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ANDテクニカルツアー2008結果
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JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦/JMRC中部ラリーチャンピオンシリーズ第2戦
ANDテクニカルツアー2008は、2008年6月5日~6日富山県高岡市および氷見市周辺山間部にて開催されました。
今年から、JAF中部・近畿ラリー選手権およびJMRC中部ラリーチャンピオンシリーズ共に排気量によるクラス区分を見直し、1500ccと3000ccの上下で3つのクラス分けに変更されました。
これにより、昨年まで2つのクラスで不成立のラリーがあったが、このクラス区分の見直しにより成立しやすくなったと思われます。
このANDテクニカルツアーもこのクラス分けが功を奏したのであろうか、昨年を11台上回る33台のエントリーがあった。
また、今回全日本ラリースーパー1500クラス(JN-1.5)に相当する三菱コルト(RF車両)を元中部地区チャンピオンの菅野選手がデビューを果たした。恐らく、全日本ラリー以外でコルトがラリーに参加したのは、初めてでしょう。但し、この車両は日本ラリー選手権規定により2008年度は、選手権対象外となりました。
コースは、高岡市西部の林道能越線のうち途中交差する県道を挟んだ5.1km区間(SS1&SS5)と9.5km(SS2&SS6)および、氷見市北部の林道 氷北線7.5km(SS3&SS4)を使用したオールターマックの6SSが設定され中部地区のラリーでは最もSS距離が長く、選手からも走り応えがあったと評価が高かった。
結果は、最大排気量のDE-Cクラスは、先月の新城ジュニアラリーを征した田邉/黒木組が、村上/内野組を引き離し2連勝を果たした。なお、SSでのタイムは栃澤/古田組が優勝した田邉/黒木組を上回っていたが、2ヶ所のSSでフライングしてしまい、ペナルティ200点を課され最下位に沈んでしまった。
今年から、1600ccに加え、1800~2000cc(インテグラ等)や1300ccターボ車(スターレットターボ)を統合することになったDE-Bクラスでは、2007年北海道地区チャンピオンで今年から浜松の自動車メーカーに就職した塩谷敏史選手が、大庭誠介選手から元全日本2WDチャンピオンカーのEP82ターボとコドラの高橋巧選手を譲り受け、薄氷を踏む思いの僅差ではあったが見事中部地区デビューウィンを果たした。逆に僅差で敗れた板本選手は、2007年全日本総合チャンピオンの北田選手をコドラに迎えたが、僅か2秒及ばず、全日本コドラ対決は、高橋巧選手に軍配があがった。
DE-Aクラスは、注目を集めた菅野/御領組が、地元のベテラン向/鹿肝組を15点差で破りスーパー1500車両も全日本ラリー以下のラリーでも十分通用するポテンシャルがある事を証明した。しかし、選手権規定により菅野/御領組はJMRCチャンピオンシリーズのみの優勝で中部・近畿ラリー選手権のDE-Aクラスについては向/鹿肝組が20点を獲得した。
来年からは、RF車両も選手権対象になると思われますが、将来コルトがこのクラスの主流となる日が来るのだろうか?
DE-Cクラス入賞者 優勝車(三菱・ランサーエボ7)
写真は、左からDE-Cクラス2位村上健、内野稔秀、DE-Cクラス1位田邉亘、黒木崇、DE-Cクラス3位徳能大輔、濱野崇
DE-Bクラス入賞者 優勝車(トヨタ・スターレットターボ)
写真は、左からDE-Bクラス2位板本敬二、北田稔、DE-Bクラス1位塩谷敏史、高橋巧、DE-Bクラス3位柴田哲郎、加藤勝義
DE-Aクラス入賞者 優勝車(ホンダ・シティ)
写真は、左から選手権DE-Aクラス2位里貴之、石田一輝、DE-Aクラス1位向清、鹿肝利明、DE-Aクラス3位武内洋信、摩島繁治
JMRCチャンピオンAクラス入賞者 優勝車(三菱・コルト15C)
写真は、左からチャンピオンAクラス2位向清、鹿肝利明、Aクラス1位菅野正之、御領親之、Aクラス3位里貴之、石田一輝