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従来の、自民党保守派、
中川-安倍-中山ラインでの拉致議連は、その後、北朝鮮への拉致問題解決に向けた、
能動的な打開策に乏しく、その動きの鈍さに業を煮やした"救う会"内の一部扇動的な保守派によって、
「拉致問題の解決に自衛隊を投入する」というような
荒木-増元-田母神ラインでの拉致問題保守強硬論が今春の2/28における、
名古屋での「拉致と国防」の講演会以降、主流となっていった。
しかし、8/30に政権交代平成維新が起こり、自民党政権においても、
一向に進展していなかった拉致問題は、"救う会"内の拉致問題保守強硬派の主導により、
いっきに袋小路に迷走し、立ち止まってしまったというのが実状であろう。
そのような中で、この蓮池透氏の一冊の本は、今春、北朝鮮のミサイル発射に狂喜乱舞する、
一部ネットウヨクやデムパ保守の拉致問題保守強硬論のお祭り騒ぎの中にあって、
一服の清涼剤であったともいえる。
救う会、拉致問題関係者は、今一度、若い人が離れていく運動のあり方を見つめなおす意味においても、
ご一読されることをお奨めする。
※この本のような清涼なこころを持ち合わせていれば、拉致署名に田母神氏を持ち込むことは、
控えられたであろうし、そうあれば、リベラルな方たちに、ブラックボードに書かれた文字、
具体的には田母神氏の御名前の部分を爪で何度も引っかかれるような事件も発生しなかったことでしょう。
拉致問題は人道問題として、北朝鮮への外交的圧力とは別の次元で、
純粋まっすぐ君の正義運動として、清涼感のある署名活動のほうが、
リベラルな方たちもきもちよく署名する。
救う会幹部は特定の思想に引き込まれないようしたほうが、いいです。
最終更新:2009年11月01日 16:59