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ANDテクニカルツアー2009結果
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2007年から中部近畿ラリー選手権の開幕戦を受け持っていたANDテクニカルツアー。本年はKYOTO南丹ラリーが全日本ラリー併催となり5月に開催されたため第2戦となったが、中部地区では開幕戦として6月13日~14日に開催された。
コースは、3本の林道を使った合計6本のSSが設定されていて、昨年年とほぼ同じレイアウトで、スタート会場はよりステージに近い高岡市ふくおか総合文化センターに変更された以外大きな変更はなかった。
SS1と5は、昨年から使われるようになった、N林道の南側4.77km区間。
SS2と6は、このラリー最長のN林道の北側8.49km区間。
SS3と4は、氷見市の北西部に位置するH林道の7.06km区間。
ANDテクニカルツアー2009アイテナリー
ここに参加するのは、中部地区16台、近畿地区10台さらに新潟県から1台を加えた27台のエントリーとなった。
ANDテクニカルツアー2009エントリーリスト
競技の結果は、1500cc以下の車種で争われるDE-Aクラスでは、昨年に引き続き地元のベテラン向清/鹿肝利明組シティが若手の岩井謙治/丹羽貴裕組スターレット、近畿のベテラン武内洋信/摩島治組アルトをかわし、SS2とSS6で大量リードを築き2連勝を果たした。
1500ccを超え3000cc以下の車種で争われるDE-Bクラスでは、1ステージ10秒差をつけてトップに立った板本敬二/北田稔組シビックを最終SSで18秒引き離し劇的な逆転激を演じた新潟県から参加の濱井義郎/菅野総一郎組インテグラが見事優勝を果たした。第1戦KYOTO南丹ラリーで初優勝を果たした新堂啓太/鈴木真由美組ミラージュは、惜しくも3位となったとはいえ地元の中堅板本を最後まで追い詰めての3位は大健闘と言えるだろう。
3000ccを超える車種で争われるDE-Bクラスでは、KYOTO南丹ラリーで優勝を飾った那須文章/石田一輝組ランサーと昨年惜しくもフライングのペナルティで優勝を逃した地元の年一ラリースト栃澤一義/吉村祐司組インプレッサの一騎打ちと思われたが、成長著しい那須がブランクの大きい栃澤を大きく引き離し開幕2連勝を飾った。一方栃澤も他の有力選手を抑え自身初の2位を獲得した。3位は、1ステ3位で上がった蒲生裕一/前田健吾組を2ステで逆転した佐藤耕平/宮原裕輔組ランサーが入った。
最後に、今回のラリーSS距離40kmを越えるハードなラリーであったにも拘わらず1台のリタイヤもなく全車完走という結果となり、コースコンディションの良さが改めて証明されたのではないかと思います。
ANDテクニカルツアー2009競技結果
DE-Aクラス入賞者 左から2位岩井謙治/丹羽貴裕、1位向清/鹿肝利明、3位武内洋信/摩島繁治
DE-Bクラス入賞者 左から2位板本敬二/北田稔、1位濱井義郎/菅野総一郎、3位新堂啓太/鈴木真由美
DE-Bクラス入賞者 左から4位高篠孝介/勝股宗宏、5位山村浩三/内田園美、6位荒井純司/大橋正典
DE-Cクラス入賞者 左から2位栃澤一義/吉村祐司、1位那須文章/石田一輝、3位佐藤耕平/宮原裕輔