第8話「Her cooking」(2008年12月10日)

休日出勤の話。
今更ながら、マリオンは夕方から夜中やってる店です。
だからいつもは学校が終わってからなので開店直前から仕事なんだけど、
今日は昼の2時ごろ、一番最初の時間から仕事だった。
米村「こんにちはー」
店に入ってもいつものようにワイワイガヤガヤしておらず、電気も点いていない。
誰もいないのかなあ・・・でもカギ開いてたんだし、店長くらいはいるだろう。
だいたい2時から仕事って・・・何するんだよこんなに早くから・・・ん?
調理場の方で声がする、女性の声だ。
誰だ?キッチンスタッフに女の人なんていたっけ?
米村「こんにちはー・・・あ!!」
なんと由美ちゃんとホールスタッフの女の子がいた。
由美「あ、こんにちはー」
米村「あれ、なんで調理場に・・・」
由美「今日のメニューの下ごしらえをしてるの」
米村「へぇー、そんなん出来るんだー、すげえ」
   「ねえ由美ちゃん、味見してもいいかな?」
由美「いいよ、はい・・・どうぞ」
   「ありがとー・・・ん、米村くんもほしい?」
米村「え?」
スプーンの先を舐めるようにして見ていた俺の目線に気づいたのか、女の子が言う。
由美ちゃんが「いる?」って感じにスプーンを出す。
米村「あ、じゃあ・・・」
由美ちゃんがスプーンを俺に近づける・・・あれ、でもこのスプーンって・・・まあいいか。
パクッ・・・
やったぁ!由美ちゃんの手料理食べちゃった!!
米村「上手いっす」
由美「良かった、じゃあこれはこれで終わりー」
でも俺が見てたのはスプーンじゃなくって由美ちゃんの指先なんだけどな・・・。
      • と、とにかく、由美ちゃんとは順調に仲良くなっていってるようだ。
その後も他の店員が来るまでは2人で・・・はなかったが楽しいトークをした。
そろそろ携帯電話の番号を聞いてもいいかな・・・
え、まだ聞いてなかったの?って?

そんな恥ずかしいことできるかよ。

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最終更新:2016年03月17日 16:22