ユキヒト





『さて・・・はじめようか?』


フルネーム ユキヒト・ナチ(那智 由季仁)
種族 HUMAN(自称)
性別 MALE
身長 185cm
所属 那智探偵事務所(Nachi Consulting Detective):所長 / アークス"DIVISION"
誕生日 A.P.0211/01/01(自称)
所属Ship SHIP-3「ソーン」
異名 紺青の弾丸(プルシアン・バレット) / 漆黒の隠者(ブラック・ハーミット)?
流派・戦闘術 ヴォル・ヴェルター血討術
Last Update 2015-05-19 23:00:53 (Tue)


人物


 年齢27歳(自称)。職業柄よく使う偽名にユウ・スメラギ、ユーノス・ブラックバーンがある。
テンガロンハットと、電子タバコ(銘柄は"マンセル")、非戦闘時に携帯しているクラシックな皮製トランクがトレードマーク。
トランクの中には名刺(既に希少品とされる紙製)からスタングレネードまで、多種多様なものが格納されている。
紅茶よりもコーヒー党。料理の腕は中の上、といったところ。

+ ...
 若いが、紳士的な態度を身につけており、彼の周りの人間からの評価は概ね好評。
しかし、その落ち着いた言動(またはその反対の行動)が逆につかみどころがないと捉えられ、ある種の警戒心を持たせることもある。
感情の変化が大きかった場合、まれに以前の少し荒々しい口調に戻ってしまうこともある。
 苦手な事や弱点は特にないが、人間関係のみならず厄介事に首を突っ込む性質であり、そのワリを食う事も多い。
またその対象が女性の場合特に優しく接してしまう為、前述の言動から本人にそのつもりはなくても親身になって話を聞いているうちに、
自然と口説いているかのように受け止められる事もある。
本人には自覚がないらしく、それがまた周囲の女性陣をヤキモキさせて無用なトラブルを生む事も・・・。
街角で女性用の服を見かけると、ついそれが似合いそう(あくまで独断)な女性にそれを贈ってしまう(ある意味で悪)癖がある。
この癖がまた上記の誤解や問題を生み、悪循環に陥るといったこともある。


 アークスへは幼年期時点で発見されなかった後発のフォトン適性者として、
偶然発見された為に傭兵(客員)扱いで入隊しているが、その真意は不明。
本人はあくまで副業として考えており合同のミーティングなどにはほとんど顔を出していなかったのだが、
『DIVISION』と呼ばれるチームへと強制編入されてしまい、それなりにアークスそのものとも関わりを持つようになった。
 本業・副業において関わる事が多かった為、オラクル内の警察組織とは懇意にしており、多少の便宜は図ってもらえている。
これは主にトドロキ警部の力が大きい。


 媒体へのフォトン流入を得意とする為、ソードに代表される刀剣類や、小型の弾丸を使用するツインマシンガン、
同じく矢を使用するバレットボウを扱う事が出来る。ただ、ロッドやウォンド等の放出系武器は拡散してしまう為苦手としている。
敵陣に飛び込み、複数の武器を転送解放しながら戦う戦闘スタイルから『紺青の弾丸(プルシアン・バレット)』の異名をとる。
が、本人はあまり納得していない様子。当人曰く「器用貧乏なだけ」とのこと。


 本業の探偵業は警察組織への協力、依頼完遂率の高さに定評はあるものの、事件解決の為には非合法な手段に出る事もあり、
本人が大きく手を広げるつもりもない事と相まって零細企業と言って差し支えない。
また、いわゆる裏社会に独自のルートを持っている事も、メジャーな会社になれない一因でもある(なるつもりも無さそうだが)。
 所属メンバーはニコ・バンシィ・アロゥ・レヴィ・ころなとユキヒトの六人。
その中でも、現在事務所に残っているのはニコと新しく加入したころなの二人にユキヒトを加えて三人である。
さらに同僚アークスからの複数依頼やトドロキ警部らの要請によってその都度事件に関わっており、一部自主的なコールドケースがあるとはいえ非常に多忙。


CHARACTER IMAGE SONG : Fight For Liberty - UVERworld
Nachi Consulting Detective 2nd Season 1st Chapter IMAGE SONG : NO SCARED - ONE OK ROCK


経緯


Season2 1st Chapter EX "The hammer of reunion"

 調査の最中、アークス本部直々に緊急任務の通達が行われる。
内容は「不可解なアークスの信号を辿ったところ特定されたダーカーの巣窟らしき地点を制圧せよ」というもの。
アークスの一部にアブダクションされた者が存在しているという噂は聞いていたものの原因や条件が特定されていなかった為に、
調査する必要性は感じていたものの今まで侵入する事がなかったユキヒトは作戦に参加する。
面識のあるモロス・タナトス・ビリジアンらと同部隊に編制されたこともあり作戦は順調に遂行される。
 しかし最奥部とされた地点でリグシュレイダを討伐し次々とメンバーが帰還する中、タナトスが何かに誘われるように更なる奥地へと踏み入れていく。
慌てて追いかけるメンバーの中、ユキヒトは彼女の進む先に既知の気配を感じ取っていた。
ある浸食核の前で立ち尽くすタナトス、ユキヒトが浸食核を撃ち抜いたと共にけたたましい警告音が響き、
糸が切れた人形のように倒れ込む彼女を抱きかかえたモロスとビリーを先に転送したユキヒト。その背後にひとつの影が現れる。

 「まさかアンタまで『こっち』に来てるとはね。ずいぶんと雰囲気が変わったじゃないか?」

 「色々あってね・・・自分だけだとでも思ったかい?それよりもひとつ聞きたいんだが・・・『結晶』の場所を知らないかい?」

 「・・・さてね。自分で探せばいいだろう?」

 「そう連れなくするなヨ・・・でもまぁ、貴様が持っていない事はわかった。それだけでも収穫サ・・・」

 「悪いが、今の俺はまたロクでもない事を考えてそうなアンタを消す事しか考えて・・・って、人の話は最後まで聞くもんだよ。ったく・・・」

 霧の様に姿を消した人影に向かってため息を漏らす彼の眼には、続々と現れるダーカーの姿が映っていた。
銃のセーフティを外し、B2S特有の甲高いモーター音を響かせながらタバコをくわえた彼は言う、

 「やれやれ・・・これは推測だが、これから戻って彼女を診ないといけないんだ。レディを待たせるわけにはいけない。道を開けてくれないかな?」


Season2 1st Chapter "The intention of not breaking"

 ニコとイクシアを取り戻した那智探偵事務所だったが、所員たちは複数の依頼や事件と関わりあう間に感じ得たもの、
それぞれが達せんとしている目的の為にも、これまでどおり常に共に歩む事に迷いを感じ始めていた。
そんな彼女らを見ていたユキヒトはその意思を尊重し、事務所メンバーの一時解散を宣言、
それぞれが自らと向き合い自由意思に基づいて動いてもらえるよう提案する。
 マスターとなったユキヒトの元に居る事を選んだニコを残し、バンシィは己の力の在り方を求め、アエルは愛すべき家族の元へ、
アロゥは自分の中にあるイアルとは違う新しい何かを探しに、レヴィは自らがこの世界で出来る事そのものを見つける為に、各々の道へと進む。
いつか自分たちが求めるものを見つけ、再び同じ道へ戻る事を約束して。

 ――数週間後、ユキヒトは既知の仲であるバーガンディから依頼を受ける。その内容は娘であるころなを那智探偵事務所に所属させること。
あらゆる人間と関わりあうであろう探偵という職に就き、人間としての心の成長の手助けをしてほしい、とのことだった。
14歳という多感な少女を雇うのにはさすがに刺激が強すぎると考え渋る彼だったが、恩義あるバーガンティの頼みであり、
実際に人手も足りていない事務所の現状を鑑みて依頼を請ける事にする。

 ころなが探偵事務所の門を叩き元気に挨拶をしにきた当日、挨拶もそこそこに現れたアンネリーゼから彼は思わぬ依頼を請ける事となる。

               「行方不明になったサントス・サトゥーロを捜してほしい」



Season1
+ ...
6th Chapter "The freesia of longing"

 ――「あの子を、ニコを・・・ローゼンバーグに近づけないでください」
それが彼女、イクシアの願いだった。だから彼らはその願い通り、ニコの機能を停止させる・・・怒りと悲しみを内に秘め。

 二人の人格データが飛ばされた惑星リリーパへと降り立ったユキヒト・バンシィ・アークリンデ・アイト・アイカの五人は、
多数の「飼い馴らされた」機甲種によって襲撃を受ける。
 それらを退け、バンシィの能力・アイカの技能により無事二人の人格データを取り戻したメンバーだが、
帰還する為のルートを閉鎖されてしまう。唯一残されたルートには飛行系大型マシナリー・ヴァーダーソーマの姿。
狭所へと追い込まれつつも駆けつけたレヴィの助力もあり、辛うじてこれを撃退する。

 探偵事務所へと戻り、入手した人格データを二人に戻そうとする面々。
しかし、今までの戦いで特殊な能力を使い果たし、ただのヒトとなってしまったユキヒトには、
「人間」二人分もの人格を元に戻すほどのフォトンを扱う力は残っていなかった。
 自らの非力を恨みながらも解決策を見出そうとするユキヒト。
そんな中、アイトとリンデの二人が自らの肉体を発生器・調律器として使う事を提案する。
イチかバチかの賭けだが現状を打破するのにはそれしか方法がない。そう考えたユキヒトはその提案を受け、
自らもストリンガーの操作とシュトゥルム・シュナイダーの加速器を臨界まで稼動させる。

           「・・・・・・・フルドライブ」
         「・・・・・っ!! 負けるかぁ・・・!!」
       「帰って・・・来い・・・イクシア・・・ニコォォッ!!」

部屋の窓を突き抜ける目映い閃光が止んだ時、そこにあったのは彼らのよく知る彼女の笑顔だった。

          「「ただいま」・・・です、皆さん」



5th Chapter "One step of a decision"
+ ...
 オラクルへと戻った彼を待っていたのは、以前とは違う雰囲気をまとった「彼女」だった。
「お守り」と呼ばれた彼女の中に「彼女」がいたのか、「彼女」の中に「彼女ら」がいたのか。
だが、総てを聞いた彼にはもう、以前のような迷いはない。


             もう悲劇は繰り返させない


 手元にあった『ストリンガー』を握り締め、来るべき決着と、その先にある未来の中で「彼女たち」を護り抜いてみせる。
彼の鼻の痣がぼんやりと光った気がした。もうただのヒトであるはずの彼は、ヒトを超えた力に振り回されている頃よりも不敵に笑う。
 当初レヴィを救うために用意していた「あるもの」を手に入れるため、「自らも禁忌を犯している自覚を持ちながら」彼は、
紫煙を巻き上げつつ一路、ヴェノム・ラボへと足を進めた。

4th Chapter "A certain small separation"
+ ...
 Dr.ヴェノムの作製した"自らの能力の欠片を収集する装置"『ストリンガー』を手に惑星ナベリウスへと降りた彼は各地を探索、
限定されたもののみだが能力の欠片を収集してゆく。そのうち遺跡地域周辺にその反応が集中している事に疑問を持つ。
 まるで誘われるようにその奥へと入り込んだ彼がそこで見つけたものは、人ほどもあろうかという巨大な「A・フォトン結晶」。
(なんらかの原因をおぼろげながらも推察できる紅月 社が持っていたもの以外で)「この世界」に存在し得ないはずのその結晶に彼が触れると、
突如として周囲に存在したユキヒトの力の欠片が共鳴・集結して巨大な『アロナガーダ』の姿を形成し、彼に襲い掛かった。
 少年の姿となり大きく戦闘力を落としていた彼に真紅の巨人の苛烈な攻撃は凌ぎきれず、徐々に疲弊し追い詰められてゆく。
「肉体と精神の"ズレ"」から生じた一瞬の隙から強烈な一撃を受け、弾き飛ばされた彼の身体はそのまま「A・フォトン結晶」に叩きつけられた。
その瞬間、結晶はまばゆいほどの紅い閃光を放ち、アロナガーダを元の欠片へと還元した。
 閃光の中、ユキヒトは自分の中へと何かが入ってくる感覚と何かが抜け出してゆく感覚を同時に感じていた。

 「・・・心配すンな。すぐにまた逢えるぜ、すぐによ」

 「A・フォトン結晶」は姿を消し、元の姿で目を覚ました彼の手元には回収完了を表示する『ストリンガー』があった。
どこか物悲しいものを胸に抱える彼に「彼女たち」の声が聞こえる。その声に応え「約束」を果たすため、彼はキャンプシップに乗り込んだ。


3rd Chapter "Thou who can wander about"
+ ...
 暴走し、周囲のすべてを灼き尽くすアーラの力を食い止めるため、仲間達の協力を得たユキヒトは、
「こちらの世界」に存在するはずのない弾丸「光量子墜滅弾」をその炎へと撃ち込み、
バンシィの力で引き裂かれる炎の間隙を縫って彼女の額へ自らの額を打ち付ける。
ブラック・ブリード・システムを作動させた彼はわずかに戻った力に乗せて彼女に送り込んだ。
彼女を思う母の想い、彼女を案じる父の想い、そして彼女を助けようとする仲間達の想いを。
 彼女が正気を取り戻したとき、周囲の炎は既に彼女では抑えられないほどに荒れ狂っていた。
弾丸によって指向性を持たされた炎は、プログラムされた通りにユキヒトを襲う。彼は覚悟を決めていた。
彼女の母が常に気にかけていた少女を、少なくとも自ら生み出した力で焼かれてしまうような事態からは護ることが出来た。
集束し白熱化する炎、護りに飛び出したニコを庇い彼女と炎の間に立つ彼がどこか寂しげな笑みを浮かべた時、彼の耳に聞きなれた声が響く。
「……ユキヒト、さん……貴方は、わたしが、守る、から・・・・だから、死なない、で」


 エスティナの遺した「想いの結晶」によってアーラの力を自らの身体に取り込み、元の姿を取り戻した。
ただしわずかに戻った力すら搾り出したために、身体的に普通の人間に戻ってしまっている。
力を取り込む際、結晶が胸に食い込み力を流し込んだ痕が胸に十字の傷として残る。

 戦闘は少年となった時と同様、B2Sを介してヴォル・ヴェルター血討術を使用。
身体を取り戻せたため双機銃と大剣・ワイヤードランスを組み合わせたものとなっている。
ただし、B2Sは銃器用のセッティングのため、メイン武器は双機銃のまま。

 以前と同じように探偵業にも復帰。所長として再び調査を行うように。
代理を務めてくれたバンシィには、感謝の意をこめて副所長名義の名刺を渡そうと考えている。
ところが・・・

 アミュの行方不明を社から聞かされ、ボイスレコーダーに残された言葉から彼女の意図を推察した彼は彼女の置かれている状況を危ぶみ、
思わず以前と同じ様にフォトン感応力を全力で解放、彼女がいるであろう「ダーカーの巣」を探そうとする。
しかし、アミュのフォトンを察知するどころか力は反転・逆流し、彼は再び子供の姿に戻ってしまう。

 実はアーラの力を吸収し補っていた彼の体は不完全であり、以前のような体内フォトンを膨大に消費するような力の使い方をすれば、
それによって彼自身の命に危険が及ばぬようリミッターがかかるようになってしまっていたのである。
 体内フォトンが活性化すれば元の姿には戻れるものの、現状完全復活には程遠い子供と大人の姿を行き来する身体を抱えたまま、
再び彼は戦い続けなければならなくなった。

 そしてその変化はアエルを「元の肉体」に戻す際に大きな影響を与えることとなる。
粒子加速器によって生み出された膨大な量のフォトンを自らの身体を直接経由させコントロールしたことで、アエルの再生こそ成功したものの、
再び少年の姿となった彼のフォトン適正は大幅に変異、さらには「肉体と精神の"ズレ"」という謎の症状を発症してしまう。

 少年の姿から戻れなくなった彼は留守を所員たちに任せる形で探偵業を一時休業し、「約束」を果たすために惑星ナベリウスへと降り立った。



2nd Chapter "The body is a child. Brains are adults."
+ ...
 驚異的な力を持つミラージュからの刺客・アスターとの戦いの末、
最終手段として自ら封じていた能力"螺旋震動[悪夢の王国-Nightmare Kingdom-]"を発動、
さらにアスターの能力の一部を抜き出し、その進行を食い止めた。
だが、その代償として限界を超えた彼の身体は光る粒子となって消える――

――数週間後、ひょっこりと事務所に姿を現した彼の姿は以前のものではなく、小さな少年のものだった。

 彼自身は「あの螺旋震動の強大な渦の中、自分の身体はどこかへ吹き飛ばされた。
気がつけば廃墟と化した研究施設と思われる場所におり、子供の姿になっていた。
近くに落ちていたアンプルから、どうやら何かの薬を打たれたらしい。」と言うが、今のところそれを裏付けるものは彼の証言のみ。
※事実はSS Episode NEXT stage

 身体能力は見た目通り大きく減退し、アークスとしても「少し丈夫」程度。
絶対的な筋力が足りない事から大型の武器は持てず、戦闘力は非常に大きな制約を受けている。
その事から現在は、あるルートから二挺の拳銃B2S=ブラック・ブリード(漆黒の眷属)システムと呼ばれる装置を入手、
それらガジェットの力を借り、オラクルには存在しない闘術ヴォル・ヴェルター血討術を最大限駆使して戦闘任務を遂行している。
減退した身体能力と共に彼の持っていた強力な特殊能力は総て消失、「精神感応」どころか「超加速」も使用できなくなっている。


 少年となった原因を説明しにくい為にアークスには名前を偽り、新規で登録しなおしている(「ユウ・スメラギ」名義)。
探偵事務所は引き続き続行、立場も所長のままだが、この姿での前線調査は制約も大きい為、必ず所員の誰かが同行する事となり、
世間体もある事からバンシィを一応の所長代理としている。
 前述の新規登録の件もあって、対外的には「那智探偵事務所に居候しているユウ・スメラギというアロゥの遠い親戚」という事に。
過去の口調で話そうとするもそううまくはいかず、所員と共に四苦八苦しながらその場をごまかしている。
尚、なぜアロゥの親戚という事にしたのかは現在マーテルが留守にしており、マンタイプが他にいないという状況下での苦肉の策である。


 今までに引き受けていた依頼に関しても、少年(別人として)である事の不便さを感じながら地道に調査を続行している。
情報屋の二人に関しては通信のみでの依頼にしている模様。ボイスチェンジャーはニコお手製。


 長い間の習慣で電子タバコは続けているが、その姿から人によっては注意を受けたり取り上げられたり、
そもそも販売してもらえなかったりするのが悩みの種。


 再び自らの力を取り戻す必要性を感じておりその方法を模索していたが、アスターの仇を討つ為にアーラが現れる。
周囲を巻き込み暴走する彼女を救うため、その場に居合わせた仲間たちとともに交戦する事に。



1st Chapter "Visitor"
+ ...
 ユキヒトが目を覚ますとそこは拘置所の中だった。
聴取を取る為に通された部屋でトドロキ警部に自分が街中で行き倒れていた事を聞く。
その会話の中でトドロキ警部が既婚で娘が1人いる事、既に配偶者を失っている事を言い当て、警部を困惑させる。
しかし刑事の勘か年の功か、トドロキ警部はユキヒトに奇妙な感覚を覚え「君は何者かね?」と問いかけた。
ユキヒトはユキヒトで、直感的に警部を信頼に足る人物と捉え、ある事実を話し出す。
 警部にとっては信じがたい話だったが、真剣に話すユキヒトが嘘をついているようには思えず、すぐに拘留を解く手配をする。
その観察眼を活かして刑事にならないかと誘うが、ユキヒトはそれを「探偵でもはじめますよ」とやんわり断り街へと消える。

 それから5年、何度か事件を共に解決する仕事上の良きパートナーとして2人は協力しあう事になる。
そんな中、ある事件の捜査で、偶然からユキヒトがフォトン適性を持つ事が判明してしまう。
時を同じくして現れるダーカー、原生生物に起きる異変・・・。
傭兵(客員)としてアークスに入隊した彼は、奇妙な二束の草鞋を履いて調査に乗り出すのだった。





関連人物・那智探偵事務所(Nachi Consulting Detective)



ニコ(CAST/FEMALE):
Season1
+ ...
 ユキヒトの誘いに応じて入社した。いつも元気いっぱいの看板娘。
思わず力が入ってしまい、失敗してしまう事もしばしばだが、その実かなりの努力家であり、持ち前の明るさが一服の清涼剤となる。
ユキヒトやバンシィ、マーテルらからは末妹のように可愛がられている。
得意の機械いじりの腕は他のメンバーの装備から事務所の設備維持まで存分にふるわれるが、まれにやりすぎてしまう。
知識の吸収といったものに非常に高い適性を示し、特に洞察力の成長率には眼を見張るものがある。
 彼女の持つ、一種の「勘」は下手なOSを遥かに超える予想外の結果を生むこともあるため、他の所員達の信頼を得ている一因でもある。
しかし、本人はあくまで思いついた事を口にしているだけであり、自身の優秀さを自覚していない節がある。
数々の依頼をこなしていたユキヒトを信じ、ついに自分の出生の秘密と探している人物「イクシア」について話す。
自ら話す事のなかった想いのうちを吐露した彼女は、その総てをユキヒトが受け止めた事で、
彼女自身が欲しながらも信じることが出来ていなかった「ヒトの心」と「涙」を自分が既に持っていた事に気づく。
元の明るさを取り戻した彼女は決意も新たに、今日もめげない、負けない、くじけない。
 彼が少年の姿となった後は、偽名にならって「ユウさん」と呼んでいた。どう見てもニコの方が年長者に見えるのだが、
そのあたりは性分で仕方なかったらしい。再会時、またもパワー過多で彼の腰をへし折りかけた。
大人の姿を取り戻した彼に、今までの無茶を叱責。あまりの実直さゆえに彼から「もう命がけの無茶はしない」約束を取り付けた。
 アークス出向五年という任期に伴いローゼンバーグ社によって仕掛けられたタイマーが作動、人格データを奪われる。
が、仲間たちの協力により無事帰還する。同時に念願だったイクシアとも再会、お互い今後について考えている様子。
 自らの出自と向き合い、その上で自覚したユキヒトへの気持ちを本人に伝えるが、
自分自身の特異性を自覚する彼のほうが受け止めきれなかった。せめてもと現在はマスターとサーバントの関係にある。
Season2
 相変わらず元気に笑顔を振りまき、周囲を元気付ける看板娘。ただ度重なる経験から人間的には大きく成長し、
新人のころなには時折お姉さんのように振舞う。ただし、ドジっ娘属性は健在。むしろパワーアップしているかも?


バンシィ(CAST/FEMALE):
Seoson1
+ ...
 危なっかしいニコを放っておけず、ユキヒトの誘いに乗って入社した規格外の性能を持つキャスト。
戦闘技術ではほぼエースといって良いほどだが、まだ人生経験そのものが浅く真面目な性格がそのまま出てしまうのが玉に瑕。
だが潜在能力はとてつもなく高く、特に親しい人間の増えた現在では感情面の成長が著しい。
自らの能力をフルに使用したいとは思っているが、現在では大切なものの為にはその矛を治められるほどに成長している。
ヒトとのふれあいそのものに免疫がない為、つっけんどんな物言いをしてしまうが、本来は心優しい女性である。
自分ではニコを妹のように見守っているが、なぜかニコ本人やユキヒトには"ちゃん"付けで呼ばれ毎回の様に赤面している。
 いわゆるツンデレ気質。親しい人間に頭をなでられるとおとなしくなる。
ラボで開発された新型シェルをひっさげて帰ってきた、と同時にユキヒトから贈られたチケットでイメチェンに成功する。
相変わらず専用武装は使用許可が下りず、日の目を見ていない。
帰ってきたユキヒトが子供の姿になってしまっていたため、事務所存続の為に所長代理を引き受けた。
 アーラの件では自らもっとも危険な先陣を切り、シェルを半溶解させながらも見事炎の障壁に風穴を開け、逆転の突破口を開いた。
しかし、度重なる事件に己を無力だと考え落ち込む。そんな彼女の心を無垢な思いで受け止めたのは翡翠であり、
彼女の心に触れたバンシィは、いまだ見ぬ「可能性」に一筋の光明を見つけ出そうと歩み始める。
Season2
 自らの感じた「可能性」の使い方を見出す為にあらゆる「経験」をしようと所属に縛られる事なく自らの道を歩んでいる。
ただ以前と違い、所員たちと繋がっているホットラインは繋がったままにしてある。


マーテル(HUMAN/FEMALE):
Season1
+ ...
 ニコ、バンシィの二人とともにオペレーターとして入社した。
面倒見のよいお姉さん気質で個性の強いメンバーをやさしく見護る慈愛にあふれた女性
時に優しく時に厳しく、メンバーに助言を与え、それがきっかけで問題が解決に向かう事も多い。
ただし、かなりの天然なので彼女が実際にどれくらい理解して動いているかは不明。
特に「放っておけない」と感じた事に関してはなかなか長いお小言として顕現する。
よく叱られるのはニコ(やりすぎ)、バンシィ(無頓着すぎ)、ユキヒト(抜けすぎ)の三人。
彼女の名言(迷言?)「あらあらまぁまぁ」は、場の空気を一気になごませる最早魔法のレベルである。
 オペレーター見習いではあるがその手腕は確かで、戦闘時ともなればメンバーは彼女を"戦術想定士"と考え、
その判断には全幅の信頼を置く。その為彼女の実力が最大限発揮されるのは、
自ら前線に起って他のメンバーとのコンビネーションを生んだ時であり、その姿はまさに「勝利の女神」である。
また、料理の腕は誰もが認めるもの。巨乳。彼女もまた、その生まれに秘密があるようだが・・・?
 現在は実家に戻っているらしく、探偵事務所を離れている。


アエル(CAST/FEMALE):
Season1
+ ...
 いつものBARで出逢った元・依頼人。ユキヒトは彼女に一種のシンパシーを感じたらしく、すぐさま情報を提供している。
戦闘経験豊富な様子ではあるが、必死に胸の内を語ろうとする姿は純白のスケイルと相まってどこか儚げな印象を与えた。
「アスター」と呼ばれる金髪・長身の男性を捜しており、その調査と、なぜか出生不明扱いとなっている自らの身元証明を得るために、
那智探偵事務所へと所属することを決めた。
ユキヒトは彼女の現在までの経緯について、ある程度の予想がついている様で、頼るもののない彼女の為に便宜を図ったとみられる。
 最近、調査の中で「アスター」の能力、そして自己の能力についてユキヒトに語り彼を驚かせたと共に、
彼とアスターが戦うヴィジョンを見た事で、その時は彼女自身の意志で二人の命を共に奪う事を覚悟している。
 個性的な面々で構成された那智探偵事務所の中で、数少ない常識人(ツッコミ)ではあるが、
理知的なぶん、予想外な行動も取る周囲に振り回されることも多い。ある意味で貧乏クジをひきやすいとも言える。
 普段は冷静な女性だが、事務所に入所するに至った過程から、段々と感受性豊かな様子を見せている。
最初は危惧していたエスティアとの関係も、現在はかなり良好に。
 自分の前に現れた"アーラ"を自らの娘としてユキヒトに紹介。残る"アスター"との再会を願っている。
アスター襲撃事件を経て、アーラがアスターの復讐のために事務所員を襲う危険性を示唆、その説得を試みようと考えていたが、
突如として謎の体調不良(機能不全)が発生。意識不明のまま床に臥していたが、
アンネ・ミーシャ・レヴィの協力の元、動力と出力を確保出来たシンクロニック・アビリティ・システムを使用した事で、
生身の身体で覚醒。命の危機からも脱する事が出来た。
Season2
 度重なる自らの運命と向き合い、現在はアスター・アーラと共に事務所から離れて暮らしている。


エスティア(CAST/FEMALE):
Season1
+ ...
 メンバーが出逢ったバーで、客であるにも関わらずマスターのように皆を気遣い、数々の飲料、料理を提供してくれる女性。
彼女の煎れるコーヒーは格別である。ユキヒトは自分で煎れるコーヒーと同じ豆を使って、
なぜこんなにも味が違うのか常々疑問に思っている。
 あらゆる状況に目がゆきとどき、一種の中和剤的な役割を買って出る"出来た人物"。
皆と共に談笑しつつも時折、何か他のことを考えているようなミステリアスな雰囲気も持つ。
ユキヒトは彼女と「BAR R/G」の関連性に気付いており、彼女にもそれを隠そうとはしていない。
その事もあってそれなりに腹を割って話せている様子。
 ユキヒトは、クロヴィスの一件からCOSMOSについて、その名前は伏せているものの一応の警戒を促している。
後述するtauarcを巡る捜査の過程にあたり、ナインの言動から隠されていた二種類の人格をユキヒトに露呈。
以後、正式な所員ではないものの以前よりも深く探偵事務所との協力関係を築く。
(その際、ユキヒトから所員の持つ通信機(旧)を手渡されている)
公になれば自らの立場も危うくなるのを承知で、ユキヒトにシップ管理局メインコンピュータのアクセスキーを預けてあり、
何か意図があるとはいえ強い信頼関係を持っていると考えられる(そのキーは後のサントス救出事件において大きな役割を果たす)。
 エスティナの姿で現れた後は、以前よりも幼い雰囲気を漂わせる。
彼には特別な想いを持っているようだが、当の本人は他の事柄に関する時とは違い非常に鈍感な為、ヤキモキ。
事務所をとりまく不穏な空気に気付き、ユキヒトに自分の証明の一部ともいえる"ある銃"を預けた。
ユキヒトが偽名を名乗っている為、彼を「とうさま」から「ユウくん」と呼ぶように。
 バンシィとアエルの戦闘の際、アリシェによって制止を受けるなか自害。
ユキヒトはその経緯からある推理を立て、それを元に「エスティナ」を取り戻す為にアリシェとの協力を約束する。
 ――しかし、新たに現れた「エスティナ」により明かされた「エスティナ」という存在理由・その創造主の思惑の片鱗・・・
そして以前の「エスティナ」がもう戻ってこないという事実と証拠に言葉を失う。
悲しみに打ちひしがれる彼だったが、新たなエスティナによりもたらされた情報と、同じ時を過ごした彼女の「想いの結晶」を受け取り、
「この世界の裏にある何か」の謎を解く決心を固めるのだった。


アロゥ(NEWMAN/FEMALE):
Season1
+ ...
 イアルの素性を追うユキヒトの前に突如として現れた女性。
あからさまなイアルに対する攻撃性を隠そうともせず、彼に言葉を投げかける彼女だったが、
その本意は研究対象としてではなく、一人の人間としての自由を手に入れたイアルに対する一種の羨望だった。
彼の前に現れたのも、イアルの得たものを確かめるためだったのである。
 「完成された」自らの得られなかったものを得た「未完成なはずの」イアルへの思いを見抜いたユキヒトによる、
言葉と心理のトリックに引っかかり、所属する研究所の情報を漏洩してしまい追われる身となる。
 研究所から逃げ出す際、遠く離れた場所でユキヒトの体調に変化が現れた事から、
彼女(同種であるイアルも)に秘められた力は彼と何かしらの関係があると思われる。
イアルを護ろうとしたからとはいえ、自分の行動によって命すら狙われる彼女に責任を感じたユキヒトは、
逃亡中の彼女を保護、エスティナによる情報操作で新たな身分として事務所に引き入れる。
 余談だが、住む場所も無い彼女に、当面の住まいとして事務所の鍵を渡したユキヒトに非難の声があがった。
(ちょうど賃貸物件としていたアークスマイルームが空いたため、そちらにユキヒトは寝泊りする事にしているのだが・・・)
天才肌の照れ屋であり、ユキヒトの名前を好きに呼んでいいという話題の際も例として出された愛称に赤面し、
珍しく彼のことを「ユキヒト・ナチ」とフルネームで呼ぶ。
自らの存在意義と自由に生きることを求め、彼女の新たな日々が始まった。
 アーラ襲撃事件の現場に居合わせ、その実力を遺憾なく発揮。アーラの心中を射抜く言葉を投げかけつつも、
セイアと共に炎と氷のフォトンを駆使し、周囲の仲間たちの身を護るという今までとは違う大きな成長を見せた。
「天才」を自認するが、実はかなりの努力家で好奇心に溢れている。
Season2
 探偵事務所には所属しているもののひとつところに留まることを由とせず、あちらこちらを転々としながらも自己鍛錬を行っている様子。
イアルの影を追うのではなく、自分だけがもつものを探している。持ち前の好奇心はそれに大いに役立っているようだ。


レヴィ(BMI AI・NEWMAN/FEMALE):
Season1
+ ...
 ディアーチェの戦略OS内に存在するAIプログラム。彼女と独立した形で精神の存在しない空の肉体"素体"を乗り換えながら、
誘拐されたディアーチェを捜索しており、その過程でアミュの行方を追うユキヒトと協力する事に。
その一件で怒りを露わにし、不完全な力の乱れによる疲労で倒れた彼を介抱したあたりからかなり身近な存在になる。
 彼女がしばしば口にする「特異点」という言葉には彼も思い当たるところがあり、今はお互いに情報を交換しつつ調査している状態。
 女性らしさを強く感じさせる口調のディアーチェとは対照的に、男性のような口調(ユキヒトに非常に近い)で話すが、
細やかな気配りの出来る優しい女性(AIだが。その謎は後に判明)
現在はスタイル抜群の素体を使い、動きやすい服を好む為にかなりセクシーな出で立ち。
 オルテラント(デコーダー)の生み出した「Kainシステム」を阻止するために自らをワクチンプログラムに変換し対抗、
本体がAIプログラムである為に存在の危機に瀕するが、彼女の「生きたい」という意思によって起動した、
シンクロニック・アビリティ・システムにより生還。現在は人間の身体に定着している。
彼女の精神を護るために尽力したユキヒトの誘いに応じ、那智探偵事務所の新しいメンバーとなる。
 D因子に侵食されそうになっていた翡翠を救うために、自らの身体にその大部分を吸収する。
その副作用で全身を襲う激痛に苛まれるが、因子からの力をユキヒトと分け合う事である程度の復調を見せた。
その際、D因子の持つ力を外へと放出する事で能力を発揮する「ブラック・ブリード・システム」をユキヒトから譲られる。
 少女と見紛うような姿となった後、ある事件を彼と調査していたところダーカーによる市街地の襲撃が発生。
共に現場へと向かい大型種ダーク・ラグネと対峙するが新たに作り上げたガジェットを使用し、これを一掃。
その際「演技」を止め、「あちら側」に居た頃の口調で自らに纏わる、事の顛末を語る。
Season2
 現在は籍を探偵事務所に置いたまま、ユキヒトが大きくかかわろうとしていないアークス本隊への協力を優先して動いている。
それにあわせ、アークスの新人達の教育も行っているようだ。


ころな(NEWMAN/FEMALE):
Season2
 ミスターことバーガンディの愛娘。ユキヒトとは「G-03事件」の際行動を共にしており、見聞を広め自身を高めてもらうため、
父の勧めでユキヒトの営む那智探偵事務所の門をたたく事となる。
ニコと並ぶほどの快活な少女であり、その言動には一生懸命さがにじみ出る。さらに生まれ持った素質と父による鍛錬により、
ニューマンとは思えぬレベルの頑強さを誇る。表向きは自立のためとは言われているものの、父曰く「自身の実力を過信している」節があるらしく、
特にその精神面を鍛えてもらうために「あらゆる人間、ひいては人生と触れ合う事の多い」であろうユキヒトの元へと預けられた。
 新たな生活をはじめるために事務所へと挨拶に来た途端、アンネリーゼによって持ち込まれた「サントス救出事件」に出くわしてしまう。


トランター(CAST/FEMALE):
Season2
 以前は特殊なラボに所属していた少女。BARで困っていたところを偶然助けたのがきっかけでユキヒトと出逢う事となる。
「G-03事件」で知り合うソラリア、アシモフとは「家族」であった。しかししばらくの失踪の後再会した時にはユキヒトの事はおろか友人であるころな、
果ては家族の事も記憶に無く別人であった。現在はアークス・ソーン支部のデータ収集要員として働いているようだが、特殊な出自から躯体のメンテナンスが困難であり、
失踪した当初からろくに整備されていなかった。探偵事務所のツテでゴールドラッシュにて整備を受ける事が出来るようになった彼女は「お礼がしたい」と彼に告げる。
ころなの説得もあり、なし崩し的に探偵事務所の手伝いをすることとなった彼女の新しい生活が始まった。






関連人物・その他


PC
+ ...
ソバット(HUMAN/MALE):
 那智探偵事務所が入っているビルのオーナー。通称「ソバさん」。
趣味が高じてアンティークショップを営む事に。ただし本業との兼ね合いから留守の事も多い。
零細企業だが、家賃の滞納等は無いため探偵事務所との関係は良好。
ただし、ことジャポネ文化に関しての話になると熱が入って長いので、メンバーは軽くスルーする事も。
だが、彼のジャポネ知識はあらゆるところで役に立つ為、買い物がてらユキヒトは彼の店を訪れる。
 強面だが、実際は面倒見の良いオトコマエである。
また、本業のアークス任務で探偵事務所の面々と共同で動くこともある。
 ある事件をユキヒトと共に追っていた際、自分を救う為にとはいえ彼にバイクをツブされている。
 少年の姿となった彼の正体を知っており、さらに彼自身に隠された謎をなんとなく感じ取っている人物でもある。
 アーラ襲撃事件で持ちビルの2階が半焼。セイアの協力で修繕できることになった為、
引き換えに骨董品や貴重な書物を自由に閲覧していいとの約束をする。
この際、常識の範疇での、だがユキヒトも上記のバイク購入資金と修繕費は出している。セイアの提示金額のおかげでトんでしまいそうだが。


サントス・T・サトゥーロ(HUMAN/MALE):
 アエルと同じくBARで出逢ったアークス。通称"タフガイ"。
その名に恥じず屈強そうだが、当人自身が機密扱いとして監視されている様子であり、
ユキヒトに近づいたのも、その監視の目を潜り抜けて家族に自分の安否を伝えたい、といった依頼をするため。
 恵まれた体格に反して幸薄そうなイメージなのは、その境遇からだろうか。
感情のままに動く部分があるようで、酔った勢いもあったとはいえ自らの筋力のみでBARの天井にまで登った時の姿は、
その場にいた全員にある種の哀愁を感じさせた。
 毎回、ユキヒトを見つけると「おぉ!ユッキーじゃないか!!」と大声で声をかけてくる。元気。
 イアルの過去に関係するとされるある人物に関して、アンネリーゼと共に協力を願い出る。
さらに、ちょっとした思い込みから「ユウ」の正体を知るに至った稀有な人物。
 その野生的な勘にユキヒトは感嘆しているが、彼の人間性を信じ、その情報如何を任せている。
 そしてまたも巻き込まれるツイてない男は、まじめに働いているにも関わらず探偵事務所が炎上しているところに遭遇、
消火器をひっさげ勢いよく突入したものの・・・結果ユキヒトの復活に立会い、信じられないものでも見た(実際、見たのだが)かのように混乱、
心に傷を負ってしまった。その一件が引き金となり「クローン」というものに過剰なまでの拒絶反応を示すようになり、
「クローン」を生み出していると思われる施設を片っ端から破壊工作の対象としてしまう。
そのうち「ミラージュ」が行っていると思われるクローン実験を調べ上げ、その施設に侵入・爆破しようと潜入したが逆に捕縛され、
恵まれた身体能力に目をつけた組織に自身をクローンのベースとされてしまうことに・・・。


アミュ(NEWMAN/FEMALE):
 「記憶」を追い求める少女。その容貌はせいぜいジュニアハイスクールといったところだが、
その年齢や体格からはおおよそ考えられない戦闘センスを誇るアークス。
ユキヒトとは最初「少し顔を見たことがある」程度だったのだが、
ある日の夜いつものBARでユキヒトが一人コーヒーを飲んでいるところに現れ、
二人で話しているうちに自らの過去・記憶について語り、突如として激しい頭痛に見舞われる。
その際、彼女を抱きとめようと彼女に触れたユキヒトにも激痛が走り、その痛みの中で彼は彼女の記憶の断片を見ることになる。
その内容に思い当たる節があった様で、以来ユキヒトはアミュを心から信頼し、彼女の記憶を取り戻す手伝いを買って出る。
どうやらユキヒトが過去に出逢ったある人物と何か関わりがあるようだが・・・。
 記憶を取り戻す事は出来たものの、いまだ謎の多くが残されており、ユキヒトは調査の続行を申し出た。
アミュもその記憶が導き出す真意を知る為にさらなる協力を約束し、現在共に調査中。
物静かだが、時折芯の強さを見せる心優しい少女
また、時折大きく変化するとされる彼女の言動には彼女の過去が関わっていると考えられる。現在は安定。自称14歳。
 しかし、とある意図から「ダーカーの巣」へと単身乗り込み、行方不明に。
捜索のさなか、自ら帰ってきた彼女の口からもたらされたのは「この世界にも存在した禁忌の研究」――。
頭のどこかではわかっていた、心のどこかでは知っていた事実。しかしそれを突きつけられたユキヒトは、
こみあげる怒りを抑えるためにアミュに背中を向けることしかできなかった。
 ヒトとしての肉体に戻った彼は再び彼女を探す。やっと出会えた彼女は以前の彼女とは様子が違っていた。
ファイ(DEWMAN/FEMALE):
 ユキヒトと念波による会話を行う事が出来る謎の少女。彼女の話、彼女の存在がユキヒトにある決意を迫る事となる。


紅月 社(HUMAN/MALE):
 BARで彼に声をかけてきた黒髪の記憶喪失の男
アミュからユキヒトの事を聞いており、自らの記憶の手がかりを得るため、そしてアミュの行方不明について彼を捜していた。
最初ユキヒトは妙に事情を知っていた彼を怪しんでいたが、アミュの残したレコーダーからその意図を読み取ったユキヒトが、
少年の姿に戻った現場に居合わせ、驚きながらも別の方法を探す提案を出し、
かつ彼の口にするキーワードがユキヒト自身にも関わりのあるものであったため、当面の協力を約束する。


射命丸文(NEWMAN/FEMALE):
 アークス内の1チーム「DIVISION」の隊長。巨乳
文・隊長・少佐・大将・親方・あやや等、複数の呼び名で呼ばれる才媛(ユキヒトは少佐と呼ぶ)。
 抜群の戦闘センスと類稀なフォトン適性を示し、実力そのものはエースクラスなのだが、
本人の意向もあって長らく表舞台には現れなかった。
だが、アークス上層部によって寄せ集めとして選ばれたIDの元、井蛙らと共に新チーム発足のテストに参加。
結果としてその隊長に就任することになる。
 彼女の実力の裏にも何かあるようだが、本人からそれについて多く語る事が少ない為に詳細は不明。
アークス内での自分の上司にあたる人物として、本来ならユキヒトも素性を調査するであろう対象ではあるが、
彼女の事が気に入っているのか今のところ調査を行う素振りは見せていない。


ディアーチェ・リヴィエント(HUMAN/FEMALE):
 BARで出会った物腰の柔らかな女性。落ち着いた口調とどこかその若さにそぐわない雰囲気を兼ね備える。
ユキヒトとしては「ディアーチェ」よりも「レヴィ」のほうに縁があり、時折話しているところを目撃されている。ぱっと目を引く長身の美人
 兄であるオルテラントに誘拐されていたが、仲間たちの協力で救出され「Kainシステム」中枢を破壊、
一部とはいえ自ら生み出した"箱"により「デコーダー」の核の封印に成功する。


ホルガー・ゲーアハルト(HUMAN/MALE):
アークスへキャンプシップを提供している大手企業「アイゼンハルト造船」会長であり、オルテラント・ディアーチェ・レヴィの父親。
飄々とした捉えどころのない人物で正直胡散臭い、がその手腕は確か。
ユキヒトとはある意味似た者同士だったようで、当面は友好的な関係を結べている。
レヴィらからユキヒトや探偵事務所についてはある程度聞いている様子で、初対面時ユキヒトに彼女の事を頼むという父親らしい姿も見せた。


セイア・L・バベル(NEWMAN+HUMAN/FEMALE):
 難解な言い回しやジャポネのディープな知識を持つ女性。
良家の令嬢でありながらその言動は非常に個性的で周囲を困惑させていたが、
その才覚は確かなものであり、以前もユキヒトは彼女の言葉を引用することがあった。
 偶然にもアーラ襲撃のタイミングで探偵事務所に居合わせるという不運に見舞われ、なしくずし的に戦闘に加わることとなる。
アーラの炎に対して、同様に自らも得意とする炎をぶつけるという奇策に打って出る。
その後も自分にも責任の一端があるとしてビルの修繕費用に莫大な金額を提示し、ソバットとユキヒトを閉口させるなど、
 良い意味でも悪い意味でも大胆さと繊細さを兼ね備えている。
 事件後は、ソバットの許可を得てよくビル三階の骨董資料を読み漁りに来ており、
探偵事務所の面々や骨董屋のメンバーとも顔を合わせることとなった。


翡翠(NEWMAN/FEMALE):
 BARに居たユウ(ユキヒト)に声をかけてきた不思議な雰囲気をもつ少女。
どこか出逢った頃のアミュを思わせるような彼女は自らを「妖精」だったと称し、かつ「いくつかの世界を渡り歩いてきた」と言う。
 さらに「自分が訪れた世界は須らく消滅の危機に瀕していた」と続ける彼女に他の「転移者」たちの存在を知らせた彼は、
自ら、ひいては那智探偵事務所が現在複数の転移者に関して独自調査している事を伝えた。
その場に同席した所長代理バンシィの許可も得、これまでの件と併せて彼女の言う「世界の危機」という漠然とした、
しかし昨今の状況を顧みるに間違いなく人類が直面しているといえるこの危険に対しての調査を続行することを約束した。
 事務所炎上時にはその力の片鱗を見せ、通常のレスタよりも早い速度と広い範囲でその場に居た面々を治療し、ギリギリの状態を回避する。
意気消沈するバンシィを勇気付け、彼女が自らの可能性を信じるキッカケとなった。
 いろんなものに触るクセがある。その理由をユキヒトは聞かされているものの、まわりの目には不思議な行動に映り、
彼の後ろをついていっている姿も見られているためか、最近では好意をこめて「おさわり探偵」という愛称がついているとかいないとか。


アークリンデ(CAST/FEMALE):
 軍連あがりのアークス。以前からBARでの顔見知り程度だったが、突如として失踪。
直接的な関係はその失踪から戻った彼女がニコへの直接回線での連絡(召集要請)を試み、
それをニコが彼へ相談した為にニコの保護者としてその場に居合わせた事から。
 「Kainシステム事件」の際、ユキヒトも世話になった老練のアークス・バーガンディを助ける為に、
ニコや機竜へと協力要請を行い、自身はそれに必要な設計図を入手する為にある作戦を実行せんとする。
その作戦は彼女自身がアークス上層部から目をつけられる可能性を含むと言う。
「彼女の妹から」とされる「御守」を彼女に渡したユキヒトは、その作戦の詳細とそれに関するある依頼を請ける事となる。
 その経歴からは伺えない理知的な雰囲気を纏った女性
前述の通り、自らの危険を理解していながらも友人に対する気遣いを見せる彼女の姿に、ユキヒトはニコが懐くのも頷ける、と感じた。


レイス(NEWMAN/MALE):
BARで出逢い、いつのまにかこの街に居ついた放浪の青年。
アークス・ライセンスはもっているものの、本人は自叙伝・小説の執筆家を自認しており、アークスの仕事を特別視している様子はない。
BARの常連客達のほか、「興味のある人物達」として探偵事務所の面々を観察している様で、
その縁から、ルーイと同じく各地で得た情報を持ってくる事もある。さわやかで物腰の柔らかい青年
 ニューマンであるが銃器の扱いに長けていたため、種族内では数少ないレンジャークラスである。
 数ヶ月間、姿を消していたが最近になってアークスに復帰。
ユキヒトに研究艦『ペオース』の存在を知らせ、その際にレイス自身の過去を吐露する。


ミーシャ・ウィリアム(HUMAN/FEMALE):
 大企業United.Rafale.Security.IndustryのCEOであり、腕利きのコントラクター。
大胆かつ繊細なその手腕で夫と共に一大軍事会社を立ち上げ成功させているだけに、企業人としては質実剛健。
その反面気さくな物言いと豪放磊落な人物像は、非常に好感の持てる女傑
ユキヒトとは、立場は違えど彼の一企業人としてアットホームな会社を続けている部分に興味を持ったのかBARで出会った際に名刺を交換している。
 「G-03」事件においてはユキヒトらに救難信号によって彼らを関わらせつつも、事件の切っ掛けに最も近い人物でもあり、
その収拾に一役買う活躍を見せる。また、この事から彼女の事を信頼に足る人物と捉えたユキヒトは、
彼女にシンクロニック・アビリティ・システム完成の為に必要な動力源の提供を依頼する。


アリシェ(NEWMAN/FEMALE):
 探偵事務所に所属はしていないものの複数の事件や事象に出くわしたニューマンの少女。
ユキヒトは彼女に関しては天性の巻き込まれ体質と感じている。
実際、彼の消失現場や、彼に関連する事件にことごとく巻き込まれており、強力な特殊能力に頼るというよりも、
持ち前の機転や、複数のガジェットを効果的に使用することでそれらを乗り切っている。
 エスティナとは「ともだち」という名の複雑な間柄のようだが、それについて彼はかなり好意的に解釈している。
しかし、起きてしまったエスティナの事件から、一度は彼に銃口を向けられる事に。
話すうちに和解・協力するという形にはなったが、それについて彼女自身は色々と思うところがある様子。
 ユキヒトは彼女の奥に潜むなんらかの意思を感じ、彼女も救いたいと考えている。
 アーラ襲撃事件ではフォトンシールドを拡散、ユキヒトとバンシィの目前の炎を抑える。


イアル=ケイロッド(HUMAN/FEMALE):
 BARで知り合った少女。男のような言葉遣いだが、周囲を気にかける優しさを備え持つ。
ユキヒトの事を「ユキ」と呼ぶ数少ない人間の一人で、ユキヒトも彼女を元気な妹のように感じている。
ソバットの弟子でもある事からジャポネ文化にも明るい。tauarcを巡る一連の中でナインと衝突する。
彼女の意図、そしてtauarcの不安定さに危険を感じ、それを打ち明けたユキヒトと明確な協力関係を築く。
その中で自らの記憶や生い立ちに関しても吐露、場合によっては自らの命をも軽んじてしまいかねない普段見せないような弱さを見せる。
 そんな彼女の背負ったものに押し潰されそうな姿に、寂しさと危うさを感じたユキヒトは、自らの秘密の一部を話す。
自らの感情と行き先に、覚悟を決める勇気を得た彼女はひとつの答えを見つけるために歩き始める。
周囲の状況に時には振り回され、自らを見つめなおすことになったイアルはひとつの依頼をユキヒトにする。
それは以前話した自らの出生の謎・断片しかなく奇妙な記憶の真実をつきとめる事だった。
ユキヒトが自らの力によって引き出した記憶の欠片に登場したのは白衣の老人、機械で埋め尽くされた部屋、燃える建物、
そして「ERK」という謎の言葉・・・そして両親や育ててくれた祖父母の名前すらイアルには残っていないという事実だった。
ユキヒトは目にした記憶の断片から導き出した認めたくない推理をイアルには話せず、彼女に"お守り"を渡し、調査の続行を約束する。
("お守り"=占星術師ジェシカ・テイラーから入手した精神に感応しやすい宝石をあしらったペンダント。
ユキヒトはこの中に「自らの力」を入れ込み、ある種の反応が出た場合、黒く変色するよう細工した。
イアルの力が暴走しかけた際、この石は砕け散っている)
 現在、彼女の謎は一部を除いて解かれており、人格の異変も治まった。
彼女の記憶に関係していると目される、ある人物の調査は続行中。
 紆余曲折を経てカルヴェロと結婚、現在はイアル・K・グレイを名乗る。


カルヴェロ(HUMAN/MALE):
 BARで出会った男。普段は軟派で女好きだが、決めるところはきっちり決める
最近は男気を見せる事も多く、本人曰く「ガラじゃあない」そうだが、アークスとしての実力も高く、周囲の信頼も厚い。
ユキヒトと大きく関わったのはイアルを巡る一連の事件の際、彼の気概を認め、ユキヒトの方から全面的に協力する事を申し出ている。
あまり人に技術を教える事をしないユキヒトだが、彼女を救いたいという彼の正直な気持ちを知り、
ある経緯で体得していた格闘術のひとつ「通背拳」を(使用せねばならない必要もあって)伝授している。
さらに非合法なルートで入手したいくつかのガジェットも彼に預けてあり、その事からもユキヒトの彼への信頼が伺える。
ベルゼバルトと併せ、ユキヒトは彼ら三人を見守るかたちで関わっていくつもりでいる。
 上記のイアルと結婚、ぎこちないながらも彼女の信頼に応える事を誓った。


ソラリア(CAST/FEMALE):
 「G-03事件」の際、ユキヒト・ころなと同じくミーシャからの救援要請を請けて現場に向かった若手アークス。
事件終息直後に仮面の男に胸を撃ち抜かれ攫われかけるが、その場にいたメンバーによって辛うじて助けられる。
 明るく快活な中に自らの創造主への辛辣な物言いを含めたユニークな少女
以前ユキヒトがBARで困っているところを助けたトランターの妹らしい。
 ユキヒトは彼女を通して、噂に聞いたDr.アシモフの置かれている状況等の情報を得る。


ルーイ(HUMAN/FEMALE):
 アークスに所属する夢とロマンを追い求める冒険者。まれにふらりと事務所に立ち寄っては旅の土産話を持ってくる。
ユキヒトとは以前関わった事件に関連した鉱石についての有識者として出会った。
 命令違反上等な普段の態度からは想像もつかないがその知識力は素晴らしく、それらを存分に活用し数々の事件解決に協力している。
自由を愛する風来坊で自分のことはあまり話さないが、義理や人情は大事にする"粋"な女性である。
素っ気無い態度はバンシィらといい勝負だが、実際には「仲間」と捉えている人間にはその"粋"な部分が露見され、
生来の優しさも伴って、周囲からの信頼は厚い。最近は各地の情報が増えているせいもあり、よくユキヒトと話をする様子が見られる。
 ある日、珍しく感情を隠しきれていない彼女から、その過去を聞く事になったユキヒトは、
彼女の本当の想いを見つけるため出生の秘密を探るが、想定外にも気づかれてしまった為に衝突する事となる。
しかし、彼女なりに思うところがあった様で「自分の出生にはアデリィが関わっている」という事を彼に話す。
 飄々としていながらも、自分の周囲にいる者は総て護ろうとするユキヒトにある種の危険を感じており、
"友人として"彼に助言を与えた事で独りではないことを、不器用にも彼女なりにユキヒトに伝えた。


tauarc(HUMAN/MALE):
 アエルを通じて依頼をもちかけてきた少年。
三年前以前の記憶がなく、依頼もその記憶のてがかりを探してほしいとの事。
左目に高性能な義眼を持ち、戦闘力も申し分ないとして現在はアークスに所属している様子。
特殊な経歴を持つ事の多いアークスにおいての多分に漏れず、彼自身も正規の手順をとってアークスに身を置いているわけではなく、
既に故人だが、ある高官の協力を得てもぐりこんでいるらしい。好物はバナナ。
 自分の記憶に無い人物らから避けられ、畏怖されている事が原因でユキヒトの元を訪れた。
明るく元気な少年。だが、これまでの経緯を考えるに彼の記憶には何か大きなものがあるのでは、
とユキヒトと(その会話を盗聴していた)エスティアは考えている。
 彼の調査をすすめるに当たり、ナインと名乗る女性から警告を受けたユキヒトは、
事情を知っているエスティナと共同で秘密裏にその黒幕を暴き出す為に動き出すが、
調査の途中で彼自身が失踪、さらにエスティナを失った事で調査は頓挫。
戻って来た彼もユキヒトの事を覚えていない別人の人格となっていた。


HIRO(CAST/MALE):
 黒い装甲に身を包んだ対特殊勢力鎮圧部隊に所属するキャスト。
常に冷静沈着であり、一歩も二歩も先を読む明晰さとある種の賭けとも思える大胆さを兼ね備える謎の男。
 ユキヒトの過去について何かを知っているようだが、現時点では不明。

NPC
+ ...

ビリー・トドロキ・ローズウッド(HUMAN/MALE):
 警察組織の人間でユキヒトと懇意にしている人物。フォトン適性は無し。
50過ぎのベテラン警部で、ユキヒトにはなにかと便宜を図ってくれる。今の事務所を紹介したのも彼。
彼の事を信頼しているからか、時折捜査に協力を依頼する場面も。
若くして妻を亡くしており、しっかりものの一人娘・ルーシーにはからっきし弱い。
ユキヒトは彼のことを敬意を持って"トドロキ(等々力)さん"と呼ぶ。
自らのポリシーに則って拳銃は携帯しない。



ルーシー・トドロキ・ブラックウッド(HUMAN/FEMALE):
 25歳になるトドロキ警部の娘。幼い頃に母を亡くしているせいかしっかりものであり、警部も彼女には頭が上がらない。
炊事・洗濯・家事全般をこなすある意味完璧な女性であり、不規則な生活を送る父の健康が成り立っているのも彼女のおかげである。
 現在はアークスシップで花屋を営む。最近の悩みは父の健康と自分の婚期。また、マーテルにせまるほどの巨乳の持ち主。
ユキヒトとは親子揃って顔なじみであり、好意的に接してくれているが、「収入が不安定」という探偵業の根本的欠陥により恋愛対象ではない。
父親との関係性もありソバットとも旧知の仲で、時折ふらりとソバットの店の掃除を手伝いに来ている事もある。
その為、ククリや他の探偵事務所のメンバーらの顔も見知っている。



ケイス(CAST/MALE):
 アークスシップスラムの裏路地を根城にする年齢不詳の情報屋。自ら"箱"と名乗り、ヘラヘラとしたつかみどころのない言動で人を煙に巻く。
以前、ユキヒトに違法薬物の密売を暴かれ、自らも逮捕寸前まで追い詰められたが、
彼の情報ルートに価値を見出したユキヒトによって不起訴処分となり、以後情報屋として協力している。
 情報屋としての腕はあるが、その軽薄な態度が原因で一度ユキヒトを本気で怒らせており、その時に右腕の送電ユニットを潰されている。
しかしそれを軽い感じでユキヒト本人に嘯く事もある、ある意味で筋金入り。
ただ、特別肝が据わっているわけではない為、自らに危険が及びそうな情報を探る事に関しては渋る事もしばしば。



マステラ(NEWMAN/FEMALE):
 アークスシップの繁華街で占い屋を営業している妙齢の女性。いつも露出度の高い服装をしている情報屋。
元々はどこかの富豪の愛人だったらしいが、自分に関して詳しいことはあまり話さないため不明。
なぜか報酬に現金ではなく居酒屋のオゴリをねだる為、安くは上がるが時間が無い時の情報収集には向かない。
さらに、普段は落ち着いた語り口であるのに対して絡み上戸であり、仕事は確かなのだが情報受領者を損した気分にさせる。
 愛人時代のツテで社交界にも顔が利き、ほぼ不明扱いだったアエルの公式記録を書き換えたのも彼女(正確には彼女の知る政府高官)。
通り名は"イタチ"を意味する。



ランディ・ブリッジズ(NEWMAN/MALE):
 トドロキ警部の直属の部下で階級は巡査(巡査長)。24歳。少しお調子者のきらいがあるが、常に警部に付き従いよく動く青年。
ユキヒトとはこの数年、同じ事件にかかわることも多かったために親交もあり、出会った当初こそ「警察外部の人間」と警戒していたが、
警部のとりなしとユキヒトの突出した捜査力に感銘を受けた事から、現在はよき理解者の一人であり、ちょっとした軽口もたたける間柄。
 若さゆえの向こう見ずな行動からしばしば失敗するものの人一倍正義感に溢れており、
その真っ直ぐな性格が時には捜査に役立つこともある好青年である。よく女性にだまされるのが玉に瑕。




用語


那智探偵事務所(Nachi Consulting Detective)
 アークスシップ港付近の倉庫街にある三階建てビルの2Fと3Fに位置する探偵事務所。二年前に開業。
正確には2Fが事務所兼住居。3Fは現在物置となっている。場末のビルにしては十分な広さがあり、
事務所内は所長のユキヒトの趣味で木材を多用したクラシックバーのような雰囲気でまとめられている。
 大きく3部屋に分けられており、それぞれ事務所兼応接室・遊戯団欒室・簡易的な住居といえるスペースである。
簡易的とはいえ住居スペースも独り暮らしには必要十分な為、基本的にユキヒトはアークスで割り当てられたマイルームを使用しない。
彼のアークスルームは現在賃貸物件として貸しており、探偵事務所付けの副収入となっている。
全体的にクラシックな造りだが、防音設備完備・空調完備と、探偵事務所としては必要なものがそろっており、
見た目とは裏腹に安全で快適な部屋であるといえる。
また、職業柄ある程度のリスクは負っている為、侵入者には優しくないトラップがいたるところに設置してあり、
ガラスも防弾ガラスに変更してあるが、これらは大家であるソバットには伝えていない。彼の留守中に施工した。(後にバレた)
 1Fにはソバットの営むアンティークショップ「骨董店ジャポニスム」がある。とことん趣味の店だが、わかる人間にはわかる品揃えらしい。
事務所の家賃が安いのは、ユキヒトがこのショップで色々と買うからだと言われている。
また噂では地下にも部屋があるようだが・・・真偽のほどは確かではない。


DIVISION
 アークス上層部の意向により、クセの強い(強過ぎる?)メンバーばかりを寄せ集めて創設されたアークス内の1チーム。
文が隊長としてクセの強いメンバーとアクの強い上司との間に挟まれつつも中間管理職の才があったのか、思ったよりも順調に運営されている。
 表向きは独立愚連隊の気の強い部隊である事が強調されているものの、実際には文の人柄やその実力を皆が認識している事によって、
"奇跡的なバランスで"成り立っており、個人間の思惑は別にしてチームそのものの繋がりは強い。
文の上に"謎の爺言葉の小学生"こと総務部所属アリストテレス、"胡散臭いが服を着ている"人事部所属リーディアルの二人が席を置く。
ユキヒトにとっては"アークス側の"所属部署という事になる。


二挺の拳銃:"ゼーレ・シュナイト"
 エスティナから手渡された拳銃を元に造られた一対の小銃。
+ ...
 正体はPSO世界でのパイオニア高官のみが持つことを許された伝説の短銃こと「ブレイバス」。
その高い性能と独自設計のフレーム、さらに希少な雷系統のフォトン適正を備えているという部分に目をつけたDr.ヴェノムによって、
それを元に「ある剣の欠片」を埋め込まれ完成したユキヒト専用の拳銃。
 外装に液体金属を使用しており、これがユキヒトと同調する「欠片」から発生する力の波長を読み取り、
現在の彼が使用するに相応しい形状にその姿を変化させる。また複数種の弾丸を装填することが可能。
ただし「欠片」は常に他者を喰らい、力の拡充をはかろうとする性質を持つため、ユキヒトの力が「欠片」が得た力を下回る様な事があれば、
たちどころに侵食され彼を寄り代として他者を喰らい続ける怪物と化す危険性を孕む。
 ナベリウスでの一件と、これまで酷使してきた事が祟り、上記の危険性こそ薄れたものの、
外装の変化以外の能力を失い、内部フレームはガタガタになっていた。
しかし、凄腕のガン・スミス"マダム・クリスマス"の手によって"ブレイバス改:ゼーレ・シュナイト(進む者の魂)"の名と共に復活。
彼女の言う"逃げ"の部分として、これまでのハンドガン・ライフルに加え、新たにガンスラッシュ形態が附加された。
ユキヒトいわく「器用貧乏な俺にはちょうどいいよ」とのこと。



シュトゥルム・シュナイダー
 ニコから送られた大型の両刃剣。ニコ・イクシアを助けるために大破、現在は刃の部分のみがその姿をとどめている。
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 傑作として名高いアリスティンをベースに、工具店「ゴールドラッシュ」店主でありマイスターである、
ジェイムズ・ゴールドラッシュが情熱という名のリビドーの赴くままにチューンを施したワンオフ武器。
 高価な高磁性金属の使用割合を増やす事でさらなる体感重量の軽量化を目指し、
刃金の部分にタルナーダ等に使用されている惑星リリーパ原産の稀少鉱石を鍛え上げ(高硬度精製)た金属"HAGANE"を採用、
フォトンのみに頼らず"芯"のある形とすることで切れ味と頑強さの両立を図った。
 ユキヒトが初めて使用したのはマザーシステム破壊作戦の際、オルテラント(デコーダー)の放ったゼッシュレイダとの戦いでの事。
彼が銃器向けに調整された状態であったブラック・ブリード・システムを用いて無理に全力での刀術を使用した為、
敵の殲滅は成したものの元々綱渡りのバランスであったこの剣は許容量を超えた出力に一部機能を停止してしまう。
オーバーフローしたエネルギーはそのエネルギーを生み出したB2Sをも機能不全ギリギリに追い込んだ。
 現在のものはその経験を活かしてジェイムズ本人が改修を行ったいわばver.2とも言える代物。
ユキヒトが扱うという限定的な条件下ではあるものの、B2Sからのフォトン供給を受ける事が出来る為、
内装していたフォトンジェネレータが不要となったのを幸いに大容量のコンデンサーを搭載し安定性が段違いに。
さらに刀身をカバーする光粒子放出口も大型のものとなり、ベースモデルの改良型であるラムダアリスティンからのデータフィードバックを得て、
切断力は向上・体感重量はさらに軽くなり、その見た目とは裏腹にまるで一振りのカタナを振るっているかのような感触を実現した。
 加えてver.1との大きな変更点として刀身部の変形が挙げられる。
性能向上によってもたらされたさらなる頑強さを背景に、より柔軟な現場での有効戦闘術の選択を可能とする為、
パティルメリア・ハイペリオンを模した姿へと"変形"(ギミック上、細部に差異はある)し、
それぞれワイヤードランス・パルチザンとして使用する事が出来るようになった。
ただしコンデンサーの接続配置の関係から一撃の威力を最大限発揮できるのはソードモードである。

 シュトゥルム・シュナイダーの名は持ち主となったユキヒトによるものだが、この名前には元となるものがあるらしい。

 ニコ・イクシアの人格データ救出・流入時に、コンデンサそのものを在り合わせの粒子加速器として使用。
流入には成功したものの限界を超えた本来とは違う使われ方をした為に、最も強靭なHAGANE製の刀身を除いて大破した。




B2S=ブラック・ブリード・システム
 戦略OSの試作型サブシステムと思われる。
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 その名のとおり「ブラック・ブリード(漆黒の眷属)」と呼ばれる者たちの力をシステムの力で引き出そうという代物。
製作者はDr.ヴェノムであるが、彼女自身は当初このシステムをHIROの増加ハードとしてしか考えていなかった。
偶然からブラック・ブリードの血液に含まれるD因子が放つ波長に呼応することが判明。
急誂えながらも弱体化していた彼らの大きな助けとなる。ただ、それぞれの能力を完全に引き出すには至らない。
上記のとおり複数存在し、その形状や特性も様々。
 ユキヒトのものは自らが使用する武装へのフォトンを過剰流動させる事で、武器の威力の向上、
四肢に纏う装備に流し込み敏捷性を向上させる事に長けている。
(大型火砲などを除く複数の武器を使い分けていたために応用性が高い)
 グラール太陽系での戦いで大きな損傷を受け機能不全に陥っていたが、
この際だからと修復時にDr.の手によってオラクルの技術と組み合わせ小型化され、以前の大型手甲型から籠手型に。
現在は双機銃の使用に特化した調整を施されている。発動・闘術の使用時に両手首外側から宙空へと赤黒い十字架が浮出すのが特徴。
 翡翠の一件で、体内からD因子の侵食を受け激痛に耐えていたレヴィを護るためにユキヒトから彼女へと譲られる。
ユキヒトが現在使用しているものはオラクル技術の検証用にヴェノムが試作したもので、性能としてはほぼ同等だが連続稼働時間が短い。



ヴォル・ヴェルター血討術
 この世界に同じ流れを汲む流派が存在しない謎の戦闘術。今現在、彼が使役しているのは銃器の扱いに沿ったものとみられるが、
他の武器に対応したものが存在するであろうことが、Dr.ヴェノムによって示唆されている。
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 漆黒の眷属達によって、ガーディアンズの戦闘術(フォトン・アーツ)を元にコーラル軍隊式格闘や、
ブラック・ブリード・システムによる能力の発現等、多数の戦闘術・技術・特殊能力を組み合わせることで生み出された闘術の、
源流から分かれたうちのひとつであり、複数種の武器を連続して、または同時に扱う事によっての戦闘を想定している。
 非常に多くの「型」が存在し、一応の系統付けがなされているものの使用者によってのアレンジが入りやすい闘術であり、
実際には我流と考えても良いレベル(あくまで基本形に名称がある程度)ではあるがその戦闘力は折り紙つき。
能力を失った状態である現在のユキヒトがある程度の戦闘をこなせる事からも、その有用性がうかがい知れる。
ただ、元々使用者が特殊な能力を持つ事を前提としているなど、相伝する上での致命的な欠陥が存在するため、
武術としては進化の袋小路ともされ、使用者が増える事は非常に稀である。
 源流からわかれた戦闘術は他にも存在し、複数の使い手が存在する。


バスタード
 オートマキシマ社製TMC(TRANSFORMABLE-MOTOR-CYCLE)・VBR1600-γ"バスタード"。常用の足としてユキヒトが購入してきたサイドカー。
 数年前傾いたかつての巨星オートマキシマ社が、社運を賭けて産み出した一世一代の稀(奇)少車。
詰め込めるものをとことん詰め込んだ結果、特異な操作を必要とし販売ラインに乗る事無く試作機が数台生産されただけでAM社は倒産、
当機も歴史の中に埋もれどこへともなく流れていった「ワケアリ」の一台となった。
 その最大の特徴は車体を二つに分離・変形させる事で二機のバイクとして使用できるというもの。
この機構により分離した二機は、デュアルモーメントエンジンと呼ばれるフォトン利用のメイン動力を積み込んだスピアーサイドと、
それによって生み出される電力を蓄電するバッテリー動力を使用したスラッシャーサイドと言う名が付けられている。


シンクロニック・アビリティ・システム→ストリンガー
 マザーシステム破壊作戦の際、「Kainシステム」を止めるために自らをアンチ・プログラムと化したレヴィを護るため、
ユキヒトが作動させたブレスレットに内蔵されたシステム。本来はアエルを元のマンタイプの身体に戻すために造られたもの。
+ ...
「人格データ」という膨大な量のデータをコピーし対象に送り込むシステムであり、その際はブレスレットが変形し装着者の掌に展開、
その状態で元となるデータ中枢の在る部分に触れる事で発動する。
まだ試作品だったが、オルテラント(デコーダー)の気まぐれによりディアーチェの救出作戦が早まり、
結果としてマザーシステム破壊作戦の早期実行に伴いユキヒトがヴェノムのラボから無断で持ち出した(後程怒られた)。
 レヴィに対して使用した時は試作品段階だった為に「ヒトとしての強い意志」を発動のキーに必要とし、
さらに出力不足に陥ったためにユキヒトがB2Sの出力を上乗せすることで辛うじて機能した。
現在の仕様が完成したものに、ユキヒトの力の結晶である「漆黒の鋼核(ブラック・コア)」を収集・凝縮する機能を加えることで、
彼が持っていた能力を対象に送り込む事ができるとされるが、必要な機材が足りておらず理論上のみであった。
無事アエルを生身に戻した後、更なる改良を経て「ストリンガー」の名と共に完成する。
その後、 アスター・ニコ・イクシアの為に使用、結果オーバーロードしその役目を終える。


ミラージュ
 目下の敵対組織といえる少数精鋭のテロ組織。
中心人物として8名の姿が目撃されており、それ以外は戦闘ドロイド・マシナリーで構成されている様子。
現在、名前や素性がわかっているのはアスター、イクシア、コンドラートの三名。
 バンシィが所属する特開の研究施設二箇所と軍部の宇宙港を襲撃、開発されていた新型金属素材とキャスト用超AI、
新型シップエンジンを強奪した。ある事件を知るユキヒトによって奪取されたものの構成から、
その目的は『亜空間航行技術』と呼ばれるものの再現、それによる次元の連結だという事が判明する。
ユキヒトはその技術の不確定性と危険性から上層部への警戒を促すものの、
"時空そのものを繋げる"という突飛な内容と、昨今のダーカーによる襲撃による対策で手一杯だと相手にされず、
結果的に探偵事務所の面々や一部の協力者のみがその動向を探っている。


COSMOS
 オラクル内の複数の企業・研究施設等に幅広く援助を行い、且つ技術提供を行っているとされる巨大企業。
・・・と、されているがあくまで噂の域を出ず、そもそも存在するかどうかすら定かではない。
"かつて本星に存在した国家の暗躍"、"新興宗教"や"製薬会社の売名行為"、
果ては"ビジュアルネットワークに没入し過ぎたネットワーク依存者達が創った新社会"など、ネット内でささやかれる噂は多岐にわたる。
 現在はユキヒトのみがクロヴィス・オドランの一件から存在に確信を持っている。
その事件の内容や下記の名称から、どうやらキャストに大きく関わる目的を持っているようだが・・・。
 クロヴィスの言葉から正式名称はCAST OF SAB(oteur) MACROEVOLUTION ORGANIC SYSTEMであることが判明している。


デコーダー
 オルテラントの身体に巣食い、彼を操っていた存在。「不滅」をして憚らず、どこまでもヒトを小馬鹿にしたような態度を崩さない。
二つの侵食核を持ち、それを媒介に「人間」の身体に侵食・寄生・支配し、最終的に吸収する。
 レヴィと同じくユキヒトを「特異点」と呼び、ユキヒトの方もその存在を知っている様子である事から、
未だ語られていない彼の過去に関係していると思われる。
現在はディアーチェが造り出した「箱」に侵食核のひとつを封印され、活動を停止している。


仮面の男
 「G-03事件」の終息間際に現れ、ソラリアとユキヒトの二人を攫おうとした謎の人物。
企みは失敗したものの、強奪事件の犯人やソラリアを長距離から狙撃した技術や、
ミーシャ・ころな・ユキヒトの三人を相手に逃げおおせたところを見るに、相当な実力を持っていると思われる。
 どうやら「D型細胞」とよばれるものになんらかの目的があるようだが・・・。







+ ...

ここからは現在までの経緯・ネタバレ(公式・非公式含む)と他キャラとの裏設定になります。
あくまで1人視点の時に作ったものなのでいろいろと思うところはあると思います。また言って。
そういうのが嫌な方はパスしてください。また、この内容はこれからのRP次第でかなり変化するものとお考えください。
あと、ココの設定使いたいよ!って方はジャンジャン使ってくれると喜びます。穴だらけですがw
共通項でキャラを深めていきましょう。容量がオーバーしてしまった(笑)のでPSO、PSPo2の世界の話については概略に留めました。
詳細が必要であればまた載せさせてもらいますので、一度ご容赦を。それではどうぞ




PSO世界において:
 惑星コーラル軍部に所属しており、「エンジェル・フォール事件」に巻き込まれ、数少ない生き残りの一人となる。
その際、わずかに飛散した"D型細胞"を落下時に負った傷に受け、結果感染する。そこから実験生物として数々の調整、
"ユニット"の移植、さらにはエルノア・カミュエルが搭載しているもののプロトタイプとされる"エモーショナルAI"を埋め込まれ、
驚異的な能力と極端に老化速度の遅い体質となり、最終的に"人の姿をした新生物(ネクスト)"と呼ばれる生命体となる。
「D」(ダーク・ファルス)との戦いを経て体内の"D細胞"が反応、その消滅と共に時空を超えてしまう事となる。


PSU世界において:
 時期を違えてリトルウィングとローグスに所属し、またも「D」と対峙することになる。
同時にキリークの亡霊とも戦い、以前は敵わなかった彼を見事打ち破る。
総てが解決した後、首領・タイラーに見送られ再び何処かへと去る。



長文駄文失礼。読んでくれてありがとー☆



最終更新:2015年05月19日 23:00