「〇〇、どうして学校に来ないんだ」 「・・・・・・」 「〇〇!」 「勉強なんて、なくなっちまえばいいんだ!」 「〇〇・・・」 「受験受験って、そんなこという大人なんかみんな、いなくなっちゃえばいいんだ!」 「馬鹿野郎!」 頬を殴りつける教師。 生徒に跨り、殴り続ける。 「この野郎、この野郎ー!」 カットカット!! 「〇〇、●●が万引きしたのを黙って見てたらしいな」 「・・・・・・」 「どうして止めなかった」 「あいつん家、すっげー貧乏なの、先生だって知ってるだろ」 「・・・・・・」 「給食費が無くなった時だって、あいつやってないのに、みんな●●のこと疑ってたし」 「・・・・・・」 「先生、あんたあいつに何かしてやったのか、給食費がなくなった時だって、真っ先に●●を疑ったのは先生・・・」 「馬鹿野郎!」 カットカット!! 「〇〇、どうして喧嘩ばかりするんだ」 「・・・・・・」 「相手の子、ケガしたらしいな、傷害罪だぞ」 「弱いヤツがいけないんだよ」 「なんだと?」 「ちょっと殴られてケガするようなヤツが、喧嘩なんかするなってことだよ!」 「馬鹿野郎!」 教師のパンチをかわして殴り返す。 カットカット!! 「〇〇、どうして煙草なんて吸ったんだ」 「・・・・・・」 「〇〇!」 「煙草税なんて、なくなっちまえばいいんだ!」 「〇〇・・・」 「分煙分煙って、そんなこというヤツみんな、いなくなっちゃえばいいんだ!」 「馬鹿野郎!」 生徒にアッパーを食らわせる教師。 ひっくりかえる生徒。 「確かに先生も喫煙者だ、だがな、お前もいずれ結婚して、子供ができればわかる」 「・・・・・・」 「煙草が人に与える害は本当に大きいんだ、正に百害あって一利なしなんだ」 「・・・・・・」 「自分だけならいいだろう、自己責任だ。だがな、自分の妻、子供、他の人まで巻き添えにしてしまうんだ。その人たちの身に何かあってみろ、その責任がお前にとれるのか、その責任は誰にもとれんのだ」 「・・・・・・」 「〇〇」 「・・・・・・」 「〇〇?」 泡を吹いている生徒。 「〇〇ー!!」 カットカット!!もう今日はダメだ!!