時制をあらわすには、時制を表す接尾辞を用いる。
もっと細かい状態(文法用語で言う、相)を表すときのも、時制を表す接尾辞に含まれる。
時制を現す接尾辞(時制接尾辞)は、第一と第二に別れる。以下の通りである。
第一時制接尾辞(一時接) |
時制を表す |
ne |
現在 |
se |
過去 |
me |
未来 |
第二時制接尾辞(ニ時接) |
相を表す |
s |
普通 |
je |
進行 |
ste |
経験 |
nk |
完了 |
rt |
直近 |
第二時制接尾辞の普通は、省略してよい。
また、一時接が現在で、ニ時接が普通のとき、両方とも省略してよい。
現在・普通と組み合わせると、通時(普遍的にあること)を示す。
完了では、英語の経験や継続は表さない。継続の場合、進行形であらわすことが多い。
習慣的に~している、というような文は、現在普通を用い、後に説明する助動詞を使って表現する。
経験は、過去に経験していたものなら現在時制。過去は経験していたが今は経験がなくなってしまった場合(特殊だが)は、過去時制。
直近とは、直後にすること、直前にしたことなどを表す。
私は歩く。
(時制が省略されている。)
- Dometo'se shertis esi lesit.
あなたは私に本をくれた。
私は歩いていた。
私は学生だったことがある。
食べてしまった。
attesa;動詞atte(食べる)の一人称女性形。
彼は今まさに彼女を殺す。
ceme;動詞ceme(殺す)の全人称形。
jorsi;名詞jors(彼)の主格。
最終更新:2012年06月18日 17:48