第5話「良い見本と悪い見本」(2009年4月10日)

地獄の(?)授業が始まった。
黒田「まずは標識を覚えてもらう。最終的には全部まる暗記だ」
徹「全部って・・・」
清志「めっちゃあるやん」
黒田「坂本、無駄口たたくな」
清志「は・・・はい・・・」
黒田「え~、標識にもいろいろ種類があって・・・」
清志(くそ、なんで俺だけ・・・)
黒田「坂本!どこを見てるんだ!やる気あんのか!?」
清志「す、すみません!」

こんな調子で授業は続き・・・

黒田「昨日の入校式の後、テキストを配った際に俺は予習をして来いと行ったが・・・ちゃんとやって来たかな?」
黒田「今から俺が一つ質問を出す、それに答えられる自身のあるやつはいるか?」
黒田「よし坂本、お前やってみろ」
清志「なんで俺が・・・」
忠「お前もう目ぇつけられてるよ」
黒田「坂本!」
清志「は、はい!」
黒田「道路の曲がり角からある一定の距離以内は駐車できないことになってる・・・」
清志「わかった!その一定の距離を答える問題なんだ!」
黒田「正解!」
清志「やったぁ!!」
黒田「・・・でぇ?」
清志「はい?」
黒田「何メートルなの?」
清志「えー・・・少々お待ち下さい・・・」
清志(由美 由美、教えてよ・・・!)
由美(な、なんで私が・・・)
清志(お願ーい、一生のお願ーい)
由美(んもう・・・えっとねえ・・・確か5メートル・・・)
黒田「榎本」
由美「あ・・・はい!!」
黒田「お前偉いなあ、ちゃんと予習してきたんだなあ」
由美「え・・・あ、はい・・・」
黒田「えー、今のがダメな生徒と良い生徒の見本だ」
清志「はぁ・・・?」
由美「・・・・・・」
黒田「じゃあ授業を続けるー」
清志「・・・・・・」
芳子(・・・あの人、可愛そうだね)
由美(え?あ、うん・・・)

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最終更新:2016年03月17日 15:04