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スペシャルステージの走り方
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これまで、ラリーのルールや用語を説明しましたが、2008年の中部地区のラリーで勝敗を分けるのは、スペシャルステージ(通称:SS「エスエス」)のタイムです。つまり、SSで最も早く走った人が、99%勝つと言えるのです。
そして、SSを早く走るには、車の性能が重要と考えられがちですが、実はそれ以上に重要なのがペースノートなのです。ペースノートとは、ドライバーがレッキ(下見走行)の際、SSのコースの情報を口頭でコ・ドライバー(ナビゲーター)に伝え、克明に記録したノートのことで、本番のSSでは、それをコ・ドライバーが読み上げ、それを聞きながら、ブラインドコーナーのライン取りや進入速度を正確に実行するのです。これによって、練習をしたことのない道でも、練習コースのように早いペースで走ることができるのです。
この走り方のことをペースノート走行と言います。一方、ペースノート無しで見た目の感覚で走ることを有視界走行と言います。ペースノート走行は、アベレージ速度が高くなるほど有視界走行とのタイム差が出ますが、現在のようにレッキが設定されたラリーでは、ペースノートの完成度によってかなりの差がでることは間違いまりませんし、何よりも安全性で見たリスクは何倍もの差があるでしょう。
それでは、実際にペースノート走行がどんなものか、新城ラリー2007を走行したある選手のインカー映像が、YOUTUBEで公開されていますので、是非じっくりとご覧ください。ここで、コ・ドライバーが手に持って読み上げているのがペースノートです。
新城ラリー2007 SS1 09:39
新城ラリー2007
SS6 03:03
新城ラリー2007
SS10 04:04
新城ラリー2007
SS11 03:16
新城ラリー2007
SS12 04:58
実は、この選手JN-1(1400cc以下)でありながら、SS1ではペースノート走行の速いコーナリング速度の維持によって、総合6位タイムを記録したのです。
次に、実際のペースノート内容と作り方ですが、それは下の2つサイトが大変参考になりますので、是非両方とも読み込んで、さらに練習を重ねてみてください。もし、これらが理解できて、実践で活用できれば、格段に成績アップすることは間違いないでしょう。
ペースノートって何? /Enjoy Rallying
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5
ペースノート講座 /Active Motor Sport
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回
そして、2008年JMRC中部ラリー部会では、初心者の為のペースノートの作り方から、実践トレーニングまで基礎から学べるセミナーを4回シリーズで開催することになりました。
これからラリーを始めようと考えている方から、ペースノート走行についてスキルアップを目指している方まで是非ご参加ください。
JMRC中部ラリーセミナーについての詳細は>>こちら