2009チベットの時系列的な動向・・・3月
合計: - 今日: - 昨日: -
2日新たな抗議活動,今日,Ngabaで。当局による祈念儀式禁止の後
3日チベット亡命政府首相,国際仏教会議で基調演説を行なう予定
5日反乱から50年経た今もチベットにのしかかる弾圧
6日焼身自殺を試みたチベット人僧侶,回復と - 新華社
6日「チベット,中国の嘘?」 フランス上院議会で映画上映会
6日チベットが不安定だというのは嘘だ,チベット自治区共産党主席が発言
6日チベット当局者,チベットでの騒乱の可能性は低い,亡命者は抗議活動を計画
7日日本でチベット人,抗議活動を敢行!自由チベット学生連盟日本支部 [2009年3月8日 日曜日]
7日NgabaのGomang僧院の僧侶たちの抗議活動,一人が逮捕される。
7日3月7日ロンドンの様子、※報告者・若松@ロンドン
私の住むロンドンでも、7日(土曜日)約1000人が中国大使館前を出発、ロンドンの目抜きどうりのリージェントストリートや、オッックスフォードサーカスを通りチャイナタウンを右に、最終地点のトラファルガー広場まで行進しました。
8日ダライ・ラマ、チベット動乱50年前に犠牲者追悼
8日チベットの新年に,Kardzeのチベット人が抗議活動
8日ダライ・ラマ法王様は,チベットの文化を守るために,一丸となった取り組みを呼び掛けられた。
8日ダライ・ラマの護衛官が指導者の劇的な脱出を回想する
9日チベット人の記念日を前に苛烈さを増す中国の弾圧,
10日合衆国議員たち,50周年集会でチベット支持を明言
10日チベット民族蜂起50周年記念日におけるダライ・ラマ法王の声明
本日は、チベット民族が中国共産党のチベット弾圧に対する平和的蜂起を行なってから50周年にあたります。昨年3月以来、チベット全土で平和的な抗議行動が湧き起こりました。抗議に参加したチベット人のほとんどは、1959年以降に生まれ育ち、自由であった頃のチベットを知らない若い世代でした。彼らが強固な信念に突き動かされてチベット問題のために力を尽くした事実、さらにはそのような信念が親の世代から子の世代へと引き継がれているという事実はじつに威信の問題であり、チベット問題に鋭い関心を寄せてくださっている国際社会にとりましても、勇気の源となるかもしれません。我々は、昨年の危機において命を落とした同胞、拷問を受け、測り知れない苦難に苦しんだ同胞、さらには、チベット問題が始まって以来、苦しみ、命を落としたすべての同胞に敬意を表し、祈りを捧げます。
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/uprising50th.html
生きとし生けるすべてのものの平和と幸福を祈って
2009年3月10日 ダライ・ラマ
10日中国,チベット騒乱記念日を迎え取締りを強化
10日報道機関,中国によるチベット報道への嫌がらせに頭を悩ます
10日オーストラリア国内で,250人以上のチベット人と6人以上のオーストラリア議員が参加して盛大に50周年の抗議活動が行なわれたようです。
11日中国,チベット非難に対し,激しく反論
(AFP) : 中国は水曜日,チベットでの統治に対する嵐のような世界からの批判に対して激しく反論した。合衆国政府に対しては内政干渉を止めるよう
通達し,ダライ・ラマを駄々をこねて泣き叫ぶ子供だと呼んだ。
11日「チベット族の町で外出禁止令」 亡命政府の首席大臣
【ダラムサラ(インド北部)=小暮哲夫】チベット亡命政府のサムドン・リンポチェ首席大臣は11日、記者会見し、中国四川省カンゼ・チベット族自治州の町で10日、事実上の外出禁止令が敷かれたとの情報を得たことを明らかにした。
リンポチェ大臣によると、この町では車両の通行や店舗の営業、住民の外出が全面的に禁止された。大臣は「いたる所で似たような状況ではないか」と述べ、反政府の抗議行動を防ぐため中国当局による厳戒態勢がチベット人地域全体に及んでいるとの見方を示した。
一方、昨年11月以来、中断している中国政府とダライ・ラマ14世の特使との対話については「再開したいと思っているが、ボールは中国側にある。中国側が道を開くことを期待している」と述べた。
http://www.asahi.com/international/update/0311/TKY200903110207.html
12日チベット族自治州渡航、日本大使館が注意呼び掛け
12日「四川省チベット族居住地で外国人の立入制限はない」(朝日新聞)
12日対話する用意はある チベット亡命政府首相
12日たった一人のチベット人抗議者 3月10日にLithangで逮捕される。
13日【お願い】Tapey氏のために。。。中国が称する「適切な医療行為」とは。。。
14日欧州議会,中国政府に対話再開を求め,チベット決議を採択
15日ネパールの反中抗議活動で,外国人三人が拘束される
15日チベット人女性,女性の50周年記念式典を行なう
16日チベット:抗議活動者 チベット国旗を揚げて,逮捕される。
16日ブリュッセルでの無制限断食,六日目に突入
16日オバマ大統領と米国議会。チベットに関するダライ・ラマとの対話(交渉)を求める統一書簡を中国に送付
16日中国の鉄道会社 チベットへの豪華列車計画を延期
16日全人代のチベット代表団が訪米
チベット出身のチベット族5人からなる全人代・全国人民代表大会代表団がこのほどアメリカを訪問しました。期間中、代表らは自らの経験をもとに、アメリカ各界にチベットの現状を紹介しました。
17日(中国政府から派遣された)チベット人代表団,「嘘」で論争
17日中国,チベットの首都「近代化都市計画」を承認
17日欧州議会議員 ハンガーストライキ抗議者と会い,支持を表明
18日Kardzeで四人が逮捕,Nyarongでも六人が逮捕
ダラムサラ,3月18日 - 中国公安局は,四人のチベット人を逮捕している。この四人は,Karze郡Karzeチベット自治県で先週,抗議活動を行
なおうとしていた。チベット亡命政府がウェブサイト上で情報提供者からの情報を引用する形で発表した。
(jiro注:記事のタイトルはKardzeになっているが,本文ではKarzeになっている。単なるタイプミスなのか?地名については知識がないた
め,判断が付きません)
この四人は,身元が判明している。Namsel Dorjee氏(28歳),Karma Norbu氏(17歳),Rinchen Wangsel氏
(16歳),Sangye Tsering氏(17歳)である。彼らはKarzeにあるThingkha町のSusada Gedhung村に住んでい
た。
この四人の若者は,抗議活動中に「チベットに独立を」と叫んだ。しかし,この抗議活動は即座に治安部隊によって鎮圧(押さえつけ)られた,と情報提供者
は述べている。
情報提供者はまた,当局は親族に対し食事を衣服を提供することを許可していない。この四人はKardze人民病院近くに新しくできた公安(PSB)の拘
置所にいると言う。
・・・・・中略、
18日尼僧,Kardzeで,たった一人の抗議活動,逮捕される。
ダラムサラ,3月18日 - 一人のチベット人尼僧が,チベット人の国家規模の騒乱記念日の50周年の前の四日前(つまり3月6日?)に,逮捕されるる
前,滅多打ちに撲打された(重傷を負う怪我をしたということ?)。チベット人権・民主化センターが,入手した情報を元に言った。
四川省のKardze「チベット自治県」(TAP)のKardze郡,Thing-ka商業地域があるGema Dra-wok尼僧院の尼僧
Lobsang Khandro女史(21歳)が,2009年3月6日の朝,たった一人の抗議活動行進を敢行した。
Takchu橋からKardze政府行政庁舎に向かって尼僧Khandro女史は歩いていった。情報提供者によれば,彼女はチベットに関する政治的な文
言の入ったパンフレットを手に持ち,いくつもの祈祷旗を掲げていたという。彼女はスローガンを叫んでいた。「チベットに自由はない」,「チベット人民
よ,立ち上がれ,立ち上がれ」,「ダライ・ラマ万歳」,「中国当局者は政治犯を全て釈放しろ」。以上はチベット人権・民主化センターの発表である。
中国治安警察は,五人乗りのバンで突進し,彼女を滅多やたらと撲り回した。その後,Kardzeにある政府病院の近くに新しく建てられた拘置所に彼女は
連行された。
彼女を訪ねようと親族は,当局者によって追い返された。当局者は親族に対し,この尼僧は極めて悪い罪を犯しており,死の報いを受けるに相応しいと言った
という。
「もし彼女が,この種の活動に関わっていたのなら,これは,死以外,他に道はない。彼女は重大かつ深刻なな攻撃行為と犯罪行為を行なったのだ。あなたが
求めるようなもの(身の安全,声明の保障,食事や飲み物衣類の提供など)は何も彼女には残されていない。さらに言えば,この件に関して,あなた方全ての
人間が外部の世界(チベットの外)と連絡を取ることを禁止する」と,当局者の言った言葉をそのまま引用する形で,情報提供者はTCHRDに報告した。
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24226
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/5824b14e4514e6cd?hl=ja
18日映画「恐怖を背負って」の製作者の僧侶,再逮捕される
18日香港のチベット発言,中国人からの批判の後,延期されたと主催者
20日103名の僧侶が帰還,6人は拘束されたまま
20日貴重な記録映像,チベット人抗議者に対する中国の残虐行為
21日TYC,ハンガーストライキを中止 欧州議会がチベット支援を確約
ダラムサラ,3月21日 : チベット青年会議は,昨日,欧州議会の所在地でもあるブリュッセルで行なわれている「チベットのための無制限断食」を中止
するよう呼びかけた。この断食抗議者たちは,食物を摂ることなく12日目に入っている。
亡命チベットコミュニティの中で最大規模の親独立派団体の代表Tsewang RInzin氏は,パユル紙(当紙)に次のように述べた。断食中止の呼び
かけの決定は,3月10日から行なわれていた。欧州議会からの弛まぬ支持を訴えた後,彼の組織によって敢行されたと。
欧州議会議長事務所からの手紙は次のように言っている。「欧州議会議長はハンガーストライキの問題を大変心配しています。また,(ハンガーストライキに
身を捧げる)若い人たちが可能な限り早く(命を掛けた)ハンガーストライキを終えてくれることを希望しています。あなたたちの身に何かあったら,健康に
障害が出てしまうのではないかと。。。欧州議会は引き続き,チベットとチベット人民とのつながりを全面的に継続していきます。あなたたちのことは子細漏
らさず注視し続けていきます。ついこの間も,あなたがたが示した決意の体現と同様に。。。」
(命懸けの)断食に対して呼びかけた謙虚な(しとやかで上品な,適度で穏当な)効果が現れた。Denis Ducarme氏は言う。「今私が手にしてい
るこの文書は,私たちが来週の議会への提案書である。私たちは,この私たちの提案が決議として通過することを願っている。チベットの人々の人権を護るた
めのものだ」
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24248
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/1893796e3645b421?hl=ja
21日欧州議会議員,エジンバラで元政治犯投獄者と会う予定
21日Kardzeのチベット人,農作業を拒否。その報いを警告される
21日Ragyaの僧侶が自殺,地元民,抗議活動
22日Ragyaの数千人の抗議活動者,僧院監督者五人が逮捕
22日ダライ・ラマ法王,南アフリカへの渡航を拒否される:活動家
23日暴動が示す絶望的なチベット人の治安部隊への反抗
数百人のチベット民族による週末の暴動は,苛烈な中国治安手段(弾圧)に対する自然発生的な反応であると,活動家たちと専門家は
月曜日,述べた。そして,さらなる不安定な爆発(ほとばしり)が,この先数ヶ月間続きそうだ。
北京は,チベットと周辺の省にあるチベット民族地区を治安部隊で溢れんばかりにしている。いくつかのインターネットや携帯電話サービスが遮断され,3月
にはほとんど全ての外国人が当該地域から締め出された。3月は敏感な記念日と問題となっている新しい祝日の月なのだ。
しかし,(民衆の生活に重くのしかかる)膨大な治安部隊の存在と,分離独立主義を取り締まる「厳打」キャンペーン期間中の苛烈な処罰の脅迫も,宗教への
介入(管理,制限)と経済機会の制限も含めた,中国支配に対する沸騰した一触即発の怒り(恨み,憤り)を封じ込めるには充分でない。
23日Kardzeで三人以上の逮捕者が報告される
23日Ragyaの状況は緊迫,亡命チベット人嘆き悲しむ
最終更新:2009年03月25日 21:33