徹「すげえ、清志が運転席に座ってる」
由美「ねー」
徹「なんか、緊張してきたな俺たちも」
由美「うん」
由美たちが待合室で教習コースの様子を見ている一方・・・。
黒田「早くシートベルト締めろよ」
清志「はい・・・うわぁ、こっち側から締めるの初めて・・・」
黒田「よし、エンジンをかけてみろ」
清志「よしきた・・・」
ブルンッ！！
清志「おお！！」
黒田「次にハンドブレーキを倒すんだ」
清志「はい」
黒田「で、ギアチェンジ・・・Dに入れてみろ」
清志「はい・・・うわ～！！進んでる！！」
黒田「あ、ブレーキ踏んでって言うの忘れてた、ブレーキブレーキ」
清志「ブレーキってこっち！？」
加速する車。
黒田「ちょ、おま・・・！」
清志「ぎゃ～～！！」
ドンっ！！
清志「あ！！ぶつかった！！」
黒田「やべぇ～・・・」
ぶつけられた車から芳子とおじいさんが出てくる。
芳子「もう～！！」
おじいさん「黒田くん！！」
黒田「はい！」
芳子「清志くん！！」
清志「はい！！」
徹「あーあ・・・あいつ初っ端からなにやってんだよ・・・」
由美「芳子、大丈夫かなあ・・・」
徹「・・・大丈夫そうだけどな」
由美「うん・・・」
徹「黒田めっちゃ怒られてる・・・あいつ新人だもんな」
由美「えっ、そうなの？」
徹「そうだよ」
由美「ベテランかと思ってた・・・入校式の時前で喋ってたし・・・」
徹「えらそうなこと言ってたしな」
由美「うん・・・そっか、新人だったんだー」
最終更新：2016年03月17日 16:19
