千早「隣のお兄さん」
執筆開始日時
2013/05/12
概要
アイマスの二次創作SS
アイドルになる前の千早の話です
俺の家の隣には、如月千早という名前の少女が住んでいる。
家といっても集合住宅、つまりアパートで、2階の一番右端に俺の部屋があり、その隣が如月さんの部屋に当たる。
だから、彼女は俺の唯一の”お隣さん”なのだが――俺は、彼女のことをほとんど知らない。
年齢、趣味、家族構成、交友関係……何もかもが謎なのである。
たまに挨拶程度の言葉は交わすものの、そんな話になったことは一度もない。
と言うか、話になったことすらない。
もしかしたら、如月さんは極端に大人しい性格なのかもしれない。
彼女の名前すら、アパートの管理人さんが「千早ちゃん」と呼んでいるのを聞いて初めて知ったのだ。
そもそも、しがない就活生である俺と容姿端麗な彼女がどんな理由で会話をするのかと問われれば、俺は閉口せざるを得ない。
どうせ俺も就職が決まればこのアパートを出て行くのだから、今さら知り合ったところでどうなるわけでもない。
だから、別に無理に関わる必要なんてないだろう。
相手だって、俺のことなど知ったことではないのだから。
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^如月千早 ^恋愛
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最終更新:2013年06月04日 11:51