―音楽の喜び、感動こそが人々の心を豊かにするに違いない
それを実現させることが自分の使命である―

当合唱団は、オルガニストで指揮者の故奥田耕天氏のそのような強い信念のもと、戦後の荒廃の中、1947年に結成されました。その後国の復興と共に成長し、現在「KAY合唱団」の愛称で知られるに至っています。

「KAY」とは、構成する3合唱団:「恵泉女学園大学・短期大学フラウエンコール」「青山学院オラトリオ・ソサエティ合唱団」「YMCAオラトリオ・ソサエティ」の頭文字をとって誕生した名前です。3合唱団あわせた団員総数は現在130名以上となり、更に新団員を随時迎えています。

KAY合唱団第1回定期演奏会が行われたのは1948年12月(山田和男氏指揮・NHK交響楽団)。この時の公演はFENを通して全米中に放送されました。以後、コンサートは勿論、テレビやラジオ、新聞等のメディアを通じて当合唱団の活動は広く紹介されています。その間のソリストは国内のみならず、英国等からもお招きしており、多くの著名な方と共演してまいりました。1998年6月には創立50周年記念定期演奏会を催し、1999年12月には第100回定期演奏会を開催いたしました。

結成以来半世紀以上たった今日、KAY合唱団は指揮者の渡辺善忠氏による指導のもと、日本における更なるキリスト教音楽の普及と発展に寄与することを目標とし、来る21世紀を前に、今後も演奏活動を続けてまいります。
最終更新:2009年01月14日 14:10