第2話「由美と清志」(2009年4月7日)

典子「厳しそうな先生だったねぇ~」
芳子「この学校ってみんなあんななのかなぁ」
由美「なんだか、不安だね・・・」
とぼとぼと歩く3人。
???「由美~!!」
芳子「またあなた?」
典子「一体誰なの?」
???「よくぞ聞いてくれた、俺の名は・・・」
芳子「何なのよ」
典子「どうしてじらすの?」
???「だって、由美が聞いてないんだもんよー」
由美「私は知ってるから・・・」
???「でもやっぱ、聞いてほしいじゃん?」
芳子「じれったいわねぇ、早く言いなさいよ!」
???「わかったよー、俺の名前は坂本清志」
芳子「そっか」
由美「じゃあ名前も聞いたことだし、私たちはこれで・・・」
清志「ちょっと待った~!」
3人「?」
清志「どういう関係とか、気にならない?」
芳子「う~ん、別に・・・」
清志「そんな・・・」
典子「気になる~!!」
清志「よし、教えてあげよう」
由美「・・・・・・」
清志「俺と由美は家が隣同士なんだ。幼稚園から小、中学校は一緒だったんだ」
典子「幼馴染なんだー」
清志「そう、それが今じゃ男子校と女子高でさあ・・・ロクに顔も見てなかったんだぜ」
由美「・・・・・・」
清志「お茶でもしない?」
典子「するー」
清志「いや、君じゃなくて・・・せっかく再会したんだから・・・ほら・・・」
典子「え~、やだやだ!私も行きたい!」
清志「・・・・・・」
芳子「典子・・・ほら・・・」
典子「え・・・うん、わかったー」
由美「ちょっと、どこ行くの?」
芳子「先に帰るね」
由美「え?」
典子「ばいばーい」
由美「待ってよ、私も帰る・・・」
清志「じゃあ帰るか」
由美「・・・・・・」
清志「隣同士なんだからさあ」
由美「・・・・・・」

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最終更新:2016年03月17日 15:02