【ミリマス】ロボ・アイドル


【ミリマス】ロボ・アイドル


執筆開始日時
2017/12/23


概要


「昨今、個人情報の流出やサイバー犯罪、そういったものが多発している」
下ろしたブラインドの間を指で広げ、外を覗きながら堂城社長は言った。
その姿は、まるで昔のドラマの、犯人を監視するために、張り込みをする刑事のようだった。
「我が事務所も、芸能界に属している限り、その対象にならないとは、残念ながら言い切れない」
ブラインドの間から外を見るのを気に入ったのか、高木社長は、ブラインドを広げたり閉じたりして、カシャカシャと音を鳴らした。
「社長、そうやって外を見るの、ブラインドが痛むのでやめてください。」
高木社長とプロデューサーにお茶を淹れてきた、765プロ事務員音無小鳥が社長をたしなめる。
そう言われ、高木社長が渋々とブラインドから指を離し、こちらを振り向いた。
「そこで、だ。君にはその対策をしてもらおうと思っているのだよ。どうか、わが事務所、765プロを守ってくれないか?」
「わかりました。慎んでお請けいたしましょう。」
事務所のアイドルたちを守る、そんな使命を受け、プロデューサーは立ち上がった。

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最終更新:2018年06月07日 12:09
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