2008-10-19　スキルアップセミナーvol.2

SWセミナー　TRIGGER Presentsスキルアップセミナー

文責：TRIGGER2008 運営委員会 広報局 斉藤 美保

スプリングウォーター スキルアップセミナーの一環として、TRIGGER2008にご協賛を頂いております株式会社ベンチャーコントロール様の「すごい起業塾」講師の方による戦略マーケティングセミナーにを開催しました！

学生団体の代表を務める方など、起業や将来の展望に関心を持つ13名の学生が積極的に参加する会となりました。2時間はとても短く感じましたが、充実したセミナーでした！

株式会社ベンチャーコントロールの常務取締役であり‘すごい起業塾’講師でもある菅谷様より、起業における「戦略マーケティング」の重要性・意義をお話頂きました。

経営戦略とは、企業経営の重要な意思決定をする際に必要な指標です。競合他社や様々な経営環境の変化の中で、常に自社を有利な方向に導くためにはこの指針が必要不可欠です。有限である様々な経営資源の中で、「どれを選択し集中させ特化するか」この判断が重要な戦略となり企業を成長させることへと繋がるのです。

戦略には以下の2つの手法があります。
①競争優位戦略
既存の商品を例に、購買決定要素（ＫＢＦ）となる項目をいくつか挙げ、自社製品と競合製品とを項目別に比較する。その中で競争優位性を持つ項目を見つけ出し、その条件を専門優位性として特化させることで、他社製品との差別化、優位化を図る戦略。

②ブルー・オーシャン戦略
競争優位戦略とは対照的に、競合他社と戦わずして勝つ戦略。つまりは、競争相手の居ない未開拓の市場を見つけ出し新たな付加価値を創造することで利潤の最大化を実現する。
ブルー・オーシャン戦略を進めるためには、『アクション・マトリクス』によって自社の事業を「取り除く」「増やす」「減らす」「付け加える」の4つのセグメントから再整理し、『戦略キャンバス』によって自社の市場内でのポジションを再確認する必要がある。

経済やマーケティングについての知識がほとんど無かった私にとっては、初めて耳にする言葉が多く学習の連続でしたが、新事業・新商品開発のためにはこの様に論理に基づく現状分析が不可欠であることを学び、経営や起業の第一歩を理解することが出来る機会となりました。

マーケティング戦略の概要を講義して頂いた後には、参加学生による「戦略マーケティング」ワークが行われました。

3人1グループとなり、実例として『大手飲食チェーン店』の市場現状分析及び新商品開発に上記2つの戦略手法を用いて取り組みました。
時間は約30分間で、その間に自社製品の競争優位分析からポジション把握、ブルー・オーシャンの開拓など盛り沢山なマーケティング作業に取り組みました。

短い時間の中で新商品開発までに辿り着くのは容易ではありませんでしたが、一連のマーケティングフローを体験出来たことは勿論、限られた時間内で成果を求められる社会のビジネス感覚を実感することも出来た充実の体験ワークであったと思います！

各チームとも顧客ターゲットや戦略指針が異なるワーク内容となりました。そのため他チームの発表を聞くことも、違う視点を知ることが出来る機会となったので、新しく学ぶことがあるとても有意義な時間でした。

セミナー後も菅谷様を初めとする社員の皆様は、時間外であるにも拘わらず私たち学生の質問に積極的に答えて下さいました。貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。

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