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第2回JMRC中部ラリーセミナーレポート
最終更新:
rally
日時:2008年4月19日 17:00~深夜
場所:愛知県豊田市内
参加:8組15名
JMRC中部の2008年度第2回ラリーセミナーをチームシロキヤ担当で開催。
本年度の全体テーマに沿って、ずばり「ペースノート作成」をメインの題材に、WRC出場クルーである天野/井上組を講師とし、チームの全日本出場クルーが補佐をしながら、講義から実際のペースノート作成まで以下の様な内容で実施しました。
- 天野組のノート作成DVD上映
- 第1回セミナーの復習(テキストも使わせて頂きました)
- レッキの進め方の講義
- 模擬レッキ(本番さながらのタイスケを指示し対向しながら2回)
- 1クルーずつ質問を受けながらの座談・反省会
- 途中「リタイヤ講習会」など
実際に天野組が2回走行でペースノートの作成をし、本番走行へと至る様子をラリー北海道を例にビデオで見た後、今回なぜか受講生の一員として参加の船木選手作成第 1 回セミナーテキストを用いて作成方法を講義、実際のレッキの進め方のレクチャーを受けて模擬レッキへと向かいました。
豊田市内某所の峠で実際にペースノート作成実習では、8組を2つに分けてコースオープン/クローズの時間をを指示、本番同様のスケジュールを体験。スタート/ゴールにはそれぞれ1クルーずつ全日本参戦選手(眞貝/澤田組・桑田/井川組)を配置し、現地で作成しながら湧いて来た疑問にも対応しました。
ノートを作り終えたら講義会場に戻り質疑応答をしながら、船木選手も引っ張り出して各選手思いのこもったアドバイス。受講生の質問からはるか遠くに話題が飛びながら、ペースノート作成のノウハウだけでなくラリーで大切なこと、懸ける想いが楽しく語り合えました。
途中挟まった「リタイヤ講習会」では、OK/SOSの見せ方から車両と反対側を走ってもらう為の「踊り方」などをさらっと紹介するはずが、皆さん色々こだわりがあるらしく、かなりの時間を割くことに。その他、コドラがノートを読むときは安定感を取って膝の上か、道の見易さをとって手で正面に持つか? 人によって拘りの違いのあることが分かったり、両手でノートを持ってどう体をホールドするのか、酔い止めはどうしているか? など普段ふと疑問に思ってもなかなか聞けない細かなことが話題に上り、受講者にとって有益な情報が盛り沢山の講習となりました。話は全く尽きる様子を見せなかったのですが、日も替わる頃お開きとさせて頂きました。
全日本ラリー2戦の合間の週にあれだけの手間を掛けて準備と運営・講義をしてくれた天野/井上クルーに感謝したい。
(記:澤田 JMRC中部ラリー副部会長)