【ミリマス】志保は弟に助言を与えたい
執筆開始日時
2019/01/19
概要
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北沢陸、五歳。
少年は冷蔵庫からキンキンのヤクルト容器を取り出すと、
憂いた手付きで蓋を開け、溜息と一緒に乳酸菌を胃袋の中へ納め入れた。
そして小さくげっぷ、ゴミはゴミ箱へ。
肩から外す鞄は彼が保育園のお世話になっていることを周囲へ示す証である。
その一連の様子を姉は見ていた。
北沢志保、十四歳。
彼女は買い物袋の中身を冷蔵庫へと移しながら、
この愛しき弟が何か重大な悩みを抱えている事実にそれとなく気がつき始めていた。
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最終更新:2020年03月26日 16:45