すべての報われなかったもの達が眠る場所



旧校舎(きゅうこうしゃ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,追加,最終,極,ドラマCD,秘密,鳴七,稲in
  • 種族:スポット(学校施設)
  • 関連人物:仮面の少女
  • 関連用語:七不思議の集会,七人目,嬰児,秘密の地下室,戦争,旧校舎の照魔鏡


概要

 「鳴神学園(もしくは某マンモス高)」で昔使われていた木造校舎。
 また、大多数の作品では新聞部が「七不思議の特集」を企画したきっかけは夏休み前という時節柄と、そしてなにより第二体育館の建設が決定したことにより旧校舎の取り壊しが決定したという事情ありきとされている。
 つまりはこの建造物自体がすべての元凶や物語の興りと言い換えられもし、事実作品の背景に根差す存在感は絶大である。

 鳴神学園の創設や成り立ちの経緯は不明であるが、戦前戦中に防空壕があったり、避難場所や死体置き場にされていたりで少なくともその頃から存在していたことは確かである。
 その影響なのかどうなのか、霊的現象やスポットの多くが旧校舎に存在し、現在では床板が腐って落ちていたり、窓ガラスが割れていたりで物理的にも危険であるため、立ち入り禁止区域にされている。

 だが、生徒の多くは旧校舎に忍び込み、またはその怪異を突き止めることが一種のステイタスと化しているため、その冒険譚が多く登場する。しかしその裏で犠牲になる者達も数知れずであり、教師陣ですら夜の見回りをためらうようになっている。

 学怖の時系列的には無事取り壊しそのものは成功したものの、そこで大量の人骨や死体が見つかったために第二体育館の建設は延期(隠しシナリオ01)、ついでに七不思議の特集もお流れとなってしまう。
 そして二年後、改めて体育館建設が決まった折りに、新聞部部長となった坂上から一年生の新人記者、田口真由美へとこの企画が受け継がれ、またしても七不思議の怪異が始まる……はずである。(隠しシナリオ02)

学怖

 オープニング、新堂一話、新堂七話、荒井二話、細田六話、細田七話、岩下一話、岩下六話、福沢三話、福沢四話、隠しシナリオに登場。
 ゲームの発端となっただけあり、総数で十シナリオ以上で舞台となるか、間接的にでも言及されるなどしておりその登場頻度はかなり高い。下記の通り話のタイトルに「旧校舎」が組み込まれることも多い。それすなわち存在感の強さを物語るともいえる。
 集会の大トリのみならず前半で顔を出すことも数あるが、様子見と思わせておいて恐怖度が軒並み高めだったりする。
 そういったものに限って、旧校舎が夜闇のヴェールを被って本領を発揮するためである。

 題材としては旧校舎に棲む正体不明の怪異や呪われた器物を取り扱うことが多いが、「(旧)校舎」とある以上は新校舎完成前に現役の校舎だった時代の話が語られる機会もそれなりに巡ってきたりする。
 この場合は、旧校舎自体が恐怖の巣として語られるだけとは限らず先輩たちの過ぎ去った思い出をノスタルジックに彩る舞台装置としての役回りが多い。現在は廃墟と化した旧校舎だが、七不思議の集会を幾たび終えた後の主人公(ないしはプレイヤー)にとっては恐怖と共に奇妙なやすらぎをもたらす母のような感覚を覚えてしまうのかもしれない。

 「オープニング」。


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 新堂一話「霊界へ続く旧校舎の鏡」。


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 新堂七話「殺人クラブとの戦い」。
 殺人クラブとの戦いの幕開けに伴い、主人公が探索に臨むことができる学内の施設のひとつ。
 三階建てで各階に七つの教室と男子トイレ・女子トイレが探索スポットとして用意されている。各階のトイレは合わせて七ヶ所調べられるため、すべてを合算すれば奇しくも四十二ヶ所、アンプルの隠されているかもしれないポイントがあることになる。

 で、あたかも何かありそうな旧校舎だが、まず暗闇が行き手を阻むため先に光源をどこかで手に入れなければならない。
 その上で順当にいけば五番目に撃破することになる細田の口から重要な情報を聞き出さなければ探索に挑むことすらできない。
 ただし、肝心のアンプルとその目前で待ち構える福沢玲子の居場所はシナリオ中ではノーヒント、あえて言うのなら見つけた後になって「トイレの花子さん」が導いてくれたと後になって知るくらいだろう。
 ちなみに、この位置の符合は当時からして狙ったものであり、偶然の一致などではなかったりする。

 間違いなく最難関の福沢玲子を撃破したのち、主人公は最後に残った部長の「日野貞夫(展開によっては「風間望」も加わる)」との対決に移るのだが選択次第では「校門」を差し置き燃え盛る旧校舎が最終決戦の舞台となる。
 旧校舎の取り壊し話に端を発し、すべてが噓に彩られた七不思議の集会が最後の最後で旧校舎の崩壊といった形で立ち戻る。
 そして元凶の日野貞夫が自ら放った業火に巻かれて命を落とす末路は、それはそれで彼にはふさわしい最期なのかもしれない。

 荒井二話「古びた旧校舎の深夜の見回り」。


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 細田七話「旧校舎の壁に隠された秘密」。


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 岩下一話「悪霊に魅入られた少年」。


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 岩下六話「幸せの石・ルーベライズ」。


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 福沢四話「旧校舎の十三階段」。


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 隠しシナリオ「仮面をつけた制服の少女」。


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 隠し01(男)「続・仮面をつけた制服の少女」。


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学怖S

 荒井四話、岩下二話、岩下四話に登場。


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 荒井四話「懐かしい兄・宗一郎の思い出」。


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 岩下二話「夜の旧校舎を彷徨う霊」。


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 岩下四話「死のかくれんぼ」。


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アパシー・シリーズ

 すでに取り壊された後の「2008」を除き、年代によらず旧校舎の取り壊しを目前に控えたシチュエーションが各作品の前提設定に置かれることが多い。「旧校舎」自体の怪奇性や内部に抱えた怪異にスポットが当てられることももちろん多いが、シリーズ始動後に注目されることが多いのはむしろ学園内に存在する目に見えた、人の目の届かない死角という特性「秘匿性」である。

 具体的には頭のねじのかっとんだ学生が人知れず「人体実験」を行ったり、怪しげな生徒集団が活動の拠点に置いたりといった具合である。一般的な学生としてあるべき姿とはかけ離れているが生徒が集い利用する場所としては旧校舎は今なお現役といえる。
 付属して「秘密の地下室」という地階が存在することもあり、秘中の秘といえるそれを発見したものはそこで輪にかけて猟奇性の高い、なにかしらのおぞましい行為を没頭することができるのだとか。


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最終版

 追加シナリオ「教師編」に登場。


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AMC1

 「旧校舎探索」ルートに登場。


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AMC2

 「我慢クラブ」、「毬絵先生」、「正しいフィギュアの作り方」、「鬼哭ノ章」に登場。
 いつかでいつもの「七不思議の集会」が行われる『AMC2』「1995年」サイドだが、七話中四話に話そのものに密接につながる形で「旧校舎」が取り上げられている。
 「弁当ババア」は厳密に言えば旧校舎ではなく、その裏手にある朽ち果てた「体育倉庫」が舞台となっているためこの節では省くが、七話目に待ち受けているのが旧校舎の奥底に潜む深淵だと考えればこの頻度の高さもうなづけるだろう。


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 「我慢クラブ」。


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 「毬絵先生」。


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 「鬼哭ノ章」。


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学恋



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学恋2



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特別編

 新堂シナリオ、荒井シナリオ、風間シナリオ、細田シナリオ、岩下シナリオ、福沢シナリオ、隠しシナリオに登場。

 荒井シナリオ「ラグビー部の話」。


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 荒井シナリオ「呪いのヒトガタ」。


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 荒井シナリオ「戦下の友情」。


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 風間シナリオ「血を吸う転校生」。


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 細田シナリオ「禁じられたトイレ」。


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 岩下シナリオ「図書室の話」。


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 福沢シナリオ「できる彼女の秘密」。


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 福沢シナリオ「恋愛教」。


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 新堂七話「記憶の影の綻び」。


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 荒井七話「生ける人形」。


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 風間七話「摩訶不思議風間ワールド」。


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 隠しシナリオ「蟲毒の地下室」。


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学恋V



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 「呪われた旧校舎」に登場。
 『学校であった怖い話』初のRPGと銘打たれた探索型シナリオの舞台となる。
 三階建てで各階には三つの教室と一つのトイレ、加えて二階には音楽室、三階には理科室と図書室、そして忘れてはいけない屋上と玄関、などの設備が用意されている。


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ドラマCD

 Disc.1 オープニング「七不思議の集会」、Disc.6 福沢玲子「十三階段」、Disc.9 エンディング type.B「鬼ごっこ」、Disc.10 エンディング type.C「フクさん」「シミケン」に登場。


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鳴七



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稲in



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最終更新:2024年04月22日 17:16