2009チベットの時系列的な動向・・・6月
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6日チベット映画祭,亡命チベット人の記憶のショーケース
6日ダライ・ラマ法王,チベットの「圧制と抑圧」に対し圧力を掛けるよう強く訴える
17日銃撃で一人負傷,他の三人が重傷,Chamdo(チャムド)で
※この記事の情報は,中国による力任せの情報封鎖が今も続いている中,
世界に対しチベット内で行われていることを伝えたいと
必死になって二週間掛けてヒマラヤを越えてきたチベットからの亡命者によって
もたらされたものであると考えることができます。
そういう類の情報だと私は考えました。
18日報告書:チベットの砂漠化,ますます拡大
【ダラムサラ 6月18日】 チベットの砂漠化は止まるところを知らない。中国国営通信社が水曜日,報道した。
20日チベット干ばつ悪化の一途,過去30年で最大規模,中国国営報道
【北京】 チベットの干ばつは,過去30年で自治区最悪ののものへと激しさを増している。残された数千ヘクタールもの土地も乾燥している。そして1万3
千頭もの家畜が殺されている。中国国営報道が土曜日に報じた。
26日ダライ・ラマ法王,チベット・中国会議で基調演説を行う予定
【ダラムサラ,2009年6月27日】
ダライ・ラマ法王さまは,中国人とチベット人が出席する予定になっている「ユニーク」な会議で基調演説を行われ
る予定である。この会議は2009年8月6日に(スイスの)ジュネーブで開催されるもので,双方の学者・作家・ジャーナリスト・主張者たちが出席する。
以上,会議の主催団体によって記者発表された。
「国際友和会」(和解のための国際共同体,International Fellowship of Reconciliation)と「スイス・チ
ベット人友好協会」による「シナ・チベット国際会議」(the International Sino-Tibetan Conference)は,8
月6日から8日に掛けて開催され,百人以上もの中国人とチベット人の代表者たちが世界中から出席する予定である。
「この会議の目的は,二つの共同体の間におけるより良い理解を作り出すことだ。そしてチベット問題の平和的な解決策を探ることにある」と,「国際友和
会」(和解のための国際共同体,International Fellowship of Reconciliation)のJonathan
Sisson氏は述べた。
Yan Jiaqi氏は中国のリベラルな学者で,後に中国共産党主席となった趙紫陽(*)が率いた1980年代の政治改革委員会で働いた。彼はゲスト・
スピーカーとして講演する予定である。Yan Jiaqi氏はまた,中国社会科学院(CASS)の政治研究財団の責任者としても働いており,いくつかの
書籍を執筆している。その中には「文化大革命の10年間」という著書も含まれている。
(*)趙紫陽(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%99%E7%B4%AB%E9%99%BD
この会議で期待されていることは,双方の民族によって提起された見解や意見を明確化である。特に,昨年のチベット全土における抗議活動によって気づかさ
れたこと(人権,民族自決など)であり,これが「反中抗議活動」とであると中国政府から決め付けられていることである。
「ダライ一派」によって指揮された「反中」であると(昨年の)これらの出来事を解釈していること。これは中国当局者たちがこれまでも今もおこなっている
が,それは(昨年のチベット人たちの)意思表示の(本当の)理由を誤解していることに他ならないと,会議の主催団体は述べた。
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=25202
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/c2959e14bdb800b5?hl=ja
26日チベット人男子学生,反中抗議で逮捕される
【ダラムサラ,7月26日】
Chamdo(チベット人自治県)の中国人警官が18歳のチベット人男子学生を逮捕した。中国支配に反対し,ダライ・ラマ
法王に対する忠誠の意志を表明したからだ。RFA(ラジオ・フリー・アジア)が報じた。
Lobsang Nyandak氏は,Guru Gewa校の学生である。彼は2009年6月28日の日曜日に,友人と共に校舎から出た。二人は街に向
かい,しばらくの間,市場の周りをぶらついた。夕刻,Lobsang氏は戻り,友人を学校に送り返した。
Lobsang氏は,この日,抗議活動の実行を計画していた。白い布を自身の身体に巻きつけられていた。その布には「チベット人の独立。ダライ・ラマの
長寿。中国,チベットから出て行け」と書かれていた。もう一枚の布を彼は両手に掲げていた。それにはチベット国旗の色が塗られていた。彼はChamdo
(チベット人自治県)のTothokhang(と発音する名前の)市場に向かって走った。そしてスローガンを叫んだ。「チベットは独立国だ」,「チベッ
ト人が食べるのはツァンパ(麦)だ。眼を覚ませ」などである。彼は,その後,Chamdoの警察署に向かって歩き,逮捕された。
六人のGuru Gewa校の学生たちが警察署を訪れ,彼(Lobsang氏)の釈放を求め,彼を釈放しなければ自分たちが抗議活動を継続すると脅し
た。警察は抗議活動はするなと警告し,Lobsang氏の事件の調査はすぐに終わるだろうと言った。さらに多くの学生が学校から警察署に駆けつけようと
したが,校長が彼を押し止めた。
Lobsang is currently detained at the Chamdo prison. Chinese
authorities have tightened its control on Lobsang’s home town Tsawa
Punda for fear of repercussions there.
Lobsang氏は現在,Chamdo刑務所で拘束されている。中国人当局者は,Lobsang氏の故郷であるTsawa Pundaへの影響を恐れ,
この町での統制を強化している。(←つまり半戒厳令状態ということか?)
(以上,和訳終わり)
チベット人自治県であっても学校は漢民族が運営しており,校内の食事は漢民族と同じお米を食べなくてはいけないようです。俺たちはチベット人だ。ツァン
パ(麦)が主食なんだ。何で自分たちの自治区で漢民族の食事しかできないのだ?何が少数民族の権利と文化の保護と向上だ。俺たちはチベット人だ。外に向
かってプロパガンダする暇があったら,漢民族自身が宣言している通り,少数民族の文化の保護を言葉どおりに実行しろ。チベット自治区の学校でチベット人
に米の食事を強制するようなことはするな。ここは自治区なのだからお前ら漢民族がチベット人の主食であるツァンパ(麦)を食え!ということなのかもしれ
ません。
もし,そうだとしたら,これはチベット人にとってはまっとうな要求です。そして,もし,チベット人自治区の学校を経営している漢民族側が「ツァンパなん
か食えるか,未開人!」といった態度でチベット人学生に応えていたとしたら,これは学生による抗議活動が起きても仕方がありません。少数民族の文化・風
俗・生活を否定する法律は中華人民共和国には一つとしてないのですから。学校側が中華人民共和国の憲法,自治法,その他諸々の法律違反を犯していること
になります。
チベット人自治区では,チベット人と同様にツァンパ(麦)を食え。これは世界の常識です。
もし,
漢民族が異民族の支配を受けて,一切お米が食べれない状況に置かれたとしたら?
漢民族だったら,当然,「鉄パイプを持って」暴動を起こしますよね?
そして,その暴動を漢民族を支配している異民族が言う訳です。
「海外の反体制勢力が扇動した国家の安定を揺るがす分離独立犯罪行為だ」と。。。
jiro.siwaku
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=25197
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/7a30188db6bcfbc3?hl=ja
最終更新:2009年07月29日 22:54