NMRA DCC Bi-Directional (BiDi)
NMRAのワーキンググループにて策定が進められている、DCC双方向通信規格。略して「BiDi」と称することもある。
2007年8月現在、RP-9.3.1とRP-9.3.2として通信の基本的な規格は固まりつつあるが、RP-9.3.1は2007年1月に承認されたばかりで、RP-9.3.2に至っては現在も草稿段階である(ただしメーカーは現時点の規格に従うべき、とされている)等、規格確定にはまだ時間が掛かる見込み。
現行のDCC規格に対する改定としての意味合いがあり、将来的にはすべてのデコーダがBiDiを搭載することになる可能性もある反面、実際に普及するかも含めてその将来性については未だ不透明である。ただ、DCCシステムとして
双方向通信機能を実装する方向に進化するのは間違いなく、時間は掛かっても少しずつ利用されていくであろうと考えられる。
2000年に
Lenz社が提唱した規格(
RailCom)をベースにしており、現状ではほぼ同じものと考えて差し支えない。またLenz社によれば関連技術もNMRAワーキンググループに寄付したとのことで、メーカーはライセンス料を支払うことなくBiDiを搭載することができるとされている。
BiDiのメリット
BiDiの動作原理
BiDiの必要機材
互換性問題
最終更新:2007年08月29日 04:04