シャノン




フルネーム Shanon Liah de Valera(シャノン・レア・デ・ヴァレラ)【de Bhailéara】
種族 ヒューマン
性別 女性
身長 166cm
誕生日 A.P.221/2/16
所属 アークス
所属Ship アークスシップ三番艦「ソーン」
クラスレベル レンジャー/46
IDネーム Liah
Last Update 2013-04-03 04:47:06 (Wed)


ここまでのシャノンさん

栗色の髪、赤い瞳が特徴的な17歳の女の子。
彼女は現役ハイスクール学生ではあるが、同時にアークスに所属する軍人でもある。
彼女の父方の家柄であるデ・ヴァレラ家は故郷の惑星では大統領*1を筆頭に数々の政治家を、人類が宇宙に進出してからは数々の有能な軍人を定期的に輩出してきた家柄だった。
しかしアークス宇宙機動軍で大将にまで登りつめた5代前のアンソニー・デ・ヴァレラを最後に有能な人材は途絶え、デ・ヴァレラ家も時代の波に飲まれて消えていくか、という時にシャノンは生まれたのだった。
初代デ・ヴァレラは故郷の星では政治家でありながら、いざ戦争となればゲリラ戦で敵を苦しめた逸話を持つ。それ以来デ・ヴァレラ家では生まれてきた子供の性別に限らずゲリラ戦で役に立つようにトレイサー術*2と射撃訓練を施すという伝統が生まれた。

シャノンはジュニアハイスクールの最高学年になった日に実家の父の書斎に保管してあるアンソニーの戦術研究レポート、日記を発見する。
それらを読んでいくうちに、余りにも人間離れなアンソニーの軍人としての能力に興味を持ち始める。
アンソニーの事をもっと知りたい、アンソニーの視点で宇宙を見つめてみたいと思ったシャノンは、アンソニーの母校である、軍教育と通常の教育を同時に学べるハイスクールへの進学を決める。

ハイスクール入学後はアンソニーと同じ予備役将校特殊過程*3ではなく「前線で一人の歩兵として軍の実態も見ておきたい」ということで予備役特殊訓練過程*4を選択。
入学して半年経った時に、シャノンの潜在能力を高く評価したアークスのリクルーターに直々にスカウトされ、学生の身分のまま正規の軍人となり、選抜射手*5として部隊に配属される。
そして入学からおよそ一年後、実戦経験も多く積んだシャノンを視察に来たハダリに自らのチームでの任務のために部隊移動の命令を拝命され、部隊を移動して今に至る。

容姿

栗色の髪に赤色の瞳・・・そして・・・兵器開発局に勤めている友人からもらった試作品の「ネコミミ型」対物レーダーが特徴。
この対物レーダーはいわゆる「ハートビートセンサー」でフォトンに左右されずに生物や人間を走査するのに使えるが、当然ダーカーに対応していないのでダーカーを探知することはできない。
とはいえ、一般の動物や人間を走査するには十分な性能を持っているらしく、シャノンはいつも装備している。本人も気に入っているのかもしれない。

性格

ジュニアハイまでは普通の学校に所属していたということもあり、素は普通の女の子。
感情表現が豊かで良く喜び、良く怒り、良く悲しみ、良く落ち込む。そして立ち直りが非常に早い。*6
浪費家な父親を反面教師として育ってきたため、節約グセがついている。
素の生活以外ではなぜかお嬢様言葉を多用している。
これが結構好評なのか周りの人たちは認めてくれているようだ。

母親がプロサッカー選手だった影響でサッカーが大好き。
ジュニアハイまでは地元のサッカークラブに所属しており、小さい頃から活躍していたため、将来を非常に有望視されていた。*7
しかし、シャノンは結局軍人を目指す事になり、サッカークラブのコーチ陣を非常に落胆させたという。*8
一説によると、18歳以上にならないと利用する事ができないサッカーくじを利用するためにアークスに入ったとも言われている。
アークスに所属している者に限っては、安全な利用の仕方を教える講義を受講すれば何歳であってもサッカーくじ利用できる規約があるからだ。
事実、賭け倍率や前の試合のデータとにらめっこするシャノンを目撃した兵士も多いとか………。

軍人としては彼女はいわゆる「志願兵」であり、軍人としての士気は非常に高い。が、それはあくまで自分の目標のためであり、崇高な使命や義務を感じているというわけではない。
とはいえ、最近はあまりにも緩い軍の規律や、任務の妥当性などに疑問を感じている。
18歳になれば士官学校へ入学する資格を与えられるので士官学校に入学、卒業して、将来は幹部クラスへ昇進し、その中で軍を正そうと密かに思っている。
現在の階級は分隊*9の指揮権を持つ伍長。

用語

アンソニー・デ・ヴァレラ
シャノンの5代前のデ・ヴァレラ家当主。男。
アークス宇宙機動軍の聖将と呼ばれ、宇宙艦隊の指揮を担当していた。最終階級大将*10

ハイスクールの将校養成課程と士官学校を主席で卒業し、軍に入隊後は数々の武勲を前線で上げて昇進していった。
当時アークスが悩まされていた宇宙海賊を壊滅に追い込めたのもアンソニーの働きのおかげである。
艦隊指令になってから負けた事は数回しかなく、いずれも撤退を成功させていて味方に目立った損害は出していない。
敵の人間であろうと無駄な殺生はせずに戦闘で勝つ事を徹底していた。

しかし、アンソニーの評価は海賊との戦いの時よりむしろ海賊を壊滅させたあとの方が評価が高いかもしれない。
海賊との戦争が終わったあと、アンソニーはアークス宇宙機動軍の参謀総長に就任し、軍組織の改革や指揮系統の再編などを行った。
それまでバラバラだった指揮系統を一本化し、各部隊が連携を取れるようになったのはアンソニーの功績によるところ大である。
他にも兵士の士気を高く維持するために軍用携帯食糧の味を改善するのに尽力を尽くした。実際に味が改善され始めたのはここ30年ぐらいからだが、この功績は一般兵士達に大きく認められた。
古参兵達には「アンソニー将軍の一番の功績は携帯食糧の味を改善した事だ」と言われるほど支持されるようになったという。

このような功績を残した我らが偉大なるアンソニーは72歳まで軍籍に居たが、若い頃からプレッシャーに晒されていたからか、年老いてから物忘れが激しくなった。アンソニーは除隊しそのまま隠居生活に入り、84歳でこの世を去った。
フォトンを扱えるようになってからヒューマンは寿命がかなり伸びたが、アンソニーが84歳と旧世代のヒューマン並の年齢で死去した原因はプレッシャーによるところが大きいと言えるだろう。

フォトン適性が異常に高く前線の兵士として出てもかなりの戦績を残したと言われている。
また艦隊指揮を執っている時に「まるで敵側の指揮官と会話していた」かのような独り言を数多く残している。

宇宙海賊
人類が宇宙に出てからいつの間に発生した宇宙のならず者たち。
実はこの宇宙海賊は元々アークスに所属していた軍人たちが離反して出来た組織なので、非常に統率の取れた組織力の高い宇宙海賊である。
最初に宇宙海賊の被害を受けた時、オラクル船団の指導者達は鎮圧に力を入れずに半ば放置する形を取った。
そうやって各地の植民星から資源や技術を蓄積していった宇宙海賊は、いつしか外宇宙の未知の技術&素材を獲得し、アークス宇宙艦隊と比べても遜色無い戦力を有する事となったのだ。

オラクル船団で生活が完結するようになっているとはいえ、コーヒー豆や茶葉などの嗜好品は農業専用に開拓された農業星や農業船団でないと安定して収穫できない。
他にも高重力下でしか精製できない金属やエンジンを作るための工業星もある。
宇宙海賊が農業星や工業星に略奪行為や破壊行為をするようになると嗜好品や工業製品の値段が高騰し、市民の生活に多大な影響が出るようになった。そうして贅沢品や必需品が滞るようになると市民は次々に船団の指導者達への不満をぶちまけるようになった。

さすがに事態を重くみた船団のお偉方によりアークス宇宙機動軍に宇宙海賊殲滅の任が下りる。
結局アークス宇宙艦隊による焦土作戦、植民惑星での奴隷の反乱、そしてアンソニーの効果的な艦隊指揮などで宇宙海賊は壊滅していったのだった。







2013/4/3  ブログへのリンクを削除
2012/8/22 選抜射手の設定を追加
2012/9/6  デ・ヴァレラ家でトレイサー術を教えるに至った理由を修正
2012/9/7  ブログへのリンクを追加











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最終更新:2013年04月03日 04:47
添付ファイル

*1 武装蜂起や内戦を引き起こして犠牲者を大量に出したという血生臭い歴史もある

*2 足音や足跡、歩く姿勢などで対象の人間がどういう人物かを見抜く技能、尾行や暗殺任務で使われる技能で、マスターするには人生を捧げるほどの時間が必要

*3 将来の将校を養成するクラス

*4 潜入や破壊工作を得意とする特殊兵を養成するクラス

*5 歩兵の中でも精密射撃をするために訓練された兵士、狙撃兵より近距離で味方をサポートする

*6 母親の性格とソックリらしい

*7 ちなみに背番号は8でポジションは攻撃的MF

*8 シャノンがプロ選手への道に進まないことを表明した時にサッカー情報誌で「シップ3代表は未来のエースを失った」「全宇宙の損失」と大げさに書かれた。

*9 4~5人の部隊

*10 死後、元帥に叙された