第5話「She is tender」(2008年12月5日)

ついに念願の女性、榎本由美と一緒に仕事をすることになった。
とは言っても彼女はホール、俺は皿洗いで遠くに姿が見えるだけ。
これじゃあ店の外から見たあの日と変わらないんだけど・・・給料がもらえるからいいか。
はぁぁぁ・・・それにしても、いいなぁ由美ちゃん・・・
そういえば今日初めて声聞いたんだっけ
声も想像以上だったし、完璧だよホント
店長「こら、ぼーっとするな」
米村「すみません」
それにしても、前にも言ったけど洗った後の皿はすごく熱い
機械が乾かすのにすごく熱する(?)から
ピーッ!
ほら、また出来た、やけどしないように気をつけ・・・
米村「熱ちー!!」
ガシャァァァン!!
米村「げげげ!」
店長「あー!」
米村「す、すみません」
店長「あーいいよ、掃除しておいて」
米村「はい」
あー、由美ちゃんは可愛いけど、こんなことならバイト辞めようかなぁ
由美「大丈夫ですか?」
米村「え・・・?」
ゆ、由美ちゃぁぁん!?
米村「いや、大丈夫です・・・」
しかし由美ちゃんは既に割れた皿の破片を集め始めている。
由美「はい、どうぞ」
米村「あ、ありがとう・・・」
由美「怪我はないですか?」
米村「はい」
由美「じゃぁ、頑張って」
米村「ありがとう」
最高じゃん由美ちゃん、性格最高じゃん
俺を心配して来てくれたんだぁ、もしかして俺に気がある・・・?
ぬはははははは!!

しかし由美が克のところへ行ったのは、客から下げた食器を洗ってもらいに来たのである。
だから克のところには新たな洗い物が追加されていた。

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最終更新:2016年03月17日 15:32