ヒロインがヤンデレのギャルゲみんなで作ろうぜ!

→如月みずき

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原文


→如月みずき
(黒背景)
稔「みずき、今更だけど俺、お前の事好きだ。俺達付き合わないか?」
みずき「…バカ!」
稔「え?」
みずき「待たせすぎだっての!あたしはずっと…その…」
俺は返事を聞く前に、みずきの体をきつく抱きしめていた。
――数ヵ月後
バイイイイイン!
稔「な、なんだ!?」
気がつくと俺はベッドに寝かされていた。
稔「チェ、チェーンソー!?あれ?体が…!」
けたたましい音を立ててチェーンソーが俺の耳のすぐ横に聳え立っていた。
引き金部分はテープで固定されている。
みずき「気がついた?」
チェーンソーのけたたましい音がしていても、みずきの声ははっきりと聞こえる。
みずきは俺のすぐ横に寝転がって話しかけていたからだ。
チェーンソーの先端が揺れ始めた。
みずき「あたしには稔しかいなくて、稔にはあたししかいないよね?」
その間にもチェーンソーの揺れは段々大きくなる。
稔「みずき!何言ってるんだよ!止めてくれ!頼む!」
みずき「大丈夫、あたしも一緒だよ」
チェーンソーが俺とみずきの首目掛けて倒れてきた。
みずき「ずーっと…一緒だよ」
バイイイイイイイイイイン!

稔「うわあ!」
いつの間にか少し眠ってしまったらしい。全く馬鹿馬鹿しい妄想をしてしまったもんだ。
幼馴染とはいえ失礼すぎるぞ。まったく。
俺は姿勢を正し、改めて寝る事にした。
稔「でも…なんだか妙にリアルな夢だったな…」



胡蝶の夢


(黒背景)
「みずき、今更だけど俺、お前の事好きだ。俺達付き合わないか?」
「…バカ!」
「え?」
「待たせすぎだっての!あたしはずっと…その…」
 俺は返事を聞く前に、みずきの体をきつく抱きしめていた。
 ――数ヵ月後
 学校の廊下をツインテールが駆け抜けていく。
「お~い、みずき~!って行っちまった」
 あいつが落としたメモ帳を届けに来たんだけどなぁ。
 うさぎのイラストが描かれた表紙を見ながら、どうやって返そうか考える。
「……なにが書いてあるんだろ?」
 他人の物を勝手に見るのは善くない事だけど、彼氏だからいいよな。

 ○月×日 
  09:02 みのるに女の人の声が話しかけてる、絶対渡さない
  11:34 イビキが聞こえる、みのるがまた授業中に寝ているみたい、テスト近いので心配
  12:16 みのるとお昼、彼女っぽくお弁当作ってあげたいけど、みのるの方が料理巧い、練習しなくちゃ
  12:37 あたしの膝枕でみのるがお昼寝、幸せ
  13:29 みのるは体育の授業、何も聞こえない、寂しい
  14:55 伊万里があたしのみのるに話しかけてる、すぐに行くから待っててね

「なんだこれ?俺の事ばかりだ」
 少し気味が悪くなり、他のページを捲る。

 みのるが~~、
 みのるの~~、みのるを~~
 ~~みのるに、みのるへ~~、みのると~~
 みのるから~~、~~みのるより、みのるで~~、みのるとも~~
 みのるや、みのるね、みのるばかり、みのるまで、みのるだけ、みのるほど、みのるくらい、みのるこそ、みのるしか
 みのるさえ、みのるも、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる
 みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる
 みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる
 みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる、みのる


「うわあ!」
 いつの間にか少し眠ってしまったらしい。全く馬鹿馬鹿しい妄想をしてしまったもんだ。
 幼馴染とはいえ失礼すぎるぞ。まったく。
 俺は姿勢を正し、改めて寝る事にした。
「でも…なんだか妙にリアルな夢だったな… 胡蝶の夢?」


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