バーガンディ



フルネーム バーガンディ・アイスバーグ
種族 キャスト
性別 男性
身長 187
所属 アークス
来歴 オラクル防衛軍 46番艦西部第4中隊所属
所属Ship 3番艦『ソーン』
クラスレベル Hu47 Fi25 Fo30 Te21
IDネーム Kn.Wind
Last Update 2013-06-16 21:30:25 (Sun)

備考・その他


【概略】

バーガンディ・アイスバーグは、男性キャストのアークス隊員である。齢65。※
過去の経歴として、オラクル防衛軍の元大尉と言う肩書きを持っており、第46番艦にて一個中隊隊長を務めていた。
防衛軍という名を関してはいるが、その任務内容は警察機構・救助隊と広くにわたり、バーガンディの部隊もその例に漏れるものではなかった。
一通りの銃火器の扱いに精通する一方、バーガンディをはじめとした彼の部隊は、「体術」に関する技術に特化していることが特徴であった。
そのため、銃火器の使用が制限されるような場面、特に一般市民への被害が想定されうるような犯罪に対し、鎮圧部隊として派遣されることが多かったようで、
一種の特殊部隊のような扱いであった。
中年期、ある特殊任務へ参加する関係で、部隊が再編成された時期があったが、この出来事が幾ばくかの人物と知り合うきっかけとなり、また彼にとっての
ターニングポイントとなった。
防衛軍を去った後は、持ち前の体術のノウハウを生かし、小さな護身術教室を営んでいたようであるが、娘のころながアークスへの入隊を志望した際、
自らもアークスに属することを決意、現在に至る。
なおバーガンディという名は、防衛軍を去った後に名乗るようになった名前であるが、その理由等は不明である。

【性格・特徴】

明朗快活・常に前向きといったような性格で、喜怒哀楽の感情表現が豊かである。
自分の老齢を自覚する一方、それを気負うこと、逆にひけらかすことを良しとせず、常に誰とでも対等であろうとする。
よって「まだまだ若いものには・・・」「年寄りは労われ・・・」などと言うような物言いを好いておらず、自分はそのような態度は取るまいと心がけている。
また、自分達の時代はすでに過ぎ去ったものであると考えており、若者と肩を並べることを望む一方で、現役世代から一歩引いた立場に身を置き、サポート役として
徹することを第一に考えているようだ。
ただ、時々自分の話がくどく、結果的に説教をしまうことを理解しており、年寄りくさいとしばしば反省している姿が見られる。
酒類は嗜む程度に飲むが、実際はなかなかに強い模様、タバコは一切吸わない。
カラーリングはワインレッドを基調とした暗めの配色になっており、関節部や接続部等パーツの各部位にはところどころ年季を感じさせる。
バーガンディは、防衛軍所属時代より出来るだけ最新のパーツをそろえるように努めていたため、現在も外見的には最新のキャストと見違えることは無いが、
その基幹部はかなりの骨董品で、有効保障年数を超える部分も少なくない。
最近では節々の不調も顕著になりつつあるため、どこかに腕の良い技師がいないか探しているようである。
娘のころなに対しては、かなり厳しい躾と、必要最低限を超えた護身術の手ほどきを行ってきたようであるが、実はかなり甘い面を持ち合わせており、内心は相当な溺愛ぶりである。
また彼女は年齢の割に同年代の友人が少なく、それが男手ひとつで育ててきた自分のせいなのではないかと悩んでいる。
アークスになりたいと願った彼女の申し出を、危険を承知しながら承諾したのには、そういった心情も無関係ではないようだ。
ただ、それに際して自らもアークスに入隊を決意したことに対しては、さすがのころなも苦笑せざるを得なかったようである。
しかしこれは、老い先短いであろう自分以外の、多くの人たちとの繋がりを彼女に遺すための手段と考えてのことで、彼なりの覚悟の表れなのであった。
最近では、ソラリアという少女のキャストとの交流が多くなり、彼女の持つ悩みを共有、彼なりのアドバイスを与えていた模様。
今では実の孫のように可愛がっており、いつかは娘にも会わせたいと思っている。
ちなみに、処理系統の不具合であるかは分からないが、横文字の発音が苦手である。
また機械類の扱いについても不得手のようで、ころなからは「本当にキャスト?」とからかわれる始末である。

【アークスでの戦闘】

もともと防衛軍でも格闘による活動がメインであったこともあり、アークス志望の際にはもちろんハンターとしてのライセンス取得を試みた。
幸いアークスとしてのフォトン素養は備わっていたものの、しかしそのフォトン傾向はフォースのそれに特化したものであることが、身体調査の結果判明した。
当然彼はキャストであるから、フォトンの傾向がフォースに特化していたからといっても、その精神構造上テクニックの特性を十分に発揮することは出来ない。
しかも、彼はなぜか第2世代アークスと同じく、フォトン傾向の自在化が不可能であったため、ハンターにその傾向をあわせることも難しかった。
これは当初、彼のアークスとしての道を閉ざすに十分な事実で、担当した医師もバーガンディの年齢からして、とても戦闘には耐えられないと考え、
当然のごとくドクターストップをかけた。
しかし彼は、対面する医師達に対し、こう言ってのけたという。

「ワシはなにも、前線でばっさばっさと、その・・・えねみー?ですかや? それを駆逐する力を欲してあーくすに志願したのではありませんですじゃ。
 ワシにはワシなりに、やらなければならないことがありましての、そのための場が、たまたまあーくすであったということなんですわい。
 こんな年なもんで、一人での戦闘など・・・昔ならいざ知らず、今では不可能でしょう。
 でしたら、今の現役世代、若者達と肩を並べましての、若者達が活躍するための場を、ワシら時代を去ったものが、いや、去ったものだからこそ、
 こさえてやらねばと思っておるんです。
 この・・・えぇ~と、ふぉーく?とやら、援護にも特化したくらすと言うことですから、そんなワシにもぴったりではありませんか、そうは思わんですかいの?
 先生は、わしの年齢のことが気になっておりますようじゃが、なぁに、ワシとてきゃすと、頑丈さには自信がありますじゃ!
 それに、あまり大声ではいえませんが・・・じつはワシ、昔は防衛軍部隊の隊長やっておりましての!!はっはっは!!
 ・・・いやいや、冗談やしゃれの類ではないんじゃが・・・
 まぁ、とにかく、ワシには、あーくすとしての素養はあったということですので、それを天命と受け止めて、一兵卒として、活動させていただく所存。
 よろしく、お願い致す。
 あ、あとどうも杖、っちゅうのは、その・・・ワシなんかが持っておったら、如何にも蛸にも「老人!」ちゅう感じなんでの、
 出来れば・・・内緒で「はんたー」として推薦しては・・・いただけませんかの??」

こうして、彼はアークスの一隊員として登録、ハンターとしての活動を始めたのであった。
当初は、その年齢からパーティを組むほかのアークスは気が気ではなかったようであるが、実際その腕は若いアークスに劣るどころかむしろ勝っており、
彼の部隊の任務達成率は相当高かったようである。
任務を重ねる中でフォースとしての活動も経験、その特性を知ることで直ぐにフォトンの扱いを把握した。
その後は当初の予定通り、前線から一歩下がり、救援やサポート等に徹するようになり、状況によっては得物のソードを振るうスタイルをとるようになった。
今でも、大勢の若者に混じり、戦場を駆ける老体キャストの姿が、垣間見られると言う。
テクニックについてはレスタ、アンティ等の回復の他、ゾンディールによる敵の捕縛や、メギバースによる活性域生成等を生かし、剣技との複合による攻守一体の
戦法を取る。
直接攻撃型のテクニックであればその能力は劣るものの、上記のようなフィールド生成型のテクニックは必ずしもこの限りではなく、また前線での戦闘とも相性が良かったため、
現在もテクニックと剣技の腕をともに磨き、生かす術を模索しているようである。


■ある開発者の記録
+ ...
#3921
ふと、先生との出会いを思い返してみた。…もう28年、いや、29年になるだろうか。

ただただ恐怖し、逃げ惑う力ない私たちを、先生は導き、救ってくれた。
あの時あの場で先生がいらっしゃらなければ、私を含め、私の友人も既に鬼籍に入っていただろう。
その機械の腕の中から見上げた姿は、紛うことなく、ヒーローだった。それは今とて変わらない。

先生の屈強な、剛健なお姿に憧れた…ヒューマンの私が、彼のようになることは流石にかなわなかったが。
しかしだからこそ憧れは朽ちず、先生の姿を追ってキャストの技術者になり、そのお姿に負けぬ者を生み出そうと、こうして必死になっている。
もともと機械いじりは好きなほうであったが、きっかけが無ければまた違った今になっていただろう。
いや、その場合は先ほども述べたように、「今」などなかったのだろうな…。
運命が存在するかどうか、僕には分からないが、そういう運命であったのならば感謝せねばならないだろう。

…あなたにまた、こうして会うことが出来たのですから。

     ・
     ・
     ・

#3925
このたびの施術について。
1)各種定期メンテナンス・および外装甲パーツの適用調整
2)被験者の合意の下、新規に開発したサブジェネレータの増設実施

各種メンテナンスに関してはこれまで同様、特に記述することなし、新規の外装甲についても問題はなし。

サブジェネレータの接合箇所は上腕部、大腿部、計4つであり、胸部メインジェネレータへと直結している。
旧型化しているメインジェネレータの負荷を軽減することを目的とする。
メインジェネレータを定格40%で定常運転、被験者の運動強度レベルに応じてサブジェネレータの稼働率を変動させることで、
必要なエネルギーを必要なだけ、効率的に供給することを実現する。

…おおまかな報告内容はこれでよいだろう、あとは肉付けだ。

     ・
     ・
     ・

#3943
先の、先生の施術についての本来の目的を、ここに残しておく。
なぜそのような必要があるかといえば、私があいつのことを疑い始めているからだ。
…考えたくないことではある。
だが、出来ることはしておいたほうがいいだろう、それほど、今のここは、変わりつつある。


僕が増設したパーツは、サブジェネレータであることに違いは無い。
ただし、「その用途に限ったもの」ではないということだ。

このジェネレータは、結晶性フィルムを主構成物とするフィンを複数枚用いている。
結晶性フィルムに用いているのは、惑星リリーパで採集される「ケイルビニア」と呼ばれる希少鉱物だ。
ケイルビニアは、周囲環境のフォトンに応じて結晶構造を変化させるという、他の物質にはない特性を示す。
この物性は完全に原理が解明されているわけではないが、詳しく述べると周囲に存在するフォトンの属性に触発され、
それを最も吸収しやすい結晶構造を構築る。
そのため結晶のフォトン状態や準位もそれに応じて変化、フォトン-電気エネルギー変換に携わるフォトン遷移も形態を変える。
したがって、フォトン属性に左右されない非常に変換効率が良いフォトン吸収型のジェネレータとして、一時期盛んに研究されてきた物質だ。
ジェネレータと言うよりは、変換機といったほうがいいのかもしれないな。
ただしその結晶の精製・薄膜化が非常に困難であり、また別視点からの開発により、安価でより簡素なジェネレータの開発がなされたため、
このケイルビニアを用いたジェネレータ開発は、完成まで後一歩と言うところでその道を閉ざした。

そして、ここからが僕達の話だ。
僕の開発は、基本的にこのケイルビニアを用いたジェネレータを改修、改善したものである。
もともと、僕も興味本位で遺跡探索をする感覚の作業、要は暇つぶしをしていたようなものだ。
だがそのとき、ある発見をした。
それは…



























― ADVERTISEMENT. ―
最終更新:2013年06月16日 21:30