スロットル

単にキャブ装置のことをスロットルと呼ぶ場合(Digitrax社等)もあるが、DCCでは一般的には列車の速度変更を指示する装置または機能を指す。この意味でスロットルノブと呼ぶこともある。

D101やDigitraxのUT4のように、目盛のついた可変抵抗を使うもの、メルクリンのようにロータリーエンコーダーによるもの、加速・減速ボタンによるもの等、スロットル自体の形状はさまざまであるが、一番目の目盛付可変抵抗でスロットル操作するキャブの場合、操作する車両のアドレスを変更した際に新しい車両の速度と目盛が一致していないことが普通であるため、新しい車両は急加減速することになる。このため「次々にアドレスを変更しながら、多数の列車をコントロールする」という用途には不向きで、キャブ1台につき1列車を運転するといった用途に向いている。
ロータリーエンコーダやボタン式のスロットルコントロールならばこのような問題は発生しないが、現在の列車速度が直感的に判断できないため、ディスプレイに速度をグラフィカルに表示する機能等が必要になる。このこともあって、主に中級機以上のキャブに採用されることが多い。
変わったところとしては、ECoSのスロットルノブにはモーターが仕込まれており、運転する車両のアドレスを変更すると、新しい車両の速度にあわせ自動的にスロットルノブが回転する。



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最終更新:2007年06月14日 23:20