清い風 小説まとめ
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清い風 小説まとめ
ja
2010-05-11T07:05:45+09:00
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構え太刀-2
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時は流れ、僕とリリーはシェリアの住む、ノースコットの別荘の一つ……今では唯一の屋敷となったそれを訪れた。
金曜の昼に着いたのだが、シェリアも家に居て、僕等を迎えてくれた。
体がとても弱く、所謂虚弱体質なシェリアは、満足に外で勉強する事も出来ない。
どうしても住み慣れた家で、一人きりで勉強する必要が出て来るのだ。
そして、彼女がそうまでして勉強する理由、というのは一つで、ひたすらに彼女の知的好奇心は強く、また学習すればするだけ知識が身に付く、そんなある種の天才だからだ。
「本当に久し振り、シェリア。ずっと帰って来れなかった僕を迎えてくれて、ありがとう」
本気で申し訳なく思った僕は、深く頭を下げた。
しかし、それに対するシェリアの声は明るい。
「そんなの気にしないでよ。あたしはあの時、兄貴を引き留めなかったんだから。何時でも帰って来てくれれば良かったんだよ。棺桶に入って以外、ならね」
「そうか……」
相変わらずなシェリアに、僕は安心も覚えたが……やはり、どうしても心苦しい。
「はいはーい。こっからは暗い話禁止。それより、そっちの金髪の美人さんをあたしに紹介してよ。もう、綺麗な人引っかけて、憎いねぇ、大統領」
快活に言って、花の様に笑う。
幼い時から、シェリアのこの性格は全く変わっていない。
激動の中にあったのに、尚こんなに笑えるなんて。
僕は、妹の強さに圧倒されてしまった。
「あっ、ああ。彼女はリリー、僕の大事な友人であり、仕事上での最高の相棒だ」
僕が紹介すると、リリーは頭を下げて綺麗にお辞儀をする。
平民暮らしが長いとは言え、やはり良家の出身であるリリーはこういう身振りの一つ一つが、様になっている。
「初めまして。僕はリリア・フラバスだ。お兄さんとは、かれこれ二年ほど親しくさせてもらっているよ」
「どうもどうも。シュルーティアって言います。シェリアとでも、ティアとでも、好きに呼んで下さいね」
がっちりと握手を交わす。
抱き合わないのは、略式の挨拶だからだ。それに、この場には僕以外にも男性が居る。目のやり場に困るだろうから、という配慮だろう。
「で、こっちのいかにも不誠実そうなのが、ヨシナカ。あたしの下僕やってるの」
「そりゃないですよ!お嬢!」
ヨシナカ、と呼ばれた男性が言い返す。
すっかり、シェリアは彼の事を玩具にしてしまっている様だ。
「ヨシナカさんは、やはり日本の方で?」
黒い髪に、茶色の瞳。服こそ洋服を着ているが、身体的特徴はどう見てもアジア系だ。
名前も、確か義仲というのは、日本の武将か何かの名前だったと記憶している。
「それが、わからないんだよねぇ。記憶喪失でね。ただ、生活に関する記憶はあるし、刀も扱えるみたいだから、執事兼ボディガードをしてもらってる。結構、付き合いは長いかな」
シェリアが言うと、ヨシナカさんも頷く。
しかし、シェリアが気に入る執事なんて、僕が屋敷に居た頃は絶対に居なかったのに、意外な事もあるものだ。
シェリアと波長が人間なんてのは、非常に少ない。
それこそ、身内の僕ぐらいしか居ないと思っていたのに。
「ではでは、早速だけどお茶にしよっか。ヨシナカ、お茶とお菓子の準備は出来てるよね?」
「勿論ですお嬢。お嬢お気に入りのファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ、フランス王室も御用達の『ナポレオン・ゴールド』に、街のケーキ屋渾身の逸品であるフォンダン・オ・ショコラを用意させてもらいました。尚、代金はお兄様持ちという事になっていましたので、領収書をどうぞ」
ぴらり、領収書を渡される。
「は、はあ……」
恨みを込めた目をシェリアに向けるが、華麗にスルー。
「な、七十ユーロ…………」
参考:一ユーロ=八十円ぐらい。
ケーキと紅茶だけでこの値段……どんな高級品なんだ。
基本、傭兵を始めて以来、貧乏暮らしをして来た僕だ。
お茶で十ユーロを超過するなんて、信じられないと言うか、ただの馬鹿の所業だろ、と言うか、もう笑うしかないというか……。
「ちなみにシェリア、いつもはお茶にどれぐらいお金を……?」
「お茶なんて、ここ数年した事無いなー」
「何時ぞや、ケーキのセールをしていた時はしましたけどねぇ。あれ、一個一ユーロの投げ売り品で、賞味期限ヤバかったみたいですし」
……ホロリ。
理不尽を呪おうと思ったら、逆に泣かされてしまった。
お、お茶も出来ない極貧生活を……すまなかった、シェリア、それからヨシナカさん。七十ユーロなんて、幾らでも払わせてもらいます。
「嗚呼、シェリア。僕が来たからには、君にはこの極貧生活からの脱却を約束したい……」
「……お嬢、お兄様、信じ込んでますよ?」
「良いの良いの。兄貴は単純馬鹿だから、利用しとけば」
「まあ、それがヴァンの良い所であり、ボロい所だからな……」
女二人が何か言った気がするが、聴こえない。
僕は、僕はシェリアの為に、一緒に居る間ぐらいは尽くしてあげよう……。
「で、どういう訳か時は流れて夜十時になる訳だ」
「シェリア、あんまりメタ発言はして欲しくない……かな」
「でも兄貴!お茶、夕食と押さえるべきポイントを総スカンして十時って、色々と穏やかじゃあないよ!?」
まあ、つまりはこの時間まで特筆する事が無かった、という事になる。
シェリアとリリーは普通に仲が良くなったし、言う程ここでの暮らしは、貧しいものでもないらしい。
腐っても名門貴族、という所だろうか。自分の家だと言うのに、未だ気高く在り続けるこの家を素直に尊敬してしまった。
そう、本当にシェリアは強い。
「で、兄貴。これからどうするの?あー……いや、それは推して測るべし、か。もう二人ともお風呂に入った訳だし……ねぇ?」
「待て、大いに待て、シェリア。僕は一応、ここへも仕事の内で来ているんだ。銃を帯びている辺りから、わかるだろう?」
肩から提げているのは、紛れも無い僕の愛用の散弾銃、サイガ12。
通常の銃剣を装着すれば槍の様に扱え、特注の両刃を付ける事で剣としての運用も出来る。
対人戦闘に於いて、この機能は超接近戦でしか意味を為さないが、対魔物に於いては、接近武器の方が有効な場合も多い。
相手に遠距離攻撃手段が無い為、待っていれば確実に間合いに入って来てくれる。
そこを断つのには、あまり苦労をしない。
「いやいや、でも。いや、だからこそ。熱く燃えるってもんじゃないですかねぇ?」
「シェリア、微妙に台詞が親父臭いよ……」
注意:シェリアは十七歳である。
「ま、んな戯言は良いけどさ。例の件、調べておいてくれたの?」
「ああ。『かまいたちの妖刀』日本の刀で、後にそれが妖刀化、この国まで流れ着いた……んだと思う。正しい名は『構え太刀』、恐らく、日本から伝わる際、少し訛ったんだろう」
ぎぃ、扉が音を立てて開かれる。
部屋に入って来たのはリリーだ。
「例の妖刀の話か。しかし、シェリア、何故君の家にそんな物が?」
僕とリリーはこの屋敷に来る前から、屋敷の倉庫にあったという『かまいたち』について調べ回っていた。
どういう謂れか知らないが、日本から遠く離れたこの国にも伝わる程の妖怪刀。それがこの屋敷には実存しているという。
「それが分かれば、良いんだけどねぇ。あたしは誰からも、何も聞いてない。少なくとも、破産直前までの使用人は何も知らなかったみたい。流石にお父様かお母様は知ってたと思うけど」
どちらも、帰らぬ人になっている。
子供を残して逝くなんて、酷い親だと思わなくもない。
ただ、自分の家が破産して行く様……それを救える事もなく、ただ見守るしかなかった……その苦悩は、察するに余りある。
「まあ、まずは現物を見るべき、かな。今も倉庫に?」
「うん。ヨシナカが記憶を失う前、ちょっとその筋に詳しかったみたいで、簡単な東洋流の封印を施してる。まあ、本人曰く断片的な記憶しかないから、効果があるかわからないらしいけど」
「そうか。で、そのヨシナカさんは?」
「先に倉庫に行ってる。中は真っ暗だからね、電気も通ってないし、蝋燭を点けに」
倉庫は屋敷の隣に併設されている。
倉庫なんて言うと、汚らしくてみすぼらしい所を想像するかもしれないが、このノースコット家の屋敷の倉庫はそうじゃなかった。
内装は少しモダンなテイストの利いた、洒落たものだ。
壁に設けられた棚には、大小様々な箱――ダンボールも、木箱も、鉄製のものまでも――が乗せられている。
床にもあまり埃が積もる事はなく、清潔感がある。
流石のノースコット家クオリティ、と言えるだろう。
「ヨシナカ、例のは?」
「はい、こちらに」
ヨシナカさんが手で示す先、洋風な趣向の中では、一際目を引く東洋的な雰囲気を醸し出す“それ”があった。
刀が鞘に収められたまま、床に安置され、周囲には紙で編んだ縄の様なものが張り巡らされている。
西洋のそれとは大きく違うが、その刀が神聖な何かによって、封印されているのは明確だった。
「これが……」
思わず、息を呑む。
僕はあまり、日本の刀剣類というものには詳しくない。
それでも、得体の知れない大きな何かを感じ取る事は出来た。
これが真実、妖刀なのだろう。
刀の姿をした、魔物。
魔物としての生を持つ、刀。
「対処法は、わかってるの?」
シェリアが、不安げな視線を向けて来る。
それはそうだろう。僕だって不安だ。正直、予想以上のものなのだから。
「一応はね。妖刀は、悪魔であって、同時に武器でもある。だから、一番の対処法はその刀を使いこなす事だ。つまり、自分の武器としてしまう」
古い文献を漁って得た知識を想い起す。
しかし、字面だけでは簡単なものだったが、それが実際どれだけ大変か……この刀を見て、よくわかった。
「兄貴、刀なんて扱えるの?」
「正直、無理臭い。だから、自分が扱う訳ではなく、ただ屈服させる。一度そうして沈静化させてしまったら、最適な使い手が現れる時まで安置出来る」
提げていた銃を手に取り、側面に刃を装備する。
銃剣を使っても良いかもしれないが、下手に長物を使うと、接近戦で不利だ。
槍の様に運用出来るといっても、肝心の本体は銃であり、刀の一撃を受け止めれば簡単に壊れてしまうだろう。
だから、刃を刃で受け止める。鍔迫り合いというやつだ。
「えーと……?」
「妖刀は、それ自身が高い戦闘能力を持つっていう。だから、それを倒す。そうすれば、屈服させられるだろ?」
妖刀は今から千年以上前に出来た刀が多い。
日本の歴史はあまり知らないが、その頃は単純に力で全てが支配されていた時代だろう。
無論、それは西洋的に神から授かったという権力ではない。純粋な武力。
強い者は弱い者を支配し、全てを奪い、王となる。
そうして日本には沢山の国が出来て、世は大いに乱れた。
だから『戦国時代』そう呼ばれるのだという。
そんな時代の刀を従えさせるには、それ以上の武力でぶつかるしかない。簡単で良い。理屈が無い点では。
「ヨシナカさん、封印を解けますか?それと、その刀を倉庫の外に出す事も」
「……流石、お嬢のお兄様。豪傑ですね。俺なんて、剣術の心得があるのに、手を出せませんでしたよ」
ヨシナカさんは皮肉っぽく笑い、簡単に紙の縄を断ち切ってしまった。
僕が視認出来ない程の速度で、腰に佩いていた刀で以て。
「僕には、ヨシナカさんの方が余程凄い人に見えるんですが……」
人間技じゃないでしょう、それ。
全く、ジャパニーズは何でもありだっぜ。
「俺はこればっかりですからね。普通の打ち合いだったら、お嬢にも敵わない。……いや、お嬢だからこそ、敵わない」
言いながら、刀を手に持つ。
とりあえず、鞘に収まっていれば大丈夫らしい。
流石に柄を握るとまずそうだが……。
「まあ、シェリアは昔から相当のじゃじゃ馬だったしね……メイド衆は令嬢として――淑女として――って煩かったけど、僕はあれで正解だと思ってた。と言うか、今日会ってみて安心したよ。シェリアがすっごいお淑やかになってたりしたら、泡を吐いてて倒れてたかもしれない」
笑うと、隣から世界を狙えるトーキックが脇腹に飛んで来た。
シェリア、それ、これから戦おうって人間にする事かな……。
「あたしだって、一応は学園でぐらい静かにしてるのよ?黙ってれば、それっぽく見えるってのは自覚してるし……」
「自覚があるんだ……それはそれで自意識過剰……」
続いて、神なるトーキックが僕の腰を直撃した!
全身に電撃が走る、冗談抜きで。
「うぐっ……シェリア……色々とごめん」
「わかればよろしい」
リリーから向けられる視線が痛い。
これ、妹の尻に敷かれてるってやつなのかな……。
屋敷から少し離れた場所。
所謂外庭とも言える場所に、僕とヨシナカさんは移動した。
危険性を考慮して、シェリアはその様子を遠巻きに見て、リリーは双銃を手に持った状態で待機している。
銀色に輝くワルサーPPと、古き情緒を感じる中折れ式のエンフィールド。
どちらも幾多の戦場を渡り歩いて来た、彼女の長年の相棒だ。
あの銃口が狙いを絶対に外さないという事は、彼女との共闘期間の長さが教えてくれている。
もしもの事があっても、とりあえず死にはしなさそうだ。
まあ、その場合僕の株価はストップ安となりそうだが……。
「じゃあ、これを僕が抜く。そして、妖刀と戦って、勝つ……それで良い筈です」
ヨシナカさんにも下がってもらい、刀を抜き払う。
鞘から抜く際、普通には有り得ない手応えがあった。
これが妖力と呼ばれるものだろうか。
程なくして、あらゆる制約から解き放たれた妖刀は、僕の手を離れて目の前の虚空に浮かんだ。
そして、妖刀の『本体』とでも呼べるのだろうか。
何も無かった空間に、徐々に人型が作られて行った。
脚、腕、胴体、頭……体つきから察するに、女性。
唯一実際の人間と変わらない所があるとすれば、半透明でその姿が透けて見えるところだろうか。
色が無いので分かりにくいが、裸という訳でもなく、日本の着物の様な物を纏っている。
すらっと伸びた長身で、年の頃は丁度リリーと同じ。成人か、その少し手前といった所だろう。
何処となく高貴さすら感じる。刀が化けた、幽霊の様なものだと言うのに。
体が完全に出来上がると、女性は宙に浮かんだままの刀を音も無く持ち、正眼に構えた。
言葉を交わす必要はない、する事は一つ、といったところだろうか。
それとも、会話をするという能力が無いのかもしれない。
或いは、イタリア語を解せないのか。
『通り名は構え太刀、銘は風姫。参る』
僕が身を低くすると、風の音の様に声が聴こえた。
聞き慣れない言語、恐らくは日本語。それが意味する事はわからないが、フウキ、それが彼女の名前であり、この言葉が戦いの合図である事は明確にわかった。
次の瞬間には、目の前に刀の切っ先が迫っていたからだ!
持ち上げた銃で第一波を受け止め、真横に受け流す。
相手の返す刀を身を引いて避け、突き出される刃を叩き落とす。
風の様な、と形容するのがぴったりな流れる様な剣技だ。
だが、いささか型にはまり過ぎている。
その全てを見切るのは容易であり、速度のある太刀筋も刀が動く度に一緒に吹く、烈風が軌道を示してくれた。
どうやらこの風が「かまいたち」、成る程、触れば切れそうな鋭利さを持っているが、今はそれが仇となっている。
相手の刀を押さえ付ける腕に力を込め、相手の体制を崩す。
てこの原理の様なものだ。地面が支店、僕の銃が力点、刀の持ち主が作用点。
作用点は当然、急激な重力の移動によって、持ち上がる力を受ける。
そこを、僕の銃に備わった刃が薙いだ。
そのものが風で出来た女性の体が一瞬ぶれ、その場に崩れ落ちた。
終わったと考えて良いのだろうか。
酷く呆気なくも感じたが、緊張感のある戦いであったのも確かだ。
実戦経験の多さが、物を言った勝負だろう。魔物だけでなく、対人戦もそれなりの数をこなして来た。
とりあえず、同業者とも言える刃物を扱う相手との戦い方は心得ているつもりだ。
『見事。それでこそ、我が主となり得る素質のある武士というもの。なれば、これをも凌駕してもらいたいものだ』
刹那、突風が吹いた。
構えを解いていなくて良かった。下手をすれば、バランスを崩すどころか、吹き飛ばされかねない風だ。
「第二ラウンド、ってところか」
再び女性、風姫の体は形作られていて、手には刀も握られている。
唯一さっきと違う箇所があるとすれば、その刀の形状だろうか。
まるで鉄扇の様に、刃が三枚に分かれている。
しかも、その一つ一つがどういう訳か、さっきの刀と同じ厚みを持っている。
さっきの突風は、あの三枚の刃で扇ぐ事で起こされたのだろう。
これはさっきまでの様には行かない。
銃を構え直し、腰を落とす。
刃が三枚に増えたという事は、衝撃も三倍に増えている筈だ。
相応に構えておかないと、一瞬で跳ね飛ばされかねない。
「さて、ちょっと頑張らないと、かな」
びゅっという風の音と共に、風姫が躍り出る。
今度の相手の構えは上段。僕の中段とも下段とも言えない構えは、正しかったのだろう。
振り下ろす刀と同時に、銃を振り上げる。
キンッ、キンッ、キンッ!
三連続で銃と腕に衝撃が伝わり、握力が削ぎ落されるのがわかる。
かなり丈夫に作られている筈の刃も、もしかすると刃毀れしたかもしれない。
しかし、ここで銃を取り落としていては勝てない。
後ろに飛び退き、銃を右手に寄せる。
確か剣道では、八双という構えと呼ばれる構え。
そこから踏み込み、大きく弧を描く様に銃を振るい、切り上げる。
僕と相手に、ほとんど身長差は無い。
ならば体重をかける事が出来る切り下ろしの方が有利というものだが、単純に力勝負をした場合、三枚の刃が自由に動く『構え太刀』を相手には勝てない。
読まれない動きで、翻弄して行くしかない。
当然、僕の切り上げは見切られ、空を切る。
左に飛び退いた風姫は、脇腹目掛けて突きを繰り出す。
烈風を伴った強烈な一撃だ、当たれば即ノットアウトするだけの威力がある。
これを僕は、大きくしゃがむ事で回避した。
風が髪の毛を震わせ、その何本かを奪って行く。
ここから、再び右足に重心をかけながら切り上げ、慌てて風姫は刀を戻し、これを防ぐ。
続いて、相手の刀と平行に、空中を滑らせる様に横切り。
刀が突き上がり、銃が上方向にぶれる。
無防備になった僕の胴体に向け、刀が振り下ろされた。
風を切りながら、滑空する様に刀は宙を滑って行く。
僕の似非の剣とは違う、余程自然な動きだ。
風に乗る様に刀が舞う姿は、剣舞と言うのに相応しい。そして、それだけ実用性には劣っている。
刀が体に届く直前、空を泳いだ僕の銃を一気に引き戻す。
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オリキャラ紹介
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*傭兵関連
…主人公二人、その近辺の者
**以津真 天華
Tenka Itsuma
種族:妖怪(以津真天)
年齢:697歳~
出身:日本(詳しくはわからない)
武器:ハンドナイフ、スロウィングナイフ、拳銃
職業:冥官→傭兵
一人称:私
愛称:天華
性格:恐ろしく素直で純粋、極度の人見知り。しかしたまに毒を吐く
身長:143cm
スタイル:身長が低い割りに、かなり出ている(ヴァン談)
スリーサイズ:B:87 W:54 H:82
髪の色:白、超ロング
趣味:趣味を持った事が無い
その他特徴:背中に黒い翼。しかし、左翼しかない
いつま てんか(父と母の姓は同じ、親族婚という訳ではない)
冥府の使いとされる以津真天の女性
見た目は14歳ほどの少女と同じものだが、かなり長く生きている
ヴァンと出会うまで、ある事件が原因で生きる目的が希薄であり、ただ冥神に仕えていた
超人的(人間じゃないけど)な脚力があり、人間の三倍以上の速度で地上を走れる(これは以津真天の能力では無く、天華固有のもの)
しかし、翼が不完全なので空を飛ぶ事は出来ない
それでも、助走を付ければ滑空と、落下の衝撃を抑える程度には使う事が出来る
また、個人的に吸血鬼というものに怨みを持っており、それが絡むと正に目の色が変わった様に積極的になる
スレンダーだが、実はかなりの大食い
普段話す声も小さく、我を通すという事がほとんど無いので気弱に見られがちだが、強い意志と決断力も持ち合わせている
時たま毒のある発言をし、案外ツンデレ気質なのかもしれない
絶対に捉え切れない超高速移動から、主に投げナイフを使う
相手を寄せ付けない戦いが得意だが、接近戦も軽業師的身のこなしでこなす
また、尋常ではない観察眼、洞察力を持つ戦闘の天才
反面、妖怪にしてはかなり脆弱な体を持ち、人間よりも負傷によるダメージが大きい
足を少しでも負傷すれば速度に支障が出るし、胴体を怪我した場合、ほとんど動けなくなる
一メートル程度の至近距離のライフルの弾まで回避出来る彼女が怪我をする状況事態、かなり稀だが
銀の一片
分類:ハンドナイフ
刃渡り五十センチ程の大柄な銀製のナイフ
元々は美しい装飾を施された儀礼用のもので、刃は落とされていたが、外見に惚れた天華の為に笠狗が鍛え直させたもの
まだ、天華が感情豊かだった時代のものなので、六百年以上昔のもの
銀の跳弾(アナコンダ)
分類:回転式拳銃
イタリア軍に協力する様になってから使い始めた拳銃
銃本体には改造を施さず、特注なのは弾の方
吸血鬼に対抗出来る様に銀製の弾を使っており、名前もこれに由来する
信じられない事だが、マグナム弾を大量の投げナイフの間で反射させ、予測出来ない軌道で相手を撃ち抜くという、超人技が可能
名前の由来
以津真天より
参考資料
[[天華:バトン]]
台詞(それっぽい事言ってますが、本当に言うかわかりません)
「以津真天は冥神の刃。刃に、言葉は要らない」
「スラッグ弾の初速は遅い……この至近距離なら、発砲されるのを視認してからでも十分回避出来る」
「私はあなたが……す…………」『す?』「スク水好きなの、知ってるから」『ええっ!?』
「ヴァン、喋らないで。興が冷める」『は、はいぃ』
「肉、にくにくにくにくにく」『それ、キャラ違うから!』「お腹減った…………」『次の街まで我慢』「無理……餓死しちゃう……」
「理解した?これが、モノを壊すということ…………」『志貴らない!』
「私には、死の線が見える……」『見えないでしょ!』
「じゃあ、空っぽい境界が……」『もう突っ込まないよ!?』「そこには、突っ込んで……」
「ヴァン、浮気?」『リリーとはそういう関係じゃないから!』『えっ、そうだったのか……』『ええっ!?』
「姉さんどいて、ヴァンが殺せない」『天華ちゃん、突然のヤンデレ化っ!?』
**ヴァンゲリス・ノースコット
Vangelis Northcott
種族:人間
年齢:19歳~
出身:ヨーロッパ(詳しくは登録していない)
武器:銃剣
職業:傭兵
一人称:僕
愛称:ヴァン
性格:良い所の出らしく、性格も口調も穏やかで紳士的。しかし、どこか皮肉っぽい飄々とした感じもあり、素直に好青年とも言えない
身長:171cm
スタイル:中肉中背な優男に見えるが、本人談では「着痩せするタイプ」。実際、格闘術にも精通し、中近距離戦闘では相手を寄せ付けない
髪の色:茶色。母方の血が濃いらしい、肩までのやや長髪
趣味:ナンパとギャンブルだった……が、天華と知り合ってからは彼女と話すのが一番好き
その他特徴:やる時はやる男。多分
栄華を極めた大富豪の家系、ノースコット家の長男であり、その跡取り息子となる……筈だったが、自分の家に嫌気が差し、家出をする
その後は独学で剣と銃を極め、しばらくの間は猟師として暮らす
ある時、傭兵のスカウトを受け、主に魔物の討伐の仕事を請け負ってきた
天華との出会いも、その仕事の最中である
先輩の影響か、かなりの美女好きであり、その対象は当然ながらか二次元にも伸びている
剣と銃器の扱いに長け、年齢の割にはかなり戦い慣れている
ほとんどの人外とも対等以上に戦えるが、天華の速度を捉える事だけは出来なかった
その後、様々な紆余曲折を経て、恋仲まで発展するのだが、それは本編で語るとしよう
サイガ12
分類:散弾銃
刃渡り一メートル程の銃剣を先端に付けたもの
専らヴァンは発砲せずに戦うので、かなりの強度が与えられており、絶対に外れない様にされている
自己紹介
はいっと、そんな訳でこんな正直つまらないページにお越しいただき、ありがとうございます
いやあ、何と言うか、こういうのはチラシの裏にでも書いておけ、ってね
何はともあれ、本編では中々書かれない裏設定なんかも書かれているこのページ、有意義なんじゃありませんか?
――おっと、僕の紹介がまだでしたね
僕はヴァンゲリス・ノースコット。まあ、ヴァンとでも呼んで下さい
職業は傭兵しています、本編においてのパートナーは主に天華になっていますが、今まではリリーと組んでいました
使用する武器は散弾銃に銃剣を固定装着したもの、発砲もたまにはしますが、基本的に撃ちません
まあ、今時銃剣をメインに戦うなんて、馬鹿らしい戦闘スタイルな気がしないでも無いですが、これは僕のこだわりですので
っと、あんまり喋り過ぎると本編が退屈かな
続きは、本編にて!
名前の由来
ギリシャの音楽家、ヴァンゲリスより(健在の人)
小惑星、ノースコットより
参考資料
台詞
「僕の銃剣から、逃れられるとでも?」
「残念ながら、傭兵は殺傷対象の事情を聞かされていないし、聞く気も無いんだ」
「ぼ、僕は女の子は好きだが、ご、ご、強姦なんてしないっ!!」
「天華……可愛いなぁ」『お前、ロリコンだったのか?』「違う!合法ロリです!!犯罪じゃない!」
『これ、何?』「え、え、えーと……エロゲ、です」『………………そう』
「先輩!僕はゲームを卒業します!天華との愛に生きます!!」『安心しろ。今朝、天華ちゃんがお前のゲーム全部ゴミに出してたぞ』
「待て、慌てるな。イタリア傭兵はうろたえない」『動揺してるのは、ヴァンだけだと思う……』
**以津真 天理
Tenri Itsuma
種族:半神(以津真天と冥神)
年齢:900歳~
出身:日本(詳しくは不明)
武器:翼
職業:冥官
一人称:私
愛称:天理
性格:妹とは真逆で、享楽的にして楽観的、深くは物事を考えない。それでも、冥官としての役目は全うする
身長:167cm
スタイル:これも妹と真逆で、長身な割にはひんぬー。スタイルは良いのだが、何分無乳過ぎる
スリーサイズ:B:77 W:58 H:84
髪の色:金色。超ロング
趣味:睡眠、食事、男遊び
その他特徴:背中には黒い翼があるが、右翼しかない
いつま てんり
天華とは、父親違いの姉(正式にはハデスの娘と認められておらず、母の姓を名乗らされている)
父親と言うのは、他でもない冥神ハデス自身である
その血が濃いのか、父と同じ金髪
半神は生まれてはいけない決まりな為、母親から引き離される
その後は正妻ペルセポネとその娘との隔絶を経ながらも、案外自由に、少し我が侭に育つ
父を溺愛し、彼の一番の部下として働く反面、ペルセポネやその娘の寝首を掻こうと常に狙っている
天華とは出会う機会も無かった筈だったが……人生、何が起こるかわからないものである
右にしかない翼は、羽毛一本一本が鋭利な刃物になっている
矢の様に飛ばして使う事も、そのまま鋸の様に切断する事にも使える
失っても直ぐに生えて来て、片翼での飛行も可能
それだけで十分なので武器は使わないが、武器の心得が全く無い訳では無い
自己紹介
んーと、突然自己紹介って言われても特には思いつかないんだけど、適当に自分の事を言えば良いのかな?
名前は言わずと知れた以津真天理、天華ちゃんのお姉さんでーす
いや、本当にね。可愛い妹に、良い仲間、そっから沢山のお金
これ以上の幸せがないってぐらいの生活が出来て、本当今の私は満足だよ、うん
え?いまいち私がニートな気がする?
ば、馬鹿を言ってもらっちゃあ困る
私はこれでも、実は裏で凄まじいバックアップをしているのだよ
だから、私が活躍していないようでも、それは嘘
能ある鷹は爪を隠すってね。以津真天だけど
名前の由来
以津真天より
参考資料
[[天理:バトン]]
台詞
「私より頭一つ分ぐらいは小さい身長……く、悔しいけど私以上の胸……綺麗に伸びた雪の様な白髪……彼女が、私の妹?」
「言っておくけど、私は百合じゃないから。比較的ノーマルなアブノーマル性癖者」
「あー、冥妃うぜぇ。すっごい殺したい」
「天華ちゃんは良いなぁー胸があってー」『て、天理。目にハイライトが無い様な……』
「好い加減ウザイんだよ。あんまり以津真天を舐めないでもらえる?」
「翼を封じれば勝てる?そう思った?バーカ、私には両手両足が付いているのよ」
「喋らないでもらえる?あれだけ人を殺しておいて、更に地球温暖化を促進させるという罪を重ねるつもり?」
「勘違いしないでよ、天華ちゃんは私の女なんだから」『姉妹!姉妹だよ!!』「血は半分、十分イケる!」『イケない!』
**エドガー・ノワール
Edgar Noir
種族:人間
年齢:24歳~
出身:イギリス、ロンドン
武器:杖(二刀流)
職業:傭兵
一人称:俺
愛称:エド
性格:豪快かつ冷静、潔癖かつ大胆な二面性を持っている
身長:174cm
スタイル:ヴァン以上に華奢な優男に見えるが、どういう訳か異常なまでの怪力。その気になれば考える人も片手で持ち上げられる(本人談)
髪の色:ダークブラウン、短髪
趣味:女性とのデート、手品
その他特徴:かなり狡猾な人物。注意が必要
ヴァンが「先輩」と呼ぶ通り、彼の傭兵としての先輩であり、兄貴分的存在
捉えどころのない不思議な性格は、不思議と女性にモテる
結構言葉遣いは荒い癖に、黒いシルクハットにスーツ、金色(実は真鍮製)のステッキを持ち、「いかにも」な英国紳士を気取っている
好きな飲み物は紅茶、シルクハットには何故か伝書鳩を飼っていて、たまに頭に糞を落とされる
シルクハットが奇術師っぽい、という事でコインやトランプを使ったクロースアップマジックを趣味とするが、成功率は半々。ナンパの材料にするには確実性に欠ける
傭兵と言うにはかなりアレな格好をしているが、二本の真鍮製のステッキを手足の様に使って、相手を叩きのめす
ほとんど血を流させずして勝つ辺りは紳士らしいが、実はどっちも仕込み杖
右に持っている杖にはライフルが仕込まれていて、左の杖は仕込み刀になっている
少々ヤバイ時や、格好良く決めたい時に使う
名前の由来
スコットランド王、エドガーより
黒という意味のフランス語、ノワールより(英国紳士風キャラだが、何故かフランス語)
参考資料
台詞
「取り出しましたは種も仕掛けも無いコイン。これが何と……ハハハ、消えません」
「俺は紳士的じゃなくて、紳士だからな」
「可愛い……付き合おう!」『誰?』『僕の先輩。これは病気だから気にしないであげて』
「美しい……付き合いましょう!」『地獄で言ってて』「ぐふぉ!」
「リリー……お前もそろそろ、身を固める時期だよな!」『エド。死にたいのか?』「いえ……」
「なんと……少女らしい可愛らしさに何処か年上っぽい色香を感じられる……」『変質者?』『ニアリィイコールで結ばれます』
**リリア・フラバス
Lillia Flavus
種族:人間
年齢:20歳~
出身:イタリア、シチリア州
武器:銃器
職業:傭兵
一人称:僕
愛称:リリー
性格:口調は中性的だが、案外繊細で傷つきやすい、それでいてかなり気難しく人見知りも激しい
身長:160cm
スタイル:恐らく、世の大半の女性が羨むであろうそれ。天華と天理のスタイルを足してもまだ足りないレベル
スリーサイズ:B:88 W:56 H:83
髪の色:黄(光沢は無いが、非常に滑らかで美しい)、ポニーテール。解くと二の腕ぐらいまではある
趣味:読書や銃の手入れをよくしているが、何でもする。器用なので多趣味
その他特徴:実は恋には臆病である
イタリアの大商人の家の長女
しかし、母の離婚を機に家を離れる
その後に母が病気にかかった為、傭兵業で治療費を稼ぐ事になる……が、財産が十分にあるのでその必要は無い
気分転換に体を動かしたかった、という説が非常に有力
文武両道に秀でた秀才で、容姿まで良いが境遇や性格的に交際経験が無い
銃を握らせれば、右に並べる者は少ない射撃の名手
単純な視力と動体視力に秀で、スコープ無しでもある程度までの距離の狙撃を成功させる
全身に銃器をぶら提げた姿は、美貌も霞む程に物物しいが、それ以上に服の下には小銃と手榴弾を隠し持っている
全体に使用する銃器はイギリス製のものが多い
ある意味、一番傭兵らしい傭兵
彼女が女性でなければ
ワルサーPP
分類:拳銃
リリアの基本装備の自動拳銃
元から装弾数に優れる銃ではあるが、更に改造がされており、最大十一発まで装填可能
エンフィールド・リボルバー
分類:拳銃
第二次世界大戦時にイギリスで作られた回転式拳銃
化石の様な銃だが、フォルムだけを残し、内部をかなり弄っている
AR-18
分類:アサルトライフル
野外戦においての主力とする銃
6mm弾に対応する様に改造されており、その分装弾数は三十発と普通
内部機構を弄っているため、重量も四キロ弱ある
ジェームス&パーディ
分類:ショットガン
王侯貴族御用達にして、現在は製造中止されている幻の銃
命中精度はかなり良い
ビッカーズ・ベルチェーMk-Ⅲ
分類:軽機関銃
インドで作られた軽機関銃
装弾数において、非常に優れ、火力にも上方改造が施されている
かなりの軽量、短小化が行われており、ベルトで腰に固定している
コブラ
分類:小拳銃
右袖口に隠しているポケットピストル
リリアの瞳の色に合わせた、青色のメッキが施されている
エアクルーマン
分類:小拳銃
左袖口に隠しているポケットピストル
不具合の発見により、全て回収、破壊された……筈だが、その生き残り
従来品の半分程度の重量であり、袖の違和感はほとんど無い
名前の由来
フラバス…ラテン語で「黄色い」
参考資料
[[リリア:バトン]]
台詞
「動くと撃つ。動かなくても撃つ。つまりは撃つ」
「早くなったな。ヴァン」『また文字にするとヤバそうな……』「ん?」
「そ、それ以上言ってみろ!僕はきっと撃つぞ!」『微妙に翻訳調……?』「き、君は確信犯だろ!?そ、そんな僕が動揺する様な……」
「ヴァン、撃つぞ?」『ええっ!?』「君は僕の知らない内にこんな幼い娘をはべらせて……」『いや、だから天華は幼女じゃ……』
「三十秒以内に全員蜂の巣に……」『しないでくれ!!』
「ヴァン、どいてくれ。天華が殺せない」『だからなんで天華にしてもリリーにしても病んでるんだ!?』
「僕は、傭兵である以前に人だ。だから僕は君を撃とう」『そういう台詞は、シリアスな場面に取っておいていただきたい!』
*イタリア政府軍
…もう一人の主人公達
**フルーレティ・ストラス
Fleurety Stolas
種族:半人半魔(人間と呉葉)
年齢:28歳~
出身:何所か外国生まれの日本育ち
武器:刀、拳銃、投げナイフ
術法:鬼術
法衣:赤帯に橙色の初代紅葉が残したという和服
職業:軍人(位は大佐)
一人称:あたし
愛称:フルーレ
性格:享楽的で軽い、しかしギリギリのところで糞が付く程の真面目
身長:153cm
スタイル:17歳時点で成長が止まる。寝る間も惜しんで働いていたので、当時身長等が伸び悩んでいた。今では身長や体重がまるで増えていない(成長が止まり、体型も変わらなくなった)
スリーサイズ:B:81 W:56 H:76
髪の色:赤、ロング
趣味:給料はほぼ全額、世に散らばる名刀妖刀を買い集める為に
その他特徴:悪魔の血は薄いようで濃い、しかし身体的な特徴には出ていない
強大な悪魔二人の名を冠する天才的軍人
特別な才能を持たないのが才能と言われ、所謂努力の天才
半分は呉葉(悪魔)の血が流れており、それ故に神や妖怪にも多く通ずるところを持つ
ちなみに悪魔は魔物の類だが、知性や理性がある(他の魔物は本能のみ備えるものが多い)
常人には考え付かないような奇策を練り上げる軍師として重用されていたが、非人道的な行いを許さない堅物である為、扱いに困られた挙句地方左遷となり、その関連で大佐まで引き摺り下ろされる事になる
更に未だ人間や妖怪が自在に操るに至らない魔術や超能力の研究をアイリスと共にする
また、神や妖怪に非常に広い人脈を持つ(神脈?妖脈?)
「地獄の番犬(ケルベロス)」という二つ名を何時の間にかに付けられ、そのイメージからその名を酷く嫌っている
命名の由来は刀を三本用いる事と、三種類の武器を操る事から、らしいが悪魔の血を引いている事への蔑称とも
本人は、「一角馬(ユニコーン)」という二つ名を名乗ろうとしているが、まるで定着しない
都牟刈(つむがり)
分類:日本刀(装飾刀)
刃渡り九十センチ程の銀の飾り刀
普段から帯刀しているものだが、切れ味は酷く悪く、打撃で使用する
八重垣(やえがき)
分類:日本刀
刃渡り百十センチを超える長刀
石垣でも一刀両断出来るという事でこの名前が付いたが、実は所謂「斬鉄剣」と呼ばれるものでもある
近接戦においての主流武器、重量もそれなりにある筈だが、悪魔の血を引く故の超人的怪力なので無問題
草薙
分類:日本刀(脇差)
刃渡り五十センチ程の脇差
非常に小振りだが、草どころか大木も簡単に薙げる代物
天之尾羽張(あまのおはばり)
分類:投げナイフ
刃渡り二十センチ程度の投げ短刀
投げて使用しても、何故か手元に戻って来る曰く付きの一品
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
ガバメントをベースに原型破壊とまで言われた違法改造をフランチェスカの特注で行ったもの
とんでもない破壊力を持つ様になったが、一丁で三キロもするという拳銃らしからぬ拳銃
装弾数も僅か五発と、諸刃の刃の感がある
パイソン
分類:拳銃
ある特別な人物の名前の付いている拳銃
「空想の小兎」「世俗の山猫」の原型になっており、反動を考慮しない高火力に仕上がっている
壺中天の鞘
分類:鞘
今まで集めた妖刀が全て収まっているという嘘くさい鞘
好きな時に好きなだけ刀が出せる
元々、麻琴の広光もこの中の一本
名前の由来
フルーレティ…精霊の中将とされる悪魔(フルーレは中将から大佐に格下げになった)
ストラス…ソロモン72柱、魔神の1柱
参考資料
[[フルーレ:バトン]]
台詞
「あたしは一角馬のフルーレ!イタリアから来た!初対面でぶしつけ……」『ここもイタリアだけどな』
「期限は三日!それ以上かかれば風穴!」『お前、そろそろラノベとか漫画から台詞取るのやめろ』
「臨める兵戦う者、皆陣敗れて我が前にあり……」『お前は少年でも陰陽師でもないだろ』
「やっぱりね、女の子が可哀想過ぎるのは駄目だと思うんだ」『お前は何処のクリボーだ』
「CQCの基本を思い出すのよ!」『い、一応まともな事言ってるんだが……』
「尽くすのと、尽くされるの、どっちが良い?」『どっちにしてもあの世が見えそうだから嫌だ』
**サレオ・パルヴィス
Saleo Parvis
種族:人間
年齢:33歳~
出身:イタリア、フィレンツェ
武器:狙撃銃
職業:軍人(少佐)
一人称:俺
愛称:サレ(フルーレからのみ)
性格:真面目に、確実に仕事はこなすが融通は効くし、冗談も言うそこそこ抜けた男性。だからこそ、フルーレのお守りは成り立つ
身長:183cm、実にフルーレとは30cm差
スタイル:上流階級に生まれ、当たり前の様に士官学校に通ったエリートだけあってか、まるで絵本に出て来る王子様の様にすらっとした体躯の優男、しかしひょろっとしている訳では無い
髪の色:金、短髪
趣味:娘の成長を見ること
その他特徴:支部のメンバーには珍しく、純血の人間
半ばフルーレの巻き添えで支部に左遷された少佐
フルーレとは、ただの友人や仕事仲間という言葉では言い表す事の出来ない間柄
副官として、そして腕として対等の関係でフルーレを補佐し続ける
女性にはあまり免疫が無かったが、度重なる美女との遭遇で幾度と無く我を失いかける中でかなり耐性は出来た
しかし、今でもフランチェスカ程の美人を直視してしまうと危ない
アンナという妻(38歳)、マリア(3歳)という娘が居る
使う武器は専ら狙撃銃と名の付くもの
曰く、「子供の時から狩りで鍛えた」
SVDM(ドラグノフ狙撃銃)
ライフル感覚で使う狙撃銃
装弾数を十五発まで改造している
威力にも上方改造が施されている為、重量自体は増えたが見た目以上に力があるサレオには十分使用可能
AW50FT
チタンで作られた狙撃銃
チタン製とは言え重量はかなりあり、三脚で支える
三点バースト改造を施してあり、それに合わせて装弾数も六発に改造している
名前の由来
サレオ…ソロモン七十二柱の一柱、サレオスより
参考資料
台詞
「サレオ・パルヴィス、狙い撃つぜ!」『あんたもパクってんじゃん』
「俺は近付かれたら無力だからな!銃剣も持ってないし!」『自信満々に言うな』
「おい、俺と決闘しろよ」『誰がするか』
「アンナ、お前実は俺が嫌いじゃないのか?」『あら、なんでわかったんですか?』「…………」
「マリアだけだよ……父さんを愛してくれるのは……」『ぷいっ!』「……死ねと?」
**アイリス・ストラス
Iris Stolas
種族:半人半妖(人間と飛縁魔)
年齢:25歳~
出身:何所か外国生まれ、日本育ち
武器:刀、拳銃
術法:倭術
法衣:特に無し
職業:学者、軍人
一人称:私
愛称:アイリス
性格:姉とは対照的に落ち着いた論理的な性格。滅多な事では感情を顔にも行動にも表さない
身長:156cm
スタイル:姉よりもややスタイルは良いが、やはり17歳辺りから成長が止まっている。痩せ型。病的に腰が細い
スリーサイズ:B:83 W:52 H:75
髪の色:金、ロング
趣味:研究だけが生き甲斐
その他特徴:飛縁魔の血は、外見的特徴には現れていない
フルーレの異母姉妹
妖怪の飛縁魔(ひのえんま、吸血鬼の一種)を母に持つ
その血は、吸血行為の必要や、身体的特徴には現れていないが、超人的な才能とカリスマを持つ
魔術やその他超能力の研究をしており、自身は倭術を専門に扱う
研究機関の職員ではあるが、酷く不良
十分な資料と施設の揃った自宅で研究を行う事が多い
また、満月の晩にのみ、吸血鬼の本能からか酷く喉が渇き、鉄分を含んだ温かくて赤い液体を飲む必要がある
しかし、鉄鍋で温めたトマトジュースで十分足りる模様
フルーレの副官的役割を持つが、専らバックアップだけを担当する
座右の銘は、他力本願
非常に頭が切れ、時に狡猾、時に大胆な策を考え出す事から「獅頭鷲(グリフォン)」という二つ名で呼ばれる
どうも女性には似合わない二つ名と、姉妹揃って二つ名を嫌っている節がある
一応、姉程でないにしても刀の扱いに長け、銃も十分に使える
飛縁魔としては、あまり大きな力を持たない
奇稲田(くしなだ)
分類:日本刀
刃渡り八十センチ程の刀
櫛名田比売より貰い受けたもので、水の流れ、特に川の流れを操る事も出来る
この刀自身が付喪神、使用にはそれ相応の通力が必要になって来る
虎鉄(こてつ)
分類:日本刀
刃渡り百センチの刀
名刀虎徹の幻の姉妹刀
この刀自身が飛縁魔であり、斬った相手の血を全て吸い取ってしまう
それ故に何人斬っても切れ味が鈍る事はなく、千人斬りの刀と(アイリスが勝手に)呼んでいる
適度に血さえ吸っていれば、折れる事も無い色々と嘘臭い妖刀
薔薇九字(ガバメント)
分類:拳銃
ガバメントをベースに、合法の範囲で改造を施した拳銃
姉の薔薇十字を模倣して作られている為、見た目はそっくり
しかし、装弾数は拡張が行われており、最大十発
その分、威力は数段落ちている
名前の由来
アイリス…アヤメ科の一年草
参考資料
[[アイリス:バトン]]
台詞
「そうですね、まずは解剖、とか」
「何故計算と違うっ!?」
「まあ、姉さんは私の手駒なので」
「今日は、渇きますね」
「下手の考え休みに似たる、真の知者がこういう事は考えなくては」
「金遁って、栗きんとんみたいで使おうとするとついつい笑ってしまうんですよね……」
**拾詩 楓
Kaede Jyushi
種族:妖怪(十姉妹)
年齢:24歳~
出身:日本
武器:ボウイナイフ、アサルトライフル
術法:占星術
法衣:特になし
職業:無し
一人称:私
愛称:楓
性格:フルーレの逆を行く生真面目な性格。大人しく、礼儀正しいが実はかなり男前
身長:163cm
スタイル:およそ標準的な体型。やや食は細い
スリーサイズ:B:82 W:59 H:80
髪の色:茶、超ロング
趣味:趣味に時間を回せない
その他特徴:背中に一対の茶色の翼、尾羽を持つ。後天性の妖怪。妖怪暦15年程度
じゅうし かえで
十姉妹の妖怪
愛玩用の寿命も短い鳥が妖怪化したという、珍しい例である
正式な軍人ではないが、民間協力者という形で心身共にフルーレを補佐する親友
一般的に飛行能力は低いとされる十姉妹だが、自分一人で飛ぶのは勿論、女性一人ぐらいならば掴んで飛ぶ事も出来る程度の飛行能力を持つ
ちなみに極度の甘党で肉嫌い
鳥肉が食べられる事を酷く嫌悪する
曰く「あなたは人間を食べられますか?」
過去に、「ジャック・ザ・リッパー二世」としてロンドンで殺人事件を繰り返して来た殺人享楽者だが、今はその形を潜めている
ちなみにその件に関しては、全て凶悪犯罪者を狙ったものである為、正当防衛という形に処理されている
速度はあまり出ないが、身軽な動きで飛び回り、ナイフでそのまま突き刺すという戦法を得意とする
狙いは定めにくいが、空中からの銃撃も可能
とは言え、デスクワーク派で戦闘に不向きなのには違いない
翼を用いた戦法から「戦舞の天使(ピリカ・アンジェラ)」と称される
支部の者には珍しく、かなり良い二つ名が付けられている
また、「占星術」という術法も扱える
これは超能力と言うよりは「まじない」の類であり、その日の運勢を占ったり、探し物を見つけたり出来る地味だがお役立ち術法である
他人を攻撃する方面には長けていないが、夜限定で星の力を借りて何となく攻撃っぽいことは出来たりする
ピストレーゼ
分類:ボウイナイフ
刃渡り四十センチ程のやや大振りなボウイナイフ
自分の手に馴染む様に改良を重ねた特注品
刀身を飛ばす機構があり、不意打ちに用いられる
しかも、予備の刀身も多数所持している
ベレッタSCS90
分類:アサルトライフル
短小化されたものだが、装弾数を増やす為にまた大型化するという、謎改造を施したアサルトライフル
その甲斐あってか、マガジンを同時に二本挿しする事が可能。実質装弾数は六十発に跳ね上がった
非力な彼女が扱うには少々重く、狙いも付けづらいが牽制効果は大きい
同モデルがもう一丁用意されている
名前の由来
拾詩…十姉妹より
楓…十姉妹はカエデチョウ科の鳥
参考資料
[[楓:バトン]]
台詞
「私も、ピストレーゼも、まだまだ血を吸いたりませんねぇ」
「銃って、苦手なんですよね。殺しているって感覚が希薄なので」
「私は、この冷え切った刃と同じ。人の、血の温かさがなければ人並みの心は保てません」
『ここまで、楓の黒歴史』「んにゃーっ!!」『猫になるな、よりによって猫に』
「フルーレは、私が居ないと何も出来ないので」『あんたに言われたくない!』「なら、一人で予定が組めますか?」『うっ……』
「糖が足りませんっ!不安定になるっ!」
「私の前で卵を焼くな!!」
「ブロイラーとか、そういう言葉禁止です!!」
「愛玩鳥舐めんな!愛玩鳥!」
「フルーレが幸せなら、私は……」『空鍋をかき回さないでくれる?』
**ミネア・レプス
Minnea Lepus
種族:妖怪(鳴兎)
年齢:14~16歳?~
出身:日本、北海道?
武器:銃器全般
職業:軍人(少尉)
一人称:ミネア
愛称:ミネア(ちゃん付け多し)
性格:気弱で臆病、非常に大人しいが……
身長:146cm
スタイル:まだ発展途上。美人になる見込み絶大
スリーサイズ:B:79 W:56 H:77
髪の色:黒、セミロング
趣味:歌唱
その他特徴:兎の妖怪ではあるが、鳴兎なので俗に言うウサ耳は生えていない。先天性の妖怪
鳴兎の妖怪
出身地や年齢は、外見から推測されるもの
実は記憶喪失で、フィレンツェの大聖堂の前で行き倒れていたのをフルーレに引き取られ、今に至る
名前もフルーレに命名されたものだが、自身も気に入り一人称とする程
兎のイメージ通り、小動物的な可愛らしさを持った表裏の無い少女
また、鳴兎故にか、歌を唄う事が好き
普段のイメージとは180度違い、主に拳銃、小火器を用いた戦闘が得意
多大な功績を上げた為、あっと言う間に出世をしてしまう事になる
特に早撃ちや跳弾に絶対の自信を持っており、既にイタリア軍では敵う者が居ないとされる
付けられた二つ名は「爆風の先駆者(ディナミタルド)」
やはり物騒な名前には、不満を持っている
そういう年頃なのか、使用する銃器には全てよくわからない長ったらしい名前が付けられている
武器の製造国は、特にこだわりは無いがコルト社に愛着を持っている模様
空想の小兎(ファンシー・レプロット)(パイソン)
分類:回転式拳銃
名前とは裏腹に、凶悪な破壊力を持ったパイソンの違法改造銃
パイソンの欠点を全て補っているが、六発の弾を全て撃ち切った後は、メンテナンスをし直す必要があるという難物
命名の由来は、不思議の国のアリスであり、鳴兎である自分自身
世俗の山猫(モンダーノ・オセロット)(パイソン)
分類:回転式拳銃
空想の小兎の姉妹銃
可能な限り、弾速と速射性を高めた早撃ち用の銃
殺傷可能距離は短いが、まるでナイフの様に素早く、至近距離でも使えるのが強み
命名の由来は、空想の小兎と対になる様に……と、単純に語呂の良さから
反芻される平定(ビス・パチフィカーレ)(SAA)
分類:回転式拳銃
世俗の山猫より、更に速射に特化した銃
しかし、かなりの旧式モデルなのでほとんど実用には向かない(最新の防弾服には貫通どころか、まともな衝撃も与えない)
ミネア曰く、「人死にを出したく無い時に使う銃」致命傷の心配がほとんど無いので、威嚇的に使う
命名の由来は、SAAの通称、ピースメーカーより
隠蔽された真実(チェルシー・ヴェーロ)
分類:ジップガン(懐中電灯型)
普通に懐中電灯としても機能する、緊急用の仕込み銃
弾薬は空想の小兎のものを流用可能
命名の由来は、仕込み銃である事
無情なる軍隊(スピエタート・カラビニー)(M4E2カービン)
分類:騎兵銃
市街戦においての主力装備で、比較的小型な為ミネアにも扱い易い
弾倉を改良し、装弾不良を防いでいるが、ほとんど改造はされていない
本人曰く、「至高の一品だから手は付けたくありません」
主に外観に惚れ込んでいる様子
命名の由来は、イタリアの国家憲兵
白い八月(ホワイトオーガスト)(MP5A3)
分類:短機関銃
軽く、扱い易い事からミネアが愛用する短機関銃
外観には恋い慕う様子さえあるが、内部はかなり弄られており、命中精度を下げ、部品数を減らす事で故障を減らしている
銃自体の反動は大きくなっても、それを計算して当てれば良い、という無茶な理論はもちろんミネアが言ったもの
命名の由来は、MP5が有名になった事件のテロ組織
爆風の先駆者(ディナミタルド)
分類:特殊被甲弾
銃ではなく、ミネアが使用する弾の名前
着弾と同時に、手榴弾と同程度の爆発を起こす危険な弾丸
常に「空想の小兎」の六発目と、「隠蔽された真実」に装填されている
実は科学ではなく、術法研究の過程で生まれた物。倭術・火遁の術の力が込められているとか
名前の由来
レプス…ラテン語lepus
参考資料
[[ミネア:バトン]]
台詞
「完全被甲弾(フルメタルジャケット)っ!」『それ、技名じゃないからな』
「よく兎を撃てますね」『簡単さ、動きが鈍いからな』「即空想の小兎掃射」
「逃げる奴は兎です。逃げない奴はよく訓練された兎です。そう、ミネアみたいな」『誇る事か?それ』
「徹底的に掃除しましょう。女神様も用を足そうとする様に」
「あなた達には両生動物の糞尿を集めた価値しかありません」『よく言えるな……』
「私の歌を聞けぇ!」「ニャンニャンニャンニャンニーハオニャン☆ゴージャスデリシャス……」『超時空……ツッコム気力が……』
「知っていますか?ミネアのアは亜光速のア!」『強引過ぎる!』
**エレン・パルカー
Ellen Parker
種族:魔物(リリム)
年齢:20歳~
出身:イギリス、ロンドン
武器:槍(ここでは刃の付いていない棒状の武器を言う)→鎌
術法:心術
法衣:特に無し、月の満ち欠けに大きく左右
職業:軍人(少佐)
一人称:私
愛称:エレン
性格:清楚な慈愛に溢れた性格/享楽的で妖艶な性格
身長:165cm
スタイル:フルーレ近辺では珍しい巨乳
スリーサイズ:B:89 W:60 H:85
髪の色:薄いピンク→濃いピンク、ロング
趣味:夢喰い、夢覗き
その他特徴:夜間、月明かりを浴びた時だけ翼や尾が生える。生粋の悪魔
純血の魔物、淫魔や夢魔と呼ばれるリリムである
とは言えまだ年若く、その自覚が希薄。ほとんど人間と思考は変わらない
それでも、魔術の類は扱える
エレンは中でも代謝の活性化、止血、解毒などの医療系のものを得意とする
それ故に衛生兵を率いる役職に就く
別に魔術は使わなくても、人間と同じ内外科医と心理士としての資格も持っている
また、魔術研究にも力を注いでいるが一人で支部の医療関連を支えているので中々研究にまで手は回せない
月明かりをトリガーに悪魔らしい外見、力を有する様にはなるが、混血だったりする訳ではない
淫魔として活動する以上、夜にだけ力が行使できれば良いという進化の一種だと考えられる
また、案外悪魔化の条件は緩く、蛍光灯の照り返しを受けた月長石の光で十分
種族柄、他人の夢を食べたり、他人を鎌で切り付けて精気を奪ったりしないと生きていけない
前述の通り、衛生兵であり、直接戦闘はほとんどしない
一応護身術的に槍を使えはするが、滅多にその腕が振るわれる事は無い
種族的には、物理的な攻撃より精神的な攻撃を得意とする
他人の夢に干渉し、悪夢、淫夢を見せる精神魔術
他人の心の弱味に付け入る話術
二つの武器を使い、そのまま精神、理性の崩壊まで成し遂げるのだから末恐ろしい
夜には、自分の姿が悪魔らしいそれに変わると同時に武器も変化
棒のみであった槍に大柄な刃が現れ、巨大な鎌となる
鎌と聞くと死神のイメージだが、この鎌が刈り取るのは魂でも肉体でも無く、相手の心と精気である
アレンデーボ
分類:槍→鎌
エレンの使う槍、および鎌。「従順」という、不従順であったリリスの娘としては非常に皮肉な名前を持つ
槍の形態の時には、日本で言う薙刀術の要領で精神面での戦いを得意とするが故に、非力なエレンの力を補った戦いが可能
逆に鎌の形態では、軽く掠っただけでも相手の精神を削り取る強力な精神武器となる
文字通り、刈り切る事が出来れば一撃で相手の精神を再起不能にまで追い遣る事も可能
名前の由来
特に無し
参考資料
[[エレン:バトン]]
台詞
「死人以外は、五秒以内に全快出来ますよ。ちなみに死人は三日で蘇生します」『マジか?』「嘘です。一日で十分」
「食事は摂っても、栄養にはならないんですけどね」
「えー、夢を食べちゃいけないのなら、何を食べれば良いんですか。私に死ねと申しますか、悪魔殺しですか、あなたは」
「疲労困憊です……こんなの、余程の悪夢を食べないと死ねます…………」
「淫魔としての食事?うーん、まずはチャックを下ろしてもらえると幸いです」
「ちなみに、精気を奪う対象は女性でもOKですよ。バイなので」
「更に言うと、美女じゃなくても良いです。レイスじゃないので」
「冥土のメイドとか、マジ時代遅れですよねー」『とりあえず、ファンに謝ろうな。俺とか俺とか俺とか』「サレオさん、あなた……」『そういう事だ』
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2010-04-30T00:13:24+09:00
1272554004
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構え太刀
https://w.atwiki.jp/imatti/pages/309.html
構え太刀
一の太刀は相手をなぎ倒す。
二の太刀は相手を切り裂く。
三の太刀で相手の血を吸い取る。
そんな妖刀を、ご存じないかな?
☆
「長期休暇、か」
僕はふと、溜め息交じりに言っていた。
一般的な職業をやっている人ならば、それはどんなプレゼントよりも嬉しいものだろう。
でも、傭兵という職業は違う。
「貯えはあるだろう?君も一応は貴族だったんだ。それに、今までの仕事も決して少なくはなかった」
同じく、一月の休暇を得たリリーが言ったが、僕は尚もつまらない顔を続けてしまう。
「生活費の心配はしていないよ。そりゃあ、一月収入が無いのは少し懐が寂しいというものだが、十二分に生きて行ける。それよりも……」
「暇、か」
「その通りさ」
重ねて言うが、僕とリリーの付き合いは決して短くはない。
もう、僕がこの時期――呆れる程平和になる秋という時期に出される休暇を、快く思っていない事も知られている。
結論から言えば、僕は休みの日にする事が無い人間なのだ。
「戸籍から移した僕とは違い、君はまだ一応ノースコットの人間だろう?……あの家が破産して、随分になる。妹さんは良いのか?」
そう言えば、僕はまだ生家に帰る権利を残していた。
いや、肝心な時に居てやれなかったのだし、妹には怨まれている事だろう。
それでも、一度は生家に戻るのも良い選択なのかもしれない。
「リリーが一緒なら、或いはそうしてみようかな」
「…………?」
さてはて、リリーは訳のわからない顔をしているが、何時気付くのか。
リリーは確かに頭脳明晰で、僕よりずっと頭が良い。
しかし、こっち方面の思考の伝達速度は電話回線以下だ。
「ヴァン、それはどういう意…………っ!!?」
含みに気付くと、リリーは茹でられた車海老の様に顔どころか、全身を真っ赤にした。
ああ、こういう時のリリーは本当に女の子をしている。
しかし、時々信じられなくなるがこれで二十歳になるんだよなぁ。どうも、僕には十七、八の少年という感覚しかしない。
こんな可愛らしい面を見せられた時の印象は、十五、六の少女の様でさえある。
「はっ、破廉恥だぞっ!?ぼ、僕達はあくまでただの仕事仲間であり、そそそそ、そんな関係にまで発展してはならないんだっ!!」
本当に真っ赤。どもり倒しているし、本当に恋愛系には弱いなぁ。
普段は僕よりもしっかりとしている彼女だけに、可愛らしさは倍増だ。
「まぁ、冗談はさて置き、実際に考えておこうかな。たまにはシェリアに元気な顔を出さないと。便りが無いのは……なんて言うけど、やっぱり心配はしてくれているのだと思う、優しい子だから」
そろそろ助けてやらないと、リリーはいよいよ壊れてしまう気がした。
愛用の回転式拳銃(エンフィールド)向けて来てるし、引き金に指掛かっているし。
今にも射殺されかねない状況なのですが、リリアさん。
「そうか。なら、僕も純粋な意味で行きたいものだな。ノースコット家は全くの無関係では無いし、君の妹さんなら、楽しい人物には違いない」
何とか回復したリリーが、出来るだけ平然を装って言ったが、自分が言えた事だろうか。
リリーほど面白い女性は、そうそう居ないとは思うが…………いや、シェリアは確かに、貴族らしからぬ奔放な娘で、面白いと言えば確かに面白いかもしれない。
そう考えると、途端に早く会いたくなった。
「そうだな、きっとシェリアもリリーの事は気に入ると思う。じゃあ、本当に行く予定を組むとしよう。リリーは今月、暇かい?」
「ああ、君と同じだ。僕には読書という趣味があるから、本に埋もれる一月、というのも悪くは無いと思っていたのだが」
相変わらず、リリーも僕と同じく、暇を持て余している。
僕達は、今現在仕事をする事に、一番の生き甲斐を感じている。
さっきは冗談で言ったが、正直僕も色恋沙汰には然程の興味を持っていないのだ。
……先輩にそそのかされて、多少そっちのテクニックは持ち合わせていたりはするが。
「じゃあ、一度手紙を出してみよう。返事はくれないかもしれないが、連絡なしよりは良いだろう。詳しい日程が決まれば、メールでも送るよ」
「ん?ヴァン、君はもしかして、僕と離れて暮らそうと思っていたのか?」
……は?
今度は逆に、僕が色を失くしてしまう。
リリーの言っている事の意味が理解できない。
「前に話さなかったか?最近、ギルドの会員も増えて来ただろう。だから、貸家の数が足りないんだ。その関係で、今パーティを組んでいる者同士で、家を共有する事になった。詰まる所、この休みから僕は君の家で暮らす。異存は無いだろう?」
予想以上だった。
僕は今までの経験上、リリーが自分をほとんど女性として見ていない事は認識していた。
しかし、こうも軽々しく異性との同居に首を縦に振るとは。
ギルドの上連中は、これを見越してリリーだけに話を振ったのか?
どうせ、その辺りの入れ知恵は先輩がした事だろう。
あの人は、僕とリリーを弄る事に楽しみを覚えている人間だから。
「どうした?僕が君以上に料理が出来る事は知っているだろう?母が病床に伏せている間は、僕が家事全般をこなしていたからな」
嗚呼、もう手料理の算段をしている。
完全な素だ。僕の言う意地悪の様に、相手の反応を楽しむ気など無い。
「――僕の方に問題は無い。でもリリー、君は本当に良いのか?」
「おかしな事を言うな。僕は、他の人間ならまだしも、君と暮らす事には抵抗なんて一つもない」
即答されてしまった。
やはり、リリーはこういう女性なのか。
前略 ヴァンゲリス・ノースコット様
えーと、堅っ苦しい挨拶とかは無しで良いよね。面倒だし。
久し振り、兄貴。まずは手紙だけでのやりとりだね。
いやね、もう三年ぐらい連絡無いじゃん。
あたしはもう、兄貴が死んだものだと思ってたよ。
なーんて、心にも無いんだけどね。
すっごいあたしの事を心配してくれてたみたいだけど、あたしは多分、兄貴の思ってる以上に元気だよ。
使用人は足りてるかーなんて聞いてきてたけど、貴重な財産を残す為に、皆辞めてもらったよ。
あたしの事を心配して、皆辞めるのを渋ってたけど、代わりの人が出来たから、何とか辞めてもらえた。
あたしが偶然見つけた、日本の人なんだ。
兄貴ぐらいのイケメンで、無償で働いてもらってる。
あ、別に強制労働とかじゃないよ。ちゃんと人道的ではあるから。
ま、そんな感じにあたしは不自由してないよ。学費は卒業式の分まで払ってるし、留年しなければ大丈夫だね。
って、そんな事する訳無いけどね。
で、兄貴は兄貴で彼女さんが出来たって?
良いねぇ。あたしも今、学園の先輩にそれとなくアタックしてるんだけど、結構空振りしてる気がするんだよなぁ。
兄貴が引っ掛けて来るって事は、さぞ美人さんなんだろうね。今から楽しみ。
都合の良い日、だったね。
あたしは別に、バイトとかもしていないし何時でも良いよ。彼女さんとの都合で、そっちが決めて。
どうせなら迎えたいから、午後に来てね。
知っての通り、あたしは午後は家で勉強してるからね。
夜は十時に寝ちゃうのも変わらないから、彼女さんとのお楽しみはその後で~
あたしはまだ、子供ですからねぇ。
では、会って話せる事を楽しみにしています。
それまでに彼女さんと別れないでね、兄貴は結構女性の扱い下手だった印象があるから。
ほら、メイドの……おっと、彼女さんも見ちゃう可能性あるから、黒歴史暴露はやめておこうかな。
じゃ、ダブルベッドのメイキングをして待ってまーす。
あなたの妹 シュルーティア・ノースコットより
僕の今、健在である唯一の肉親シェリアからの手紙だ。
僕が衝動的にこれを破り捨てたくなったのは、言うまでもない。
この手紙は、今日の夕方の便で届けられた。
都合の良い事に、リリーは現在夕飯の買い物に出ている。
今現在、この貸家に居るのは僕のみ、当然手紙も一人で読んだ。
しかし、シェリアから手紙が来た事を知れば、リリーは必ず読みたがるだろう。
いや、強引に読もうとする。
それで、この内容だ。
恋愛関連の話題に弱いリリーが読んでしまったら、これは対人用にしては大き過ぎる地雷になるだろう。
この家一つが吹き飛んでもおかしくはない。
とりあえず、僕はまだ十九で死にたくはないのでこれは隠し通す事にする。
だが、何時までも返事が無いと言っていたら、いずれは怪しまれる。
正直なところ、嘘の下手な僕だ。うっかり漏らしてしまうかもしれない。
ならば、当たり障りの無い手紙を用意する必要が出て来る。
幸いにも、シェリアの文字は僕と同じく(自画自賛になるか?)かなりの達筆だ。
いざシェリアの屋敷に行き、リリーが彼女の文字を読んだとしても怪しまれはしない。
後は、いかにシェリアっぽく、リリーを騙し通せる文章を書くか、だ。
後回しにするのは苦手な性質である僕は、さっさと書き上げてしまう事にした。
善は急げ、ここでの善はすなわち嘘を指すが、嘘も方便だ。
「ヴァン、今帰ったぞ」
今時自動ドアじゃない押し戸が、案外静かに開けられる。
リリーは普段の口調や態度こそアレだが、別に素行全てが男性的である訳ではない。
速筆である僕は、既に偽のシェリアの手紙を書き終えており、ちゃんと封筒だけは本来の物に入れている。
これで消印でバレる事も無いし、封筒の文字と手紙本文の文字は、僕が見れば僅かな差異には気付く、しかしどちらも流麗な草書体の文字だ。
まず、書き手の違いに気付きはしないだろう。
「おかえり、リリー」
そんな手紙をテーブルに置き、僕は顔色一つ変えずに彼女を迎え入れる。
ここまで違和感無し、僕は嘘が下手だと前述したが、それは真実と虚構の中で生きる傭兵として、であり一般人と比べれば抜群に嘘が上手だろう。
「今日は君の好きなカルボナーラの準備をして来た。珍しく良い卵が入っていたからな。期待していてくれ」
万遍の笑みで買い物袋(当然、エコバッグ。色も彼女の大好きな黄色)をばんばん叩くリリー。
うぅっ、結構良心にクるものがある。
僕はこれから、こんなにも良い友人を欺くと言うのか。
ああ、気が重い。
「ありがとうリリー。そういえば、シェリアから返事が来ていたんだ。夕食の席で見せるよ」
胸と言うより、状腹部が痛い。
脾臓に刃渡り二十センチ程のナイフが突き刺さる様だ。
「そうか。君の妹はどんな字で、どんな事を書いているのか楽しみだ。その為にも、張り切って作らないとな」
…………リリー、もしかして、鎌かけじゃないのか。
それ程までに僕の心やら体やらは痛み出しているのだが。
前略 ヴァンゲリス・ノースコット様
えーと、堅っ苦しい挨拶とかは無しで良いよね。面倒だし。
久し振り、兄貴。まずは手紙だけでのやりとりだね。
いやね、もう三年ぐらい連絡無いじゃん。
あたしはもう、兄貴が死んだものだと思ってたよ。
なーんて、心にも無いんだけどね。
すっごいあたしの事を心配してくれてたみたいだけど、あたしは多分、兄貴の思ってる以上に元気だよ。
使用人は足りてるかーなんて聞いてきてたけど、貴重な財産を残す為に、皆辞めてもらったよ。
あたしの事を心配して、皆辞めるのを渋ってたけど、代わりの人が出来たから、何とか辞めてもらえた。
あたしが偶然見つけた、日本の人なんだ。
兄貴ぐらいのイケメンで、無償で働いてもらってる。
あ、別に強制労働とかじゃないよ。ちゃんと人道的ではあるから。
ま、そんな感じにあたしは不自由してないよ。学費は卒業式の分まで払ってるし、留年しなければ大丈夫だね。
って、そんな事する訳無いけどね。
都合の良い日、だったね。
あたしは別に、バイトとかもしていないし何時でも良いよ。お連れさんとの都合で、そっちが決めて。
どうせなら迎えたいから、午後に来てね。
知っての通り、あたしは午後は家で勉強してるからね。
では、会って話せる事を楽しみにしています。
あなたの妹 シュルーティア・ノースコットより
以上、当たり障りの無い様に僕が書き換えた文章。
現在これは、シェリアが出した本当の手紙の入っていた封筒の中に眠っている。
シェリア独特のテンポが、大幅に文章を削除した事で失われているのだが、直接話す分には違和感が無い筈だ。
前の本当の文面と見比べると顕著だが、基本的にシェリアは一言も二言も多い。
さて、リリーは台所でせっせとパスタを茹でたりしてくれている訳だが、今日はやけに機嫌が良い。
別に普段のリリーの愛想が悪い訳ではないが、鼻歌を歌いながら料理をするなんて、僕の中のリリー史上初の事件だ。
「リリー、何か良い事があったのか?」
と聞いてみても、リリーは「別に、何も変わりないが?」の一点張り。明確な返事は聞けない。
何か裏がありそうなのだが、リリーが僕の工作の件について何か知り得る事は隠しカメラでも仕掛けられていない限り無いので、この件については無関係だろう。
では、他に何が?
リリーは決して無愛想な人物では無いが、それほど社交性がある人物という訳でもない。
傭兵仲間以外に同性、異性共に友人は少ないし、居てもそれほど深い付き合いはしていない。
生真面目な性格の為、街頭でちょっと軟派な男に顔やスタイルを褒められたところで、逆に睨み返す程度で相手にはしない筈だ。
いや、そもそも仕事では無いので釣具入れにライフルを隠したり、袖口に小拳銃を忍ばせてはいないにしても、太い皮ベルトのホルスターには二丁の拳銃が収まっているし、歩き方一つにしても隙が無い。
一般人には、どこか近寄りがたい雰囲気があるので悪い虫も付く事は無いだろう。
皆目検討が付かないので、とりあえずこの件については保留だ。
それよりも大きな問題は、僕の精神面についてだ。
既に本当の手紙の方は、僕の自室にある日記(鍵付き)に挟んで隠してあるので、絶対に見つかる事は無い。
しかし、僕は大好きな(人間として)リリーを欺き通せるのだろうか。
リリーは今も、僕の為に今日の夕飯を作ってくれている。
元来、リリーは料理は量さえ食べれば良い、という性格なのでパスタ料理だなんて面倒臭い料理は、あまり好きではないのだ。
そりゃ、美味しい物が食べられる事自体に異存は無いだろうが、それは食べさせてもらう側として、だろう。
そのリリーが、僕が好きだというだけの理由でカルボナーラを一から作っている(最近は冷凍食品にクリームソースがあったりするが、僕は全卵を使って作るソースの方が好きである)。
そこまで献身的なリリーを、真実僕に家族の様に優しく接してくれるリリーを騙す。
僕に出来るか?いや、出来る訳が無い。
絶対にボロは出てしまう。
かと言って、シェリアの送って来た手紙をそのまま渡す?
……それも有り得ない。
何時ぞやの時みたいに、一瞬にして茹蛸状態になったリリーは、あの時以上の勢いで崩壊する事だろう。
根が真面目過ぎる所為で、恋愛関連の話題で茶化されると何時までも引っ張ってしまう節がある。
しかも、ポイントはその送り主が「僕の」「妹」であるというところにもあるだろう。
安い男だったり、知らない人ならば無視も出来るのだが、僕の血縁の、しかも少女とは言え女性だ。
下手に間に受けてしまって、収拾が付かなくなるかもしれない。
やはり、ここで嘘を吐くのはお互いの、………………人生の為だ。
ああ、葛藤。
方便とは言うが、ここでリリーを騙すか。
僕とリリーの人生を危険に曝して、真実を話すか。
嗚呼、今までこれ程に悩んだ事があっただろうか。
今までの仕事の中で、一番危険だったのは恐らく、マフィアの取り締まりの仕事だろう。
今でも鮮明に思い出せる。
僕とリリーはとあるマフィアのファミリーの一つに、スパイとして潜入した。
確か、ほぼ同期に赤色の髪の女の子(当時の僕らと同い年ぐらいだから、十七、八だろうか)も入って来ていて、僕らと彼女は結構な友人になった。
結局、その子の素人離れした首尾の良さから銃の密造の現場を抑え、そのまま警察に引き渡す事に成功。
連鎖的に幹部(キャプテン)の一人も逮捕になり、敵対していたというマフィアも一時的に活動を静穏化させ、イタリア南部、メッシーナの治安は一時的に良好化した。
あの時は、その子……確かフルーレティと言っただろうか。彼女の活躍が凄まじかったが、僕やリリーも相当に死線を渡って来た。
その過程で何度も生死を分ける決断をして来たのだが…………。
今回の決断は、それ以上に難しい。
どうすれば良いのか、まるでわからない。
僕は今、人生の大きな岐路に立っているのだろう。そうに違いない。
「ははは、ヴァン、やはり君の妹は僕の想像通り……いや、それ以上の面白い子だな」
結局、僕はこっそりとリリーのエンフィールドを預かった上で(流石に料理の時ぐらいは帯銃していない)本当のシェリアの手紙を見せる事にした。
そしたら、これだ。
僕の葛藤は、完全な杞憂だった、という事になる。
「そ、そうかな。兎も角、気に入ってもらえて良かったよ」
「いやいや、態々広いベッドを用意してくれるだなんて、親切な妹さんじゃないか」
………………ああ、そういう事でしたか。
理解、出来なかったんですね。
十七歳の妹の書いた事が。
それ程の朴念仁でしたか、あなたは。
でも、それでこそリリーですね、はい。
[[構え太刀-2]]に続く
2010-04-25T00:30:21+09:00
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ポケモン廃人へ
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ポケモンファンサイト検索エンジン
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自己紹介
https://w.atwiki.jp/imatti/pages/259.html
*それなりに詳細なプロフィール
#contents
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**名前
閑野 水鳥
カンノ スイチョウと読む。由来は諸説あり、実は気に入っている名前
**性別
男
**種族
人間(妖怪に肩先まで突っ込んでいる)
**職業
まれに良くある職業
**能力
朝昼晩、何時でも寝る事が出来る程度の能力
**好物
和食(主に魚介を好むと専らの噂、塩鮭は日本の心と信じて止まぬ)
**好むゲーム
STG、RPG、SRPG、RLG、ADV等……それってつまり何でもOKじゃないのか?
具体的な名
東方Project
FEシリーズ
STINGゲー全般
チュンソフト制作のRLG
ゆずそふと制作のADV
**趣味
ゲーム
小説執筆及び読書
トレーディングカード収集(現在、ヴァイスシュヴァルツに嵌り中)
**好きな四字熟語
悠悠自適
韓信匍匐
縷縷綿綿
四輪駆動
二五次元
千差万別
虎視眈眈
**参考文献
[[小説書きに100の質問]]
**好きな声優
(男女共に、声の良さは勿論、ラジオ等を聞いて面白いと思った人。敬称略)
***男性
立木文彦
小山力也
小山剛志
浪川大輔
鈴村健一
高橋直純
***女性
野川さくら
野中藍
田中理恵
斎賀みつき
柚木涼香
田村ゆかり
**好きな絵師
エロゲ絵師ばっかとか言うな!事実だけど!しかし、結構女性が多いね、うん。敬称略&随時更新、結構書き忘れる……
てぃんくる
こぶいち
むりりん
てんまそ
TOKIAME
ミヤスリサ
狗神煌
トモセシュンサク
ぺこ
**好きな日本史の人物
楠木正成
上杉謙信
本居宣長
石川五右衛門
陸奥宗光
**好きな萌え属性
暗い常識の枠から解き放たれた、節操なき弾幕を見よ!
ウィキペのカテゴリ、萌え属性の上から
姉、妹、幼馴染、乙女、女教師、巨乳、獣耳、硬派、紺ハイ、サイハイソックス、人外、セーラー服、絶対領域、男装、天然ボケ、ドジっ娘、ニーソックス、貧乳、不思議ちゃん、ブルマー、ボク少女、ポニーテール、巫女、メイド、八重歯
**好きな髪形
萌え属性から独立させてみた
アホ毛有り、インテーク、ツインテール、ポニーテール、サイドポニー、ロング、縦ロール
**好きな髪の色
めっちゃわかりやすい
金、茶、黒、赤
**好きな武器
めっちゃ幅広い
近接
刀剣類
鎌
間接
軽重火器
鎖鎌
投げ短刀
**好きな音楽ジャンル
アニソン以外も聞くのよ。たまに
ジャズ
ロック
鋼分が多いなら何でも
**好きなアーティスト
マストな人は少ないのよ。敬称略
彩音
ALI PROJECT
サイキックラバー
島谷ひとみ
Suara
**現在購読中の作品
***ラノベ
少年陰陽師(最新巻まで)
狼と香辛料(最新巻まで)
緋弾のアリア(最新巻まで)
ダンタリアンの書架(最新巻まで)
生徒会の一存(最新巻まで)
これはゾンビですか?(最新巻まで)
ロウきゅーぶ!(最新巻まで)
記憶の森のエリス(最新巻まで)
氷結鏡界のエデン(最新巻まで)
バッカーノ!(四巻まで)
かぐや魔王式(二巻まで)
我が家のお稲荷さま(二巻まで)
聖剣の刀鍛冶(二巻まで)
ご愁傷様二ノ宮君(一巻まで)
乃木坂春香の秘密(一巻まで)
アストロノト!(一巻まで)
***漫画
月夜のフロマージュ(最新巻まで)
ローゼンメイデン(最新巻まで)
ひぐらしのなく頃に(最新巻まで)
生徒会の一存(最新巻まで)
生徒会の一存にゃ(最新巻まで)
うたわれるもの(最新巻まで)
ジョジョの奇妙な冒険(四部中盤まで)
ハヤテのごとく!(十四巻まで)
ぱにぽに(九巻まで)
PandoraHearts(七巻まで)
月姫(六巻まで)
バンブーブレード(四巻まで)
咲(二巻まで)
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん(二巻まで)
おまもりひまり(二巻まで)
狼と香辛料(一巻まで)
**[[東方キャラソート>http://mainyan.sakura.ne.jp/thsort.html]]結果
30位ぐらいまで表示、旧作は無し
8月1日時点(五回目)でのものです
ベスト10ぐらいはその時書いてるSSとかで入れ替わると思われます
1 ルーミア ←
2 鍵山雛 ↑3
2 多々良小傘 NEW!
4 小悪魔 ↓2
4 上白沢慧音 ↓2
6 火焔猫燐(お燐) ↓4
7 風見幽香 ←
8 アリス・マーガトロイド ↑1
9 霧雨魔理沙 ↓2
9 ミスティア・ローレライ ↑14
9 鈴仙・優曇華院・イナバ ↑14
9 藤原妹紅 ↑5
13 メルラン・プリズムリバー ↑4
14 西行寺幽々子 ↓7
14 河城にとり ↓7
16 スターサファイア ↑1
17 フランドール・スカーレット ←
17 水橋パルスィ ↓10
19 パチュリー・ノーレッジ ↓2
19 八雲紫 ↑前回30位以下
19 メディスン・メランコリー ↑4
19 秋静葉 ↓5
19 比那名居天子 ↓12
19 サニーミルク ↑前回30位以下
19 稗田阿求 ↑3
26 四季映姫・ヤマザナドゥ ↓12
27 綿月依姫 NEW!
28 大妖精 ↑前回30位以下
28 ルナサ・プリズムリバー ↑前回30位以下
28 八雲藍 ↓1
28 伊吹萃香 ↓1
28 小野塚小町 ↓1
28 星熊勇儀 ↓1
28 ルナチャイルド ↓11
毎度の如く、きもけーねや猫形態お燐は適当な位置で引き分けにして落としています
ちなみに紅魔館のメイドをトルシェに置換してやってみたところ、60位にまで食い込みました
やるな、オリキャラよ
そして何故か永遠亭の兎を波織に置換してみましたが、こちらも64位まで来る結果
……贔屓ちゃうよ?生み出した本人が書くと説得力は皆無ですが
言い訳
やはり、ゲームがデカイ
ゲームをあんまり進めていない今の時期、ゲーム関連キャラががた落ちした
定番かと思われた1位2位をルーミア小悪魔でのワンツーフィニッシュが破られた!封印が解けられた!
そこに刺し込んだは雛と期待の新鋭たたらん
からかさお化けのユーザー信頼度は違いすぎた
後はマリアリフィニッシュのつもりが、何故かアリマリに
魔理沙を優先した気がするんだけどなぁ
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2010-03-06T22:47:19+09:00
1267883239
-
オリキャラ紹介2
https://w.atwiki.jp/imatti/pages/307.html
#contents
----
*薔薇十字団
…上位の犯罪組織。その正体は不死者の集まり
**サンジェルマン・リミニ
Saint-Germain Rimini
種族:人間(不死者)
年齢:大体五百歳ぐらい
出身:不明
武器:銃器
職業:薔薇十字団ボス
一人称:私
愛称:伯爵
性格:恐ろしく温厚で、常に笑顔を絶やさない初老の男性。フランチェスカに絶大な信用と愛情を抱いている
身長:174cm
スタイル:年老いても、肉付きはしっかりしている
髪の色:白、短髪
趣味:近代人の観察
その他特徴:「いかにも」な紳士風の服装をしている
薔薇十字団のボス、形式上ではフランチェスカの婿養子の様な形だが、戸籍上は死んだ事になっている人間が結婚届を出す訳にもいかないので、あくまでそういう事になっているだけ
18世紀ヨーロッパに生きたサンジェルマン伯爵その人で、フランチェスカの完成させた賢者の石で不死となる
二十代の姿にまで若返ったフランチェスカとは違い、当時の姿そのままだが決して老いる事は無い
薔薇十字団内では、「不死公」の二つ名で呼ばれる
一応、銃器を扱えはするがあくまで飾り的なボスではあるので、戦闘能力はフランチェスカや他の団員の方が圧倒的に高い
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
ほとんど改造は施されておらず、薔薇十字共通の赤塗装だけが行われている
名前の由来
サンジェルマン…サンジェルマン伯爵から
参考資料
台詞
「不死になり、一つ得した事がある。それは、死なない事だ」
「むぅ、私はかつて千歳とも二千歳とも名乗っていたのだが、実現してしまうとは」
「ところでフランチェスカ、私とは何時になったら寝て……ふごっ!」『全身骨折じゃ済まさないわよ』
**フランチェスカ・ダ・リミニ
Francesca da Rimini
種族:人間(不死者)
年齢:大体千歳ぐらい
出身:イタリア、ラヴェンナ
武器:体術、銃器
職業:薔薇十字団アンダーボス、司祭
一人称:私
愛称:不死姫、テミス
性格:妖怪並に長く生きている為、あらゆる事において達観している。ほとんど感情の変化は見せず、一見すれば冷徹だが根はそれなりに優しい。それなりには
身長:164cm
スタイル:絶世の美女と呼ばれただけあり、顔もスタイルも抜群に良い。だが、普段は体の線が出にくい僧衣で隠されている
スリーサイズ:B:92 W:61 H:87
髪の色:黒、セミロング
趣味:人間観察(近代を生きる人間の思想に興味がある)、不死者候補の模索
その他特徴:見た目は二十代前半、といったところ
「神曲」にも登場する、イタリア貴族の姫君その人
ジョヴァンニ・マラテスタに殺害されたという記録があるが、これは後に彼女自身が捏造したもの
真実は、パオロと駆け落ちし、生涯を錬金術の研究に捧げる……つもりだったが、事故により夫の命と引き換えに賢者の石を手に入れ、不老不死となる
後に、人の命を対価としない賢者の石の練成にも成功し、ヘラ教の司祭に身をやつしながら、不死者の仲間を作ろうとしていた
その結果、18世紀にサンジェルマンと出会い、彼を不老不死にし、「薔薇十字団」を二人で掌握する
以降、薔薇十字団は所謂「マフィア」に近い組織となり、ボスにサンジェルマン、アンダーボスに自分を置いてヨーロッパの裏社会を牛耳る様になる
現在のマフィアやカモッラ、その他犯罪組織はほとんどが薔薇十字団の下部組織である
一応、本名は名乗らずに、組織の構成員には「不死姫」、司祭的には「テミス」という偽名を使う
変人、荒くれ揃いの薔薇十字団、及び犯罪組織を統べる立場に居るだけあり、体術に非常に優れる
CQC/CQBは勿論、サバット、クラヴ・マガ、柔術、各拳法にも精通する
また、世界の武術の粋を集めたという教会武術(カペルツィアーレ)の考案者である
銃器の扱いも得意で、裸眼で1km程度までの狙撃を可能とする
一応、司祭の格好をしているのに殺傷沙汰はしょっちゅうだが、本人曰くコスプレの部類だから無問題、らしい
不死の能力は、他のどの団員よりも強く、下記の台詞の通り
これは、やはり服用した賢者の石が強力であった事と、何度も再生を繰り返す事で「進化」した事に依る
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
違法中の違法改造のガバメント
爆発力を大きくし、拳銃というよりは散弾銃クラスの威力だが、その分使用者への反動が大きく、肩や腕を痛める危険性がある
しかし、不死者であるフランチェスカには大した影響は無く、万が一肩が外れたところでたちどころに治癒してしまう
名前の由来
フランチェスカ・ダ・リミニ…実在の人物
テミス…ギリシャ神話の法と掟の女神。神なので当然、不死
参考資料
[[フランチェスカ:バトン]]
台詞
「切り傷は五秒、擦り傷は三秒、骨折は一分、切断は五分で完全に治るわ。ミンチ?そうね……何故か二分で十分」
「私が相手を羽交い絞めにする、あなたは私の背中越しに狙撃する。どう?完璧な作戦でしょ?」
「お望みとあらば処女膜も再生するけど、どうする?」『ぶっ殺すぞ』「あらあら、怖いわ」
「あーあー、死んで痛かったわ。もう慣れたけど」
「撃ち殺すのは良いけど、斬り殺すのはやめてもらえない?服は再生しないんだから」
**石川 サルア
Sarıal Ishikawa
種族:人間
年齢:19歳~
出身:日本、大阪
武器:忍者刀、銃器
職業:薔薇十字団構成員、怪盗
一人称:私、俺
愛称:サルア、サル(フルーレからのみ)
性格:薔薇十字団の一員として居る時は、謙虚で控えめな性格。怪盗としては豪傑で、女性らしからぬ力強い魅力がある
身長:161cm
スタイル:ほとんど成人の女性としては、やや控えめ。表の顔の時みたいに謙虚(マフィアが果たして表か?)
スリーサイズ:B:81 W:59 H:77
髪の色:黒、セミロング
趣味:自分の盗んだお宝を愛でる、漫画を読む
その他特徴:日本人の血の方が濃く、身体的特徴はほとんど日本人の父の遺伝
石川五右衛門の子孫とサルヴァトーレ・ジュリアーノの子孫の間に生まれた娘
義賊と謳われた二人の血を引く為、天才的な怪盗としての才能がある
薔薇十字団内ではキャプテンの階級にあり、若干十九歳で人間ながら、三人の直属の部下と、その指揮下の五十人程の手下を持っている
しかし、あくまで本分は家系として続けている怪盗稼業
何度もフルーレと知力、武力衝突を繰り返しているが、ほぼ互角
寧ろ、フルーレの逮捕歴がゼロである事に対し、サルアはフルーレの所持する妖刀を盗んでいるので、勝ち越している
また、極度の甘党。この辺りはイタリア人の血なのか、主に洋物のスイーツが大好きであり、特にフルーレの作るお菓子が大好物
大阪の生まれの為、軽快な大阪弁で喋る
英語はからっきし喋れないが、薔薇十字団及び、イタリア軍にはバイリンガルが多いので別に不自由はしていない
薔薇十字団内、また怪盗としては「影の侵略者」の二つ名で呼ばれる
不死でもない普通の人間なので、超能力が使えたりはしない
しかし、不思議と人を引き付ける魅力と、その信頼に応えるだけの行動力、義理人情を持ち合わせる
刀と銃器の扱いも得意だが、それ以上に様々な忍具を使った泥棒術の方が得意である
金色夜叉
分類:日本刀
五右衛門が十六の時に盗んだと言う、黄金の太刀
武器としてみるべきところは無いが、子孫の証としてサルアは持ち歩いている
どういう訳か「逆仕込み刀」、実は銃口があり柄の部分に引き金が付いている
銃の分類としては、アサルトライフルに相当。装弾数は三発
所謂一つのジップガン
黒忍
分類:忍者刀
刃渡り七十センチ程度の忍者刀
柄から刀身まで、全てが真っ黒な刀
鞘は一メートル程の上げ底で、刃と弾薬、更にはチョコレートが隠されている
その他、二つに分割出来、刃の付いていない方をシュノーケルとして使用可能
エストレーモ・アロマ
分類:忍者刀
刃渡り五十センチ程度の所謂「ブラックニンジャソード」
柄が無く、刃の無い刀身に鉤縄を巻いている
名前は最後のコーヒーを意味し、サルヴァトーレの死の経緯より取っている
村雨
分類:日本刀(妖刀)
フルーレから盗んだ妖刀
刀を振る度に水が滴り出る
証拠を残す事になるので潜入中には使わないが、フルーレとの直接対決では使用する
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
ガバメントの違法改造銃
三点バースト機能があり、規格外れの大口径弾を装填可能
その分、装弾数は三発ぴったりしかない
C96
分類:拳銃
ウィンストン・チャーチルの使用したという特別モデルを盗んだ(コピーした)もの
驚異的な命中精度を持ち、殺傷目的では無く、工作に使用される
グロック36
分類:拳銃
大口径の拳銃。装弾数はたった四発だが、威力にオリジナルのものより大幅な上方修正が入っている
それでいて小型な為、「影の侵略者」の二つ名で恐れられ、そのままサルアの代名詞になっている
名前の由来
石川…石川五右衛門より
サルア…サルヴァトーレ・ジュリアーノより
参考資料
[[サルア:バトン]]
台詞
「何や自分?俺とやり合おうって言うんか?」
「そ、そんなん出来ません。私、気ぃ弱いし…………」『誰がだ』
「お、俺は別にお前が嫌いなんやない。た、ただ…………」
「将来の夢は、ル○ン三世や」『そこは五右衛門じゃないのか?』
**勾坂 甚奈
Shiina Kosaka
種族:人間(不死者)
年齢:22歳~
出身:日本、山梨
武器:忍者刀、銃器、手裏剣、投げ短刀
術法:超能力目 超自然科学科
法衣:なし
職業:薔薇十字団構成員、医者、怪盗
一人称:私
愛称:甚奈
性格:医者として、団内外の人物の治療をほぼ無償で行う人情溢れる性格
身長:166cm
スタイル:サルアとは対照的に、かなりのメリハリボディ
スリーサイズ:B:88 W:58 H:83
髪の色:青、ロング
趣味:読書(特に哲学書を好む)、パソコンいじり
その他特徴:かなり珍しい青い髪をしている。やや色素が薄いので、水色に近い
こうさか しいな
忍者、勾坂甚内の子孫
サルアと同じく、怪盗稼業をしてはいるが、サルアが実力で押すタイプなら、甚奈は緻密に作戦を練り上げるタイプ
薔薇十字団の医者(メディック)を務め、不死でない人間の治療に当たるが、自身は不死者である
勾坂家は日本でも有名な医者の家系だが、その理由は甚内の遺言に依る
裏の顔は忍者であり、怪盗
サルアのスタイルとは大きく違う変装や潜入を用いる「怪盗らしい怪盗」だが、彼女の相棒として協力し合う事もある
医者としての能力は勿論、様々な忍具を用いた戦いも得意とする
サルアはどちらかと言えば接近戦に重点を置いている流派だが、甚奈は手裏剣や投げ短刀を使った遠距離戦に優れる
超自然科学科という名前のわかった様なわからない様な超能力を使う事が出来る
言葉で表すならば「不自然だけど機械的でもない事」が可能
具体的には人間離れした曲芸技や、短い距離の飛行、刀を振るだけで真空刃が生じたり、手裏剣が燃えながら飛んで行ったり
色々と「有り得ない」事が「有り得て」しまう
桜火
分類:忍者刀
赤黒いと言う、珍しい色の刀身を持った忍者刀
刃渡りは五十センチ程
元々は黒塗りの刀だったが、代々使って来た事で返り血に汚れたとか、そんな事もないとか
薔薇十字(ワルサーP99)
分類:拳銃
違法改造銃、他のメンバーの薔薇十字は基本的にガバメントだが、こちらはワルサーを使用
本人の意向により、青薔薇に合わせた青塗装が施されている
その由来は、青薔薇の花言葉「神の祝福」らしい
名前の由来
勾坂甚奈…勾坂甚内より
**ヘンリエット・W・ジョーンズ
Henriette W Jones
種族:人間(不死者)
年齢:24歳~
出身:スコットランド
武器:銃器、鞭
職業:大学教授、薔薇十字団構成員
一人称:あたし
愛称:インディ(ご先祖的に)
性格:大学には滅多に行かない不良の天才教授。ユニークで独走的だが、芯の通った思想を持っているので、彼女を支持する生徒、学者は多い
身長:172cm
スタイル:長身に相応のスタイルを持っているが、野外活動には結構邪魔になるのでサラシを巻いている
スリーサイズ:B:91 W:62 H:86
髪の色:茶、セミロング
趣味:旅行
その他特徴:初代インディから伝統のソフトハットやレザージャケットを身に着けている様は、密かに人気が高く、薔薇十字団でも同じ服装をしている(本人も満更ではないとか)
インディ・ジョーンズことヘンリー・W・ジョーンズ・ジュニアの子孫
先祖譲りの行動力や学力を持ち合わせている
大学教授であると同時に、冒険家であり、薔薇十字団のキャプテン、そして不死者
遺跡は、人間が生き、死んで行った証、という事で賢者の石による不老不死に否定的だったが、先祖達は一生をかけても全ての遺跡の謎は解けなかった、しかし不老不死になったらその無限の時間で、先祖達の遺した遺業をやり遂げる事が出来るのはないだろうか?
と、探求欲に負けて不死者となる
薔薇十字団内では、「永遠の冒険者」の二つ名で呼ばれる
先祖代々受け継いだ、鞭、銃、体術の腕はフランにも匹敵するもの
特に鞭は、銃社会の今でも、速度やリーチ差を補い切って互角以上に戦える程の腕を持つ
牛追い鞭
分類:鞭
丈夫に作られた皮の鞭
初代のものを何度も修理しており、基本は変えられていない伝統ある一品
M1917リボルバー
分類:拳銃
初代より使われている回転式拳銃
流石に火力を底上げする改造はしているが、やはり伝統のあるもの
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
フランのものとほぼ同じモデル
絶大な破壊力を持つので、戦闘目的にはほとんど使わず、遺跡からの脱出に使ったりする
名前の由来
ヘンリエット・W・ジョーンズ…ヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・ジュニアより
**中濱 ローランド
Roland Nakahama
種族:人間
年齢:29歳~
出身:イギリス、北アイルランド
武器:ハンドナイフ、銃器
職業:薔薇十字団構成員
一人称:俺
愛称:ロミオ
性格:武骨な外見はしているが、実は面倒見の良い性格。しかし悲観的な面が多々ある
身長:187cm
スタイル:特別筋肉質という訳でも無いが、ガタイは良い。元ラグビー部
髪の色:茶、短髪
趣味:特に無し
その他特徴:日本人とイギリス人のハーフ、イギリス人の形質ばかり遺伝している
ジョン万次郎こと、中濱万次郎の子孫
ジョンはアメリカに流れ着いたが、彼はイギリス人とのハーフである
ジョーンズ家と親交があり、ヘンリエットが薔薇十字団に入ったのをきっかけに自身も入団
彼女の冒険の手助けをしたり、何時の間にかにジュリエッタともコンビを組む様に「ロミオとジュリエット」のカップルとして有名
レムの保護者的立場でもあり、彼女の為に尽力する姿も見られる
薔薇十字団内では「閃光のロミオ」と呼ばれるナイフの名手、階級的にはソルジャーとキャプテンを繋ぐ役職、コンシリエーレ
銃を使った戦いよりも軍用ナイフを使った戦いが得意
体術にも優れるが、ヘンリエットにはいつも負かされる
ヴァンパンテ
分類:ハンドナイフ
イタリア語で「閃光」を意味するナイフ
刃渡り六十センチと、刀程の長さがあるので、ナイフとするのは間違いな気がしてならない
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
銃を使うのは彼の美徳に反する為、ほとんど使わないし、改造もされていない
ごく普通のありふれたガバメント
名前の由来
中濱…中濱万次郎より
**ジュリエッタ・メッセ
Giulietta Messe
種族:人間(不死者)
年齢:16歳~
出身:イタリア、アプリア
武器:銃器
職業:薔薇十字団参謀
一人称:我(おれ)、ジュリー
愛称:ジュリエット、ジュリー
性格:冷酷だが、決して間違った策は出さない参謀。機械的な態度しか普段は見せないが、プライベードでは一転、愛想良く、少女らしい面を見せる
身長:147cm
スタイル:低身長(と言うか若い)にしてはそれなりにある
スリーサイズ:B:84 W:58 H:79
髪の色:茶(ダーティブロンド)、セミロング
趣味:これと言った趣味は無いが、何でも出来る、する
その他特徴:外見の似通ったミネアとは、ライバルの関係にある(勝手にそう判断されている)
イタリア陸軍元帥、ジョヴァンニ・メッセの子孫
薔薇十字団では参謀を務める
団内では終始冷徹で無口、しかし日常で見せる素顔はそれと百八十度違うお喋り好きな少女そのもの
態度を一変させる理由は、仕事とプライベートは両立し得ないという持論かららしい
薔薇十字団内では「跳弾のジュリエット」とその銃の腕を褒められている
若くして不死者となるが、その理由は今が自分のピークだと判断したからである
銃器はどれも器用に扱うが、特に早撃ち、跳弾と得意分野もミネアと被る
しかも身長やスタイルにおいて勝っている為、勝手にライバル視されている
図らずとも、ミネアと使用する武器が酷似している
もう結婚すれば良いのではないだろうか。同性婚も結構ある世の中なので
薔薇十字(パイソンハンター)
分類:回転式拳銃
パイソンの八インチモデル
ガバメントではないが、真っ赤な塗装が施されている
強烈な威力故に、跳弾となっても速度が落ち難い
その分反射角、速度の計算が困難になるが、特に問題は無いらしい
SAA
分類:回転式拳銃
早撃ち用の銃
やはり、威力には上方修正が加えられている
「反芻される平定」とは異なり、十分人を殺傷する力がある
SR-16
分類:騎兵銃
セレクティブファイア可能の、本来は軍隊用の銃
装弾数、発射速度にかなりの法律違反の改造が行われており、マガジン二本挿しで六十発の弾丸をフルオートで三秒で撃ち終える化け物
MP5SD5
分類:短機関銃
三点バースト機能のある短機関銃
元来より命中精度に難があるので、流石に無茶な改造はしていない
名前の由来
ジュリエッタ・メッセ…ジョヴァンニ・メッセ
**ユーディト・F・シラー
Judith F Schiller
種族:人間
年齢:20歳~
出身:ドイツ、ベルリン
武器:銃器
職業:小説家、歴史学者、薔薇十字団構成員
一人称:私
愛称:ユーディ
性格:気弱で、それでいて気難しい性格。所謂お嬢様気質でもある
身長:158cm
スタイル:注:彼女は成人です
スリーサイズ:B:78 W:57 H:73
髪の色:金、ロング
趣味:読書、会計の仕事
その他特徴:ファッションにはあまり興味は無いが、フランに着せ替え人形状態にされたりしている
ドイツの詩人、ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラーの子孫
彼女は基本的に小説家ではあるが、薔薇十字団の様子を元にして書く、半ノンフィクション作家
薔薇十字団では会計の役をしており、団の財政を握るのは彼女。しかし、不死者ではない
不死には肯定的ではあるが、もう少し成長してから……とまだ不死になって成長を止めたくない様子
しかし、確実にもう手遅れ
武勇は上げていないので、これと言った二つ名は無いが、フランは茶化して「お財布の番人」と呼んだりもする
一応、幹部には属するが、会計という役職から分かる通り、あまり表には出てこない
戦闘能力も低く、戦闘は基本的に行わない
薔薇十字(ガバメント)
分類:拳銃
オリジナルほぼそのまま、赤塗装だけが施されている拳銃
名前の由来
ユーディト・F・シラー…ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラーより
**玲霧(レム)
Lemu
種族:人間?
年齢:16歳~
出身:?
武器:銃器
職業:薔薇十字団構成員
一人称:私
愛称:レム
性格:基本的に陽気だが、時々急にしおらしくなる、感情の起伏が激しい性格
身長:154cm
スタイル:大体年相応
スリーサイズ:B:83 W:58 H:78
髪の色:金、セミロング
趣味:ローランドと話す事、日本のラノベを読む事
その他特徴:地味にオッドアイ、右が金で左が茶
ローランドに拾われた記憶喪失の少女
拾われたのはヴェネツィア
ここ最近でのイタリア近辺での記憶喪失者はミネア、ヨシナカを含めて三人にもなるので何か裏が見える……気がする
自分の名前、出身国、家族、その他諸々を思い出せないが、何故か自分の年齢だけははっきりと記憶している
また、日本語、英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語と沢山の言語を完璧に操る事も可能
レムという名は、ローランドが便宜上付けたものだが、気に入っている
無邪気だが、どこか幽霊の様に捉えどころが無い事から、「レームレ」より名付けられた
薔薇十字団内では、平構成員扱い、しかしローランドの後ろ盾があるので立場は案外強い
幼い外見ながら、銃裁きには何処か熟練された感さえあるので「黒銃の亡霊」という物騒な二つ名が早速付いている
記憶を失えど、銃の扱いは忘れていない
少女にはにつかわしくない腕なので、過去は士官学校生だったのではないかと推測される
ワルサーPPK
分類:拳銃
彼女が気の付いた時から持っていた愛用の品と思わしき銃
改造は三点バースト機能に、装弾数の三発拡張と、既に専門的なものが施されている
銃身全体に黒い塗装がされており、軍用のものと考えられる
薔薇十字(ワルサーPP)
分類:拳銃
真っ赤な塗装をされたワルサーPP、彼女の始めから持っていたものと同じく、三点バースト改造がされている
威力自体は平凡だが、二丁拳銃による銃撃戦は薔薇十字団の中でもかなりの腕
ナタンテ
分類:ハンドナイフ
ローランドに影響を受けて使用する様になった刃渡り三十センチ程のノコギリ状の刃を持つナイフ
その気になれば木も切れるのでサバイバルに使える……が、そんな未開の地には行かないのでその機能はした試しがない
名前の意味は「浮遊」
名前の由来
レム…レームレ
参考資料
[[玲霧:バトン]]
**梓拾 九日
Konoka Shijyu
種族:魔物(実方雀)
年齢:24歳~
出身:日本、沖縄
武器:呪符
術法:鬼術
法衣:いつも着ているメイド服
職業:家政婦
一人称:私
愛称:九日
性格:家政婦をしているが、常に主人にも挑発的、敬語を崩さないのが逆に嫌味ったらしい
身長:159cm
スタイル:自覚は無いが、高水準
スリーサイズ:B:86 W:61 H:77
髪の色:黒、ロング
趣味:主人(ローランド)弄り
その他特徴:背中に黒い一対の翼、尾羽を持つが、鬼術により消してしまう事も出来る為、普段は隠している
しじゅう このか
実方雀と呼ばれる日本の悪魔
元々はとある貴族の生霊が化けたものだったが、それが鬼となった
……の、子孫
元々は陰陽術を得意としていた一族だったが、外道に落ちて鬼術を用いる様になった
藤原行成の一族への復讐という、一族の悲願を果たすべく日本で家政婦をするが、親友の楓と共にイタリアに渡る事になる
以降は、復讐も忘れて家政婦として案外楽しくやって行くが、ハウスキーパーロボの普及と共に仕事が無くなり、ほとんど傭兵と同じ様な仕事をしていた
家政婦としてはかなり有能で、酷く生意気だが言われた事は百二十パーセント実行する
一度契約した主人は、いくら金を積まれても、脅されても任期が終わるまでは裏切らない従順さも持つ
フルーレと同じ鬼術を使用するが、主に人間や妖怪の精神に干渉するものを得意とする
実害を与えるものでは、五行に依存するのではなく、自らの通力をそのまま武器へと変える形態のものを使用
あまり近接格闘などは得意とせず、メイドの嗜みとされる箒やモップを使っての格闘は「私は家政婦だから無理です。メイドの様な媚び諂った売女と一緒にしないでください糞馬鹿ご主人様野郎が」と、無理らしい
名前の由来
梓拾…四十雀より
*火佐家
…炎を司るユタの一族。母方の形質を大きく遺伝し、全員がオレンジ色の髪の毛をしている
**火佐 麻琴
Makoto Hiza
種族:人間
年齢:17歳
出身:日本、奄美大島
武器:召喚した精霊に応じて変化
術法:霊術(火)
法衣:白い内着に緋袴の所謂「巫女服」、デミテルの祝福を受けた学生服
職業:高校生/巫女(ユタ)
一人称:あたし
愛称:麻琴
性格:奔放で自分勝手、かなりの自由人
身長:162cm
スタイル:身長は普通だが、他は完全なモデル体型
スリーサイズ:B:91 W:58 H:86
髪の色:オレンジ、セミロングで右側のサイドポニー
趣味:意外にも読書
その他特徴:実は未だ一年生。学校に出席する気が無い
ひざ まこと
ユタ、即ち巫女をしている少女
ユタは自然の理の具現である精霊や神の声を聞く事が出来るという
特に火佐家は炎の性を司り、その中でもずば抜けて通力の強い麻琴は炎の精霊を召喚、指揮、同調出来る
「どうせならデメテルに会いたい」という事で渡欧するのだから破天荒
しかもどういう訳かヴェネツィアに住み付き、軍に協力する様になってしまう
フルーレとは親友だが、軽く恋慕に近い感情さえ抱いており、他の年長者はちゃんと敬称を付けるが、彼女とは呼び捨てあっている
他の奄美大島に住むユタでも精霊や神の声は聞く事は出来るが、対話が出来るのは火佐家の者だけ
その為、精霊を召喚しなくても自然に内在する精霊の力を借りる事で、何も無い場所に突然炎を出現させる事が出来る
これを俗に精霊術、略して霊術と言う
が、霊術を使える者は少ない為、一種の業界用語である
霊術と言っても、霊媒師的な事はしない
巫女と言っても、神には仕えない
便宜上の呼び名みたいなものである
火車切広光
分類:日本刀(妖刀)
かの上杉謙信も愛用したと言う妖刀
刀身を発火させる事が出来、平常時の温度も三百度を超える
M4カービン
分類:アサルトライフル
M4カービンの皮を被ったM4コマンドー
グレネードランチャーも装備可能の切り札
以下、指揮する精霊の紹介
ゴズ(牛頭)
火蜥蜴の精霊
体長は四メートルを優に超し、全身真っ黒い皮膚に覆われた巨獣
火の性を持ちはするが、体温は低く、人間と同じ程度
口から冷気を吐き、体長の三分の一を占める尻尾の一振りで大木を粉砕する
性格としては比較的大らかで、熱されやすい麻琴の良いストッパーとなってくれる
一応、雄
四尺蜥蜴
分類:日本刀(大太刀)
名前の通り、四尺(約百二十センチ)の刀身を持つ日本刀
非常に刀身が厚く作られていて、熱をも「斬る」事が出来る
使用感覚としては西洋のクレイモア等に近い
メズ(馬頭)
火鳥の精霊
体長は二メートル半程。全身炎に燃え盛っている
体温は摂氏千度を軽く超え、麻琴でなければ触れるまでもなく炭化してしまう
燃え盛る体で行う体当たりは、周囲五百メートルを火の海に変えてしまう
性格は麻琴と似通った単純で自分勝手な少女のもの。麻琴の暴走を加熱させるだけである
一応、雌
火鳥風月
分類:日本刀
刃渡り七十センチ程度の日本刀
鞘から抜き放つと、火車切広光より一層強い炎に刀身が包まれる
非常に強力な妖刀だが、炎を維持する為の通力も尋常じゃない量が必要
基本的に麻琴はこれを右手に、広光を左手に持って使用する
コズ(虎頭)
火鼠の精霊
体長は三十センチにも満たない。それでも全身は炎の毛並みに包まれている
体温は通常、二百度程度。麻琴の首や体にマフラーの様に絡み付いている(麻琴は熱への耐性が異常に高い)
直接的な戦闘は不得意だが、口から八百度の炎を吐き出す。また、炎の障壁を築く事も可能
気弱で優しい少女の性格を持ち、突っ走る麻琴を牛頭とは違った面から抑えるが、たまに火種にもなる
一応、雌
丹後の火衣
分類:羽衣
「羽衣伝説」の隠された羽衣をイメージして作られたもの
麻琴以外の生き物が身に纏おうとすると、炎蛇に姿を変えて拒絶する
ある程度まで距離が離れてしまうと、一切手出し出来なくなる欠点はあるが
身に纏っている間は本当の「天女」の様に、ある程度の飛行能力や、超人的な速度での移動が可能になる
コア(ケツァルコアトルス)
火竜の精霊
全長八メートルもの巨大な胴体を持つ翼竜。全身は真紅の鱗に覆われ、骨ばった翼を広げると五メートルにもなる
体温は五百度程、意外と低いが、兎に角巨大なので滅多な事では召喚出来ない
口から高熱の光線を放つ他、軽く羽ばたけば高熱の突風が吹き、尾を振れば小さな竜巻が巻き起こる
恐ろしい程の戦闘能力を持つが、本人の性格は争い嫌いの完全平和主義者
しかし、麻琴を恋い慕っているのでかなり従順
一応、雄
百寸大鎌
分類:鎖鎌
百寸(三メートル)の長い鎖の取り付けられた鎖鎌
鎖が長過ぎて、戦闘に使うには不向き
鉤縄の様に、移動手段や完全な不意打ち用
インガ(大神)
炎狼の精霊
一メートル程の比較的小さな体を持つ。見た目は少し毛が赤茶色をした普通の狼
それに反して、体温は二千度を超える
口の中には地獄の業火程と称される炎が煮えたぎっており、噛み付かれれば助かり様が無い
一見獰猛そうだが、犬を元とする妖怪や精霊に多い通り、かなり知的で論理的な学者気質を持つ
一応、雌
月下薄命
分類:火炎放射器
見た目が十四年式拳銃にそっくりな拳銃型の武器
実際は弾丸では無く、炎の塊を撃ち出す為、武器としての性能は火炎放射器に近い
無論、霊術による炎を撃つ為、ガスの様な物理的な弾薬を必要としない
名前の由来
火佐麻琴…ヒザマより
参考資料
[[麻琴:バトン]]
**火佐 麻弦
Mazuru Hiza
種族:人間
年齢:20歳
出身:日本、奄美大島
武器:召喚した精霊に応じて変化
術法:霊術(火)
法衣:巫女服(巫男服?)
職業:伝説のストリートミュージシャン(笑)
一人称:俺
愛称:麻弦
性格:麻琴を超越する自由人にして、自意識過剰
身長:183cm 無駄に長身である
スタイル:以外にガタイは良い
髪の色:オレンジ、ロング
趣味:ストリートライブは人生
その他特徴:中卒で一生を音楽に捧げると語る
ひざ まづる
麻琴の兄で、やはりユタとして高い能力を持つ
しかし、中卒で家を飛び出し、日本各地ストリートライブの旅をすると共に自らの通力と演奏技術を高める
名前の通り、弦楽器の演奏が得意
三味線や琴、ヴァイオリン等何でも演奏出来るが、一番はやはりギター
ギター片手に全国を転々と弾き語りの旅をしている内に、多くのファンを持つ事実「伝説のストリートミュージシャン」となる
メジャーデビューが期待されるが、後三年音楽業界を騒がした後には引退するつもりである
あくまで目標は「伝説のストリートミュージシャン」
ユタが巫女と訳される様に、ユタとしての能力はほとんどが女性に強く遺伝する
それなのに、真弦は男性の身でありながら麻琴に次ぐ通力を持つ
自分の精霊を従え、時には人知れず妖怪退治をする等、実はシリアスな面も併せ持つ
この辺りは火佐家の人間に共通しているのかもしれない
以下、指揮する精霊の紹介
キグ(鬼熊)
火熊の精霊
二メートル程の体を持つ、全身真っ赤な毛並みの樋熊
体温は五百度程度
熊らしく、単純に引っ掻いたり、噛み付いたりが攻撃手段
しかし、炎が煮え滾る口内や焼け付く爪は生身には十分過ぎる程の凶器である
野生的な熊の精霊ではあるが、ちゃんとした理性は持ち、寧ろ麻弦より冷静なぐらいである
麻弦に燃え滾る篭手を与える
一応、雄
キュウ(窮奇)
火牛の精霊
七メートルを超える巨体の、炎の翼の生えた真っ黒な毛並みの牛
体温は五十度程度
凶悪な外見の巨獣ではあるが、直接的な打撃等はせず、妖術による戦いを得意とする
そのスタイルから分かる通り、非常に思慮深く、冷静な参謀的性格
麻弦に刺激的な音色が人気なアコースティックギターを与える
麻弦のブレイクの理由はこれにあるらしい
一応、雄
ヴァロン(バロン)
火獅子の精霊
二メートル程度の比較的な小さな体を持つ、全身真っ白な毛皮のライオン
体温は二百度程度
聖獣と語り継がれる通り、とても誠実で正義感の強い誇り高い性格
一方で、邪悪は口から紅蓮の炎を吐き出して完全に焼き払うと言う
麻弦に大きな長弓を与える。この手の精霊には珍しく、炎とは一切関係が無い
一応、雌
名前の由来
火佐麻弦…ヒザマより
**火佐 麻鐘
Magane Hiza
種族:人間
年齢:15歳
出身:日本、奄美大島
武器:(コウを召喚時)筆架叉、(セイを召喚時)青龍偃月刀
術法:霊術(火)
法衣:巫女服
職業:高校生/巫女(火様)
一人称:私
愛称:麻鐘
性格:引っ込み思案で内気、無口だが慈愛に満ちている
身長:153cm
スタイル:姉と同じく、既に相当にグラマラスである
スリーサイズ:B:86 W:57 H:78
髪の色:オレンジ、ロング
趣味:勉強(実に真面目である)
その他特徴:高校は姉とは違い、きちんと行っている
ひざ まがね
麻琴の妹で、双子の妹に麻鈴が居る
姉とは違い、双子でちゃんと高校には通っている
通っている高校は姉と同じ
姉程ではないが、火佐家の娘として十分過ぎる程の通力を備え、早くも精霊を二人使役している
目標は姉、だが性格までは真似していない、良かった
やはり、炎の霊術を使用出来る
まだ未熟なところもあるが、それは二人がかりでカバー
双子である強みを最大限に利用している
以下、指揮する精霊の紹介
コウ(黄龍)
黄龍の精霊
奄美大島という土地柄からか、中国の精霊であるはずの五龍を使役出来ている
体長は十メートルを超え、火佐家の人間が指揮する精霊の中でも最大、最強のものだが麻鈴と二人でやっと召喚出来る
これ自体は火ではなく、土の性を司るが、土は中央に座する性である為、火佐家の者もぎりぎり守備範囲内である
この精霊もあくまで中間を保ち、雌雄の区別は無く、性格も口調も中性的である
戦う姿は見た事が無い。これはあくまで自身は中立であり続ける為だろう
双子に筆架叉を与える。これは双剣がセットである武器だが、二人は一本ずつ使用する
セイ(青龍)
青龍の精霊
青は水の色と思われがちだが、蒼炎や白炎を司るこの精霊は火の性を持つ
体長五メートル程度、体温も基本は低い
口から青とも白とも取れる高熱の炎を吐く
性格としては、神の眷属とされる身分故にかプライドが高く、双子以外には冷酷とも言える態度を取る
しかし、案外優しかったりもする。このツンデレさんめ
麻鐘に高熱の刀身を持った青龍偃月刀を与える
一応、雄
名前の由来
火佐麻鐘…ヒザマより
**火佐 麻鈴
Masuzu Hiza
種族:人間
年齢:15歳
出身:日本、奄美大島
武器:(コウを召喚時)筆架叉、(チーを召喚時)柳葉刀
術法:霊術(火)
法衣:巫女服
職業:高校生/巫女(火様)
一人称:私
愛称:麻鈴
性格:麻琴と同じく、やや自分勝手ではきはきと喋る。双子の姉とは対照的な性格
身長:155cm
スタイル:麻琴と同じく、既に相当にグラマラスである
スリーサイズ:B:86 W:57 H:78
髪の色:オレンジ、セミロング
趣味:読書(この辺り、麻琴譲り?)
その他特徴:高校は麻琴とは違い、きちんと行っている
ひざ ますず
麻琴の妹で、双子の姉に麻鐘が居る
姉とは違い、双子でちゃんと高校には通っている
通っている高校は姉と同じ
麻琴程ではないが、火佐家の娘として十分過ぎる程の通力を備え、早くも精霊を二人使役している
目標は麻琴、性格まで似ている、それで良いのか…?
やはり、炎の霊術を使用出来る
まだ未熟なところもあるが、それは二人がかりでカバー
双子である強みを最大限に利用している
以下、指揮する精霊の紹介
コウ(黄龍)
麻鐘に同じ
チー(赤龍)
赤龍の精霊
見た目通り、火の性を持つ
体長は五メートル程、全身真っ赤な鱗に覆われている
体温は二百度程度
口から真っ赤な炎を吐き出し、周囲を火の海にする
どこかの火鳥を彷彿とさせる自分勝手な少女の性格で、やはり麻鈴には油を注ぐ事しかしない
麻鈴に燃え盛る柳葉刀を与える
一応、雌
名前の由来
火佐麻鈴…ヒザマより
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[[目次]]
2010-03-03T01:45:21+09:00
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小説書きに100の質問
https://w.atwiki.jp/imatti/pages/312.html
小説書きに100の質問 2010/01/17完
1 まえがき(あなたの意欲をどうぞ)。
最後まで諦めずに頑張ります
2 あなたのペンネームを教えてください。
今は閑野水鳥です
3 小説の中の人物として閑野水鳥を描写してください(自己紹介)。
大胆不敵にして天衣無縫、極度の現実主義者だが、ロマンを追い求める奔放な人物
人望は案外厚いが、交友関係は狭い
4 あなたの職業は?
まれに良くある職業です
5 あなたのバイト遍歴を教えてください(あれば)。
四年間本屋勤め
6 小説書き歴は。
小学三年時より
7 小説書き以外の趣味を教えてください。
読書、ゲーム、アニメ鑑賞など
8 好きな小説のジャンルは。
所謂ライトノベル、主にファンタジーを愛する
9 好きな作家は。
一番影響を受けているのは芥川龍之介
10 尊敬する作家は。
同上
11 好きな小説は。
自己紹介のページを参照の事
12 好きな映画は。
特に映画は見ない
13 好きな漫画・アニメは。
同じく自己紹介を参照
14 好きなドラマは。
最近はめっきり見ない
15 良く聞く音楽は。
ゲーム音楽と一部の声優曲(アニソンという訳でもない)
16 心に残る名台詞と、その出典は?
「寄らば、斬ります!」 ユグドラ・ユニオンのユグドラの台詞より
17 月に何冊くらい本を読む?
非常に不定期
大体、十五冊ぐらい?
18 小説以外ではどういう本をよく読みますか。
神話とか、宗教とかの軽く哲学入った本を
19 読書速度は速い方ですか遅いですか。
恐らく、速め
三時間程で文庫本一冊は読んでいる気がします
20 あなたは自分を活字中毒だと思いますか。
残念ながら……
21 執筆に使用しているソフトは。
サクラエディタ
VerticalEditor
BeatWord
22 初めて書いた小説のタイトル・内容。
黒歴史過ぎて記憶の奥底に封じ込めてしまいました
23 小説のタイトルはどうやってつけていますか。
大体、半分ぐらい書いてから、自分の感性で、かな
24 あなたが書く小説のジャンルは。
ファンタジー、SF、ラブコメ
その辺りです
25 一人称と三人称、どちらで書くことが多いですか。
基本は一人称
ただ、途中で三人称視点になる事も稀に良くある
26 短編と長編、どちらが多いですか。
短編。長編と銘打つものでも、オムニバス形式が多い
27 どのくらいのペースで小説を書いていますか。
非常に不定期
28 ストーリーと登場人物、どちらを先に決めるか。
登場人物を先に
ストーリーは後からついてこい!
29 ストーリーはどういう時に思いつきますか。
寝る直前
霊夢
起床直後
30 ストーリーはどの程度決めてから書き出しますか。
プロローグとエピローグ、それからどんでん返しを考えてから
本文は後回し
31 人物の名前はどのように決めますか。
日本名なら、好きな感じを使って、ありそうな名前を
英語名なら、歴史の偉人とか、聖書にある固有名詞を捩ったり
32 資料をどのくらい集めてから書き出しますか。
資料を必要としない、ペラい話が多いですね
後、世の中は便利になったもので書き始めてからも、知りたい知識をネットから得られますからねぇ
特に集めません
33 小説を書くときにあなたが気をつけていることは。
自然と倒置法を使ってしまう、酷く倒錯的な人間なので
それを多用して、文章をややこしくしてしまわない様に
34 小説を書く能力は、どのように磨きますか。
やはり、良き本は良き文章を作る
兎に角読書、そして下手でも良いので文章を書く、ですね
35 ネタが無いときはどうしますか。
腹を切れ!
36 あなたが小説を書く上で影響を受けたものはありますか。
やはり、神道の様な古代日本の世界観には深く影響を受けていますね
後、宗教の考え方も面白いので、その影響も
37 他の人の書いた小説を読むとき、ついつい注目してしまうのはどういうところですか。
倒置法の有無
どうしてこう、倒置法しか書けない人間なんだ
38 これから書きたいテーマは。
愛ではなく、友情
あんまりラブラブしてるのも、アレだからねぇ
39 感想はどのように得ていますか。
友人に見せたり
40 批評されても良いですか。
寧ろ、してください
赤ペン先生マジ募集
41 あなたの未来予想図、22世紀の世界はどうなっていると思いますか?
まあ、治安が良くなってくれると良いですな
後はもう、なる様になってるさ
ドラえもんは居ないだろうがな!
42 ますます発達する科学。人間のクローンについてあなたの考えは。
人間に限らず、嫌だなぁ
だって、やっぱり気持ち悪いじゃない
43 超能力やUFOを信じますか?
信じていません
ただ、神性というものは少し信じています
困った時の神頼み、神頼み……
44 世界の終末はどのように訪れると思いますか。
まあ、氷河期とかで無難に人類滅亡
その後、数十億年後ぐらいには隕石がぶち当たって終わるんじゃないですかねぇ
45 世界平和は実現しますか。
しないだろうなぁ
いや、平和の基準を無犯罪、戦争根絶みたいな夢物語に設定した場合、だけど
46 最近の凶悪犯罪についてどう思いますか。
そういう人が出て来る、環境が、なぁ
まあ、資本主義国である以上、仕方がないとは思うけど
47 政治家に物申す!
日本のイメージを悪くしないで
ただでさえ、悪いのだから
48 宗教についてどう思いますか
すごく面白い
信じてはいませんが、発生や信仰の経緯は面白いですよねぇ
49 一日は二十四時間ですが、ほんとは何時間くらい欲しいですか?
それで十分
二十時間でも、二十五時間でもない
絶妙だね
50 現代に生まれてきて満足ですか。現代以外ならいつ頃生まれたかった?(過去・未来どちらでも)
戦後に生まれられたのは、幸せだと思う
未来も、治安とか悪そうだからなぁ……
51 「ファンタジー」とは?
ある一線を越えたSF
剣と魔法の世界でなくても、ファンタジーは成立し得ると考えています
52 何処かに引越しをするとしたら何処へ引っ越しますか。
何処か、田舎
長野とか良いなぁ
53 旅は好きですか。何処へ行きたいですか。
京都へは、何回でも行きたい
良い町や
54 登場人物の死についてあなたの所見を。
無駄死にだけは嫌
何か、大きな意味があるのならばそれは必要
後は……悲劇の後に救いがあれば、最高かな
55 メールや掲示板の書き込みなどで「顔文字」や「(笑)(爆)(死)」の類は使いますか?
酷く嫌悪しています
56 昨今の日本語の乱れについてどう思いますか。
それはもう、しゃーない
語学者じゃないんだから、完璧に美しい日本語は使えん
外来語が使われるのも必然だね
それを含め、雑食的日本文化、じゃないかな
57 社会に不満を感じることはありますか?どういう時ですか?
別に、私は革命家じゃないからねぇ
天上のお人の考えはわかりませんわ
58 小さい頃、将来何になろうと思っていましたか。
幼稚園児までは、無し
小学生からはもう、新聞記者を目指していました
59 あなたの人生設計を教えてください。
まあ、三十までには安定させたいですわな
結婚のつもりはなし
何か劇的な恋がなければ、ね
60 外はどんな天気ですか。風景も含めて少し描写してください。
えー、暗いし、外寒いしやだー
風景はまあ、向かいに三階建て、そのサイドに二階建て、ウチ二階建て
ありふれた住宅街の風景ですわな
61 読書感想文は得意でしたか。
大嫌いでした
だから、頑張りもしませんでした
62 国語は好きですか?好きだった学科を教えてください。
国語系は何でも
後、社会系も
63 学校は好きですか。
授業を受ける為に、行きましたからねぇ
友人を求めちゃいない
64 運動は得意ですか。
なに、なにをおっしゃる
65 鉛筆の持ち方、正しく持ってますか?
箸でも何でも、持ち方だけは綺麗です
そう、持ち方だけは……
66 実生活で「あぁ自分は小説書きだな……」と実感することはありますか?どういう時ですか。
まあ、ふとした電車の中とかでもネタを考えているのはサガ、ですわな
67 新聞はどこまでちゃんと読んでますか。
ほとんど読みません
編集手帳ぐらいは読むかな
68 購読している雑誌は。
ふっ、文学誌とか期待するなよ!
コンプエース、アライブ、声優グランプリ、声優アニメディア、NewType、不定期でGファンタジーとかだっ!
69 本は本屋で買いますか?古本屋?図書館派?
まあ、本屋……だね(同人ショップの袋を隠しながら)
70 詩・短歌・絵など、小説以外で創作をしていますか。
全てにおいて、駄目ですわ
71 恋人はいますか。
御冗談を……
72 何をしているときが一番楽しいですか。
ただひたすら、小説を書いている時
73 あなたの人生の支えはなんですか。
ココナッツサブレ
74 懸賞小説に応募したことありますか?その結果は?
言うな……何も、言うんじゃない……
75 日記は書いていますか?
まあ、ブログをば
76 今までで一番衝撃的だったことは。
俺……左利きを矯正されてたのか……
初めて知った十五の夜
77 睡眠時間は何時間くらいですか?
4~12時間
幅広っ!
78 夜、眠りにつく前に布団の中で何を考えていますか。
……ふぅ
79 長時間電車に乗る時、車内で何をしていますか。
音楽聴いたり、妄想に耽ったり、本読んだり
80 ネタになりそうな実体験を教えてください。
そんなもの、ない
81 どうして小説を書くのですか。
自慰目的
82 小説を書いていて嬉しい・楽しいときはどんな時ですか。
書いている行為、そのものが楽しみだからなぁ
83 小説を書くうえで苦労することはなんですか。
時間の工面、ぐらいだろうなぁ
もっと書く時間が欲しい
84 小説を書く時の状況は?(場所・時間・BGM等)
パソコンで、書きたいときに
BGMは適当
85 周りの友人や家族などはあなたが小説書きであることを知っていますか。
嫌って程に
86 あなたの周りに小説書きはいますか?何人くらい?
まあ、一人おりますわな
87 スランプに陥ったことはありますか?どう乗り切りましたか?
そんなものは、ない
88 長時間パソコンと向き合っていると目が疲れませんか?対策はしていますか?
一応、ドライアイ用の目薬ぐらいは
最近は打たんなぁ
89 最近難解な漢字を使用する作家が多いようですが、あなたはどうですか?
難解……?
躊躇とか、智慧とか、ちょっとギョッとする漢字かな?
なら、ちょい足を突っ込んでるかなぁ
90 こういう小説は許せない!
自由に書けば良いと思うよ!よ!
91 自分の小説に満足していますか。
ははっ、なにをおっしゃる
92 他の人のオンライン小説、どれくらい読みますか?
あんま読まんなぁ
文章は、本で読みたい
93 同人誌に参加したことはありますか。
ございません
94 将来的にプロ作家になりたいですか。
将来的には、ね
95 それはどうしてですか。
ふっ、無粋な事を
96 あなたの自作小説を一つだけ薦めてください。
そんなものは、ない
97 構想中のネタをこっそり披露してください(言える範囲で)。
次のヒロインは巨乳でポニテでデレデレです
98 いつまで小説を書き続けますか。
願わくば、散り逝くその時まで
99 読者に一言。
オッポレ
100 あとがき。
ほら、こんなもん
2010-01-17T20:31:25+09:00
1263727885
-
ブログ運営履歴
https://w.atwiki.jp/imatti/pages/240.html
#contents
----
*For2008
ver6.07
拍手お礼ページにうどんげSSを追加した
ver6.08
慧音口上をうpした
ver6.09a
プラグインの修正をした
プロフィールの修正をした
ver6.09b
プロフィールの修正をした
ver6.10
拍手お礼ページに慧天SSを追加した
更新履歴を運営履歴と呼ぶ事にした
ver6.12a
TOP記事、及びサイドバーのレイアウトを変更した
テンプレートを変更した
ver6.12b
拍手お礼ページに慧天SSを追加した
ver6.13
東方緋想天を購入した
ver6.25
東方地霊殿体験版を入手した
ver6.27
風来のシレン3を購入した
ver7.08
小悪魔スペル1を公開した
ver7.09
小悪魔スペル1-2を公開した
ver7.14
テンプレートを変更した
ver7.17
自己紹介を編集した
小話コーナーを設置した
ver7.19
色々と編集した
小話コーナーを更新した
ver7,21
テンプレートを変更した
ver7.23a
TOP記事を編集した
ver7.23b
プロフィール替え歌を変更した
ver7.24
小説まとめwikiを更新した
ver7.25
小説まとめwikiを更新した
ver7.27
小説まとめwikiを更新した
ver7.28
過去の記事を大量削除した
ver8.01
小説まとめwikiを更新した
ver8.02
小説まとめwikiを更新した
ver8.03
プロフィールを更新した
ver8.04
小説まとめwikiを更新した
ver8.05
プロフィールを更新した
ver8.06
プロフィールを更新した
本日の小話を更新した
ver8.12
小説まとめwikiを更新した
ver8.17
子供ルーミア口上暫定版をうpした
ver8.18
小説まとめwikiを更新した
本日の小話を更新した
ver8.24
小説まとめwikiを更新した
ver8.30
ルーミア口上暫定版2をうpした
ver9.15
小説まとめwikiを更新した
ver9.21
小説まとめwikiを更新した
ver9.23
小説まとめwikiを更新した
運営履歴を更新した
ver9.24
ルーミア口上暫定版3をうpした
ver9.26
7月分までの記事を削除した
ver9,27
小説まとめwikiを更新した
ver10.20
本日の小話を更新した
ver11.15
口上まとめver0.1をうpした
ver11.16
トルシェ口上修正版をうpした
ver11.18
本日の小話を更新した
小説まとめwikiを更新した
ver11,25
本日の小話を更新した
小説まとめwikiを更新した
ver12,02
口上まとめver0.2をうpした
ver12.04
小説まとめwikiを更新した
ver12.21
小説まとめwikiを更新した
拍手お礼ページを更新した
本日の小話を更新した
ver12.29
小説まとめwikiを更新した
*For2009
ver1.8
eratoho、ルーミア関連修正&ブロントさんパッチをうpした
東方キャラソートの結果を更新した
ver1.19
プロフィールを更新した
ver2.01
口上まとめver2.5をうpした
ver4.05
プロフィールを更新した
東方キャラソートの結果を更新した
ver4.12
小説まとめwikiを更新した
ver4.15
口上まとめver2.6をうpした
ver4.22
星蓮船体験版、オリキャラ追加パッチをうpした
ver5.02
プロフィールを更新した
ver5.17
星蓮船2面ボス口上(未完)をうpした
ver5.22
本日の小話を更新した
ver6.22
本日の小話を更新した
ver7.05
2008年分の記事を削除した
ver7.12
eratohoYMパッチをうpした
ver7.20
本日の小話を更新した
ver7.21
本日の小話を更新した
ver7.22
本日の小話を更新した
ver7.23
本日の小話を更新した
ver8.01a
プロフィールを更新した
ver8.01b
キャラソートを更新した
ver8.17
魅力がアップ
ver8.24
プロフィールを更新した
ブログ名を変更した
HNを変更した
ver9.30
魅力がアップ
ver12.12
拍手ボタンの配置変更
プロフィールを更新した
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プロフィールを更新した
ver12.25
上半期の記事を削除した
ver12.26
プロフィールを更新した
ver12.27
クリスマスプレゼントをうpした
ver12.30
TOP記事を大幅更新した
[[目次]]
2010-01-01T12:19:22+09:00
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