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W編001話-02

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~大河物語シナリオ W編1話~  【奪われた魔杖】 2/4


【事件現場へ】

GM   :では隣の部屋、盗難現場です。

      雑多な資料や、スクロール(巻物)や、作りかけの杖が
      メチャメチャに置かれている部屋で、床が見えません。
      その部屋には窓が1つあります。

ムサシ  :とりあえず霊的視力で現場を見渡します(なんか魔力に溢れてそう…)

GM   :そこら中ビカビカ反応があります

ムサシ  :(ですよねー)
      「こ、この部屋は拙者には眩しいでござる」

イヌカイ :「では窓は……と」

ムサシ  :「窓の施錠を確認するでござる」

GM   :窓は、鍵がかかってません。

      兵士(あれ? 開いてたんだ……)
      という顔で見てます。

イヌカイ :「なるほど、鍵は開いていたと。普通の人間では入れないかもしれませんが
       軽わざを使えるウルフールさんあたりならほいっと侵入できそうですね」

アニタ  :窓から下を覗いて、どこかから飛び移れないか見てみます。

GM   :窓から下は壁だけです。飛び移れそうな場所はありません。

コッペ  :カードが落ちてないか探します

GM   :部屋の中に手がかりがないか探す場合は機敏か精神で判定してください。
      すさまじいことになってるのでベスト結果の目標値は14です。

判定の結果……。

  アニタ  :ダイス4+機敏5=9  失敗
  ゼオート :ダイス7+精神4=11 失敗
  ムサシ  :ダイス9+機敏4=13 惜しい
  イヌカイ :ダイス8+機敏5=13 惜しい
  コッペ  :ダイス9+精神2=11 失敗

ゼオート :「そろいもそろって役たたずめ!」

ムサシ  :「お主がいうセリフでないでござる!」

ペンテ  :(ゼオートの中の辞書ファイルが乱暴でござる!)

GM   :では13が出せた人には分かりました。

      研究資料の本の隙間からヒゲ紳士の描かれたカードが。

ムサシ  :「おや?これは予告状ではないでござるか?」

イヌカイ :「えっ」

コッペ  :(現場検証もロクすっぽしてなかったのかこやつら!)

GM   :兵士
      「おやおや、さすがに本の隙間は調べなかったですねーははは」

イヌカイ :文言は何と!

GM   :「杖はいただきました。アデュー、研究所の諸君  ルポン」

      と書かれています。

ムサシ  :(ルポンをSATUGAIせよ!)

GM   :兵士
      「な、何ですって、これもルポンのしわざだったなんて……!」

コッペ  :「1分もしないうちに本の隙間にカードをしこむとはいったい」

ゼオート :「サンダースは本当に1分だけしか外に出てないのか?」

GM   :サンダース
      「あ、そのページ最後に開いてたページですから、慌てて閉じたかもしれません。
       杖がなくなって慌ててたもので……」

イヌカイ :「コッペさん、このカードは本物なんですか?
       本物にしかないような特徴があったりしないんでしょうか。騙りも疑わないといけませんねー」

コッペ  :GMさんカードが本物かどうかコッペにわかりますか!

GM   :では精神で振って10以上なら確証が持てます

イヌカイ :(絶望しかない)

コッペ  :まかせろ!

ペンテ  :(やめて、コッペに精神を期待しないで!)

ムサシ  :(ここでファンブルがTRPG)

イヌカイ :誰か魔力付与を!

  コロコロ……ダイス8、コッペの精神2と合わせて達成値10!

コッペ  :キマシタワ
      丁度10ぴった!

ゼオート :よしきた

イヌカイ :ヤルジャン

GM   :ではコッペには分かります。

      「ん、この筆跡にフォーマット、まちがいなくルポンのものだ!」

ゼオート :ルポンフォント

GM   :たぶんカード隅に描かれた模様などが一緒だったんでしょうね

イヌカイ :「ああ、本物なんですね。怪盗の仕業に見せかけた内部犯行かと思ったのに残念ですよ……」

アニタ  :(なんと。ではここにいる人達に筆跡鑑定を)

GM   :ルポンを知ってる人は、「怪盗ルポンなら筆跡もごまかせるんじゃないかなあ」という予感がしました。

アニタ  :「ケイビーさん、事件の前後はこの建物の周りには誰もいなかったんですか?」

GM   :ケイビー
      「研究所の人間はみんな帰ってるはずだ。昨日はサンダースさんだけだったぞ」

イヌカイ :「ところであまり関係が無いのですが、ケイビーさんはこちらで警備を担当されて長いんですか?」

GM   :ケイビー
      「長いすねー、本当はマジックアイテムの研究したかったのに、
       霊的視力があるって面接で言ったら警備員になったのが4年前」

GM   :そういえばさっきアニタさんが窓の外に顔出してましたね。
      機敏か精神で12を目標値に判定してみてください。

アニタ  :機敏で判定します。ダイス3+2+機敏5=10

ゼオート :ダイス4+5+精神4=13

GM   :アニタさんは気付きませんでした。
      でもゼオートさんも窓調べてたから気付くかな。  ←※後でよく見たら宣言なかった!まあ勢いで
      えーと、では……

      ゼオートは、部屋の窓枠にかすかながら『土』が付いてるのに気付きました。
      誰かがこの窓を乗り越えていったと推測されます。

      顔を出して外壁を見ると、下から昇ってきたんだろうなーという感じで
      壁にもかすかな土の跡がぽつぽつと。

ゼオート :(てっきり窓を覗く姿勢で見れるのかと思ったのに)

GM   :ちなみに、ここは三階です。
      窓の下には研究所裏の地面が見えます、まばらに草が生えてます。

ゼオート :「やはり窓から侵入したようだぞ みろこの土の後を」

コッペ  :(意外とおちゃめな怪盗紳士)

イヌカイ :(意外に素人なのか)

GM   :石粒が一個二個付いてたって感じですね。窓に注目した場合は目標値が下がります。

ムサシ  :「土が付いているってことは侵入経路として1階から侵入してきた…
       と考えてもいいでござるが…」

コッペ  :「ちょ、ちょっとトイレ!」  ←※中の人もトイレ

ムサシ  :「1分以内に1階から3階にやってきて物品を盗むのは可能でござろうか」

GM   :ケイビー
      「1分で昇るのはプロの芸人でも……できるのかね?わからない」

アニタ  :「この下は、ケイビーさんのところからは死角なのでしょうか?」

GM   :ケイビー
      「死角、というか裏手だな。そんなところ、人は入らないよ」

ゼオート :「受付を通らず敷地内にはいるにはどうすればいい?

GM   :ケイビー
      「受け付けを通らないで敷地に入るには壁を乗り越えて入る必要があるが、
       乗り越えようとしたら音がなるようになっているぞ」

ムサシ  :「壁を駆け上ったりするのは軽わざの技能でござる、
       ロープなどではなく、駆け上ったのなら可能ではござるな…」

       (まだペンテと合流してないのでスキルは憶測)

ゼオート :「壁を登れるなら 敷地内の壁も乗り越えられるだろう」

GM   :ケイビー
      「敷地の壁を乗り越えたときに鳴るはずのアラームは鳴らなかったんだ。
       だとしたら飛んできたとか……」

イヌカイ :「カードは本物で侵入経路もどうやら特定できたようですね」

GM   :フレア
      「す、すごい、兵士さんなんてザっと見て『何もないな!』って
       言ってたのに皆さんこんなに……!」

      後ろで感激しているフレア。

イヌカイ :「であれば、目標は怪盗紳士との接触になるのでしょうか。
       ペンテさんが何か情報をつかんでいるといいのですが」

アニタ  :「(ヒソヒソ…)今の話だけ聞くと、ケイビーさんが一番怪しいわよね……」

イヌカイ :「(ヒソヒソ)疑うことは可能ですが決め手に欠けますね。
       今のケイビーさんが変態が変装して入れ替わってるのであればまた別ですが」

ゼオート :「(ヒソ)それはどちらかというとサンダースではないか? 騒ぎになれば時間もかせげるぞ」

ゼオート :「試しにだれか壁を登ってくれ」

アニタ  :「ええ?私が?」

GM   :無駄にスキルを消費させるのはやめて!
      アニタは、「軽わざ」ならパッと3階まで登れそうだと分かります。

イヌカイ :「壁の警報ですが、具体的にはどのように作動を?てっぺんに触ると作動するんでしょうか」

GM   :ケイビー
      「壁の上に見えない壁があって、そこを通ると鳴る感じみたいだけど、試したことはないよ」

コッペ  :「試してみようぜ!」

ムサシ  :「それ飛んでもダメじゃないでござるか?」

イヌカイ :「ほう、見えない壁ですか。魔法っていうのは凄いんですねえ」

ゼオート :「タメシテミヨウゼェー」

ムサシ  :「トラブルが発生したら時間余計に食うで御座るよ」

GM   :(あ、そろそろ研究所に来てリアルで1時間経ちそう)

イヌカイ :(話を聞いて現場検証までして1時間は大分みっちりしてますね)

GM内心(お昼から始めたのですが、今後の流れを考えると夕食時までに終わらない予感がビンビン。
     ちょっとゴールまでの時間配分を考え始めないと……と思い始めています)

GM   :ケイビー
      「あー待て待て、資料を探してみる……」

      「どうも、10mの壁の、さらに上30メートルまで見えない壁があるみたいだな」

イヌカイ :「40メートル!?」

アニタ  :「それは私でも無理ね……」

ムサシ  :「あ、霊的視力で警報の度合いを見てみるでござる」

GM   :ムサシが霊的視力を使うとばっちり見えますね。
      魔力の壁が壁の上から30m分見えます。

ムサシ  :「壁から更に高い位置までぐーんと光が伸びてるでござる…」

コッペ  :「そりゃーさすがに飛んで入るってのは無理そうだな」

GM内心(上空40mだと鳥も引っかかりそうですが、魔法的警報なら小動物は反応の対象外ですよね。
     「ペット」や「変身」スキルで警報を回避したとか、そんな案もありかもしれませんが、
     複雑になりすぎるのでそこまではやりません)

ゼオート :「鳴るという保障は?」

イヌカイ :「さすがに点検か何かで動作確認はしてるんじゃないんですかね」

コッペ  :「逆にどこを叩けばそれが動作しなくなるんだろうか?」

GM   :ケイビー
      「これは訓練ですって放送すれば、一回くらいは壁の警報を試してもいいと思うが……」

      ただし根回しに時間がかかりそうです。

イヌカイ :「例えば、転移魔法を使って出入りすることは可能なんでしょうか?」

ムサシ  :(転移魔法あるの!?)  ←※ムサシさんのプレイヤーは最近このルールで始めたばかりです。

ゼオート :(ある)

ムサシ  :(ほんとだ、ルーラと100M移動がある…)

GM   :ケイビー
      「転移魔法を使われたら終わりじゃないかねえ。
       噂によればそういうのを防御できる結界が張ってある敷地もあるらしいけど」

ゼオート :(諦めるケイビー)

GM   :「でもさすがにこの魔術師ギルド全域は無理だろう。すげー金かかると思うし、
       そんな結界を作れるアイテムなんて古代遺跡からいくつ見つかるものか……」

イヌカイ :「ありがとうございます。そしてもうひとつ。
       この警報の動作状態は切り替えられるんでしょうか?」

GM   :ケイビー
      「警報の切りかえはできるけど、魔術師ギルドの深部に行かないと無理だ。
       そこはガチでセキュリティすごいからな」

イヌカイ :「ありがとうございます」

      (んー、犯行の流れが特定できない)

コッペ  :「IDカードを偽装できるなら怪盗らしく変装できてそうだよなあ」

ゼオート :「じゃあ受付塔をスルーして入る方法は何か考えられるか?」

GM   :ケイビー
      「相当上空を飛んで入るしかないと思うよ」

アニタ  :「転移魔法で来られたとしたら、特定のしようがないわね……」

GM   :(ヤバいすでにゲームルールの時点で推理が破綻する!)

イヌカイ :GM、それは古代遺物や謎のアーティファクトの仕事にすればいいんです

イヌカイ :「最近、IDカードが紛失したりしたことはありましたか?」

GM   :ケイビー
      「最近IDカードなくしたやつはいないはずだ。年単位では何人かいる」

イヌカイ :「ああ、どこもインシデント対策には苦労しますよね……。
       当然過去の紛失に対しては権限停止などの措置は取られていますよね」

ムサシ  :「研究所の侵入経路はわかったでござるが、肝心の魔術師ギルドの敷地へ
       入ったルートがわからないでござるな…」

GM   :おっと、さすがに聞き込み時間が経ちすぎたので思い切って2ターン進めてしまいますよー。

一同   :はーい


【10:00 盗賊ギルドにて】

GM   :その間、ペンテは一回行動できます。皆さんに情報共有したものとしてもいいですし
      何か探しにいってもいいです。

      ペンテさんお待たせしました。暴れていいですよ。

ペンテ  :そうですねー、盗賊仲間でルポンと親しい付き合いをしている人はいるか確認したいです。

GM   :情報屋
      「あー、それがな、ルポンは相棒としか仕事しねえんだよ。他の誰ともつるまねえ。
       話したやつさえゼロに近いんじゃないか。最近ポッとやってきて挨拶したくらいだしな」

ペンテ  :「ほぉほぉ、なるほど……あと身長はどのくらいなのかな?」

アニタ  :(身長は低めってさっき言ってましたよ)

ムサシ  :(低めてって書いてあるけどどれぐらいだろう)

GM   :「身長は小さいらしいが、服や靴のせいでよくわからん。
       140cm~180cmの間で目撃されている」

ゼオート :(まばらすぎるww)

ムサシ  :(さすが変装の名人ww)

ペンテ  :(シルクハットで大きく見せているような気がしたので)

イヌカイ :(変装スキルのせいか……)

アニタ  :(目撃……)

ゼオート :平均約140~180cm

GM   :ただ変装スキルは大幅な体格チェンジは無理なので、
      厚底にしてたりスカートの中でガニマタにしてたりするんだろうなーくらいですね。

      実サイズ155cmくらいでかなり無理して調節してるんじゃないかというのが情報屋の意見です。

ペンテ  :「そうだ、せっかく盗賊ギルドにいるんだから、お金払ってもいいから
       フレアお姉さんの情報を引き出せないかな?」

GM   :「まあ、あるにはあるが……何が知りたいんだ」

イヌカイ :(あるんだ)

アニタ  :(魔術師ギルドで聞いた方が早くない?)

コッペ  :(そんな個人情報まで扱うなんて情報屋おそるべし)

ムサシ  :(盗賊ギルドマジで恐ろしいわ…実質一般人の情報も扱うなんて…)

ペンテ  :「どんな人? 交友関係は? パンツの色は?」

GM   :「まあつまらん情報だし、1万でいいか」

      払いますか?

ペンテ  :はーい、払います。

ゼオート :(はらうんかい)

コッペ  :(交友関係…ゴクリ)

GM内心(うおー交友関係とか下着の色なんて決めてなかったー! って下着の色ォ!?
     そこまでマジメに考えてたら変態じゃないですか!(でもスリーサイズは書いてる))

GM   :「えーと、フレアは……最近魔術師ギルドに入った見習いだな。
       同期とは仲良くやってるらしいが、そこそこ優秀なのもあって
       万能なパシリにさせられることが多くて、今は学生でありながら事務のサポートまでやってる」

ペンテ  :「ほぉほぉ、んで?」

GM   :「交友関係に特に不審なところはないな、同級生と仲がいいらしい、母と二人住まいだ。
       下着の色は……すまん、今日のはチェックしてないが
       自宅にあるものでは白が多い、次にピンク」

ペンテ  :「超興奮! ありがとう!」

ムサシ  :(下着の色まで!?)

コッペ  :(今日のはチェックしていない……??)

ペンテ  :「やすい買い物だったなぁ……」

ゼオート :(どうやって調べてるんだよww というかマークしてるのかよ)

イヌカイ :(こわい)

コッペ  :(番兵ー!きてくれー!ストーカーがここに)

GM内心(個人的な想像ですが、重要な物・情報を握っている魔術師ギルド内なら
     学生の中にも一人くらい盗賊ギルド員が潜んで内偵しててもおかしくない気がしています。

     今回の場合だと、同級生=盗賊ギルド員かもしれませんね。
     魔術師ギルドの学生に紛れた(元)盗賊少女なんて、シチュエーション的になかなか……)

GM   :「スリーサイズは……おっとこれは1万じゃ教えられないな」

ペンテ  :「もう1万払ったらどう?」(ゴクリ

GM   :「50万くらい稼いでから来い!」

      バーン! カウンターから蹴っ飛ばされます。

ペンテ  :「ふぎゃ!」

イヌカイ :(盗賊マスター、ナイス)

コッペ  :(情報屋のお気に入りだったんじゃないだろうか)

ゼオート :(マスター流石に恥ずかしくなってきたか)

GM   :(でもそろそろ50万G行きそう)

ムサシ  :(実はGMが設定してないんじゃないかなーと勘ぐったり)

GM   :(ちゃんと設定してますのでご安心下さい>スリーサイズ)

ムサシ  :(細かい…細かいわ…)

(スリーサイズが決まってるのに交友関係が決まっていなかった矛盾)

ペンテ  :仕方ない、仲間のところへ帰ります。って、みんなどこ?

アニタ  :(それはさすがに事前に言ってるんじゃないかと)

GM   :ペンテは、あとの5人が研究所に行くと言って別れたのを知ってます。

ペンテ  :じゃぁ研究所に向います(ベンベン♪)

ゼオート :「ピピピッ 80、56、83」

GM   :もうちょっと数値は丸いです

ペンテ  :(な! お金も払わないでそんな情報を手に入れたらダメ!)

イヌカイ :(センサにまだ調整の余地アリ)

ゼオート :「まだ人間測定器に誤差があるようだ」

GM   :では合流して情報交換したことにしていいですよ。

ペンテ  :「みんな、かくかくしかじかで、多分、白かピンクだよ!」

ゼオート :「変態だ」

ムサシ  :ぱしこーん←ペンテの頭を叩く音

      「下着の色は余計でござる」

アニタ  :「へぇ、変装と軽わざ……」

ムサシ  :「偽造の名人でもござったか…」

イヌカイ :「つまり、IDカードの偽造すら可能かもしれないということですね」


【11:00 合流、そして】

GM   :では現在時刻は……

      ~ 11:00 ~
      お祭りが徐々に盛り上がっています。
      正午過ぎからはちょっとしたパレードが行われるそうです。

      という状況です

コッペ  :「お、お祭り!? 今日そんなもんがあったのか! これは早く解決しないとヤバいぞ」

コッペ  :「ギルド証は偽造できるのか?とか聞いていたらしいから偽造は試みているんだろうな」

ゼオート :「ルポンは盗んだ物をすぐアジトにしまうのだろうか?」

アニタ  :変装なら精神で見破れますよね?
      サンダース・ケイビー・フレアを並べて変装かどうか確認するのはOKですか?

GM   :変装だと疑う場合は精神判定してみてください。一回でいいですよ。

アニタ  :わかりました。ダイス6+2+精神3=11です

GM   :えーと……アニタはこの中の誰も変装してないと思いました。

      (※ダイス目だけでサンダース9、ケイビー9、フレア11)

アニタ  :(高い!!)

イヌカイ :(フレアさんがさすが)

ムサシ  :(鉄壁のスカート)

GM内心(ここはオープンで振る判定じゃない気もしますが、出た目が小さければ、
     「変装していない」という確証を持ってくれるだろうな、とメタ視点を期待して振ってました。
     が、こういうときに限ってなんでダイス目が全部クソ高いの!? あああ~……)

ペンテ  :「んで、みんなはこれからどうするの? お祭り中は稼ぎ時なんだけどなー」

GM   :さっきのペンテシーンが短かったので、ペンテが帰って来るなら
      一回だけ事件現場を再判定してもいいですよ。

ペンテ  :おお? じゃぁ、チラッと見てみますかー

ムサシ  :(こんなこともあろうかと指紋調査器具を)

GM   :機敏か精神でベスト結果目標値14です

  コロコロ…… ペンテ、1ゾロ

アニタ  :(ブッ)

ムサシ  :( ゚д゚ )

ペンテ  :ははは、ここで1ゾロを出すのが良いプレイヤーなのだ!

ムサシ  :(ファンブル!)

GM   :じゃあ分かりませんでした……(どうしよう)

      むしろさらに現場を荒らして回った感じですね。

ペンテ  :「お姉さん、お姉さん、今日のパンツの色は白? ピンク?」

      お姉さんに夢中で集中力がなかったのだ!

ムサシ  :「ダメだこいつ早く何とかしないと…」

GM   :フレアは顔を赤くしながら手に持ったファイルでペンテを叩こうとします、ぺちぺちっ

イヌカイ :「だれか、だれかパンを!」

コッペ  :(ぱんつくってー)

ゼオート :「パンツ食って!?」

アニタ  :「(考えてみたらフレアも怪しいわよね……この中で唯一の新人……)」

ペンテ  :(フレアの)ペチペチは機敏でいうとどれくらい?

GM   :えーとフレアのペチペチはダイス10+機敏2=12です

 そしてペンテの判定……ダイス目、5+6の11、機敏7を足して18。

ムサシ  :( ゚д゚ )……?!?

イヌカイ :(強い!?)

ムサシ  :(5+6+機敏!?)

GM   :フレアは普段見せない俊敏さで攻撃しているにもかかわらず、ペンテにはかすりもしません。

ペンテ  :うーん、お姉さんは普通の人なんだ

イヌカイ :(これで機敏5だったらどうしようかと)

GM   :えっそういうところで見るのん!? やるならパラメータ手加減しますよ。

アニタ  :(変装スキルって性別も変えられるのですね…)

ペンテ  :(身長155cmくらいだとしたら、女性かなーと思ったんですが、
       ペンテはお姉さんをいじりたいだけなんです。)


【作戦会議】

GM   :あ、もし外に出て聞き込みする場合はこれをご利用下さい

      今回は広域聞き込み先として、4つの地区別に聞き込みを行えるようになっています。

      A地区 商店多めの地区です。魔術師ギルドはここの端。
      B地区 貸し家や宿、冒険用品店が多め。ウディタ亭もここです。
      C地区 住宅メインの地区です。占い大会が開かれています(運がよければアドバイスを聞ける)
      D地区 繁華街的な地区です。

GM内心(このうち、C地区は「行き詰まったら来てね!」という緊急手段として置いていました。
     マスタリングの不備で絶対クリアできない状況になったりしたら困るからです)

ゼオート :「ケイビーは杖の反応は霊視でみたことあるのか?」

GM   :ケイビー「ああ、ビンビンだったぜ!」

ゼオート :「じゃあそのビンビンの反応をムサシが探せばいいんだな!」

ペンテ  :とりあえず、研究所行ったチームの見解としては誰が怪しいとかありますか?

ゼオート :「サンダース」

イヌカイ :研究所関係者が変装して入れ替わってる説と、まったく別の場所に
      怪盗がのほほんと待っている説があって両方とも決め手に欠ける形です

コッペ  :そもそも変装してまで入ったのに壁をよじのぼるという大胆行為は
      どういうことなんでしょうかね

イヌカイ :あるいは関係者が手引きをしたとか。でも動機が見えないですねー

ムサシ  :憶測ながらな相棒のアルセーノが転移魔法が使えるんじゃないかなー、と

ペンテ  :うん、そう、アルセーノの存在が気になっているんですよ

ペンテ  :あと、シルクハットで身長を大きく見せているんじゃないかなーとも思いまして、

ゼオート :サンダースが最後に開いたページは覚えているのにカードに気が付かないのが 
      腑に落ちなくてぐぬぬぬ

GM内心(ルポンがカード挟んで本を閉じていった可能性もまだ残ってますよ!性格的にないか)

ペンテ  :(プレイヤーとしてはお姉さんをもうちょっといじりたいなーと、
       ペンテはそこまで考えてないでしょうけどね)

イヌカイ :ホァイダニットもハウダニットもいまいち分かりませんね

ムサシ  :もしかしてフレア=アルセーノ

コッペ  :ざわ

ペンテ  :可能性があるってだけで、まだ断定できませんけど

コッペ  :まさか盗賊ギルドがフレアの情報を事細かにしっているって、そういう

イヌカイ :ざわ

ムサシ  :盗賊ギルドにお金払って詳細マークしてもらうのもありかもしれませんね

ゼオート :実は男が化けているだと!?

ペンテ  :ぺちぺちの速度は遅かったからルポン本人じゃないかもしれない

ムサシ  :ペチペチの機敏反応を見ていただと…?

コッペ  :(ルポンじゃなくてアルセーノだったら機敏がなくてもおかしくないのかもという)

アニタ  :変装するなら不自然じゃないように機敏を落としそうです

 悩むプレイヤーの皆さん

<GM内心>
 実はびっくりするほどシンプルな結論しかないんですが、犯人が変装の名人という情報や
 ルポンという名前からの推測によって、GM的には予想外の方向へ推理が進んでいます。
 ついでに、現時点の情報だけでは犯人に辿り着けないというのも内心「ぎゃー!」という状況。

 他にも、「転移魔法は今回出ないよー」というルールを明確に示せればよかったですね。

GM   :では探索に出る前に、魔術師ギルドを出て行こうとしたとき
      全員機敏か精神13で振ってください。

判定の結果……。

  ゼオート :ダイス5+精神4=9
  ムサシ  :ダイス10+機敏4=14 成功!
  コッペ  :ダイス4+精神2=6
  ペンテ  :ダイス3+機敏7=10
  イヌカイ :ダイス10+機敏5=15 成功!

ムサシ  :(よかった、まともだ)

ペンテ  :(ダイス、今日は不調すぎるよー)

GM   :ではムサシは東洋の勘で珍しいものに気付きます。
      イヌカイも狩人の勘でピンと来ました。

      帰りがかったとき、魔術師ギルド内の茂みの奥にマンホールのフタが見えました。

ゼオート :(あやしいーーーー!) ガビーン

ムサシ  :(ああ、下水ってそういう)

コッペ  :(マンホール・・! ここがメイン舞台か!)

ペンテ  :「ん? みんなどうしたの?」

ムサシ  :「ん、あれはなんでござるか? ほらそこの茂みにある…」

GM   :ただしここは事務棟前です。
      見ると、このマンホールには頑丈に錠がかけられていて
      内側からは開けられないようになっています。

ムサシ  :(事務棟前…だと…)

イヌカイ :「うーん、気になりますね。一応調べてもらいましょうか」

ゼオート :「ケイビー!カムヒァー!」

GM   :ケイビー
      「はいはい何だよ警備をおろそかにしちゃいけないって……お、マンホールが何だ?」

ペンテ  :「錠はちゃんと掛かっているかな?(がちゃがちゃ)」

GM   :すごくしっかりかかっています。内側からの鍵開け宣言ではさすがに無理。
      ただしこちら側から「鍵開け」を宣言すれば開くでしょうね。

      ケイビー
      「開けたいのか? でもそれは無理な相談だぜ、ここの鍵は厳重に保管されてて、
       俺たちでも開けられないんだ」

ペンテ  :「むぅ、開けろと言われれば開けれるけど」

ムサシ  :「ペンテ殿、ごにょごにょ(後で盗賊ギルドにフレア殿の詳細調査を頼みたいでござる)」

ゼオート :「入るのはわからなくても逃げるのには使えそうだな」

イヌカイ :「マンホールに何故鍵がかかっているんです?」

GM   :ケイビー「そりゃ下から何か出てきたらヤバいだろ、ドロボーとか……あっ」

イヌカイ :「……」

ゼオート :ケイビーェ

GM   :ケイビー
      「待て待て、マンホールなら敷地内にいくつかあるぞ!探してみる!」

      ということで何もしなければ10分後に敷地内のマンホールマップが手に入ります。

ペンテ  :「ふむ、じゃぁ開けてみようか?」
      (鍵開けは二人持っているから消費しちゃって構わないですよね?)

イヌカイ :「(ボソ)共犯者が開錠・施錠してルートを確保した、も可能になったわけですね」

      ・40M以上の高さから空を飛んで出入りしたよ説
      ・転移して出入りしたよ説
      ・マンホールから出入りしたよ説 ←New!

ムサシ  :「侵入経路としては一番ありがちで今のところ現実味が強そうですな、
       まだ何とも言えないでござるが」

GM   :ケイビー君が死ぬほど急いで地図を探した結果
      マンホールは事務棟前に一個(今見ているもの)、
      マジックアイテム研究所の裏に一個あることが分かります。

ムサシ  :(研究所のうらー!?)

ゼオート :ドンピシャじゃねーかww

イヌカイ :「裏手にもあったんですかー!」

      「もしマンホールを使ったのなら必ず痕跡があるでしょう。
       足跡とか、埃に跡が残ってる、とかですね」

ゼオート :「とりあえず行ってみよう」

ペンテ  :「ねぇ、これって繋がっているの?」

GM   :ケイビー
      「マンホールの下はどうなってるか俺にはわからん……
       お役所に頼めば明日くらいには地図が手に入るかもな」

ゼオート :「明日からではおそい!!」

ペンテ  :「冒険者、穴があったら、入りたい」

アニタ  :「いってらっしゃい」

GM   :ということで、侵入するならどちらのマンホールから侵入しますか?
      A.事務棟の前
      B.研究所の裏

イヌカイ :「全員で突入すべきですかねえ。何人かはバックアップなり
       情報入手をお願いした方がいいかもしれませんね」

GM   :ちなみにまだ研究所の裏は見てないものとして扱います

イヌカイ :事務棟のマンホールを少し開けてみて、痕跡をチェックすることは可能でしょうか

GM   :では開ける前に機敏か精神で目標11をお願いします。
      全員やっていいですよ。痕跡判定ですから。

      (もう鍵開け使っちゃってもいいですけど…ボソ)


 判定の結果、成功したのはムサシとペンテの達成値14。

イヌカイ :機敏11なららくしょ……ぶわ(失敗)

ムサシ  :(ダイスの神様きてますわー!)

ゼオート :ムサシ大活躍

GM   :ペンテさんここで汚名返上! ムサシさん相変わらずの直感。
      では開けられた痕跡がまったく見つかりません。もう10年くらい閉まってるかも。

      錠も錆び錆びで、鍵があっても開けられるか分からないくらいですね。

ムサシ  :「この蓋は長年人が触ったような痕跡が全くないでござる、
       サビが酷くて、相当力がないと開かないかもしれないでござる」

アニタ  :「研究所の裏を見てみた方がよくない? 
       中に誰かいても、そっちが開いてたら逃げられるわよ」

ペンテ  :「それじゃ、もうひとつのマンホール行こうー!

イヌカイ :「行きましょう!」

ムサシ  :「もう一つ同じような蓋があるのならそちらを探すべきでござるな」

ペンテ  :ところで、フレアお姉さんは一緒にいるのですか?
      それ次第でペンテのテンションが変わってきます。

GM   :フレアお姉さんは帰りぎわに事務棟の前まで来たあたりで
      「がんばってください!」って言ってお別れしましたよ。

      では研究所裏のマンホール付近に行った人は全員機敏か精神で13目標でどうぞ。


  判定の結果、成功したのはアニタの16とペンテの14。

GM   :アニタのメガネが光ります。さっき壁の土が分からなかったので燃えてるんでしょう。
      ペンテも分かりますね、さすが盗賊!

      さっきの研究棟の窓の真下あたりの地面から、ほとんど痕跡の残らない足跡が見つかります。
      アニタとペンテは 「これは『プロの盗賊』の犯行だ!」 とほぼ確信しました。

      その足跡はマンホールの方へまっすぐ続いています。

イヌカイ :(なんという科学捜査要らず)

GM   :(さっき窓の真下の地面を調べてくれれば……)

      ちなみに研究所裏のマンホールの鍵は開いています。

ゼオート :「入る」

GM   :ケイビーは
      「マンホールの錠が開いてる!? う、うわあああ報告してくるうううう」

      と泣いて走っていきました。

ペンテ  :「えーと、ロボットが先頭で入っていくんだね?
       目からライトがびーって出るとか!?」

ゼオート :「なんだ 当てて欲しいのか? 焼けるけど」

イヌカイ :「痕跡を追えるなら、行き先が分かるかもしれませんね!
      (でも繁華街の裏道あたりに出られたら絶望的だろうなあ)」

ムサシ  :(霊的視力あるんで暗闇ばっちり)

GM   :マンホールの下には下水道が通っているようです。
      降りるにつれて、臭いが強烈になっていきそうです。

ペンテ  :「や・め・て!
       うわー、リュート置いてくる!」

ゼオート :「色々な物が腐敗した臭いだな

ペンテ  :「ねー、リュー太は臭いところ行きたくないよねー」

コッペ  :「既に名前がついていたのか……リュー太……」

イヌカイ :「名前をつけると酷いめにあわされるジンクスがあるそうですよ」

ペンテ  :(某軽音楽部のギー太と被っているような気がしてきた)

アニタさんのプレイヤーがここで席を離れました。
中の人がいないプレイヤーは白目になってAI行動でついてくるか、
ウディタ亭に帰れる場合はいなくなることにしてます。

ゼオート :「アニタが臭いで倒れたぞ」

ムサシ  :「アニタ殿がマンホールの強烈な匂いで倒れたでござるー!?」

GM   :(えっ倒れたの!?ちょまっ) アニタは疲れた様子でウディタ亭に帰っていきました。

ゼオート :「人間は大変そうだな」(アニタの後姿をみながら)


そして下水道に入る一行達……。


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