第64話「デートでスクランブル!」(2008年11月27日)

榎本「温かくておいしい・・・!」
中山「良かった、喜んでもらえて」
一つのテーブルで食事をする由美と中山。
老人「坊主、また来とるな」
中山「あ、どうも」
老人「友だちかね?」
中山「え、えーと・・・」
榎本「あ、はじめまして・・・」
老人「こんな店によく来てくれたなねえ」
榎本「そんな・・・」
重爺「そ・・・そうじゃ・・・うっ!・・・し・・・失礼じゃよ・・・」
老人「やっぱり若いもんは元気があっていいな。こっちまで元気になっちまう」
榎本「・・・・・・」
老人「重爺もな、最近はすすんで外に出るようになったんじゃ。これも坊主、あんさんのおかげじゃて」
中山「いや・・・」
榎本「・・・・・・」
老人「じゃあわしはこれで」
中山「また」

中山「榎本さん」
榎本「え?」
中山「今日はありがとう。食事はどうしてもここでしたかったんだ」
榎本「すごくおいしかった」
中山「榎本さんみたいに可愛い子が来てくれたから重爺もすごく喜んでると思うんだ。普段はおじいさんばっかりだからね」
榎本「・・・・・・」
中山「いや、ほんとありがとう。この店の料理もおいしいって言ってくれたし・・・なんか僕も嬉しいよ」
榎本「んーん・・・」

渡辺「おい、出てきたぞ」
永井「どうだ」
渡辺「なんか様子が変だな」
永井「そりゃ~あんた。中山の勉強不足が・・・」
渡辺「違うんだよ、由美の中山を見る目が変わった。何ていうか・・・やさしくなったっていうか・・・」
永井「え・・・」
渡辺「な、なんかいい雰囲気だぞおい!」
永井「どうするよ!」
渡辺「あ、待て!」

B「ヘイヘイ姉ちゃん、一緒に遊ばないかい?」
中山「あわわわわ・・・」
榎本「・・・大丈夫だよ中山く・・・あれ、中山くん?」

永井「取り越し苦労だったみたいだな」
渡辺「あの程度のヤツに由美の相手が務まってたまるかってんだ」
臆病者の中山君はどっか行ったが、彼の優しさが確かなものであると由美は今でも信じているそうです。

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最終更新:2016年03月21日 01:46