第2話「A hot dish」(2008年12月2日)

店長「今日から入る米村くんだ」
米村「どうも」
今日はアルバイト初日、ってことで開店前の朝礼(夕方だけど)中なんだけど・・・
俺含めて5人全員男・・・
あれ、俺が見たのはなんだったの?
女の子ばっかりだったのに・・・
店長「とりあえずは皿洗いからで」
米村「はぁ・・・」
あー、なんかめっちゃ騙された
やる気なくしたなぁ・・・

俺の仕事は実に単純だった。
皿洗い。
けど時代が時代だからか、この店では食器洗浄機を使っている。
汚れた皿を並べて蓋をして、スイッチを押すと数分で綺麗になる。
それを取り出して食器棚に戻す。これだけだった。
たるい、これが仕事というものなのだろうか。
こんなことでお金をもらってもいいのだろうか。
店長「楽勝?」
米村「まあ」
店長「これからだよ」
米村「・・・?」
最初は店長のセリフの意味がわからなかったが、時計が6時半を過ぎた頃・・・
店長「いらっしゃいませ!」
   「いらっしゃいませ!」
米村「・・・・・・」
店長「いらっしゃいませ!」
   「いらっしゃいませ!」
米村「・・・・・・」
店長「いらっしゃいませ!」
   「いらっしゃいませ!」
客多いなぁ急に!!
店長「はい米村くん、声出して」
米村「すみません」
声出すの苦手だよー・・・なんて事を考えてる暇はなかった。
次から次へと追加される洗い物。
   「ほら君、早く早く!」
そんなこと言われても機械の時間だけでも数分かかるのに・・・
並べたりするのも時間かかるんだぜー・・・あと洗い終わった食器めっちゃ熱っいし・・・
米村「熱ちち!!ほら熱いー!!火傷するじゃんかよー!!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年03月17日 15:31