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ぺ編001話-04

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woditor_trpg

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~大河物語シナリオ ぺ編1話 【Hスライムの恐怖!】 4/5


【更なる地下へ】


GM   :鉄格子の扉は問題なく開きました。

カジエル :お二人の身体は、担いでいったほうがいいだろうか。

GM   :スライムA「ハ……イハカ……」
      スライムB「キンニクダイ」
      などとつぶやいています。意味は分かりません。

ペンテ  :置いていって構わないんじゃないかなぁー。

カジエル :そうですね、戦闘に巻き込まれると余計危険そうですし……。

アニタ  :「破壊破壊、筋肉大好きと申しております」

GM   :そこでスライム2匹ははしごの下へと飛び込んでいきました。

ヤマト  :「スライムの言葉が分かるとは!」

ペンテ  :「スライムに続けー!」

GM   :おっと、その前に。

カジエル :「人間の言葉が分かるとは!(驚愕)
      おりていきます」

ペンテ  :ヤマト普通に喋ってるし……。

GM   :はしごのあった部屋に二つの紙片が落ちています。

GM   :時間に余裕があれば読んでいっても構いません。

ヤマト  :「わんわん」

ペンテ  :どれどれ? 見ましょう、読みましょう。

カジエル :おお、是非読みましょう。

ヤマト  :どれどれ・・。

GM   :【S.Report01】
      先日、遺跡から発掘したこの錬金装置は粘体生物、スライムを生み出すことができるようだ。
      当然何点か材料が必要となるのだが、そのうちとりわけ入手が難しい材料がある。
      生きた人間だ。

      実験のために手頃な冒険者を拉致して装置を起動したところ
      確かにスライムが生成された!

      その後の実験で判明したことだが、
      そのスライムには素体となった人間の意識が宿っているようだ。
      人間の体の方は意識を失ったままであり、有効活用が可能であるか否かは後日検証を行う。

      このスライム全般を「ヒューマノイド・スライム」、Hスライムと名付けよう。

      ……紙片の記述はそこで終わっています。

カジエル :「よかった、ヒューマノイドだったのか、よかった」

ヤマト  :(人間の体の有効活用……)

ペンテ  :「ヘンタイスライムじゃないのっ!?」

カジエル :「ってよくないわな」

アニタ  :「間違いないみたいね」

ペンテ  :では、はしご、おりる、おk?

カジエル :2枚目はっ。

ペンテ  :そうだった!

GM   :【S.Report03】
      Hスライムへと意識が遷移した素体についてだが、
      まず、そのまま何日か放置しておいた場合は意識が人体に復帰する。

      また、装置に付属していた資料に記されていた水溶液をHスライムに添加することで
      即座に意識が人体に復帰することを確認した。
      ⇒しかし用途が無いため少量作成したものを保管しておくのみとする。

      そして要の要素だが、スライム状態の人体には屍術魔法が容易に作用することが判明した。
      つまり、条件さえ整えば一般人程度の魔力でも屍術魔法をかけることが可能となるのである。

      これは大きな成果だ。
      これでまた一歩師へと……

      [追記]
      一部の粘体を魔力で管理することで新たな術式を開発できそうだ。

      ……記述はここで終わって。

GM   :いるように見えましたが裏面へと続いています。

      「尚、Hスライムは極めて強靭な生命力を持ち、処分することは難しい。
      したがって、然るべき処置を施した後に下水道へと流すことにする。」

ペンテ  :「下水道に流す!?」

ヤマト  :「ほっておいても元に戻るんだねよかったよかった」

カジエル :「おっ、これは水溶液ですぐに戻せるのではないだろうか……?」
      (資料ってまだ調べてなかったですっけ)
      「しかし下水道に流されたら元に戻すのは難しそうだな、」

GM   :では、シェーダとコッペの身体は置いて先に進んでもよろしいですか?

ペンテ  :いいです。

カジエル :戻って資料と水溶液を探すとしたらどれくらいかかるでしょ。

GM   :かかる時間はそれこそ調べてみないと分かりませんね。

GM   :この膨大な紙の山や試薬から探すこともできます。

GM   :しかし、その間にスライムA・Bは先へと進んでいますね。

カジエル :(なるほどです、ありがとうございます、って規模でかい!)

ペンテ  :スライム2体が気になるので、とりあえず、追いかけません?

カジエル :そうですね、流されるといやなので急いだほうがよさそうです。

ペンテ  :颯爽とハシゴを降りていきますよ。茶器を求めて!

ペンテ  :あ、ヤマトを抱いて降りないと。

ヤマト  :颯爽と梯子を飛び降りて下からスカートを覗こうと……するのはやめよう。

GM   :いいのよ

ペンテ  :アニタ、かもーん。

ヤマト  :ペンテに首根っこを掴まれて。

GM   :(凄い、最初はあんなに順番で揉めていたPTがこんなにスムーズに移動している!)

アニタ  :屍術魔法が気になるけど、とりあえず追いかけます。

ペンテ  :しっかり下から覗きます。

ペンテ  :ヤマトと一緒に!

GM   :再びはしごを降りる君達。竪穴の底は先が見えないほどに長い通路の終端となっていました。
      横幅は3メートルほどあり、隊列を組んで戦うことは十分にできそうです。

カジエル :前列いきます。

ヤマト  :「(グッドジョブ!)」

ペンテ  :「はっはっは、これでパンツの色がわかったぞ!」

GM   :ではざっかざっかと進んでいきます。よく見ると、床にスライムが這ったような跡があるのが分かりますね。

アニタ  :くノ一衣装なのでパンツは見えません。

ペンテ  :がーん。

ヤマト  :がーん。

カジエル :w

GM   :スライム跡はまっすぐ奥へと続いています。

カジエル :スライム跡を追いかけます!

GM   :少し走ると壁面に鉄格子がはめられており、牢屋のようになっているところがありました。
      暗いため中は見えませんが、生物の気配が複数します。

ペンテ  :追いましょう、老いましょう。

ペンテ  :げほげほ。

ヤマト  :(なまもの……)

GM   :牢屋はスルーでいいですか?

ペンテ  :いや、覗きますよ。

アニタ  :牢屋のなかを覗いてみます。

ペンテ  :「そこにいるのは誰だ!」

ヤマト  :「王国兵がいるかもしれない」

GM   :では、灯りを牢屋の中に近づけました。中にいるのは紛れも無く王国兵3人組です。
      全員意識を失っていますが、穏やかに寝息を立てているように見えますね。シェーダやコッペと同じです。

カジエル :(スライムにされたっ)

ヤマト  :「(一人やっちゃった気がしたが……大丈夫だったようだな?)」

ペンテ  :「ここに3人、寝かせておいた方がいいよね、帰るとき救い出そう」

カジエル :(アッ……>一人やっちゃった)

ペンテ  :「一人やっちゃったとしても、事故ということで……」

アニタ  :一応、声をかけてみます。「聞こえますかー?」

GM   :返事は無い。屍のようだ。

アニタ  :やっぱり。

ヤマト  :「ただの屍のようだ、行こう」

GM   :では先に進むでよろしいですねー

カジエル :はい!

ペンテ  :それじゃ、先を急ぎます、たったったったー。

GM   :ざっかざっかざっか……

GM   :NowLoaDing......

GM   :君達はなにやら先のほうから「フンッ!」と小さく聞こえたような気がしました。

カジエル :()

ヤマト  :「ワンッ!」

カジエル :(!?)

ペンテ  :なにか有効なスキルはないか? ないわ!

カジエル :とりあえず先を進んでみますっ。

アニタ  :警戒しながら進みます。

ペンテ  :カジエルの後ろに……。

ヤマト  :ヤマトがいる。

ペンテ  :じゃ、その後ろに回ります。

GM   :君達が更に駆けていくと、どうやら角になっていて先が見えなくなっているようです。

ヤマト  :ではその後ろに。

GM   :そこから一瞬、魔術的な光が漏れました。

ペンテ  :それじゃ、その後ろに。

カジエル :(きみたちwww)

GM   :もうすぐ角のところまで辿り着きそうです。

カジエル :「何か光った!俺が見てくるぜ!」

ペンテ  :角の端っこに立って、鏡で先を見る。

ペンテ  :ああ、遅かったぁ。

カジエル :(ひゃあごめんなさいっ)

ペンテ  :(いえいえ、いいんですよ^^)

GM   :更に「ぺっちーん!」「ぽよよーん!」とやけにファニーな効果音が聞こえてきました。戦場はすぐそこのようです。

ペンテ  :「あれぇ?」

ペンテ  :なんか気が抜けたので、普通に見ます。カジエルが先頭で。

カジエル :見ます!

GM   :すると。そこには住人の男が、お好み焼きへらを巨大にしたような武器を構えており、
      スライム2匹と対峙しているところでした。

GM   :ちょうど片方のスライムが青く光り、強烈な魔法攻撃を男に叩き込んだようです。
      男は「アオオッ!」と呻いています。

ペンテ  :…………なに、この光景?

カジエル :「(あいつはここの住人……どうしてだろう、親近感を覚える。)
      (お好み焼きへらに)」

【対決!へら男!】


GM   :皆さん、イニシアチブロールをどうぞ!

ヤマト  :(コッペとシェーダが危ない?)

カジエル :1D6 イニシアチブ。
       (コロコロ……) ダイス = 4

ヤマト  :1D6 イニシアチブ。
       (コロコロ……) ダイス = 1

アニタ  :1D6 イニシアチブ。
       (コロコロ……) ダイス = 1

ペンテ  :1D6 いにしあてぃぶ。
       (コロコロ……) ダイス = 1

ペンテ  :酷すぎる!

カジエル :(……!?)

GM   :どれだけへっぴりごしなんですかあなたがたー!

ペンテ  :だって、サイコロの神様がドSなんですものー!

GM   :1D6 男イニシアチブ
       (コロコロ……) ダイス = 4

GM   :では、カジエル⇒男⇒スライムA⇒それ以外(アニタ・ペンテ・やマト・スライムB)です。

GM   :カジエルさん、どうぞ!

カジエル :スライムに加勢。行きます!
      「お前のお好み焼きと俺のフライパン……どっちが強いか勝負だ!」
      2D6+6 武勇で判定!
       スライムに加勢。行きます!
       「お前のお好み焼きと俺のフライパン……どっちが強いか勝負だ!」
      武勇で判定! (コロコロ……) ダイス (2+3) + 6 = 11

GM   :「フヌウッ!」
      男はすばやくへらで受け止め、鍔迫り合いになりました!

カジエル :「くっ……なかなかやるな……ククク」

GM   :ややあってフライパンを弾き飛ばし、へらを構えなおします。ノーダメージです!

カジエル :「ぐわあっ!へへ、良い使い手だ……」

GM   :では男のターン。ころころぅと

GM   :男は<連続行動>を使用!
      そして<必殺技>を使います!
      対象はペンテさん。22点の武勇攻撃です!

ペンテ  :死んじゃうw

アニタ  :あわわ。

カジエル :おっと、でかい
      自己犠牲は常備なので、かばうことは可能ですか。

GM   :そして残り1回の行動で踏ん張り、<鉄壁>を使用します。
<鉄壁>
このスキルを使用すると、移動できなくなる代わりに、全ての能力値を2倍して防御できるようになります。
この効果は、他の場所に移動するまで持続します。

GM   :庇うこともできますねー

ヤマト  :(死ねる!)

カジエル :かばいます!

GM   :では防御をどうぞ!

ペンテ  :「おお、カジエル、漢だ! でも、ボクも回避あるから大丈夫なのに」

カジエル :(あーっそうかっ申しわけない……!!)

ペンテ  :(いやいや、助かります)

GM   :カジエルさん、武勇22点攻撃の防御をお願いしまーす

カジエル :2D6+6 武勇で判定!
       (コロコロ……) ダイス (6+3) + 6 = 15

アニタ  :(さすが!)

GM   :では7点!カジエルに通ります。

カジエル :「うおーっ!こいつはなかなか痛えな、大丈夫かぼっちゃん!」

GM   :続いてスライムBのターンです。
      スライムはやはり蒼く輝き、エネルギー波のようなものを飛ばします!

ペンテ  :「ありがと、かじえる!」

GM   :精神15点攻撃であり、男はかなりのけぞっているようですね。

カジエル :(強い!)

ペンテ  :武勇以外はたいしたことないのかな?

GM   :では、続いてへっぴり3人組の行動をどうぞ!
      順番は自由でも、あるいは3人同時攻撃でもいいですよ。

ペンテ  :じゃぁ、ショートソードを振り回して、男に攻撃しますね。
      2D6+7 機敏で。
       (コロコロ……) ダイス (3+5) + 7 = 15

GM   :男は踏ん張りながらなんとか致命傷を避けます!若干の傷を与えられたようです!

ヤマト  :後に続いて、後ろから飛び出し噛みつきます。

ペンテ  :「ないす、やまと!」

ヤマト  :2D6+5 機敏で判定!
       (コロコロ……) ダイス (4+3) + 5 = 12

GM   :スライムAが何か喋っています。
      「ガンバ……ごぽぽっ……レ……」

アニタ  :ヤマトの攻撃に合わせて、後列から投射魔法攻撃をしかけます。

アニタ  :2D6+3 精神。
       (コロコロ……) ダイス (5+4) + 3 = 12

GM   :ヤマトとアニタのコンビネーションが炸裂しました!
      ペンテの攻撃でわずかに生じた隙にヤマトが噛み付き、体勢が崩れた男の胸にアニタの魔法が直撃!

カジエル :(おおっ素敵)

GM   :男は悶絶しながら、後ろ向けにどう、と倒れました。

ペンテ  :(いや、あの技は黒星の人たちの為にとっておこう)
ペンテは何を企んでいるのでしょうか。

GM   :君達の勝利です。

カジエル :「ヒューッ!」

ヤマト  :「ワオーン」

【撃破!】


GM   :さて、気づいたでしょうか。いつの間にか通路の奥のほうから住人の女性がこっそりこちらをうかがっています。

ペンテ  :男の身体をまさぐります。

GM   :男はヘラくらいしかもっていませんね。そして冒険家だけあって、やたらと筋肉がついており、傷も多いです。

カジエル :(妻のほうが黒幕だったかーっ!?)

ペンテ  :(あら? 水溶液持ってなかった?)

GM   :君達は女性に話しかけてもいいですし、そのまま背中を向けても構いません。

ペンテ  :そりゃもう、はなしてみますよ!

ヤマト  :機敏を駆使して近づき話しかけます。「こんにちは」

ペンテ  :「パンツの色は何色ですか?」

GM   :女「ひっ……!」

カジエル :苦笑いしながら見守ります。

GM   :女「ぁ……」
      と口ごもって、うつむいてしまいました。

ペンテ  :「パンツは縞々ですか?」

ヤマト  :「出すもの出せば、見逃してやってもいいんだぜ?」

GM   :女はうつむいてもごもごと何事かをつぶやいていますね。
      女「あ……ありが……とう……」

ペンテ  :「あれ???」

カジエル :(被害者!?)

GM   :女「ありがとう……ござい……ます……」

ペンテ  :パンツの色を聞かれて喜ぶのは初めてだ!

ヤマト  :「えー?」

GM   :女は肩を震わせながら、ようやくそれだけ言い切ります。

カジエル :「状況を聞きたいがこの有様じゃ無理か……」

アニタ  :「あの……あの男性と一緒にいた方……ですよね?よろしければ何があったのかお聞かせ下さいませんか?」

GM   :さて、女性を保護しますか?それとも一旦引き返しますか?

ヤマト  :とりあえず、水溶液を頂かなければ。

ペンテ  :そして素敵な茶器を探さねば。

GM   :女「ありがとう……ヒッ……ク……ありがとう……」 君達のほうは見ておらず、とにかくそれだけは喋りたいようです。

カジエル :(ひいい)

GM   :無理矢理懐をまさぐったりしても構いませんよ

アニタ  :とりあえず連れていきます。

ヤマト  :ペンテを、まさぐれという眼で見ています。

カジエル :暴れても可能なように様子をみておきます。

ペンテ  :「リョウカイ!」

ペンテ  :まさぐります。

GM   :その時。

ペンテ  :って、ボク、犬に命令されてる!?

GM   :女「あ……とう……ありが……とう……」

GM   :女「こんなに強い素体が手に入るなんてねえええ!
       神様ァァァァ!ありがとおォォォォオオオオ!!」

カジエル :「えええええええ!?」

GM   :女は叫ぶのと即座に身構え、瞬時に二つの魔法を詠唱します。
      「結界!!魔法!!逃がさんよ!」

カジエル :(いきなり背中見せてたら危なかったですね)

GM   :君達がやってきた通路を瞬時に結界で閉ざしてしまいました。
      こっそり逃げようとしていたスライム2匹もやはり結界の中です。

GM   :そしてもう一つ。<魅了>を使用!
<魅了>外見の美しさや、異性(または同性)の口説き方の巧みさをあらわすスキルです。
このスキルを使えば、狙ったNPCに、自分への恋心を抱かせることができます。
『精神』での対抗判定が必要です。

ペンテ  :「……えーっと、これは本気でぶちのめした方が良さそうだね?」

ペンテ  :ええ?

GM   :ペンテは精神で対抗判定を行ってください。目標値は13です。

アニタ  :(うわあ)

ペンテ  :うう、弱いところを突いてくるなぁ。
      2D6+1 精神で受け!
       (コロコロ……) ダイス (6+3) + 1 = 10

カジエル :(アーッ!)

GM   :残念ながら、ペンテは魅了に抗えませんでした。
      女の懐に手を入れたペンテはそのままのポーズで目がとろん、としてしまいます。

ペンテ  :奇跡つかっても足りないし。

GM   :さあ、戦闘に突入します!

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