まゆゆ独占手記「来年こそ脱あっちゃん」



本当にうれしいです。私たちを支えていただいたファンの皆さま、スタッフの方々に本当に感謝しています。
同時にホッとしました。前田さんが卒業されて、残された私たちで、AKB48をなんとかしなきゃと思っていましたので。
正直、前田さんがいる時と比べられて、いろいろなところで、プレッシャーを感じることもありました。
ですが今回、レコード大賞をいただけて、自信を持てました。これを次につなげていければと思います。

 振り返ると、今年のAKB48は、これまでにないほどに変化しました。
8月に最大目標に掲げていた東京ドーム公演が実現し、同時に前田さんが卒業。グループとして「第2章」に入りました。
私も、AKB48内のチームBから、前田さんが所属していたチームAに移籍しました。秋葉原の劇場公演では、
前田さんが立っていたセンターを任されました。それでも、ファンの方々の変わらぬ応援のおかげで、
シングル曲10作連続ミリオンも達成し、今日、再びレコード大賞をいただきました。こんなに光栄なことはありません。

 ただ、1つ気掛かりなこともあるんです。前田さんの存在が消えていないことです。
前田さんが卒業されてから、前田さんがセンターだった曲を私がセンターでやらせていただく機会が増えたのですが、
その時に私だけでなく、ファンの方も、世間的にも「あっちゃんがやっていた立ち位置だ」となってしまうんです。

 今回の受賞曲「真夏のSounds good!」も、前田さんの最後のセンター曲です。
今夜は私がセンターをやらせてもらいましたが、やっぱり「前田さんの曲」。
もちろん、影をゼロにはできないことは分かっています。けど、私個人だけじゃなく、AKB48のためにも、
その影こそ、超えなきゃいけない壁と思っています。

 個人的には2月にソロデビューして、6月のAKB48選抜総選挙では2位にもなれました。
多くの人に支えられ、応援していただいていることを実感して、自信になりました。
あの時も、壇上で「来年は1位を目指します。センターにふさわしい人になります」って言えましたが、
今はもっと、そんな気持ちが強くなりました。

 だからこそ、AKB48としてさらに上を目指したいです。前田さんが引っ張ってくれた勢いを維持するだけでなく、
1人1人が成長して、より多くのメンバーが個としても、世間の方々に広く認めていただけるようにならないといけませんから。

 そんなことができるようになった時が、本当の「AKB48第2章」だと思うんです。
来年は、前田さんのいない今の私たちの曲で、もう1度大賞が取れたら最高です。
グループとしても、個人としても、そう思います。(渡辺麻友)

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最終更新:2013年02月24日 00:31