ヒロインがヤンデレのギャルゲみんなで作ろうぜ!

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――ずるぺたん ずるぺたん ずるぺたん
?「うおお…ぐぁぁ…うぐぉぉ」
稔「うお!?な、なんだ!?ああ、夢か」
夜中にゾンビをひたすら銃で撃ち倒すホラーゲームのSSスレなんて読んじまうからだ。まとめサイトまで読み尽くしてしまえば夢に出てきちまうのも当然の事だよな。
しかし怖いもの見たさは人の性。今夜も良SSが量産されている事を祈ろう。
窓から差し込む光は寝不足の目にとってフラッシュバン級の暴徒鎮圧兵器だ。
うむ、ここは観念して再び目を閉じるべきだろう。
?「うごぅぅ…うがぁぁぁ…」
はて?瞳を閉じて0.5秒。俺はもう夢の世界の住人になってしまったのか?
――がば!
稔「うわぁぁぁぁぁ!」
何かが俺に覆いかぶさってきた。髪の毛と思われる物が顔ばさりとかかる。
これは夢じゃないと俺の脳が警鐘を鳴らす。
夢じゃない…それは銃も無ければナイフも無いという事を意味する。
ましてや格闘技の心得なんてあるはずの無い一般男子高校生に勝ち目はない。
?「み゛~の゛~る゛~く゛~ん゛…あ゛~さ゛~た゛~よ゛~!」
稔「ね、姉さん!?」
目を開くと、俺に覆いかぶさっているのはゾンビに成り果てた姉さんだった。
パソコンのディスプレイではスクリーンセーバーが踊っている。電源を切り忘れてしまったらしい。
稔「姉さん…まさか、読んだ?」
俺に圧し掛かったままで姉さんは盛んに首を上下させる。
それで眠れなくなったんだな。
稔「怖かったんだね」
今度は首を左右に振る。何を強がっているんだか。
姉さんの上半身を持ち上げつつ、布団から這い出る。
稔「姉さん?立てる?」
コクコクと首を縦に振る。
ぱっと手を離すと、姉さんはぐしゃりとベッドに倒れ伏した。
はあ、どうしたもんだろう…。
ホラー耐性皆無だったとは…普段は強がってたんだな。
姉さんの意外な一面を発見した朝だった。

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