「クリプトン社の謝罪に対するコメント」検証
「クリプトン社の謝罪に対するコメント」中に多くのおかしな所があるためそれを洗い出すページである。
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2007/12/000744.html
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2007/12/000744.html
まず、株式会社ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP)の見解を
ニワンゴの運営するニコニコ動画内のニコニコニュースblogで発表している点からおかしい。
そもそもニコニコ動画内にはニコニコニュースについて下記のように説明されており、
このようなコメントを発表するにふさわしい場所なのかは疑問である。
ニワンゴの運営するニコニコ動画内のニコニコニュースblogで発表している点からおかしい。
そもそもニコニコ動画内にはニコニコニュースについて下記のように説明されており、
このようなコメントを発表するにふさわしい場所なのかは疑問である。
ニコニコニュースは運営とユーザが対等な立場でつくっていく場所ですから、ニュースの正確さは期待しないでください。
ふつうの企業のHPでの発表のように、決定事項を告知する場所ではありませんし、なにかを約束する場所でもありません。
ニコニコの運営がみつめている”いま”という現実をただ垂れ流す場所です。
ふつうの企業のHPでの発表のように、決定事項を告知する場所ではありませんし、なにかを約束する場所でもありません。
ニコニコの運営がみつめている”いま”という現実をただ垂れ流す場所です。
(注:2回目のDMP側の反論が載せられる前の時点で消えた。)
DMPに公表の場がないならば、親会社であるドワンゴのサイトで発表すべき。
DMPに公表の場がないならば、親会社であるドワンゴのサイトで発表すべき。
本日クリプトン社伊藤氏より「クリエイター様の許諾を得ずに着うた配信が行われている件~」との文章が同社のブログに掲載されましたが、いくつかの点において事実と異なる記述が散見されているほか、当社としては、伊藤氏が約束された謝罪が十分にされているとは認識できないので、補足・説明させていただきます。
取引先企業の代表取締役に対し「伊藤氏」という呼称は普通の企業ならあり得ない。
「伊藤様」と書くのがマナー。
「伊藤様」と書くのがマナー。
1.本件着うた配信に関しましては、本年9月、クリプトン社「初音ミク」担当者様が当社に来社された際、着うた配信の提案をさせていただき、ご了解をいただきました。
この際に着うた配信のお願いはいたしましたが、独占云々といった話は一切行われておりません。これを受け、ドワンゴ社は、各権利者様にコンタクトを開始しました。
つまり当初は「独占」とは言わずにクリプトン社から着うた配信の許可を取り、後になって「独占させてくれ」と申し入れたということである。
この最初の時点で「独占で配信したい」とクリプトンに申し入れていれば、そもそもクリプトンが着うた配信をOKしなかった可能性があるだけに、後の契約が難航したそもそものきっかけを作ったのはドワンゴ社側だといえる。
この最初の時点で「独占で配信したい」とクリプトンに申し入れていれば、そもそもクリプトンが着うた配信をOKしなかった可能性があるだけに、後の契約が難航したそもそものきっかけを作ったのはドワンゴ社側だといえる。
ドワンゴのリリースは下記の通り。
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林宏)が運営する、dwango.jp各サイト及びアニ
メロ各サイトでは、同社の子会社であるニワンゴが運営する「ニコニコ動画(RC2)」でも大人気、実際の歌手が歌
っているかのような高い表現力を持つ音声合成ソフト「初音ミク」によって製作された着うたR・着うたフルRの配
信を、11月26日(月)より独占配信開始します。
http://info.dwango.co.jp/pdf/news/service/2007/071126.pdf
当初はドワンゴ社が直接各権利者と契約を行うことでクリプトン社と合意しておりましたが、その後、クリプトン社様より権利関係の処理につき権利代行の会社を指定され、配信に伴う一切の権利処理はその代行会社を通じておこなう旨の話を受けました。
そこで、ドワンゴ社はすでに配信のコンタクトを行っていた権利者の連絡先を権利者の許諾の上権利代行会社に通知し、権利代行会社が各権利者と契約を行い、さらにその後権利代行会社と当社が配信に関するライセンス契約を締結することで合意いたしました。
その後ドワンゴ社と権利代行会社間において、配信条件等の詳細につき合意いたしました。
その際に、すでに当初の合意から相当の時間が経過していることもあり、直ちに配信することにつき了承を得ました。
その後、当然締結されていると考えていた各権利者と権利代行会社間の契約書が締結されていないことが、権利者からのクレームで判明いたしました。
kz氏によるとドワンゴ側に契約していないことを伝えていたようである。
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1198170993/830
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1198170993/830
830 kz ◆BH0nmndX96 sage Date:2007/12/21(金) 04:46:49 ID:91k/f2Ze0その後、当然締結されていると考えていた各権利者と権利代行会社間の契約書が締結されていないこと
が、権利者からのクレームで判明いたしました。
ちょっと待ってくれ、ここなんだけど、
マスターwavくれって言われたとき、俺一旦渋って「契約してからでいいですか」って聞いているんだ。
で、「契約はまだ時間かかるかもしれないけど、とりあえずやっとかね?」って話になって、
まぁいいかとOK出したんだけど
これ考えると、知らないってことは無いはずなんだよなー。
当社は非常に驚き、早急に権利者との契約を締結するよう、重ねて権利代行会社に強く申し入れを行いましたが、なんら返答がなく、契約書が締結されないまま今日に至っております。
当社としては、クリプトン社側で原盤権の管理を行うとの決定をされた以上、当社及び権利者の皆さんの納得の行く説明を早急に行っていただきたいと考えます。
クリプトン社のブログでは、独占配信の件で交渉が難航しているという説明だったが、ドワンゴ社はその件に関して触れず、クリプトン側のみに責任があるように記述している。
2.「当社がクリプトン社にJASRAC信託を行う旨連絡をし了解を得た」件につき、なんら言及されておりませんので、この点に関しましても補足いたします。
着うた配信についてのやり取りを権利代行会社と行う中で、権利代行会社に対して、「ドワンゴの音楽出版社にて出版権につき管理を行いたい」旨の申し入れを行いました。これに対して、同社より原盤権のみならず出版権に関しても自ら管理をおこなう予定である旨の返答を受けました。
原盤権の管理を権利代行会社が窓口としておこなうことは合意しておりましたが、出版権に関しては、なんらお話をしていないこと、また楽曲に初音ミクの音源が使用されていることを理由に著作権の管理を主張することはおかしいので、当社サイドで管理を行いたい旨再度申し入れを行いました。
さらにその際、クリプトン社担当者様に直接申し入れ、担当者様から「前向きに検討協議させていただきたい」旨の連絡をいただいております。
その後、クリプトン社担当者様より口頭で了解を頂き、また権利代行会社からも「御社にお任せする」の返答をいただきました。
以上の経緯により、当該楽曲につき、クリプトン社サイドが当社がJASRAC信託を行うことを知らなかったということはありえませんし、当初はクリプトンサイドがJASRAC信託を行う意向を有しておりました。
その1
つまり「ドワンゴが自社で出版権を管理する」という状況から、「ドワンゴが著作権を管理する際にはJASRACに信託するのは当然」だと察することできたはず、という主張だろうか。一般的な感覚からすると飛躍があるように思える。「当然」という認識を持っていなければ、自社管理の可能性に加えて管理団体に信託するにせよより柔軟性が高いe-Lisenseなど他の選択肢も十分あり得るからだ。むしろ、「推察できて当然」という姿勢を相手に求めるのであれば、クリプトンのこれまでのブログ等でのアナウンスから、クリプトン側がJASRACを望まないことも推察できて当然と言われても仕方がないはずだ。いずれにせよ、クリプトン社長がブログで、口頭での許諾を得て配信した後で契約するというこの業界の慣例に対して、「まず契約を交わした後にビジネスを始めるというのが普通と思ってました」と述べているように、文書にせず口約束でことを進めたのが認識の相違を生み出す一因になっている。口頭でも契約は成り立つためこれを許したクリプトン側も手落ちであったが、どちらかというと、アマチュアの一般ユーザーや他業界からの新参の会社に対して、この特殊な慣例とJASRACへの信託の2つを当然のものとして拙速に話を進めたドワンゴ側に非があるのではないか?
つまり「ドワンゴが自社で出版権を管理する」という状況から、「ドワンゴが著作権を管理する際にはJASRACに信託するのは当然」だと察することできたはず、という主張だろうか。一般的な感覚からすると飛躍があるように思える。「当然」という認識を持っていなければ、自社管理の可能性に加えて管理団体に信託するにせよより柔軟性が高いe-Lisenseなど他の選択肢も十分あり得るからだ。むしろ、「推察できて当然」という姿勢を相手に求めるのであれば、クリプトンのこれまでのブログ等でのアナウンスから、クリプトン側がJASRACを望まないことも推察できて当然と言われても仕方がないはずだ。いずれにせよ、クリプトン社長がブログで、口頭での許諾を得て配信した後で契約するというこの業界の慣例に対して、「まず契約を交わした後にビジネスを始めるというのが普通と思ってました」と述べているように、文書にせず口約束でことを進めたのが認識の相違を生み出す一因になっている。口頭でも契約は成り立つためこれを許したクリプトン側も手落ちであったが、どちらかというと、アマチュアの一般ユーザーや他業界からの新参の会社に対して、この特殊な慣例とJASRACへの信託の2つを当然のものとして拙速に話を進めたドワンゴ側に非があるのではないか?
352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/12/21(金) 08:48:41 ID:CPDKGg9F0
ドワンゴの「謝罪に対するコメント」が火種になってるのは内容が
冷静じゃなくて文章としておかしいからだね。
全体的にツッコみどころ満載なんだけど…例えばコメントの、2.だけど
.「『JASRAC信託』を行う旨連絡をし了解を得た件」で始まってるから
CとFWに『JASRAC信託』をしっかり伝えてることを明記するのかと思ったら
.
(クリプトンに)「『当社サイド』で管理を行いたい旨」申し入れを行いました。…①
(FWからも)「『御社』にお任せする」の返答をいただきました。…②
って説明で
いきなり結論が
以上の経緯により、当該楽曲につき、クリプトン社サイドが『当社が
JASRAC信託を行う』ことを知らなかったということはありえません
になってる。
この①②の説明だとCやFWが
「管理を『ドワンゴ』に信託することを了承した」ことの根拠にはなるけど
「管理を『ドワンゴがJASLAC』に信任することを了承した」という結論にはならない。
3.「みくみくにしてあげる♪」【してやんよ】のJASRAC信託を行うことによっては、ニコニコ動画上の投稿にはなんら制約はありませんが、その他の創作活動上におけるユーザーの皆様の懸念は理解いたしました。今回の件で責を負うべきは当社であり、作者である「ika_mo」氏には何の責任もありません。「ika_mo」氏には大変なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
謝罪してはいるものの、「ニコニコ動画には影響がない」といっているだけで、例えばYoutubeなど他のサイトへの投稿や二次創作に関して触れられていない。従って、ニコニコ以外の場での使用は、通常のJASRAC登録曲同様、JASRACに支払いが発生することになると思われる。
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