ユークリッド




フルネーム ユークリッド=M=ローテギア(Euclid=Mutalion=Rotegear)
種族 ニューマン(ミューテリオン一族)
性別 Famale
身長/体重 145cm/47kg
所属 ARCS第1教導部隊
誕生日 A.P.186/6/6 6:6:6:66
所属艦 外宇宙航行艦隊オラクル 第3番艦『ソーン』
出身 外宇宙航行艦隊オラクル 研究艦(第239番艦)『ミューテリオン』
取得クラス Te/Fo/Bo
好き フォトン、ジャンクフード、自然物、雷
嫌い 祖父、炎、暗くて狭い場所
趣味・特技 ショッピング、散歩・料理、ダーツ
IDネーム 紅月 社
Last Update 2014-12-30 15:45:31 (Tue)

「ワシは何でもは知らん。知っている事だけじゃ」


MaineTheme
  • EP1 涙そうそう you(雪野五月)
  • EP2 I Don't Wanna Cry
  • EP3 いつか、月光の下で

['13/12/26 レイアウト一部変更 近況・性格・対人更新 SS、メインテーマ更新]
['14/01/17 レイアウト一部変更 近況・性格更新]
['14/10/09 レイアウト変更 近況・性格更新]
['14/12/30 全体微更新]



「さて、今日の任務はなんだったか」

+ ...
ドン亀更新ですが、ブログはこちらです
http://fem000mihato.blog129.fc2.com/


金髪に褐色の肌、同心円状の虹彩の瞳が特徴。瞳の色は明るい紫であり、暗い場所では猫のように瞳が光る特性がある
非常に夜目が効く反面、明るい所での視力は低く常に眼鏡を掛けていなければならない程である

一人称は「ワシ」語尾に「~じゃ」等爺言葉を主に使用するが、別段普通に喋れない訳ではない
実際に上層部の人間との会話では標準語で話す事が多い
また、酔いが回った時や冷静“ではない”時に、標準語に戻る


かつて行われた実験で作られた『ミューテリオン一族(※1)』の出身。現在53歳(EP3現在)
遺伝子異常で他の一族の者より早く身体的な成長が止まり、更に腕の筋肉量や脚の長さ等所々バランスが悪く、それが後述の肉体の限界を早める事に直結している


近況

慢性的な人手不足に加え、発見されたダーカーの巣に乗り込んだ教官達が軒並み戦死してしまった為更に人手不足が深刻化した第一教導部隊に臨時講師としてだが復帰。現場での実働に加えて後進達の教導も加わった為多忙な日々を送っていた。

貸しアパート『雛菊』の更新の際モロスの部屋へ同居を開始。
後に役所に書類を提出したが、半年前の【敗者】迎撃の折に更に部隊内の人員、主に小隊指揮官の資格を持った者達が激減。新人だけでなく同僚と呼べる者達の指揮官講習をも受け持つようになった為多忙な日々に拍車が掛かり、帰宅せず第一教導隊の詰所で寝起きする日々を送っている。

現在所持資格
  • 総合教導2種(座学)
  • 法術教導1種(座学・実技)
  • 統合管制指揮官
  • 小隊指揮官
  • 大隊指揮官
  • 普通運転免許
  • 小型艦船操舵免許
  • 飛行艇操舵免許


+ ...
昔結婚式で着たのと同じ黄色いドレスを購入したが、着る機会は今のところ無い・・・筈だったが、バーにて流れに乗って着用した際、モロス氏に「似合ってる」と言われた事が過去の経験に重なり、取り乱してしまった

また、強風に煽られ髪が乱れに乱れていた時に梳かして貰ったり、疲れきって眠ってしまった時は部屋で休ませて貰う等、何かと気にかけて貰っている様子

仕事が重なり極度の疲労とストレスに見舞われていた時、赤バーで眠ってしまった。その際に夢で10年前の出来事を見、半ば悲鳴に近い声をあげて起床。掻き毟ってぐしゃぐしゃになった髪をモロス氏が直そうと髪に振れた所手を弾いてしまった
その翌日に別に怒って無いと言われ安堵。伝えていなかった答えを伝えた

登録名からミドルネームである“アルヴェイル”を抜き、入隊当初と同じ“ユークリッド=ミューテリオン”へと登録変更
旧登録名:ユークリッド=アルヴェイル=ミューテリオン(Euclid=Alveil=Mutalion)


性格

基本的にサバサバとしてるが、時折妙に子供染みた反応を見せる事がある。また、話すより聞く方を好む。
世話焼きでもあり、教導官の立場も合わさってお節介を焼くこともしばしば。
それは、早くに亡くなった両親や愛情を注いでくれなかった祖父、亡くした旦那や娘の存在から親子や家族関係、恋人等“愛”のある関係に憧れを持っている為である。

お酒は量より質。しかし美味しいお酒はゆっくりとでも量を飲んでしまう。
料理は主婦をやっていた事から人並みには作れるが、バーで料理する際は簡単なモノを手早く作るのみにとどめている。

祖父からの虐待の影響で焚火どころか煙草ですら視界に映った途端身が震えだす程炎が苦手だったが、頼れる、受け止めてくれる存在のお陰で少なくとも任務にある程度支障をきたさなくなった。
しかし、相変わらず狭く暗い場所も苦手な為、火山洞窟地帯は“仕事でも行きたくない場所”と公言している。


来歴


研究者の両親の間に生まれるが、元々病弱だった母親はユークリッドを出産直後に死亡。
父も実験中の事故で3歳の頃に失い、幼い頃から厳しすぎる祖父(※2)の元で育てられた。

言葉遣いは祖父の影響であり、なんとか祖父から引き離して貰おうと悪い影響を受けてこうなってしまったと周囲にアピールする為だったがそのまま定着。
18歳の頃に訪れた祖父の死により祖父の呪縛から解放された後でも使い続けている。今では彼女を示す特徴と成った。


A.P.204、上記の祖父の死と同時期にアークスに志願。
訓練校の入学試験にて一族の特徴である驚異的なフォトン適性(※3)を見せつけて一発合格、一部の教導が免除される『特別枠』で訓練校に入学。その後歴代で5本の指に入る好成績を残し主席卒業後、正式に入隊。
当時不足していた前線要員の一つ、ファイタークラスとしてアークスの任に着いた。


入隊してから20年程経った頃、同僚のプロポーズを受けて寿退職。その1年後に一人の娘を授かり、順風満帆な結婚生活を送っていた。

・・・しかし、その3年後に悲劇が起きる。

3年後に発生した大災厄(後の“10年前の死闘”)にて出撃した旦那は行方不明に、娘は避難中に飛来したガラス片が腹部に突き刺さり治療の甲斐無く息を引き取った。
自身は無事に保護されたものの、愛する旦那と娘を一度に失ったショックから中々立ち直る事が出来ず、遺品を抱えてすすり泣く日々を送っていた。

それから3年間は殉職者の身内という事でアークスの庇護を受けて特に仕事も何もせず自堕落に過ごしていたが、再びダーカーの大規模襲撃に遭遇。
腕を叩き斬られたアークス隊員のアリスティンを登録情報を無視して強引に使用し周囲の安全を確保。近くに居た者達と負傷したアークスを連れて無事にシェルターへと避難した。

この一件がきっかけとなりアークスへの復帰を決意。どうせならこのままの流れで行こうと第3世代型のアークスとして、ハンターとして、新人として任務に当たる生活を送る様になった。
この際、大規模襲撃の際に出会ったアークスから礼として新品のアリスティンを贈呈されており、彼女の愛剣となった。

過去にファイターとして動いていた経験からすぐに頭角を現し、復帰2年目にして教導部隊に入隊。
はるか年下の年若い後身達の育成に精を出す毎日を、それなりに楽しく送っていた。
教導開始の第一声は「お主等に、どのような状況でも生き残れる術を教えてやろうぞ」

※現に、彼女が担当した生徒達の殉職率は極めて低く、それなりの功績をあげている者が多い。

が、最後の生徒(※4)の教導を終えた辺りから武器を振う腕に違和感を覚えるようになる。
精密検査を受けた所

  • ニューマンでありながらファイターやハンターとして長期間活動していた
  • 大規模襲撃の際にオーナー登録されているアリスティンを自身のフォトンを流し込む事で強引に使用
  • 生来抱えている腕の異常

等の要因が重なり、治療による改善が不可能なレベルにまでダメージが蓄積している事が判明。
結果、上司の勧めで教導隊を除隊。再び休職する事になってしまった。

半年程療養と称してそれぞれの艦のリゾート施設を渡り歩いて遊び呆けていたが、「武器を振って殴らなければよいのでは?」と半ば屁理屈の様なものを引っ提げて、クラスを本来の適性職であるフォースにした上で復職。

テクターの解放試験も終え、フォトンの加護を受けつつ適度に近接戦闘を行う様になった。
が、やり過ぎると右手に力が入らなくなり震えも止まらなくなる。


サポートパートナー



『貴様、この私に命令する気か?』
『主様、何処までも・・・お供いたします』
『2人とも固い固い、もぉちょっとお気楽にさぁ?』

ユークリッドが現在預かっている3機のサポートパートナー。
名称は左から“ロプロス”“ポセイドン”“ロデム”

3機ともに“意思”や“性格”を持たせる為の試作機。
ある物語に登場する生物達の因子を抽出して組み込んだ結果、“怪鳥”の因子を組み込んだ1号機は有機的な翼を、“海神”の因子を組み込んだ2号機は高周波振動により水をはじく装甲を、“黒豹”の因子を組み込んだ3号機は常人を凌駕する強靭でしなやかな肢体を手に入れることとなった。
ただし、飛行能力や潜行能力は持ち合わせておらず、物語を再現出来ているのは黒い3号機のみ。
ユークリッドが引っ越した現在も変わらず『雛菊』で暮らしており、同室に入居したアズ=ランペイジをからかったり時々雛菊を訪れる人の接客を行う等、徐々に“人間らしく”なってきている様子。

名称 ロプロス
型番 SP-X001
素体 デューマンタイプ
“怪鳥”の因子を組み込まれた1号機。安定性こそ2号機に劣るものの、汎用性は高い。
尊大な態度を取るものの、実際は素直に言う事を聞いたり褒められると赤い顔を隠すように顔を逸らす。所謂ツンデレ。
背中に生える翼は、本来髪と同じ色になる筈だったが不具合により白色に。異常は特に見られない為現状放置。

名称 ポセイドン
型番 SP-X002
素体 キャストタイプ
“海神”の因子を組み込まれた2号機。3機の中では最も性能が安定しているものの、やや柔軟性に欠ける。
ロプロスとは真逆の、所有者の命に絶対服従を誓う。会話も表情も必要最低限に留まっている。
装甲は本来水中への潜行を可能にする筈だったが現状の主機では出力が足りず、潜行機能はオミットされた。

名称 ロデム
型番 SP-X003
素体 ヒューマンタイプ
“黒豹”と“影”、二つの因子を組み込まれた3号機。もっとも不安定な出力だが、爆発力は他の2機を凌駕する。
気分屋で緩い。暇さえあれば端末やユークリッドの布団に潜り込んで丸くなっている。猫い。
強靭でしなやかな肢体を持ち機動力に優れる。しかし目の前に動くモノがあるとそちらに夢中になる傾向がある。やはり猫い。




関連人物


  • NPC
+ ...
  • ユフィー=ミューテリオン(Yufi=Mutalion)

ユークリッドの母親であり研究者
ニューマンであるが、父が生殖行動そのものにも異常があった為、父を模したキャストの遺伝子情報も体内に持っている
自身の身体が虚弱である事を苦に思っておらず、寧ろ「通常のヒトと同じ寿命で死ねるかもしれない」と前向きに考えていた
ユークリッドを出産した際負荷に耐えられず死亡。享年32歳


  • アルフレッド=フォーリオ=ミューテリオン(Alfred=Forlio=Mutalion)

ユークリッドの父親であり、若くして研究発表の場に立てる程の遺伝子学のホープ。種族はヒューマン
研究発表で知り合ったユフィーと交際、半年で結婚する等行動力にあふれる男。趣味はツーリング
亡くなる直前までは研究を片手間にユークリッドに深い愛情を注ぎ続けた
享年29歳


  • ジルグレ=ミューテリオン(Gilgre=Mutalion)

ユークリッドの祖父でありユフィーの父親。種族はニューマン
母親が一族外の者であった影響でかなり早い段階で老化が始まり、亡くなる直前は寿命の半分も生きていないにもかかわらず完全な老人だった
更に生殖行動自体にも異常があった為、娘であるユフィーとは厳密には血が繋がっておらず、自身の遺伝子情報を持ったキャスト(マシナリー)を製造した
自宅の縁側に居た所を雷に打たれて死亡。享年137歳

因みに、自身は混血ではあったものの、純血主義者の中でも強硬派に属していた。


  • レクト=アルヴェイル(Lect=Alveil)

ユークリッドの旦那。ヒューマン
短めの金髪と青い瞳が特徴だった
別に少女性愛者という訳でもなく、ユークリッドの内面に触れて「護りたい」と願いプロポーズの末に結婚、娘を授かり幸せな日々を送っていた
大災厄の際に行方不明及び死亡扱いとなっている

行方不明時:27歳


  • クリス=アルヴェイル=ミューテリオン(Chris=Alveil=Mutalion)

ユークリッドの娘。ヒューマンよりのニューマン。髪色はユークリッドを、瞳の色はレクトの者を受け継いでいた
避難中にガラス片が突き刺さった事が原因となり死亡。幼く、混血だった為自然治癒や体力が一族の者としては低すぎた為に修復が間に合わなかった

享年3歳

  • ルーデル=シュミット

二度目の退職前、教導部隊時代からの友人
互いに両親が居らず、まともな幼少期を送っていなかった事から共感しあい、良き友人となった
現在でも時々連絡を取り合って遊びに行く仲だったが、ルーデルの立場と現在の状況を鑑みて最近は自粛中




  • PC
+ ...

髪を梳いて貰ったり、共にバーのキッチンに立ったりと、任務以外で行動を共にする事が多くなってきていた。
想いを告げられた際に取り乱して答えを保留にしたが、先日しっかりと返答を伝えた。
挙式こそしていないものの、現在同居中。



無理をするなと言っても聞かない、多彩な少女
髪も瞳も色が違うが、何処となく娘の様な感覚を持って接している








※の所


※1『ミューテリオン一族』
+ ...
新光歴以前から行われていた遺伝子操作実験で作りだされた一族

フォトン適性を高めた代わりに肉体的に脆弱になってしまったニューマンに頑強さ等を持たせる事が当初の目的であり、最初は順調に進んでいた

研究で生み出された者達は名を与えられて当時の軍等に派遣され、その頑強な肉体と高いフォトン適性を合わせて多大な貢献をして来ていた

だが、次第に目が眩み始めた研究者たちはある禁忌の存在を作り出そうと研究の方針を秘密裏に変更し始めた

『不死の存在』・・・いかなる傷を負っても生き延び、また高い治癒能力を持つ童話やフィクションに出てくるような者達を作る実験にシフトしてしまったのだ

研究は難航し、せいぜいが『高い治癒能力を持つ長寿なヒト』どまりでしか無く、そのまま一向に進まない内に上層部が嗅ぎつけて研究自体を凍結

全ての資料を完全に処分し、ミューテリオン一族は晴れて『実験動物』から『一つの一族』へと昇華した

現在もミューテリオン一族は存在。アークスシップ研究艦『ミューテリオン』にその殆どが居住し自らの体質を改善するべく独自に研究を続けている


通常のヒトより長寿であり基本的寿命は300年、長い者では500年をも超えて生き続ける(この為、ユークリッドは通常のヒト換算で“17歳”となる)

また、長寿である上にある一定の年齢で老化が止まり、100年単位で若々しい肉体を保ち続ける。結果として他の種族から排斥される事も多々ある

強引な遺伝子操作で長寿となった影響で、交配で生まれてくるモノたちは必ず何かしらの遺伝子異常を抱えてしまう運命にあった

また、一族以外の者と交わり生まれた者ほど大きな異常を持つ可能性が高く、一族の者達は他種族との関わりを次第に避けていくようになった

それでもその考えに同調しない者達もおり、現在は半数が混血、半数が純血といった風に分かれている

だが、嫁いで来た者達を排斥するような事は一切行っておらず、当人達の想いや絆を尊重している傾向もある為非常に曖昧

一族の者達の血液は、他者の体内に入ると細胞を活性化させ傷の修復や代謝の促進等多様な効果を示す。それに加えて数十年単位で傷の治りが早くなる

ユークリッドの父も通常のヒト(ヒューマン)であり、母はニューマンとキャストの遺伝子データを組み合わせて作られたデザインベイビー、祖父は祖父で一族以外の者との混血である

ユークリッドは成長が早く止まり、彼女の母はミューテリオン一族の者でありながら虚弱であった。また、祖父はユークリッドと真逆の異常を持ち、一族としては老化が早く、通常のヒトと同じ速度で老化していった

+ ...
研究艦『ミューテリオン』

表向きは動植物の遺伝子改良や食品の品質改善等を行う研究艦。仮に与えられている番号は“239番艦”

通常のアークスシップと比べで二回り程小さく、銃砲火器の類を一切装備していない代わりに高出力のフォトンバリア装置を装備している

また、最大船速はアークスシップ随一であり、いざとなったら単艦で逃げる事も可能

以前より改善され始めていた携帯食糧の栄養価や味の改善、高重力化でしか栽培できない植物をアークスシップ内でも栽培可能にする等、縁の下の功績を数多く持つ

その関係で内部に農業プラントや畜産プラントを保持しており、需要と供給が基本的には単艦で完結している(ただし、嗜好品の類は他の艦から輸入)

アークス上層部すら知らない最奥部の研究施設では自分達の遺伝子異常を後世に継がせない為の研究を行っている。内容には非人道的な研究も含まれているが、その殆どが自ら志願して被検体になる為訴えられる事はまずない

艦内に居住する者達は9割がミューテリオン一族、残りの1割はアークスから派遣された連絡員やミューテリオン以外の船で出会い、嫁いで来た者達で構成されている。中には退役したアークスもおり、ダーカーの侵入に対して“時間稼ぎ”程度の戦力は保持している事になる


※2『祖父』
+ ...
表向きは人当たりのいい好々爺として一族内で広い人脈を築いていたが、その内面はたった一人の孫を愛してやる事も出来ないほど煮えくりかえっていた

自身が混血であったが為に大きな遺伝子異常を持って生まれ、その結果として周りの者達より遥かに早く年老いていく自分を忌み嫌い、両親を恨み、また自分の娘の子・・・孫のユークリッドにも憎悪に近い感情を抱いていた

その為、お仕置きと称して無理難題を突き付け、それが出来なければ更に無理難題を押し付けて達成するまで家に入れなかった

また、学校以外の外出の殆どを禁じ、休日は殆ど自宅に軟禁状態にしているのと同然だった

その他にも殴る蹴るや罵詈雑言、性的虐待等おおよそ表に向けている顔とは真逆の仕打ちを、自宅の地下防音室でユークリッドにし続けた

早々に潰れる事を、自ら死を望み“勝手に”彼女が死ぬ事を望みながら

しかし、どのような仕打ちを続けても彼女が死ぬ事は無く・・・結果は、天候調整システムの不調で雷雨となった夜に気まぐれにユークリッドを庭先の木に縛り付け放置しようとした所を雷に打たれて死亡

それでも先述の通り一族内での交友関係は広く、葬儀の際には結構な人数が集まった・・・が、その中に孫のユークリッドの姿がある筈も無かった


※3『フォトン適性』
+ ...
元々ニューマンは、フォース等フォトンを外部に放出する事に長けているが、そこにヒューマンの頑強さや後の世代になればキャストの遺伝子情報等をも受け継いでいった

結果、現在で言う『ハンター』『ファイター』『レンジャー』『ガンナー』『フォース』『テクター』6種全てのクラスにおいて高水準の適性を持つ者が殆どとなり、一族の者達は以前にも増して軍やアークスに入隊する者が多くなっていた

一族の特性として、雷のフォトンを高いレベルで使役する天性の才能をほぼ全ての一族の者が持っている

その中でもユークリッドの適性は飛び抜けており、6種全てのクラスが即時実戦投入可能な程高水準の適性を叩きだしそれが『特別枠』での入学に繋がっている。また、雷以外の属性をも高水準で使役する才能を持っていた

彼女の場合は第二世代アークスでありながら第三世代型に近い位置に居たともいえる


※4『最後の生徒』
+ ...
天候調整で雨が降りしきる日の夜に市街地の病院で保護された“紅月 社”の教導を担当。先述の腕の不調により彼が最後の生徒となった

炊事洗濯掃除等、一人暮らしをするにあたって必要な事も大体教えたが、記憶喪失に伴う常識の欠如には数多の生徒を担当してきたユークリッドすら頭を抱えざるを得なかった











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最終更新:2014年12月30日 15:45