か2


索引


神奈川圭吾(かながわ けいご)

  • 登場作品:学恋2,学恋V
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:岩下明美,深尾華穂子《部活》,清水智子
  • 関連用語:演劇部《所属》,肖像画
 『学恋2』風間・岩下編に登場。
 「演劇部」に所属する三年生男子で、岩下さんの相手役を務めるだけあって実力は高い。
 たぶん「学怖」キャラ初のピアスにヘアピンがチャームポイントの垢抜けたイケメンだが、相手が相手なためか岩下さんの迫力には押されてばかり。どうにも漂うヘタレ臭さは消せない。

 「風間編」。
 肝心なところでセリフを噛んでしまったがために「ロミオ」役を部外者の風間さんにかっさらわれる。
 反撃の糸口を作ったとは言え、通行人Aとして「ニャリン星人」に襲われる。
 その挙句「ホレホモンZ」に操られてスゴい格好になったりと被害者っぷりは枚挙に暇がない。

 「岩下編」。
 他の男子部員と同じく食中毒のため当初は登場しないが、条件を満たせば体調不良を押しての参戦となる。他の素人部員に比べると伸びしろこそ悪いものの本職の持つ能力は流石の一言。パラメーターの合計値は他の候補者十名を遥かに凌駕する。
 練習も「トイレ掃除」や「シンババマッサージ」と言った大半のキャラが嫌がる内容以外はそつなくこなす。練習内容を計算しなければ「ルーシェ」役は元々彼を想定して作られたことを証明することになるだろう。

 また、この神奈川は攻略の進捗と連動した発生条件を有する特殊エンドで本領を発揮してくれたりする。
 『学恋2』でほぼ負けなしの戦績を誇った岩下さんに、なんと唯一黒星を付けるという大番狂わせを起こすのだ。そう、神奈川圭吾はぽっと出の単なるヘタレに見せて、実はとてつもない隠し玉を持っていたのである。
 ゆえに、彼の存在意義は以下の設定に尽きると言い切れるのかも知れない。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 『学恋2』で度々登場した「清水智子」だが、実は彼女のことを殺害したのが神奈川であることが判明する。なお神奈川自身は霊でもなんでもない生身の人間である。
 『学怖(S)』での清水さんの妄想から生み出された「何か」が犯人説とは一線を画した新説がここに成立したのである。
 「花壇の恋」などと同じ「人間」側から既存シナリオに示した新解釈ということである。

 なお、これらの事実が判明するきっかけだが、清水智子の肖像画に何かの違和感を感じた岩下さんが表面を削ってみる。すると、もう下から醜い男の似姿が現れる――というものである。
 「旧作」でもあった流れだが、今回はその際にこの男の正体が人外ではなく生身の人間「神奈川」であることがわかる。

 かつて神奈川は清水さんと付き合っていたが、あることを切っ掛けにして彼女を殺してしまう。
 発覚を恐れた神奈川は身内から殺人犯を出すことを恐れた家族を抱きこんで整形手術を受けた。今の整った容姿はその際に手に入れたものである。

 それを補完するためか(財産を食いつぶしたため)今は貧乏している、とぼやくシーンが岩下編の日曜イベントに存在する。
 先に少し触れたようにこの真実は「旧作」でも有名な結末からしても矛盾せずに馴染んでいる。清水さんが冥界から犯人のことを告発しようとしたと言うなら、むしろこの真相の方が理に叶う……とは少し言いすぎだろうか。

 とにもかくにも、肖像画の仕掛けに気づいてしまった岩下さん相手に、神奈川は冥土の土産とばかりにべらべらとこれらの真相を喋り、口封じとばかりに彼女のことを絞め殺そうとする。

 そんな神奈川の姿は普段の彼とは全く異なる。まさに獰猛な犯罪者の、醜悪な本性そのものである。ちなみに岩下さんが彼のことを返り討ちにすることはできるが、二者択一の選択を迫られる。
 なお彼の表情差分には凶悪な表情が存在するので、勘のいいプレイヤーは彼が本性を隠していることに気づけるかもしれない。


 『学恋V』


 (執筆者募集中)  



金沢弘樹(かなざわ ひろき)

  • 登場作品:新生,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 四年三組→六年四組
  • 関連人物:新堂大誠《クラスメート,?》,松岡伊吹《崇拝》,石田《いじめ》
  • 関連用語:六年四組《所属》
 『新生』『鳴七』「危険な転校生」「危険な転校生」に登場。
 かつてはいわゆる遅れているタイプのいじめられっ子でよく鼻を垂れていた。
 自分の思っていることを言葉に出すこともできず、へらへら笑うことでその場をやり過ごしておどおどとしていた子供だった。
 「新堂大誠」とは四年時のクラスメートだったが、「石田」というクラスメートに絡まれていたのを彼に助けられたことをきっかけとして、双方に後々にまで続く因縁が結ばれることになっていく。

 そんな金沢の人生の転機は謎の転校生松岡伊吹」との出会いに他ならない。
 松岡に見いだされ腹心に抜擢されたことから自信をつけた金沢はハキハキとした調子で自らの意志を示すことができるようになり、学業面でもほかのクラスメートに教えることができるまで成長を遂げる。

 ちなみに短期間での急速な能力の向上については松岡伊吹の養父「松岡奏次郎」の手による遺伝子操作が施されたためであると作中で仮説は立てられているが、確証はないため実際は不明である。
 元々金沢が潜在的に持っていた能力が環境の変化によって花開いたと考えられないこともない。

 しかし、そんな金沢の自信は傲慢さの裏返しでもあった。ファナティックに松岡に指示される通りの管理社会を「四年三組」に適用するにあたって、かつて恩を受けた大誠のことを容赦なく排斥している。
 その一方で、ほかのクラスメートが松岡の「洗脳」によって自由意志を剥奪される中で裁量の余地は松岡から認められていたようで、大誠相手には愛憎入り混じった彼なりの言葉を何度か向けている。

 いわば「危険な転校生」というシナリオにおけるもうひとりの主人公が「金沢弘樹」といえる。 
 金沢は確かに傲慢になってしまったが、恩も仇も忘れない律儀な男と言える。
 松岡に対する感情は心酔を通り越して崇拝しているといっても過言ではなかったが、彼の慢心を戒めるような忠言もかけている。盲目なばかりでなく、金沢は金沢で彼なりの意志と誇りに基づき松岡に仕えていたのだ。

 事実、松岡の正体が明らかになりクラスにかかった悪い魔法が解けた後も、忠誠に揺らぎはなかった。
 二年後の現在は「六年四組」に属しているようだが、(おそらく死んではいないが)松岡の仇である大誠以下カルテットを倒し、松岡の意志を継ぐべく爪を研いでいるようである。


かなめ

  • 登場作品:極,秘密
  • 種族:人間
  • 年齢:15歳
  • 身体:5尺2寸(157.6cm)/不明 ♀
  • 職業:歩き巫女→はぐれ透波(忍者)
  • 関連人物:煉釖藤丸,坂上修一,元木早苗
  • 関連用語:人面瘡,忍者,予知
 『戦国サイバー 藤丸地獄変』の登場人物。「朧影のかなめ」。
 作品の導入部である最初のステージ「第一幕」から、金髪ポニテ&ミニスカハイニーソというぶっ飛んだ格好のくノ一「韋駄天風子」および汎用グラの同僚巫女たちと共に参入する。立ち位置的には本作のヒロインに該当する。

 いわゆる清楚な物腰な美少女だが、「予見」の才能に長けた優秀な巫女である。
 ちなみにゲーム中では彼女を出撃させると、ステージ冒頭で攻略のヒントをくれたりもする。

 第一幕で所属していた「歩き巫女」のまとめ役である上役の「望月千代女」と共に「はぐれ透波」の下に連絡のために赴くが、その際山賊に千代女が殺されてしまったことによって行き場所をなくしたことからはぐれ透波の隠れ里に身を寄せることになる。

 なお、かなめ本人の言動は結構天然入っており、なにかと動じない。一方、導入部からして自身の占いから導き出した運命論に基づいて荒っぽい「藤丸」たちについていくことを決めるなど、彼女の姿勢について危なっかしく思うプレイヤーも多いかもしれない。

 ユニットとしての性能については、いわゆる打たれ弱い回復役(ヒーラー)であり間違っても前線には出していけない。
 にもかかわらず、第三幕からして汎用グラフィックで名前も伏せられている(見分けがつかない)にも関わらず、彼女に隣接されると一目ぼれしたという理由から敵から寝返って味方になるキャラ「黒兵衛」がいるという意地悪な仕掛けを施されている。

 また、はぐれ透波の成員のその後が明らかになるエンディングの中でかなめは、この黒兵衛のその後とリンクした衝撃的な最期を迎えた(らしい)。あくまで「噂」と但し書きされているが、言葉通り捉えれば間違いなく薄幸な人生だった。
 結構な割合でその後不幸な人生を送ったという仲間がいる中でも、間違いなくファンからの語り草になったひとりだろう。

 『極』「イノチ」に登場。
 福沢さんの友達の鹿コンビが「赤い人」を目撃した夜、セッティングされた合コンの席で現れた謎の女子大生三人組のひとり。シルエットからすると全員気合の入った和装に身を包んでいる。
 ほかふたり、口の悪くてミーハーな「ゆりな」と男勝りでぶっきらぼうな「かがり」が揃って「童貞」をこじらせてどもりまくる守山のことを邪険にするなか、かなめだけはわりと好意的である。

 話に上った赤い人と絡めて、とある総合病院にまつわる都市伝説の話を教えてくれた。
 この際の話口調はそれなりに天然で、年下のことを小悪魔チックにからかうようなものだった。その場は流れてしまうものの、怖い話に耐えかねた守山に急に抱きつかれても笑って許してくれる。

 キャラが原作とは結構違うということもあり、この三者の正体については原作の延長線上にあるのかは不明である。
 果たしてこの三人が忍者キャバクラ『FUJIMARU』の従業員であり実は裏の顔を持っていたりいなかったりするのか、それとも「都市伝説」の産物であるのか、単に童貞に優しくしてくれなかったおねーさんであったのかについても謎に包まれている。

 『秘密』「元木さんの家に行ってみよう」ルートに登場。
 一ヶ月前、「ポへ」の散歩をしていた坂上くんが早苗ちゃんと道端で話し込んでいたところを知り合った女性。年の頃は早苗ちゃんと変わりないそう。[なので同じく15歳ほどだろうか?]

 元木家の方々も認める霊能者であるようで、それから一ヶ月後に「人面痣」が浮き出た坂上くんは元木家を目指す道すがらたまたま彼女と再会し、相談を持ちかけることにした。
 なお原作では、身分が定かではないこと、戦国時代という舞台背景も相まって彼女の姓は明らかになっていなかったか、設定されていなかったがこちらでは「望月」姓の家に住んでいるようである。

 「藤丸」相手には様づけの呼称だが、同じく忍者としての主従筋以上の関係性が二人の中で生まれているか否かは不明である。
 言動からすると現代生まれであり、藤丸をサポートしながら時には良識的な判断で彼のことを咎めるという理想的な関係を築けているようだ。

 なににしても言動は丁寧で物腰も穏やかであり、初見の坂上くんの状態を端的に汲み取っている。
 また、事前に坂上くんのことを気にかけていたということもあって、彼から詳細な聞き取りを行った後は学術的な補足も踏まえつつ、人面痣の正体を教えてくれた。


金井章一(かねい しょういち)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:人形《犠牲者》,焼却炉
 荒井六話「人形の生けにえ」に登場。
 去年、荒井さんと“他称"クラスメートだった男子生徒で、昨年度「人形」に選ばれ、生贄にされた張本人である。常時人形に付き纏われていたせいか、終始挙動不審だった。

 素の性格も人形に憑かれてからの態度と近かったらしいが、それが原因か誰も知らない内にだんだんと追い詰められていく。精神の均衡を失い、見えない何かと戦うように突然暴れだすなどと言った奇行を繰り返した。
 同時に精気を失っていき、傍目から見ても見る影なくやせ衰えていく。そして最期の日、彼は荒井さんにある頼みごとをする。そのために、最後の犠牲者の名を荒井に伝えた直後――金井さんは息絶えた。心臓発作だった。

 「人形」の恐ろしさを伝える前哨にして、単なる説明に過ぎないように見える金井章一だが、実際のところ彼の存在していることこそがシナリオを難解に仕上げた最大の要因である。
 「荒井昭二=人形」とすると、どうあがいても荒井六話自体がでっち上げか、もしくは嘘が混じることになる。

 昨年度に「人形」の犠牲となった生徒がいることは確かで、その人物の名が「金井章一」であってもいい。
 ただし荒井昭二と言う生徒が在籍していた事実は間違いなく存在しない。
 そもそも十三人目の生贄が主人公であると言うメインルートから考えて、“彼"が復活を望んでいたなら、そもそも話などする必要が無い。

 あの場に現れた「荒井昭二」が何者であったのかと言う謎と合わせ、主人公が彼の真意について心巡らせたのも金井章一の存在あってこそと考えれば興味深い。
 [「かねいしょういち」と「あらいしょうじ」の音の響きも似ていることだし、偽名臭い感じがするのは私だけだろうか?]


金木まどか(かねき-)

  • 登場作品:ドラマCD
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:不知火美鶴,君沢麗巳《部活》
  • 関連用語:合唱部《所属》
 『ドラマCD』Disc.10 エンディング type.C「フクさん」に登場。
 演劇部との合同ミュージカルでの主役の座を巡り最近まで鳴神学園「合唱部」を二分していたアルト派の領袖だった女子生徒。
 ソプラノ派のトップである「君沢麗巳」と並んで、それぞれの所属パートでは抜きんでた実力の持ち主だったようだ。

 結論から言うと、また事実として「金木まどか」と「君沢麗巳」の両名はなんらかの事件に遭って死亡している。
 ただし、関係者が一様に口をつぐんだこともあって、両名の死の真相は全くの不明である。
 七不思議の集会の出席者たちは、詳しく事情を知るであろう七人目としてやってきた中立派(?)のメゾソプラノ担当「不知火美鶴」の口から証言を得ることになった。

 なんでも身内でまとまっては大人げない陰口を公然と叩いていたソプラノ派のリーダーである君沢さんとは違い、金木さんは君沢さんの目に余る態度を表面上は受け流し、気にしないそぶりを見せていたようだ。少なくとも表面上は。
 が、君沢さんが濃硫酸を混入された飲料水を飲んだことで声が枯れ果てる重傷を負ってしまうと、事情は変わってくる。

 君沢さんが没落したことによって力を失ったソプラノ派はアルト派に吸収され、明確に下の扱いを受けることになる。
 不知火さんが見るところのよると、金木さん個人としては対立派閥の女生徒たちを拒絶することはなかったのだが、少なくとも彼女の下のアルト派の部員たちに思うことはあったということだろう。

 そして、これでミュージカルに向けて滞りなく事が進み始めるかと思われた矢先。
 金木さんは自身が君沢さんの飲料水に濃硫酸を混入したのだと自白しながら、同じく自分の喉元に濃硫酸を注射するという凄惨な自殺を実行し、帰らぬ人となった。
 不知火さんいわく、その裏には「フクさん」という妖怪との取引があったようだが……。

 以上が、不知火美鶴さんの証言となる。
 別項にもあるが、信憑性という意味では相当に欠けるので注意されたし。
 すべてが真実なのか、部分的に真実が混じっているのかすら定かではない。 

 はたして金木さんにとっての君沢さんが、死んでも構わない手段に訴えるほどに排除したい存在だったのか。
 本当に金木さん本人か、もしくは彼女の指示を受けた誰かが君沢さんの声を奪ったのか、それもまた不明である。

 ただ……、もし仮に「フクさん」の話が本当だったとして、無罪の金木さんに呪いが降りかかってしまった可能性は残る。
 君沢さんが消えたことで金木さんが得をしたことは確かだが、実は得をする人物はほかにも存在するためである。


金田宗春(かねだ むねはる)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:大学生,鳴神学園 警備員 アルバイト
  • 関連人物:元木香苗《噂》
  • 関連用語:無限廊下《犠牲者》,鳴神大学付属病院《入院》
 『小学怖』火曜日「無限廊下」に登場。
 当直を取りやめ、夜間の見回り警備を外部委託することになった鳴神学園だったが、特に危険な箇所を見回る対象から外すという条件で警備会社と契約を結んだ。

 が、この金田さんはアルバイトで入ったばかりの初仕事で学園の抱える危険性に疎く、しかも行き違いから情報の伝達が間に合わなかったために、先輩たちの必死な呼びかけも虚しく特に危険な箇所に迷い込んでしまう。
 よって「加賀先生」と「林吉夫」の事例に続く、三度目の「無限廊下」にまつわる犠牲者になってしまうのだった。

 翌日になって警備員の先輩たちは例の廊下に倒れている金田さんのことを発見、その場では彼の体には外傷もなにもなかった。
 ただし精神面では虚脱、自失状態に陥っており金田さんは検査入院という運びになる。
 やがてホームシックとうつ病のような言動を示した金田さんは、入院していた「鳴神大学付属病院」の屋上から飛び降りて亡くなってしまう。

 父親から受けた厳しい言葉がプレッシャーとなって、都会に馴染めず故郷に帰りたかったのに帰れない現状からのストレスが噴出したとも考えられるが……。
 一方でこの話を聞いた元木さんは金田さんの死の前後の行動などにどうも腑に落ちないものを感じている。金田さんが「無限廊下」で目にしたものをはじめ、この事件の真相はまたもや不明である。


金本俊介(かねもと しゅんすけ)

  • 登場作品:AMC2,学恋2,追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年生→三年D組
  • 誕生日:9月25日
  • 関連人物:新堂誠《クラスメート》,佐伯美子《恋心》
 『AMC2』『追加版』「弁当ババア」に登場。
 二年の時、新堂さんと同じクラスだった男子生徒。
 怖がりのくせに心霊話が好きと言う何とも矛盾した生き方をしていた男であり、度胸試しによく出かけていた新堂さんにくっついては話だけ聞こうとしていた。

 それを日ごろから男としてどうかと感じていた新堂さんは友人の「北見」と共謀して、旧校舎裏の物置に一晩彼を閉じ込めてしまう。
 一晩明け、罪悪感を感じつつ彼を迎えに行くと本人は気に病んだ様子もなく妙な態度であった。そんな彼に違和感を感じ、気にする新堂さんだったが案の定ヨクナイものと巡り合ってしまっていた。

 「弁当ババア」の娘「佐伯美子」の亡霊と親しくなり、彼女の頼みを引き受けるまでになってしまっていたのだ。
 言われるがままに殺人を犯してしまった金本は正体を現した「悪霊」に魂を喰われて命を落としてしまう。思春期特有の恋心や英雄願望がないまぜとなった結果、犯した罪への報いというにはあまりに残酷な結末だった。

 『学恋2』新堂編「風間」ルート、風間編「倉田」ルートに登場。

 新堂編「風間」ルート。
 『学恋2』の世界では無事三年に進級したようである。
 が、「鬼島武」らにさらわれ、新堂さんを誘い出すためのエサにされてしまう。
 新堂さんの傍から見える友人がボクシング部関連に偏っており、人質になりそうな弱く見える面子が他に乏しいことを考えれば納得の人選である。
 お約束通り、彼は新堂さんを気遣い、助けに来ないよう必死に呼びかける。
 だが、そこへ助けに来た風間の勇姿を目撃して逆に肝が冷えたのか青い顔をして逃げていく。

 そんなことがあったので当日の試合で現地で応援するような元気はなかったようだが、やはり新堂さんのことは心配していた。
 もっとも試合会場は鬼島の驚愕の正体諸々のせいでカオスなことになっていた。気弱な彼は出席しなくて正解である。


椛島由宇作(かばしま ゆうさく)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間(能力者)
  • 年齢/誕生日:享年18歳/6月7日
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:義李玲人《恩人》,賽臥隆恭《敵対》,権田力也
  • 関連用語:天眼《所有》,予言
 『探偵局』第二話「預言者ヒッポ様」および第三話「末路」に登場。
 百発百中の「予言」をすることで鳴神の「予言者」の名を欲しいがままにする男。
 人は彼のことを名前から取り「ヒッポ様」(カバの英語名Hippopotamus(ヒポポタマス)に由来か)と呼ぶ。裂けた口に離れた目、丸々とした体と言うユーモラスで漫画チックな体躯の持ち主もあって、それに対する揶揄も含まれているのだろう。

 最近は予言の力で幅を利かせているようで、校内で料金を取って尊大な商売をはじめるなど身勝手に振舞っているようだ。
 『探偵局』作中で主人公・賽臥はどのようなルートを辿ろうと彼と接触・対面する羽目になり、そこで様々な形で死の予言を下されることになる。

 用意された八種類の予言(話)のいずれかを乗り越えると、予言から一週間後に彼の末路を目にし、そのままエンディングを迎えることになる。
 まさに、彼は作品の構成自体に大きく関わった怪人……に見える。

 が、実際の椛島は利用されただけの哀れな犠牲者に過ぎない。賽臥と対面した時点で、彼の余命は残り一週間となっており、能力も衰えを見せはじめていた。それもそのはず、彼は黒幕の「義李玲人(ギィ)」から救うと言う名目で「天眼」を与えられた体のいい実験台に過ぎない。

 能力の源泉もそこにあった。詳細は「天眼」の項を参照のこと。賽臥に下した「死の予言」すらもギィに命じられただけで、そこに本人の意思は無かった。しかも賽臥の力を見極めるための噛ませ犬として利用するつもりだったというオマケ付きである。

 本来の彼は進級するまではいじめられ、自殺の寸前まで追い詰められていた一生徒だった。実際に死が迫ると、傲慢な予言者としての顔など忘れて本来の弱気な性格を見せ、「目が痛い」という悲痛な声を上げながら最後まで泣きながら死んでいった。
 いわば椛島の姿は力を持った弱者がどうなるかを示した可哀想な例なのかもしれない。

 予言にまつわるバッドエンドもよほど極端な行動を取らない限りは襲ってこないし、中ボスとしても手応えがない存在だが、一足先に己の「末路」を見せられた賽臥は高いモチベーションを得ることになった。
 その点では彼自身より、むしろその背後にあった「死の恐怖」こそが主人公・賽臥隆恭にとって乗り越えるべき最初の関門だったのかもしれない。

 ところで全くの余談になるが、『探偵局』には悲鳴のSEが一種類しかないせいで、彼の声は非常に高かったりする。


壁男(かべおとこ)

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間?
  • 職業:鳴神学園高校 教師
  • 関連人物:細田友晴《噂》,水梨依子,和久井香澄,矢野文子《犠牲者》,渡貫先生《正体》
 『最終版』追加シナリオ「教師編」に登場。
 名前の通り、壁の中を自在に移動できる男の妖怪。男性といっても、かろうじて顔や衣服から人間だったと判断できるのみ。
 四足歩行で這って動く毛むくじゃらの肢体、口からは長い舌が伸び粘液を吐く様子はもはや妖怪だと言って差し支えないだろう。

 その正体は……?

+ ...
 以前鳴神学園で教鞭をとっていた渡貫先生という男性教諭だと細田さんは語っている。
 普段は真面目な先生だったが、女子トイレの覗きというとんでもない嗜好をもっていた。
 しかしある日、壁に挟まり出られなくなってしまう。
 以後渡貫先生は助けを呼ぶことなく壁の中で生活することを決意し、適応していく過程で現在の壁男の姿になったようだ。


 水はもちろん火にも強く、危険を察知すると壁の中へ颯爽と逃げ込むなど動きも素早い。加えて彼が出現するとトイレの外に出ることが出来ず密室状態となり、逃げ場が限られてしまう。弱点を挙げるとすれば殺虫剤。とはいえスタン状態になりこちら側が逃げだすことができるのみに留まる。

 それどころか普段はネズミや蜘蛛、ゴキブリなどを餌としていた壁男は「矢野文子」を食べて以来、人肉の味を覚えてしまう。今後は人間を優先的に狙って襲ってくるだろうというのは細田さんの弁である。


神賀百々歌(かみが ももか)

  • 登場作品:鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:浦部美緒《噂,部活》
  • 関連用語:女子サッカー部《所属》
 『鳴七』「殺人クラブ」に登場。
 「浦部美緒」と同じく「女子サッカー部」に所属する生徒。美緒ちゃんが「百々歌」と呼ぶことから、おそらく同学年で一年生と思われる。

 美緒ちゃんいわく、端的に言って「ヤバい子」。
 仲違いさせたい二人にお互いの悪口を吹き込んで、自分だけは裏切らないと擦り寄っていく。そして二人がケンカする様子を見て陰で笑うような人物らしい。

 美緒ちゃんは神賀さんの嘘を相手にしないらしく、それが災いしてか、(おそらく)神賀さんの仕業でサッカー部内で孤立しつつあるようだ。


神谷真由子(かみや まゆこ)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年生
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:焼却炉《呪い》
 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 当時、校内で指折りの美人だったが、無理なダイエットが祟って入院することになる。栄養失調による骨の脆さや閉経に代表される病状は相当重度だったらしく、入院生活の中で自慢の容姿は見る影なく衰えてしまった。

 そして、こっそり病院を抜け出した彼女は同級生と再会。
 女子生徒なら髪の毛を引き剥がしたついでに、男子生徒ならカルシウム補給のためにと、どちらにせよ女の力とは思えない怪力をもって「焼却炉」で焼き殺すと言う暴挙に出る。その後の彼女の行方を知るものはいない!

一歩間違えばギャグなホラー漫画のような超展開によって、焼却炉は呪われることになったという話である。荒井さんの話の出だしが「地縛霊」だったのはもはや遠い昔の記憶のこと……。まさかの地縛霊関係なかったオチである。
 [骨の話と言えば、『四八』伊藤潤二シナリオはコレを彷彿とさせるものがあった。ひょっとしたら「伊藤潤二」の遺伝子は脈々と学怖に流れているのかもしれない。]


仮面の少女(かめんのしょうじょ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,特,学恋V,生徒総会,ナポin,鳴七
⇒「仮面の少女


賀茂泉かごめ(かもいずみ-)

  • 登場作品:流神A


加山裕(かやま ゆたか)

  • 登場作品:AMC1,送り犬
  • 種族:人間
  • 職業:警備員
  • 関連人物:山本幸男《先輩》,三田弘美
  • 関連用語:北聖大学《仕事》
 『AMC1』『送り犬』「山本幸男の警備日誌」ルートに登場。
 警備会社SRS社に勤める新人警備員。
 年前、脱サラして警備員になった若者で、大先輩の「山本幸男」が見るに真面目は真面目だが、突っ走りやすく落ち着きが無い性格の持ち主である。
 現在(2007年)は山本さんと一緒に「北聖大学」の警備に就いており、老練な先輩に助けられながら日々を送っている。

 作中ではアケミと言う女性と付き合っているようだが、ルートの冒頭ではデートの約束に遅れそうになり大あわて。
 そんな姿を山本さんにたしなめられていた。この際に「殺される~」と泣き言をこぼしていたが、もしも当の彼女があのお方だとすればうなづける話ではある。

 迷子の女の子、ヒロちゃんこと「三田弘美」が探していた「ゆーくん」の正体でもある(※おそらくは一番穏当なパターン)。
 宇宙人やら子どもの想像やらに散々振り回されてきた山本さんにとっても一番平和な展開であったことだろう。
 ヒロちゃんと血のつながりは無いが、近所付き合いが高じて実の兄のように慕われるようになったという仲らしい。


唐木田剛人(からきだ たけひと)

  • 登場作品:鳴七
⇒「唐木田剛人


カルロス・ヴィダル

  • 登場作品:鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:マフィア
  • 関連人物:シェンファ,ターシャ,マリアンナ《娘》,山崎哲夫
  • 関連用語:
 見るからにマフィアの首領というべき貫禄を持った壮年の白人男性。組織名は不明ながら「メキシカンマフィアのボス」という肩書を持つ。そのことからもわかる通り、彼個人の手で動かせる財力や暴力、影響力は想像するほかないものの、絶大である。
 なお、メキシカンマフィアは世界各地に根を張る非合法組織の中でも群を抜いた危険性、凶暴性を有しているもののひとつとして真っ先に挙げられる。「メキシコ麻薬戦争」なる言葉があるように、メキシコを席巻する犯罪組織の影響力は国家規模である。

 そんな彼らの代表的なシノギとしては先に挙げた「麻薬」はもちろんのこと、銃器売買や人身売買などが考えられるが、いずれも商業向け媒体で描くことはもちろん、触れることさえ難しい題材だろう。
 そのためカルロスが登場する「マフィアの娘」は、いささか奇妙な形で彼の脅威に触れていくシナリオとなっている。

 そんなカルロス個人だが血と制裁で結びつく大組織を束ねるだけあって、懐に入れた者相手には比較的寛容であり気前もいい。
 ただし不興を買った場合は制裁として、または単なる余興の一環として複数の人間の人生を奪う命令を眉ひとつ動かさずに下せる酷薄極まりない人物でもある。

 ちなみに「マフィアの娘」は当初『荒井』に収録予定だったが、諸事情で見送りとなり『鳴七』に移行したという経緯を辿った。『荒井』発売前後からこちらで立ち絵だけは見ることができ、ファンたちは期待度の高いこのシナリオの開帳を待ち望んでいたという。

 『鳴七』「マフィアの娘」に登場。
 「山崎哲夫」がアメリカ・フロリダ州のオーランドに開いた日本料理店「しゃぶしゃぶ帝」のオープン初日にVIPとして訪れ、そこで小坊主のコスプレで接客させられていた荒井昭二と触れ合う。
 どうやら哲夫おじさんは、自分の城を持つにあたって彼の力を借りたらしい。

 真意を全く悟らせないカルロス氏だが、幼少期の荒井昭二と触れ合ってみてなにかピンとくるものがあったのか、今度は明後日に彼の養女だという三人の女性を引き連れて「八番目の娘の誕生日」をここで開くことを宣言する。
 同時に、当時小学二年生だった荒井昭二はその場でカルロス氏が繰り出す難問を切り抜ける羽目になるのだった。

 カルロス氏が連れてきた養子だという「シェンファ」、「ターシャ」、「マリアンナ」、それと哲夫おじさんが居合わせるなか「サムソン」の通訳の下で荒井さんはこの場にいる誰が「八番目の娘」なのかを当てなければならない。

 一応、三人の娘の長幼はわかるし、きちんとしたヒントもくれるので結論から言えば、この難問を解くことは不可能ではない。
 とはいえ、自力でこの謎かけの全貌を悟るのは非常に難しいことは事実である。
 選択肢を総当たりした結果、流暢に回答を導き出す荒井さんをみて驚いたプレイヤーも多いのではないだろうか。 


 (執筆者募集中)  



河合(かわい)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:バレリーナ
  • 関連人物:藤村正美《仕事》,真壁《恋人》,上杉,吉村
  • 関連用語:赤い靴の女の子
 正美二話「両足を失った悲しみ」に登場。
 交通事故に巻き込まれ、両足にあわや切断寸前かと思われるほどの重傷を負ってしまった女性。
 これだけでも不幸だが、彼女が就いていた職業も悪かった。

 河合さんはバレエ団に所属しており、その中でも将来を嘱望されるほどのバレリーナだったのである。
 太い眉毛がアクセントになった個性的でありながら、かつ可愛らしい顔立ち。舞台映えする体つきの美しい人などと正美さんは語っている。

 将来を絶たれかねない現状に自暴自棄になっていた彼女だったが、ライバルの「上杉」さん、もしくは恋人の「真壁」さんの来訪がきっかけとなって前向きに生きるようになっていく。

 上杉さんがやってきた場合は、無事に退院して第一線では働けなくなったものの団の振付師として明るく生きているという後日談が語られることもある。
 ただし真壁さんがやってきた場合は「足だけの幽霊」に遭遇する羽目になり、ビターな結末を迎える可能性が非常に高い。


川口(かわぐち)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:新堂誠《噂》,田所芳樹
  • 関連用語:陸上部《所属》
 新堂三話「バスケット部の秘密のノート」に登場。
 十年ほど前、陸上部に鳴り物入りで入部した期待のランナー。が、その身体能力が陸上はもちろん、バスケットにもうってつけの人材だったため、サイコ野郎「田所芳樹」によるしつこい勧誘を受ける羽目になる。

 中学では短距離走で結構注目され、当然瞬発力がある。さらに185㎝の長身に幅飛びでも高成績を残しているため跳躍力にも優れるなど、確かに話を聞くとわからないでもない。しかし、それは本人の意思を無視したものであったため、彼は突っぱね続ける。
 分岐によっては父親の影響で嫌々やっていたのが、次第に短距離走の面白さに目覚め、数多くの記録を打ち立てるに至った経緯が描かれる始末なら当然と言える。
 そして、彼自身は一切怪異に巻き込まれることは無く、新堂さんの四話目は田所が自滅する形で幕を閉じた。強い味方と確固たる信念を持っていたのが幸いしたか。 

 なお「鳴神新聞」一九九五年五月号で、川口翔と言う名の陸上部に所属する二年生が登場している。春休みに行われた春季大会で大会新記録をマークするなど、大きな活躍を見せた。田所の事件が起こった時期を考慮しなければ、条件が一致するため、ひょっとしたら同一人物。あるいは近親者と思われる。


河口(かわぐち)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:俳優
  • 関連人物:真田泰明《仕事》,尾岳冬良,吉川
 泰明六話「洋館に宿った尾岳冬良の魂」に登場。
 「尾岳冬良」の作品をドラマ化するに当たって主演を務めることになった俳優。当時は二十代後半で役者としては中堅どころ、安定した仕事と人気を持ち、気さくな人柄からADの吉川(?)をはじめとしてスタッフ受けも良い、と申し分のない人物だった。

 尾岳冬良の小説の舞台となった屋敷の探索を提案したのは彼であり、いざ物色している時は率先して屋敷の物品をいじる(=「吉川」を怖がらせる)など、結構積極的で好奇心も強いようである。
 実は特殊メイク担当の「飯山」と共謀して、泰明さんを含めたみんなを怖がらせようと彼を先行させていたなど、結構な悪戯心の持ち主だったりする。元々怪奇現象好きだったとは言え、サービス精神満載ですね。

 泰明六話の性質上、真実は闇の中に葬られてしまう(「すべては闇の中へ…」)ことが多く、一応彼の生存が伝えられてもまだ安心できないことが多い。
 また、七話に進む正規ルートでは前後の関係はどうあれ、彼もまた真田泰明の手にかかって命を落とす事実が示唆されている。
 それよりもその展開では彼に用意されたSE(笑い声)が妙にダンディーなことの方が気になるかもしれない。確かに不気味ですが、それ以上にみょん。


川田(かわだ

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:綾小路行人《恋心,犠牲者》,雪《クラスメート》
 『追加版』「マスクの下は」に登場。
 綾小路行人の最愛の幼馴染「」のクラスメートで綾小路に思いを寄せていたと思しき女子生徒。

 川田さんは雪を通じて旧校舎裏の桜の木の下に綾小路を呼び出し告白しようとしていたようだが、雪に対して恋情とも欲望とも取れない煩悶を抱えていた綾小路は当日無視して帰宅する。
 が、当日の夜になって綾小路はくだんの桜の木の下で骸になって横たわっていた雪の屍体を目撃してしまう。

 そして川田は四十九日が明けて登校してきた綾小路に近づく。
 しかし、綾小路は川田さんの誘いに乗ったかに見せかけて、雪の死んだ桜の木の下に呼び出す。そこで彼に首を食いちぎられ殺されてしまう。綾小路は雪を殺した犯人だと彼女を一方的に断じ、雪の復活のため死肉の一部を喰らって残りは遺棄したという。

 ただし、作中の記述から読み解く限りでは「雪」を絞殺した犯人は不明である。犯行当日の状況や川田さんがロープを持ち歩いていたという時点でひたすらに怪しいが、綾小路の視点は本人が自己申告している通りに狂っており、彼の言うことは全く信用できない。 
 綾小路が匂いに敏感という話は本人の口から否定されているにもかかわらず、彼女が持っていたロープから雪の匂いがする、と言っている時点でなにかがおかしい。

 そのため、愛する人間を失った男の横に居座ろうとした無神経な女という綾小路の印象からして実はバイアスがかかっており、実は川田さん自身はまったくの無実、という可能性もある(呼び出したのは川田さんだが犯人は別など)が真相は不明である。


川野崇(かわの たかし

 『極』「嘘の埋葬」に登場。
 「倉田恵美」が女子更衣室で着替えていたところ、視線を感じて目をやった窓の外を歩いていた先生。
 盗撮していたに違いないと断言する倉田さんは主人公に告発記事を書くよう訴えるのだった。
 一見すると良い先生らしく、主人公は証拠もないのにそんな記事は書けないと突っぱねるのだが、倉田さんの強引な性格もあり、事態はこじれていく。

 なお最近まで「福沢玲子」の通う学校で教師をしており、盗撮事件を起こして鳴神学園に飛ばされてきたらしい。(『極』では福沢さんは岐阜県の学生である)
 そのため自身も絶対に撮られているという福沢さんの恨みを買っており、「殺人クラブ」のターゲットに推薦されてしまう。
 従って、倉田さんの直感も正しかったと言えるのかもしれない。


川辺志道(かわべ むねみち)

  • 登場作品:VNV,特別編,最終,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年C組
  • 誕生日:4月25日
  • 身体: 168cm/57kg ♂ O型
  • 趣味:声帯模写
  • 好きな/嫌いな食べ物:カップ麺、ポテトチップス/焼き魚、茶わん蒸し
  • 関連人物:細田友晴《クラスメート》,佐伯,山本《友人》
  • 関連用語:お笑い研究会《所属》
 『VNV』「魅惑のトイレ」、『特別編』「魅惑のトイレ(改訂)」に登場。
 こちらでは「川辺」名義。
 細田さんのクラスメイトの一人で、いつも冗談ばかり言っているクラスの人気者。
 「山本」や「佐伯」と共に細田さんには見向きもしていなかったが、パラレルワールドの細田さんとは親しくしていたようだ。
 川辺くんの言動から、パラレルワールドの細田さんは勉強ができるだけでなく女性にもモテモテであることが窺える。言ってしまえば、彼はそれをプレイヤーに説明するためだけのモブに過ぎない。

 細田さんの化けの皮が剝がれてくると、元の世界と同じく三人からは再び距離を置かれてしまうことになる。

 『最終版』追加シナリオ「生徒編」に登場。
 上述の山本と佐伯と思われる生徒と共に登場する。約一年前の話のため、三人が一年生の時のことである。
 グラフィックの使い回しの可能性も考えられるが、山本くんに至っては明確に「山本」と呼ばれるため、他の二人についても同様に川辺くんと佐伯くんの可能性が高く、ここに記述することとする。

 山本くんが学校に関係ない本を持ち込んだということで「川田薫」先生に没収されるも、抗議のために三人で職員室に集まっていた。
 川辺くんと佐伯くんの二人は必死に友人を庇い先生を説得しようとするが、なかなか聞き入れてもらえない。

 その様子を見ていた「津川千絵」先生の助けを得て、無事没収された本は返してもらえるのだが……。
 この一件が津川先生の凶行のトリガーとなってしまうことを三人は知る由もないのであった。

 『鳴七』「謎の四番ベッド」、「影男」ほかに登場。
 『鳴七』での再登場に伴い他のキャラクターの要素・エピソードを折衷し、習合することで大幅にリファインが施されたキャラクターのひとり。下の名前と立ち絵を得ており、実質新キャラとして大きな躍進を遂げた。

 細田さんが属する「二年C組」の男性陣の中で「大河内雄大」と「高田護」と並ぶ代表格であり、主流派としてクラスの雰囲気を先導するポジションにいる。
 ただし先述した通りの明確な陽キャラなため、細田さんとの接点はほぼなく他クラスなど外部に単独で出演することも多い。

 率先しておどけて笑いを取り、一見すると悩みなどなさそうに見えるデリカシーのない態度から反感を買うこともあるようだ。
 ただし「キャラクター図鑑」によれば彼の態度は厳しい家庭環境の反動らしい。

 「魅惑のトイレ」。


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 「謎の四番ベッド」。


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 「サトリサマ」。


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 「機を見る男」。


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 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「川辺志道」はその中のひとりであり、「お笑い研究会部室」にいる。


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川村(かわむら)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:山崎哲夫《先輩》
 哲夫三話「キャンプでのできごと」に登場。
 何年か前に哲夫おじさんが沢登りに出かけた時に連れ立った四人の後輩のひとり。
 で、この川村はふたつのテントで分かれて宿泊していた一行のうち、哲夫おじさんと別のテントにいた三人のうち一人である。

 キャンプ最終夜に怪奇現象が頻発した上で「藤澤」がいなくなってしまった場合、哲夫おじさんは三人の方のテントに移動して事情を説明するのだが、川村を除いた二人(姓名不明)はいなくなってしまった藤澤を探しに行くとかでテントを離れてしまう。
 そして哲夫おじさんは川村といっしょにいなくなったメンバーを探しに行くか、ふたりきりで朝を待つかという展開になる。

 ……ここまで事態が悪化した以上は、探しに行って哲夫おじさんの眼前で水流に引きずり込まれていく川村を見過ごすよりもふたりでも共に生還したいところである。
 藤澤を含む助かったかもしれない三人を結果的に見捨てる形になってしまうのは致し方ないが。

 結果論だが、この場合はふたりでじっとしていた方が正解で、不可解にも森の中で溺死体となっていた藤澤を含む三人の遺体も見つかる。加えてこんなことになってしまったであろう原因も判明したりする。


河原(かわら)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間→霊(悪霊)
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:福沢玲子《噂》,橋本美也,小泉
  • 関連用語:語り部,赤い教科書,タイムトラベル
 福沢六話、隠しシナリオに登場。
 外面が良い優等生タイプなのだが、その実態はへそ曲がりな男子生徒。軽く説明すればどこにでもいそうな嫌な奴に過ぎないが、福沢さんの語りの中で河原の思考はなんでそんな細かいところまでわかるんだよ!? というレベルまで完全に追想される。

 プレイヤーとしては悪人とまでは言えない程度の嫌な奴の心情を追体験してイラつかされる羽目になるだろう。
 ついでに言えば、生前からして格の高い奴とはお世辞にも言い難いにも関わらず、いざ眼前に出現した河原が引き起こす超常現象に一同は振り回されることになってしまう。

 続く隠しシナリオでは、なんだか幻想美に満ち溢れた切なくもいい話の立役者として振る舞ってくれるが……?
 [コイツ自身の魅力は乏しいのにやたらと大きい扱いに対し、なんだか釈然としない思いを抱えた編者であった。]
 もっとも、好意的にみれば河原は運命に弄ばれた一般人に過ぎないと同時に、変えようのない定められたレールの上を歩まされる未来の奴隷なのかもしれない。そういった象徴的なポジションに就いているとみれば、観方も変わってくるのではないだろうか。

 福沢六話「仕組まれた化学の教科書」。
 鬼太郎ヘアーと取り澄ましたような表情が気にならなくはないが、イケメンといって差し支えのない男子である。
 で、この河原だが。自分の「(赤い)教科書」に仲の悪い「小泉」という男が細工らしきものをしていて、それを目撃した。
 それだけで自滅してしまう。なんの嘘も誇張もない、河原自身は一切の実害らしきものを受けていないにも関わらずである。

 ただし、そんな河原の内心を知らずに思いを寄せていた「橋本美也」さんが彼の死を受けて命を落としてしまうと……?

 隠しシナリオ「赤い表紙の謎の教科書」。
 河原も自分が腐った性格をしているということは自認しており、結局のところ自己嫌悪から死を選んだのだが、そんな彼にも意地はあり橋本さんが自分の死の余波を受けて自殺したことだけは看過できず食い止めようとしていた。

 その取りうる手段として河原は語り部たちを橋本さんの死の直前の時間軸に転移させ、自殺を阻止してもらおうとしたようだが過去を変えるという行いがそうやすやすと果たせるわけがなく、六人連続で失敗してしまう。
 そうして、迎えた七人目「主人公(女)」のターンでも、歴史の修正力にはかなわないのか、それとも自分の関われる範疇ではないと達観したのか? 主人公のスタンスは違えどやはり死を回避することはできなかったようである。

 本当に河原に生者に時を越えさせるような力が備わっていたのか、それとも単なる幻を見せたにすぎなかったのか? 
 それは定かになっておらず、ここで終わっても物語は切なく締めくくられる。
 結末によっては、河原と橋本さんがふたり並び悲しく微笑む写真を見つけることができるが、これは表向きに伝わっている河原の話と矛盾する。七不思議の集会自体が主人公の関与することなく終わったことと合わせ、謎めいたものを感じさせるだろう。

 が、主人公に橋本さんの死をみすみす見過ごさせると怒り心頭の河原に殺されるという、身勝手極まりない仕打ちを受ける。
 確かに河原の気持ちもわからなくはないがだったら事前に説明くらいしろよという話である。

 また、この場合はほかの語り部たちも似たような流れで橋本さんを死なせてしまったらしい。
 やはり怒りに駆られた河原は意趣返しとして、語り部たちのキャラや話の内容になぞらえて六人のことを殺して回った。
 よってこれら最悪の結末の中では部室に戻ってきた時点で、語り部たちはすでに亡霊だったという種明かしになる。

 ともあれ、この場合の河原は自分のことを棚に上げて語り部たちの欠点をせせら笑うカス野郎、とんだ救いようのないゴミクズといえるだろう。結局、福沢さんが話の中で挙げ連ねた河原の腐った性根はまったく的に射た指摘ということになってしまう。

 「隠し01(女)『謎の教科書その後』」。
 七話連続シナリオかつ「消える/消えるが戻ってくる」という構造において「仮面の少女」のオマージュともいえる一連の「赤い教科書」にまつわる物語だが、クリア後に幻想と輪廻に彩られた単独シナリオが解放されることも同じである。

 結局反省室に向かう橋本さんの死を止められなかった主人公(女)だが、気がつくとこの学校の入学試験の会場に戻っていた。
 そこで試験監督をしていた「日野貞夫」と再会・初対面した主人公は机の上に置かれていた「赤い教科書」に導かれるように試験問題を埋め、そして定められたように入学を果たすのだろう。答えを見つけるため、もしくは答えなんてないと知るために。

 日野貞夫のいるだろう新聞部部室か、それとも懐かしき「旧校舎」か、はたまた帰りし我が家で取り壊される旧校舎の「」を見るか。
 このシナリオでは予定調和的に同じ未来を目指すことになる主人公の心情に寄り添うものになっており、河原のことは示唆的に言及されるにとどまる。どちらかといえば、ひとりまたひとりと優しくも謎めいた言葉をかけてくれる語り部に注目すべきだろう。


神田拓郎(かんだ たくろう)

 新堂誠のクラスメートである男子生徒。
 ただし初登場時は没後に「悪霊」となった姿でしか実際にお目にかかることはできない。
 その後の作品では新堂さんの悪友じみた友人のひとりであり、生きた人間として登場する機会に恵まれることになった。当然、この際には後述のいじめ云々の話は外して語られている。

 複数人との恋愛関係含む鉄火場に巻き込まれた後述の経緯からいわゆるイケてる遊び人として描かれる一面と、薄幸気味な苦労人、常識人として描かれる一面からなる両面性を持つ。
 要は普通の人間であり、普通だからこその美点欠点を併せ持つ新堂さんと似通う人物なのだろう。

 『学怖(S)』隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」に登場。 
 元木早苗が満を持して登場したこのシナリオが異彩を放つのは、元木さんはもちろん彼・神田さんの存在が原因と思われる。
 冒頭で元木さんの口から語られたはいいが、どうにも尻すぼみ気味に終わった神田さんに死についての話が無関係と思われた語り部達を一本の線で結び、いざこざに似た口論を経たのちに彼本人が現れたことによって語り部達の人間性すら明らかにした。

 まず、岩下さんと付き合っていた神田さんは独占欲の強い彼女の性格に辟易していた。
 よって、神田さんは前からコールをかけていた福沢さんの下に走る。
 それと前後して岩下さんのことが気になっていた風間さんは神田さんににちょっかいをかける。

 福沢さんを片思いしていた細田さんは神田さんの二股に反応して陰湿な嫌がらせを仕掛けてくる。
 最後に同じクラスだった新堂は何が原因かは知らないが彼をいじめていた……。
 もはやここまでくれば無関係なのになぜかいる荒井さんに疑いの目を向けたくなる惨状である。

 そんなわけで、このように人間模様が繰り広げられた後の元木さんの話はそれを知った後とでは意味合いが異なってくる。
 誰が原因だったにせよ、自殺だったのか他殺だったのかは不明なものの、神田拓郎という男が線路に頭を置くことによって死に、生前の顔も全くわからない遺体で発見されたこと。
 それだけは紛れもなく、動かしようのない事実である。

 そのような掛け合いの直後に、このシナリオのハイライトがやってくるのだ。
 首なしの霊と化した神田拓郎がここ「七不思議の集会」に一同の誰かに復讐をするために現れる。
 誰かひとりを生贄にしなければ自分は成仏できないと言い、無関係の主人公に選ぶよう迫るのだった。

 もっとも、その多くの展開では首を失った神田さんは再び首を手にすることが叶わずに、早苗ちゃんの活躍によって退けられるのだが。

 ちなみに、彼を殺した真犯人候補は『学怖S』の分岐追加を含めれば、言質が取れている岩下か細田と思われるが、唐突に現れた日野を犯人にするのも妥当だろう。
 曰く、日野と彼は仲が良かったが、とうとう自分が神田のことを愛していると告白したために、避けられるようになったという。日野は嫉妬に身を焦がして愛する人をその手にかけ、悪霊になった彼のことも一途に愛し続ける。
 そして、彼を抱きしめつつ、日野はどこぞへ走り去っていった――。

 栄えある日野=ホモ設定は彼が登場したシナリオの、この一分岐がすべてであるが、あまりにもインパクトが強かったために、後の作品にも大きな影響を及ぼした。ちなみに『学怖S』で明らかにされた彼の生前の顔はなかなか男前だったりする。

 以上のようにあまりにも強烈な印象を残し、ファンの認知度も高く、ある意味七人目といえる。
 正直、自分から人間関係をかき乱したところもあるため、自業自得の感はある。が、悪霊になってからも結構ひどい目に遭っているので、かなり割に合わない。

 どちらにせよ、風間さんが隠された力を発揮したり、新堂さんが肝心な時にヘタレたりと言った、語り部達の新たな側面や人間模様を発掘できたという点で彼には感謝すべきだろう。

 『特別編』岩下シナリオ「地下格闘クラブ」に登場。
 シナリオ中では名前のみが言及されている。
 彼が七人目になるはずだが忘れて帰ってしまったようだ。

 『新生』「修学旅行の一夜」に登場。
 作中で出たのは上の姓だけだが、ほぼ間違いなく彼と判断できるためここに記述する。
 新堂さんにとっては未成年にも関わらずお酒を手に騒げる悪友のひとりである。短いやり取りの中でも気の置けない掛け合いを見せており、二人の仲の良さを察することはできる。

 話の焦点は新堂さんが日野貞夫のせいで体験する羽目になった恐怖の一夜に移っていくため、神田さんはその裏で豪華ホテルの最後の一晩をしっかり堪能していたと一夜明けてから語るのみである。
 ただし日野貞夫のホモ疑惑に警戒して及び腰になっていたり、学園のマドンナ・岩下さんが自分たちの班の一室に来てくれたことを嬉しそうに語ったりしている。

 少々イタズラめいたファンサービスだが、『修学旅行の一夜』は初登場作品からすれば過去の時間軸である話である。原作者は上記の未来に繋げるための、示唆(伏線)を働かせているのでは? 
 と、断言はもちろん明確にそうだと触れられてもいないので留意は要るが、ブラックユーモア込みのファンサービスであるかもしれないと、そういった思考を巡らせてみるのも面白いかもしれない。

 『極』「百点塾」に登場。
 「大倉和雄」、「吉田達夫」とともに新堂さんのクラスメートとして登場する。
 成績不良児だったり、問題児だったりするほかのメンバーとは違い、成績も性格も特に問題はなく付き合いで参加した。

 そのため、語る側の新堂さん目線では微妙に当たりが強い吉田、それに加えて利得にかまけ自業自得の気がある大倉よりはやや贔屓目で見られている感がある。ただし、その分純粋な被害者枠が回ってきやすい傾向にあるようだ。
 「後藤歩」先生のお眼鏡にかなって実験台にされてしまったり、極限環境に晒されて精神のバランスを失ってしまったり――、加えて新堂さん自身も身近で彼の窮地を目撃する機会も多い。
 共感はもちろん、もし自分だったら……というゾッとさせられる仮定は恐怖を共に運んでくるのだ。

 分岐展開によっては思春期のきょうだいらしく喧嘩することも多いが、内心では大切に思っている妹の存在が明らかにされたり、真相は不明ながら線路に引かれて頭部損壊の無惨な遺体になって発見されたりもする。
 総じて、保身に走るというより他者のために奔走するという人間性が多く出ている一方、意外と打算的で欲目を出して失敗するなど結構多面的な性格をしている。『新生』に続き、彼の人となりを再発見できたオールドファンも多いのかもしれない。

 『鳴七』「交換日記の怖い話」に登場。


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 『稲in』に登場。


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  • 「加山裕」の「裕」の読みを「ゆう」から「ゆたか」に修正しました。 -- 名無しさん (2022-01-06 23:14:00)
  • 「唐木田剛士」と「川辺志道」は正確な読みが分かり次第 -- 名無しさん (2022-05-30 16:44:59)
  • そもそも「川辺志道」って「川辺」と同一人物なのでしょうか? -- 名無しさん (2022-05-31 16:38:17)
  • ↑生放送で細田さんとクラスメイトだと言われていたので、ほぼ同一人物と見ていいかと思いましたが、違った時は項目分けましょうか -- 名無しさん (2022-05-31 22:26:49)
  • 元々の川辺自体は大したことのないモブですし、まぁ別人だったとしても後日分ければ -- 名無しさん (2022-06-01 09:40:16)
  • いいと思います -- 名無しさん (2022-06-01 09:40:40)
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最終更新:2024年04月09日 20:36