり、川面を流れていく紅葉を眺めてた
腰には一振りの刀
たった一つの、父親の形見
「父さん……」
何度呟いてみても、応えてくれる人はいない
(これからどうすればいいんだろ……)
見知らぬ土地でツテも無い
おまけに懐も空っぽ
勢いだけで飛び出して来ちゃったことを、いまさらながら後悔してた
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^我那覇響 ^四条貴音
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最終更新:2012年10月08日 16:50